- ✓撮影から出力までの4ステップの流れを説明できる
- ✓一眼レフ・ミラーレス・コンデジの特徴の違いを比較できる
撮影から出力までの4ステップ
実機カメラで撮影した写真が完成するまでには、4つのステップがあります。全体の流れをつかんでおくことで、各レッスンで学ぶ内容がどこにつながるかが見えやすくなります。
カメラを構えてシャッターを切る段階です。絞り・シャッタースピード・ISO感度の3つの設定が仕上がりを決めます。Chapter 2で3つの要素を詳しく学びますが、今は「3つを組み合わせて明るさを調整する」という認識で十分です。
シャッターを切ると同時に、撮影データがSDカードに記録されます。RAW形式で保存するか、JPEG形式で保存するかによって、次の編集ステップでできることの幅が変わります。RAWとJPEGの違いはChapter 4で詳しく扱います。
撮影したRAWデータをLightroomなどのソフトで開き、色・明るさ・コントラストを調整します。この工程を「現像」と呼びます。Chapter 4では実際の操作手順を学びます。スマホ撮影の場合、通常の写真(JPEG)は撮影と同時に自動処理されてしまうため大幅な調整は向きませんが、最近のスマホに搭載されている「RAWモード(ProRAWなど)」で撮影すれば、一眼カメラと同じように本格的な現像・調整が可能です。
編集済みのデータを、使用目的に合わせたサイズ・形式で書き出します。SNS投稿やWeb広告ならJPEG(またはWebP)、商業印刷やデザインデータへの配置なら高解像度のTIFFやPDFなど、媒体によって適切な設定が異なります。
撮影をオートモードで行っても、保存→編集→出力のステップは変わりません。マニュアルを学ぶことは「撮影ステップの品質をコントロールする」ことです。残りの3ステップはどちらでも共通です。
カメラの3種類と特徴
実機カメラには「一眼レフ」と「ミラーレス」の2つが主流です。どちらもレンズ交換ができ、基本の操作方法は同じです。違いを理解しておくと機種選びの際に迷いが減ります。
| カメラ種類 | 特徴 |
|---|---|
| 一眼レフカメラ | ミラー(鏡)を使って光学ファインダーで被写体を確認する仕組みです。バッテリーが長持ちしやすく、機種によっては1,000枚以上の撮影が可能です。ミラーを内蔵している分だけ本体がやや重くなりますが、描写の安定感と信頼性の高さから業務用途でも長く使われてきました。 |
| ミラーレスカメラ | ミラーを持たず、センサーで受けた映像を電子ファインダーや液晶画面に映す仕組みです。ミラーがない分だけ本体を軽くコンパクトに設計でき、動画撮影との相性も良い点が特徴です。近年の主流はミラーレスで、主要メーカーはいずれもミラーレスの新機種を中心に展開しています。 |
| コンパクトカメラ | レンズが固定された小型・軽量のカメラです。操作がシンプルで持ち運びやすく、気軽に撮影を楽しめます。レンズ交換はできないため表現の幅はやや限られますが、旅行や日常スナップなど手軽な撮影には十分な性能を持つ機種も多くあります。 |
絞り・シャッタースピード・ISO感度の3大要素や構図の考え方は、一眼レフでもミラーレスでもまったく同じです。お手元のカメラがどちらであっても、このコースの内容をそのまま活かせます。コンパクトカメラや一部のスマホの高性能モデルにも応用できる考え方です。
- 撮影の4ステップ ― 撮影 → 保存(SDカード)→ 編集(現像)→ 出力の流れ
- 一眼レフ ― 光学ファインダー・バッテリー長持ち・やや重め
- ミラーレス ― 電子ファインダー・軽量・動画に強く現在の主流
- 基本操作は共通 ― 3大要素(絞り・SS・ISO)の考え方はどちらでも同じ