TRIAL
【検証用】UXとUIの違いを理解する
LESSON T-1 体裁・ClipKit展開検証用の仮教材 ⏱ 所要時間:約10分
GOAL
このレッスンのゴール
  • UXとUIの違いを、自分の言葉で説明できる
  • 身近なアプリを例に、UXの問題とUIの問題を切り分けられる
  • UXとUIがどうつながって1つの体験を作るのかをイメージできる

UXとUIは何が違うのか

UXはユーザー体験(User Experience)、UIはユーザーインターフェース(User Interface)の略です。この2つは並べて語られることが多いものの、指している範囲は異なります。

UXは「使う人がサービスを通じて得る体験の全体」を指します。アプリを開く前の期待から、使っている間の感情、使い終わったあとの満足感まで、すべてがUXの範囲です。

一方、UIは「使う人とサービスの接点」です。画面のレイアウト、ボタン、文字、色といった、目に見えて触れる部分を指します。UIはUXを構成する重要な要素のひとつ、という関係です。

✓ Point !
UIはUXの一部

UXが「体験の全体」、UIが「接点となる画面まわり」。きれいなUIを作ることは、良いUXを作るための手段のひとつです。この包含関係を押さえると、2つの言葉に迷わなくなります。

UXデザインが扱う範囲

UXデザインの仕事は、画面を描く前から始まります。「そもそも誰の、どんな困りごとを解決するのか」を明らかにするところが出発点です。

たとえば飲食店の予約アプリなら、「予約したいのに電話する時間がない人」の行動や気持ちを調べ、どんな流れなら迷わず予約を完了できるかを設計します。調べる・定義する・流れを設計する・検証するという一連の活動がUXデザインの範囲です。

Q
ここで一問!
次のうち、UXデザインの活動として最も適切なものはどれでしょう?
正解です!
利用者を調べて課題を明らかにするのはUXデザインの中心的な活動です。A・C・Dはいずれも画面という接点を磨くUIデザイン寄りの活動です。
惜しい!
それは画面という接点を磨くUIデザイン寄りの活動です。UXデザインは画面を描く前の「調べる・課題を定義する」から始まります。正解はBです。

UIデザインが扱う範囲

UIデザインは、UXデザインで設計した流れを「実際に触れる画面」に落とし込む仕事です。情報をどう並べるか、ボタンをどこに置くか、どんな色と文字で伝えるかを決めていきます。

良いUIの条件はシンプルで、迷わせないことです。どれだけ美しくても、次に押すべきボタンが見つからなければ、その画面は役割を果たせていません。見た目の美しさと使いやすさの両立がUIデザイナーの腕の見せどころです。

UXとUIをつなげて考える

実務では、UXとUIは別々の仕事ではなく、つながった1つの流れです。利用者を調べて課題を定義し(UX)、それを画面の形にして(UI)、実際に使ってもらって検証し(UX)、画面を直す(UI)。この行き来を繰り返してサービスは良くなっていきます。

本講座で目指すのは、この流れ全体をひとりで回せるデザイナーです。次のレッスンからは、その最初のステップである「利用者を知る」方法を学んでいきます。

Q
もう一問!
「アプリの見た目はきれいなのに、予約完了までの手順が多すぎて途中で挫折する」。この問題の切り分けとして最も適切なのはどれでしょう?
正解です!
見た目(UI)は良くても、予約完了までの流れ(UX)に問題がある状態です。画面を磨くのではなく、手順そのものを減らす・並べ替えるという体験設計の見直しが必要です。
惜しい!
見た目はすでにきれい、つまりUIは合格点です。挫折の原因は「手順が多い」という体験の流れ=UX側にあります。正解はCです。
SUMMARY
  1. UXは体験の全体、UIは接点となる画面まわり。UIはUXの一部
  2. UXデザインは画面を描く前の「調べる・課題を定義する」から始まる
  3. 良いUIの条件は迷わせないこと。美しさと使いやすさの両立が鍵
  4. 実務ではUXとUIを行き来しながらサービスを良くしていく
CHECK
理解度チェック
UXとUIの違いを、包含関係を使って説明できる
UXは利用者がサービスを通じて得る体験の全体。UIは利用者とサービスの接点となる画面まわり。UIはUXを構成する要素のひとつで、UIを磨くことは良いUXを作るための手段です。
「見た目はきれいなのに使いにくい」原因を、UXとUIに切り分けて説明できる
見た目がきれい=UIは機能している状態。それでも使いにくいなら、手順の多さや流れの分かりにくさなど、体験の設計=UX側に原因がある可能性が高いと切り分けられます。
UXとUIが実務でどうつながるかを流れで説明できる
調べて課題を定義し(UX)→画面の形にし(UI)→使ってもらって検証し(UX)→画面を直す(UI)。この行き来を繰り返す1つの流れとしてつながっています。