Webマーケティングとは? — デジタル時代の「集客→販売→ファン化」 | WEBCOACH
このレッスンのゴール
⏱ 約20分

Webマーケティングの定義と従来型マーケティングとの違いを説明でき、主要6チャネルの役割を概説できる

🎬 イメージしてみよう

あなたの友達が小さなアクセサリーショップを始めました。
「作品には自信があるんだけど、全然売れないの…。インスタに載せてるけど見てもらえないし、ネットショップも開いたけどお客さん来ない。どうしたらいいかな?

この「どうしたらいいか」に答えるのが、Webマーケティングです。
このレッスンが終わる頃には、「こうすればいいんじゃない?」とアドバイスの方向性が見えるようになります。

⚡ このレッスンで躓きやすいポイント
  • カタカナ用語が多い ― 全部覚えなくて大丈夫。「こんなものがあるんだな」程度でOKです。用語は次のチャプターでまとめて学びます
  • 6つのチャネルが一気に出てくる ― 今は「種類がこれだけあるんだ」と全体像をつかむことがゴール。1つ1つの詳しい使い方は後のモジュールで学びます

そもそも「マーケティング」って何?

「マーケティング」という言葉を聞くと、難しそうに感じるかもしれません。
でもやっていることはシンプルです。

ポイント

マーケティング = 「売れるしくみ」を作ること
商品やサービスを必要としている人に見つけてもらい、「欲しい!」と思ってもらい、実際に買ってもらう。この一連の流れを設計するのがマーケティングです。

たとえば、あなたが手作りクッキーを売りたいとします。

  • まず「このクッキー美味しそう!」と知ってもらう(認知)
  • 次に「食べてみたいな」と興味を持ってもらう(興味)
  • そして「買おう!」と行動してもらう(購入)
  • 最後に「また買いたい!友達にも教えたい!」とファンになってもらう(リピート・紹介)

この「知ってもらう → 興味を持ってもらう → 買ってもらう → ファンになってもらう」の流れを、うまく設計すること。それがマーケティングです。

💡 こんな場面で使える!

「マーケティングって何する仕事?」と聞かれたとき、「商品やサービスが売れるしくみを作る仕事だよ」と答えられるようになります。面接でも使える表現です。

Webマーケティング = インターネットを使った集客・販売のしくみ

では「Webマーケティング」は何が違うのでしょうか?
答えはシンプルで、インターネットを使って「売れるしくみ」を作ることです。

お店のチラシを配る代わりに、Instagramで商品を紹介する。
新聞広告を出す代わりに、Googleで検索した人に広告を表示する。
口コミを待つ代わりに、ブログ記事を書いてGoogle検索から人を集める。

「やっていること(売れるしくみを作る)」は同じ。ただし使う道具がインターネットに変わった、ということです。

ポイント

Webマーケティング = インターネット上で「知ってもらう → 興味を持ってもらう → 買ってもらう → ファンになってもらう」の流れを作ること

✏️ 確認クイズ

次のうち、Webマーケティングの活動に当てはまるのはどれ?

正解! Instagramでの投稿はインターネットを使った集客活動なので、Webマーケティングの一部です。チラシ・テレビ・展示会はオフライン(リアル)のマーケティングですね。
惜しい!チラシ配り・テレビCM・展示会はどれも「オフライン(リアル)」の活動です。インターネットを使うのがWebマーケティング。この中ではInstagramの投稿がWebマーケティングに当てはまります。

チラシとWebの違い — なぜ今Webなのか

「チラシでいいじゃん」と思うかもしれません。
でもWebには、チラシにはない3つの大きな強みがあります。

比べるポイント チラシ(従来型) Web(デジタル)
届く範囲 近所の数百〜数千人 日本中、世界中の人に届く
効果の確認 「たぶんチラシを見て来た」(推測) 「523人がクリックして、12人が購入した」(正確な数字)
費用 印刷代+配布人件費で数万円〜 1日500円から始められる広告もある
修正・改善 印刷し直しで数日+費用 今すぐ文言を変更できる
ポイント

Webマーケティングの最大の強みは「数字で結果が見えること」
「なんとなく効果がありそう」ではなく「何人に届いて、何人が反応して、何人が買ったか」が正確に分かります。だから改善の方向性が明確になるのです。

🔍 もっと深掘り! — 日本のデジタル広告市場の成長

日本のインターネット広告費は2024年に約3兆6,517億円に到達し、テレビ・新聞・雑誌・ラジオの従来型メディアの広告費合計を超えています。つまり、企業が「お客さんに届ける手段」としてWebを最優先で選ぶ時代になっているということです。Webマーケティングのスキルがあれば、多くの企業が求める人材になれます。

Webマーケティングの6つのチャネル

Webマーケティングには、お客さんに届けるための6つの方法(チャネル)があります。
チャネル(channel)とは「届ける経路」のこと。テレビ番組の「チャンネル」と同じ語源で、情報を届けるルートという意味です。

今は「こんな種類があるんだ」と全体像をつかめればOK。それぞれの詳しい使い方はこのコースの後のモジュールでじっくり学んでいきます。

[インフォグラフィック: Webマーケティング6チャネルマップ]
※ 制作後に画像URLに差し替え

🔍 SEO(検索エンジン最適化)

Googleで検索したとき、自分のサイトを上のほうに表示させる工夫。
身近な例: 「渋谷 カフェ おすすめ」で検索して出てくるブログ記事

📢 Web広告

Google検索やInstagram、YouTubeなどにお金を払って広告を出すこと。
身近な例: YouTubeを見る前に流れる15秒の動画広告

📱 SNSマーケティング

Instagram・X・TikTok・YouTubeなどを使って、投稿や動画でお客さんとつながること。
身近な例: カフェの「本日のスイーツ」Instagram投稿

