- ✓案件ごとのフォルダ構造を自分で作れる
- ✓_v1ルールに従ったファイル命名ができる
- ✓PNG・PDFの使い分けを説明できる
ファイル管理が重要な理由
デザイナーとして案件が増えると、ファイルの迷子と過去バージョンの混乱が最大の時間泥棒になります。「最新版はどれだっけ」「あのときのデータが見つからない」という状況は、ファイル管理のルールを最初に作っておくだけで完全に防げます。
AIを使った制作では生成物が大量に出てくるため、整理されていないとすぐにカオスになります。最初にルールを決めておくことが、後工程の速度を大きく左右します。
ファイル管理はスキルではなく習慣です。今日から全ファイルに同じルールを適用することで、1ヶ月後には「探す時間ゼロ」の状態が手に入ります。
フォルダ構造を作ろう
案件フォルダの中を次の構造で統一します。フォルダ名は半角英数字のみを使い、スペースは入れません。
下の動画で、フォルダ構造の作成手順を確認しましょう。お使いのパソコンに合わせて、Mac版・Windows版のどちらかをご覧ください。
案件名_クライアント名/ ├── 00_brief/ ← 依頼書・仕様書・ヒアリングメモ ├── 01_research/ ← 参考画像・競合調査 ├── 02_draft/ ← 作業中ファイル(AI・PSD等) ├── 03_output/ ← 納品物(PNG・PDF) └── 04_archive/ ← 完了後の古いバージョン
- デスクトップまたはドキュメントに 「AIデザイン_練習」 フォルダを作成
- その中に 00_brief / 01_research / 02_draft / 03_output / 04_archive の5フォルダを作成
- このコースの演習ファイルは今後すべてこの構造に保存する
頭に番号をつけることで、フォルダの並び順が常に同じになります。デスクトップに直接ファイルを置くのは禁止です。作業ファイルは必ず 02_draft に、納品物は 03_output に入れる運用に統一してください。
ファイル名のルール — _v1の法則
ファイル名にはバージョン番号を必ず含めます。「最新版」「final」のような命名は、修正のたびに過去バージョンとの区別がつかなくなるので避けてください。
命名ルールは 用途_対象_v番号.拡張子 の形式に統一してください(例:banner_event_v1.ai)。日本語・スペース・特殊文字は使用禁止です。ツールによっては文字化けやファイル読み込み失敗の原因になります。
クライアントから「2回前の修正に戻してほしい」と言われる場面はよくあります。v番号で保存しておけば即対応できますが、「final」で上書き保存していると過去には戻れません。修正のたびに番号を上げて別名保存をルールにしてください。
保存形式の使い分け
デザインファイルの書き出しには主にPNG・JPEG・PDFの3種類を使います。用途で使い分けることで、クライアントへの納品品質が上がります。
| 形式 | 主な用途 | 特徴と注意点 |
|---|---|---|
| PNG | Web・SNS・アイキャッチ・バナー | 背景透過に対応。ピクセル単位の表示に最適。印刷には不向きな場合がある。 |
| JPEG | 写真素材・ファイルサイズを抑えたいWeb画像 | 軽量で写真表現に強い。背景透過には非対応。圧縮で画質が劣化するため、ロゴや細い線には不向き。 |
| 印刷・提案資料・フライヤー・パンフレット | フォント埋め込み可能で印刷所入稿に対応。印刷入稿時はトンボ付きで書き出す。 |
書き出し形式はクライアントの要求に従います。指定がない場合は用途を確認したうえで、PNG・JPEG・PDFから適した形式を選びます。印刷入稿が絡む場合は、入稿仕様(トンボ・塗り足し・カラーモード)を必ず確認してから書き出してください。
- フォルダは00_brief / 01_research / 02_draft / 03_output / 04_archiveの5構成で統一。デスクトップ直置きは禁止
- ファイル名は「用途_対象_v番号.拡張子」形式。日本語・スペース・finalは避ける
- 修正のたびにv番号を上げて別名保存する。上書き保存は過去に戻れなくなる原因
- PNGはWeb・SNS用、PDFは印刷・共有用。書き出し形式はクライアントの要求に従う