2B-3 リール運用スタートアップと発見タブ攻略の糸口
1章 発見タブ掲載のアルゴリズムをハックする
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1章 発見タブ掲載のアルゴリズムをハックする

この章の目安学習時間:60分

この章で到達できるゴール:

  • Instagramが「良いリール」と判断する基準を、アルゴリズムの観点から理解できる
  • 発見タブ掲載の可能性を高めるために、投稿で何を意識すべきかが明確になる

【1-1】Instagramがリールを評価する基準とは?

目安の学習時間:30分

AIは動画の「面白さ」をどう判断するか

Instagramのアルゴリズム(AI)は、投稿されたリールが「面白いかどうか」「多くの人に見せる価値があるか」を様々なデータに基づいて判断しています。
その評価基準を理解することが、発見タブ攻略の第一歩です。
AIが見ている主な指標
  • ユーザーの滞在時間と視聴維持率:ユーザーがどれだけ長く動画を見たか、最後まで見てくれたか。最も重要な指標の一つです。
  • エンゲージメント:いいね、コメント、保存、シェアといった、ユーザーからの積極的な反応の数。
  • 次の行動:リールを見たユーザーが、投稿者のプロフィール画面に移動したり、フォローしたりといった行動を取ったか。
これらの指標が高いリールは、「ユーザーにとって価値のある良いコンテンツ」と判断され、発見タブなどを通じて多くの人におすすめ表示されるようになります。

減点対象となるリールの特徴

一方で、Instagramが「質の低いリール」と判断し、表示を制限する可能性のある特徴も公表されています。
意図せず評価を下げないよう、以下の点に注意しましょう。
注意すべきリールの特徴
  • 他のSNSのロゴ(ウォーターマーク)が入っている:TikTokなど他のアプリで作成し、ロゴが入ったままの動画は評価が下がります。
  • 低解像度で画質が悪い:ぼやけている、暗すぎるなど、単純に見づらい動画。
  • テキストが多すぎる:画面の大部分がテキストで覆われている動画。伝えたい情報はテロップで簡潔に、詳細はキャプションで補いましょう。

【1-2】発見タブ掲載を左右する4つの重要要素

目安の学習時間:30分

アルゴリズムの評価基準を踏まえ、発見タブ掲載の可能性を高めるために特に重要な4つの要素を掘り下げていきましょう。

要素1:視聴完了率と視聴維持率

視聴完了率(動画を最後まで見た人の割合)と視聴維持率(動画のどの時点まで見たかを示す割合)は、アルゴリズムが最も重視する指標です。
  • 最後まで見てもらうための工夫:「2B-2」で学んだ、冒頭3秒のフックやテンポの良い構成がここで活きてきます。
  • 繰り返し再生されるリールの共通点:情報量が多くて一度では理解できないまとめ(リスト)型の動画や、見ていて心地よい音ハメ動画などは、ユーザーが何度も再生する傾向があり、評価が高くなります。

要素2:エンゲージメント(特に保存とシェア)

いいねやコメントも重要ですが、発見タブ掲載においては特に「保存」と「シェア」が大きな影響を持つと言われています。
  • 「保存」したくなるリールとは?:後から見返したいと思う有益性 (役立つ情報)や再現性(自分でも真似できそう)のあるコンテンツです。(例:レシピ、旅行プラン、裏技など)
  • 「シェア」したくなるリールとは?:思わず誰かに教えたくなる共感 (あるあるネタ)や面白さ(笑える動画)、感動 (ストーリー)のあるコンテンツです。

    要素3:トレンド性(音源・エフェクト)

    Instagramは、プラットフォーム全体を盛り上げるために、現在流行しているトレンド(流行りの音楽やエフェクトなど)を使っている投稿を優遇する傾向があります。
    トレンドに乗ることで、アルゴリズムの追い風を受け、投稿が伸びやすくなります。

    要素4:アカウントとの関連性

    普段の発信内容とリールのテーマに一貫性があることも重要です。
    例えば、普段グルメについて発信しているアカウントが、いきなり全く関係のないダンス動画を投稿しても、既存フォロワーの反応は得にくいでしょう。