✉️ メールマーケティング

メールやLINEを使って、すでにつながっているお客さんに情報を届けること。
身近な例: ECサイトから届く「カートに入れた商品、まだありますよ」メール

🎯 LP / CRO

LP(ランディングページ)は1つの商品を紹介する専用ページ。CRO(コンバージョン率最適化)はそのページの成約率を上げること。
身近な例: 「今だけ初回50%オフ!」と書いてある1ページ完結の申し込みページ

📝 コンテンツマーケティング

ブログ記事・動画・ホワイトペーパーなど、役に立つ情報を発信して信頼を積み上げること。
身近な例: 「初心者向け投資の始め方」というブログ記事を書いている証券会社

注意

6つのチャネルは独立しているわけではなく、組み合わせて使うのが基本です。たとえば「ブログ記事(コンテンツ)でGoogle検索から人を集めて(SEO)、メールアドレスを登録してもらい(LP)、メールで商品を案内する(メール)」という流れ。このコースでは各チャネルを1つずつ学んだ後、最後に組み合わせ方を学びます。

✏️ 確認クイズ

友達がハンドメイドアクセサリーのネットショップを始めました。「Googleで"ハンドメイド ピアス"と検索したとき、自分のお店が表示されるようにしたい」と言っています。これは6チャネルのうちどれに当てはまる?

正解! 検索結果に自分のサイトを表示させたいなら、SEO(検索エンジン最適化)の出番です。お金を払って広告を出す「Web広告」とは違い、SEOは検索結果に自然に表示されることを目指します。詳しくはモジュール2で学びます!
惜しい!Google検索で自分のサイトを上位に表示させたい場合はSEO(検索エンジン最適化)が担当です。Web広告も検索結果に出ますが、それは「お金を払って表示する」方法。今回の「検索で表示されるようにしたい」はSEOのお仕事です。

「集客→販売→ファン化」の流れ

ここまでの話を整理しましょう。
Webマーケティングの全体像は、大きく3つのステップに分けられます。

STEP 1
集客する
知ってもらう・来てもらう
»
STEP 2
販売する
申し込み・購入してもらう
»
STEP 3
ファン化する
リピート・紹介してもらう

さっき学んだ6つのチャネルは、この3ステップのどこかに当てはまります。

ステップ やること 主に使うチャネル
集客する まだ知らない人に見つけてもらう SEO、Web広告、SNS、コンテンツ
販売する 興味を持った人に行動してもらう LP/CRO、Web広告
ファン化する 一度買った人にまた来てもらう メール、SNS、コンテンツ
ポイント

多くの初心者が「集客」ばかりに目がいきますが、実は「販売」と「ファン化」のほうが大事です。100人集めても1人も買わなければ売上はゼロ。10人しか来なくても5人が買ってくれるしくみのほうが儲かります。このコースでは集客だけでなく、販売(LP/CRO)とファン化(メール/CRM)もしっかり学びます。

💡 こんな場面で使える!

友達のアクセサリーショップの相談に、こう答えられます:「まず集客(InstagramとSEO)で知ってもらって、次に販売(ネットショップの商品ページを改善)して買ってもらいやすくして、最後にファン化(購入者にLINEでお得情報を送る)でリピートしてもらう、この3段階で考えよう!」

✏️ 確認クイズ

あるオンラインヨガスクールが「過去に体験レッスンを受けた人にメールで割引クーポンを送る」施策を行いました。これは「集客→販売→ファン化」のどのステップ?

正解! すでに体験レッスンを受けた人(=一度接点があるお客さん)にメールでアプローチしているので、「ファン化」のステップですね。新しい人を集めるのが「集客」、初めての人に購入してもらうのが「販売」、一度来た人にまた来てもらうのが「ファン化」です。
「過去に体験レッスンを受けた人」がポイントです。この人たちはすでに一度接点がある、つまり「集客済み」のお客さん。その人たちに再度アプローチするのはファン化のステップです。新しい人を見つけるのが「集客」、初めての人に買ってもらうのが「販売」です。
まとめ
  • マーケティング — 「売れるしくみ」を作ること。Webマーケティングはその道具にインターネットを使う
  • Webの強み — 広い範囲に届く、数字で結果が見える、少額から始められる、すぐ修正できる
  • 6つのチャネル — SEO・Web広告・SNS・メール・LP/CRO・コンテンツ。組み合わせて使う
  • 3ステップ — 集客→販売→ファン化。集客だけでなく「販売」と「ファン化」も重要
理解度チェック(クリックして開く)
「マーケティングとは何か?」を自分の言葉で説明できる
「商品やサービスが売れるしくみを作ること」が核です。難しい言葉を使わなくてもOK。友達に「マーケティングって何?」と聞かれたら答えられますか?
Webマーケティングが従来型マーケティングと何が違うか言える
「インターネットを使う」が答えですが、もう一歩踏み込んで「数字で効果が見える」「少額から始められる」「すぐ修正できる」など具体的な強みも言えると良いです。
6つのチャネルの名前と「ざっくり何をするか」が言える
SEO(検索で上に出す)、Web広告(お金を払って広告を出す)、SNS(投稿でつながる)、メール(既存顧客に連絡)、LP/CRO(申込ページの改善)、コンテンツ(役立つ情報の発信)。全部完璧に説明できなくても、6つの名前と「だいたいこんなこと」が言えればOKです。
「集客→販売→ファン化」の3ステップを説明できる
知ってもらう(集客)→ 買ってもらう(販売)→ また来てもらう(ファン化)。この流れが説明できて、「集客だけじゃダメ」という考え方が持てていればバッチリです。