2B-2 ショート動画で心掴む!バイラルリール企画&構成シナリオ術
3章 最後まで見させるストーリー構成のテクニック
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目次

3章 最後まで見させるストーリー構成のテクニック

この章の目安学習時間:4時間

この章で到達できるゴール:

  • 視聴維持率を高めるための、動画全体のストーリー構成(台本)を作成できるようになる
  • 情報を分かりやすく、かつ飽きさせずに伝えるための構成テクニックを習得する

【3-1】短尺動画の基本構成「起承転結」

目安の学習時間:60分

リール版「起承転結」

冒頭3秒で視聴者の心を掴んだら、次は最後まで離脱させずに見てもらうためのストーリー構成が必要です。
たとえ30秒程度の短いリール動画にも、物語の基本である「起承転結」を応用することができます。
  • 起(1〜3秒)問題提起・興味付け。2章で学んだフックの部分です。「何が始まるんだろう?」と期待感を持たせます。
  • 承(4〜15秒)展開・具体例。本題に入り、具体的な情報や手順、シーンを見せていきます。
  • 転(16〜25秒)クライマックス・一番の見せ場。最も伝えたいこと、意外な結末、最も美しい映像などをここに配置し、視聴者の感情を揺さぶります。
  • 結(26〜30秒)まとめ・行動喚起(CTA)。内容を簡潔にまとめ、いいねやコメント、フォローといった次のアクションを促します。

情報をテンポよく見せるコツ

視聴維持率を高めるには、ストーリー構成だけでなく、テンポの良さも非常に重要です。
  • 1カットは2〜3秒以内:同じ映像が長く続くと視聴者は飽きてしまいます。短いカットを次々と繋いでいくことを意識しましょう。
  • 不要な「間」は徹底的にカットする:話始める前の少しの間や、言い淀んだ部分など、無音の時間は徹底的にカット(ジャンプカット)することで、リズミカルなテンポが生まれます。

【3-2】視聴者の感情を動かす「PASONAの法則」

目安の学習時間:60分

PASONAの法則とは

PASONA(パソナ)の法則とは、マーケティングの世界で使われる、人の購買意欲や行動を喚起するための文章構成の型です。
これは、お役立ち系リールの構成にも絶大な効果を発揮します。
PASONAの法則
  • P (Problem):問題提起(〇〇で悩んでいませんか?)
  • A (Affinity):親近感・共感(分かります、辛いですよね…)
  • So (Solution):解決策の提示(でも大丈夫!〇〇を使えば解決します!)
  • N (Narrow down):絞り込み・限定(今なら限定〇名様… / 〇〇なあなたにだけ教えます)
  • A (Action):行動喚起(詳しくはプロフィールリンクから!)
この法則は、視聴者の悩みに寄り添い、解決策を提示し、行動へと導くという、非常に強力な心理的プロセスに基づいています。

PASONAの法則を使った構成例

例えば、「肩こりに悩むリモートワーカー」をターゲットにしたストレッチ紹介リールなら…

  • P (Problem):冒頭で「そのガチガチの肩、諦めてない?」と問題を投げかける。
  • A (Affinity):「1日中PC作業じゃ、そうなるよね…」と共感を示す。
  • So (Solution):「でも、この1分ストレッチで劇的に変わる!」と解決策を提示する。
  • N (Narrow down):「特に猫背気味のあなたに試してほしい」とターゲットを絞り込む。
  • A (Action):「詳しいやり方はキャプションへ!」「保存して毎日やってみて!」と行動を促す。

【3-3】3章 -章末課題- リール1本分の構成シナリオを完成させよう

問題

2章の章末課題で「冒頭3秒」のシナリオを作成した企画の中から1つを選び、この章で学んだ「リール版 起承転結」の型を使って、動画全体の構成シナリオ(台本)を完成させてください。

解答手順

  1. テーマとする企画を決めます。(例:「渋谷の絶品パスタ7選」)
  2. 「起承転結」のフレームワークに沿って、各パートのシナリオ(映像・テロップ・音声)を具体的に作成します。
  3. 完成した構成シナリオを提出します。

解答例

  • テーマ: 【逆張り・あるある型】まさかやってないよね?Excelの非効率な操作ワースト3
  • 起(1〜3秒):興味付け
    • 映像: Excelシート上で、マウスを何度もカチカチとクリックしてセルを移動させている手元のアップ映像を、コミカルにせわしなく映す。
    • テロップ: 「まさか…やってないよね?」
    • 音声: BGMはなく、マウスの「カチカチカチ!」というリアルな効果音(SE)が響き、テロップの表示と同時に「ピコン!」という警告音のSEが鳴る。
  • 承(4〜18秒):展開・具体例
    • 映像: 「ワースト3」「ワースト2」「ワースト1」の各テーマで、多くの人がやりがちな非効率な操作(例:セルの結合、手作業でのコピペ、関数の手入力)の画面録画を、音楽のビートに合わせてテンポよく3つ見せる。(各カット3〜4秒程度)
    • テロップ: 各映像に「【ワースト3】無駄なセルの結合」「【ワースト2】コピペの嵐」「【ワースト1】関数の手入力」といったテキストを大きく表示する。
    • 音声: 少し焦燥感を煽るようなアップテンポなBGMが流れ始める。各テロップの表示に合わせて「ブブー!」という不正解の効果音(SE)が入る。
  • 転(19〜25秒):クライマックス・解決策
    • 映像: ワースト1として紹介した「関数の手入力」を、ショートカットキー一発で解決する様子をスローモーションで見せる。「Before(遅い操作)」と「After(一瞬で終わる操作)」の対比を明確に映す。
    • テロップ: 「\それ、こうすれば1秒!/」というテキストが画面中央に大きく表示される。
    • 音声: BGMが一旦止まり、「キラリーン!」という解決策を象徴する効果音(SE)が鳴り響いた後、よりポジティブで明るいBGMに切り替わる。
  • 結(26〜30秒):まとめ・行動喚起
    • 映像: 企画タイトル「Excelの非効率な操作ワースト3」と書かれたシンプルなまとめ画像(エンドカード)を表示。
    • テロップ: 「詳しい解決策はキャプションをチェック!」「あなたのExcelあるある、コメントで教えて!」という2つの行動喚起テキストを表示。
    • 音声: BGMがゆっくりとフェードアウトしていく。最後に「ポロン」という通知音のようなSEが入る。
これで「3章 最後まで見させるストーリー構成のテクニック」の解説を終わります。

次の章に進みましょう。
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