    まずは既存フォロワーにしっかりと評価されることが、その後の外部への拡散(リールのレコメンドや発見タブ掲載)に繋がる第一歩となります。

    【1-3】1章 -章末課題- リール分析力を鍛える実践ワーク

    この章の締めくくりとして、分析力を実践的に鍛えるための課題に挑戦しましょう。
    課題は2つのレベルに分かれています。
    まずは【Level 1】で他者の成功事例から「伸びるリールの型」を学び、次に【Level 2】で自分自身の投稿を客観的に分析し、改善点を見つける応用力を養います。

    【Level 1】競合のバズリール分析レポート

    問題

    競合、または参考にしているアカウントの投稿の中から、「バズっている(いいねや再生数が特に多い)」リール動画を1つ選び、なぜそのリールが伸びたのかを、この章で学んだ「4つの重要要素」の観点から分析してください。

    解答手順

    1. 自身が制作したいアカウントと同じジャンルで、特に再生数が伸びているリール動画を1つ見つけます。
    2. その動画のURLや概要を記録します。
    3. 「視聴維持率」「エンゲージメント」「トレンド性」「関連性」の4つの観点から、なぜその動画が多くの人に見られ、評価されたのかを分析し、理由を具体的に記述します。
    4. 作成した分析レポートを提出します。

    解答例

    • 分析対象リール:〇〇(アカウント名)が投稿した「一人暮らし向け、1週間の節約献立」のリール動画
    • 分析結果
      • 視聴維持率:冒頭で「1週間5000円」という具体的な数字を提示して興味を引きつけ、次々とレシピが展開されるため最後まで飽きさせない構成になっている。情報量が多く、繰り返し再生するユーザーも多いと推測される。
      • エンゲージメント:後から見返したい「節約レシピ」というテーマであり、「保存」数が非常に多いと考えられる。「参考になりました!」というコメントも多数ついている。
      • トレンド性:当時流行していた〇〇という楽曲をBGMに使用しており、音源からの流入も期待できる。
      • 関連性:普段から「一人暮らし」「節約」をテーマに発信しているアカウントであり、既存フォロワーからの高いエンゲージメントが初速を押し上げ、リールのレコメンドや発見タブ掲載に繋がったと考えられる。

    【Level 2】自己リールの成功・失敗要因分析(すでに自身のリール動画を投稿したことのある方向け)

    問題

    これまでに作成したご自身のリール動画(ポートフォリオ課題で作成したものなど)の中で、最も反応が良かったものと、最も反応が悪かったものを1つずつ選んでください。
    その2つの動画の「差」がなぜ生まれたのかを、「4つの重要要素」の観点から分析してください。

    解答手順

    1. ご自身で作成・投稿したリール動画の一覧を振り返ります。
    2. 再生数やいいね数などを参考に、最も反応が良かった動画と、悪かった動画を1つずつ選びます。
    3. それぞれの動画について、「視聴維持率」「エンゲージメント」「トレンド性」「関連性」の4つの観点から、なぜその結果になったのか(成功要因・失敗要因)を具体的に記述します。
    4. 作成した分析レポートを提出します。

    解答例

    • 分析対象リール(成功例):課題で作成した「自己紹介リール」
      • 成功要因の分析
        • 関連性:自分のアカウントのテーマそのものであり、既存フォロワーの興味と合致していた。
        • エンゲージメント:「頑張ってください!」といった応援コメントがつきやすかった。
        • 視聴維持率:テンポの良い自己紹介で最後まで見てもらえ、プロフィールへの遷移率も高かった。
    • 分析対象リール(失敗例):練習で作成した「お気に入りのマグカップ紹介リール」
      • 失敗要因の分析
        • 視聴維持率:冒頭のフックが弱く、ただ商品が映っているだけで、すぐに離脱された可能性が高い。
        • トレンド性:流行の音源ではなく、ただのおしゃれなBGMを選んでしまったため、音源からの流入がなかった。
        • エンゲージメント:視聴者にとって「保存」するほどの有益性がなく、「いいね」で終わってしまった。

    これで「1章 発見タブ掲載のアルゴリズムをハックする」の解説を終わります。

    次の章に進みましょう。

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