攻略論
WEB制作会社営業 -攻略論-
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目次

1. WEB制作会社営業とは

WEB制作会社とは、文字通りWEBサイト制作の案件を会社として受けている企業のことを指します。

WEB制作会社営業とは、WEB制作会社に直接営業をかけてパートナー契約を結び、下請け案件をもらう案件獲得手法のことです。

良いWEB制作会社には日々案件が集まってきているので、一度パートナーとして繋がることができると継続案件になりやすい特徴があります。
優良な制作会社と繋がると安定的に案件をいただけて収益が安定するのでおすすめです。
メリット
  • WEB制作会社には日々様々な案件が集まっており、一度関係性を構築すると継続案件に発展しやすい。
  • 経験の長いプロと一緒に働くことで自己成長に繋がる
デメリット
  • 求められるスキルレベルは高い

    • 逆に貴重な経験の場になるのでメリットとも言えます。
  • クライアントと直接繋がれないため、直案件よりは低単価になる

リストアップ・アプローチ・面談を含めてかなり大変ではありますので、クラウドワークス・ランサーズ・ココナラ・知人経由などで一定の経験を積み、自信をつけてからスタートするのがおすすめです!

a. WEB制作会社と提携するまでの流れ

  • 企業のリストアップ
  • 企業へのメール送信 or テレアポ
  • 企業との面談
  • 提携

という流れになります。

基本的にメールのやり取りだけで仕事がとれることはなく、面談を経て契約という流れになります。

こちらの流れに沿ってポイントを解説していきます!

b. 営業を成功させる方程式

提携数 = アプローチ数 × 返信率 × 提携率

提携数は上記のようにシンプルに3つに分けて考えることができます。

  • どれだけアプローチ数を増やせるか
  • どれだけ返信率を上げられるか
  • 返信がきたうちどれだけ提携に至れるか

この3つが重要なポイントです!

2. WEB制作会社のリストアップ方法

まずアプローチ数を増やすためにはWEB制作会社のリストアップをしなければなりません。

そのための方法を網羅的に解説していきます。

a. Google検索

 (2469)

「WEB制作 地域名」

「WEB制作 パートナー募集」

「WEB制作 求人」

「WEBデザイン 地域名」

「WEBデザイン パートナー募集」

「WEBデザイン 求人」

など、適切なキーワードでGoogle検索を行うと、WEB制作会社でWEBコーダーやWEBデザイナーを募集している会社が複数ヒットします。

左図のような形ですね。

この方法だけでも、相当数のパートナーを募集しているWEB制作・WEBデザイン会社をリストアップすることができます。

b. 求人サイト

以下のような求人サイトに載っている = 人手が足りないということを意味します。

求人サイトを通じてWEB制作、WEBデザインができる人を求めている企業をリストアップしてアプローチするのも良い手法だと思います。
おすすめサイト一覧
上記のような手法を通じてまずはアプローチしたい企業をリストアップしておきましょう。

リストアップした企業はエクセルやスプレッドシートで管理するのがおすすめです。

3. WEB制作会社へのアプローチ方法

結論、リストアップした会社に対して電話かメールのどちらかで地道にアタックをしていくしかありません。

a. メール文の作り方

提案メールに書いておくべき内容
  • 経歴
  • 実績

    • ポートフォリオサイトのURLを記載しましょう。

    • ポートフォリオサイトに載っている制作事例数が少ない、サイトのクオリティが低いという方は、おそらく送信しても返信率が著しく低く、効率が悪くなります。 そのため、自分の目で見てそう感じた場合はポートフォリオサイトの作り込みからやり直すことをお勧めします!

  • 保有スキル
  • 対応可能業務
  • 提携メリット
  • 稼働可能時間・対応可能時間帯
相手が検討する際に必要そうな情報は一定網羅しておくのがよいです。

不完全な情報を送ってしまうと、何度もやり取りが発生して相手目線では面倒ですよね。
制作会社の方の立場になって考える

人によりますが、以下のような観点で返信するかどうかを決めています。相手視点に立って営業をかけることが重要です。

  • どのような経歴なのか?
  • 実績があるか?
  • 週に何時間くらい稼働しているのか?
  • どういう形態なのか?

    • 雇用?業務委託?
  • どのような業務に対応できるのか?
  • どのようなスキルがあるのか?

メール文に正解はありませんし、送る企業によってカスタマイズする必要性もあります。

常にPDCAを回して改善をしていきましょう!

普段自分がもらうメールでよかったものを参考にしてみましょう! 「送られてきた販促メールからつい買ってしまった」という経験は皆さんあると思います。 そういった、実際に自分がアクションを起こしてしまったメールなどからヒントを得て、日々改善していく姿勢が重要です。

b. リストアップした企業にメールを送信する

前提として、企業には日々大量の営業メールが届いていますので、返信率は10%にも達しないと考えて量を重視して行いましょう。

企業のホームページから直接アプローチする場合は、お問い合わせフォームやパートナー募集フォームから送信するとよいでしょう。

お問い合わせフォームの項目は大体以下のようになっており、誤字脱字がないようにしっかりと記載して送りましょう。

  • 名前
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • お問い合わせ内容

送信する文章はテンプレートを用意しておくと効率的にアプローチが可能です。

テンプレートを活用して送信するメリット
  • 時間効率が上がるので量を出せる
テンプレートを活用して送信するデメリット
  • 返信率は下がる
  • テンプレ感が出すぎるとさらに露骨に返信率が下がる
ただWEB制作会社は数は多いとはいえ限りがありますし、テンプレでの送信より個社ごとにカスタマイズした方が返信率が上がることは確かです。

そのため、「この会社はどうしても繋がりたい」「時間をかけてでも1社ごとにカスタマイズしてアプローチして受注率を高めたい」という場合はテンプレート化せずにカスタマイズしてメッセージを送るとよいでしょう。

送信はビジネスマナーとして、土日ではなく平日に行いましょう!

c. 企業との面談のポイント

もちろん、メールのやり取りだけで即契約となることはあり得ません。

返信が来て興味があるとなったら一度面談を打診されることが大半となります。

ここでは返信から面談後までのポイントをお伝えいたします。
1. 面談前
  • 日程調整のポイント

    • 「まず一度面談でお話ししましょう」となったら、必ずこちらから候補日時を送りましょう。

    • 候補日時がない状態で「いつがよいですか?」と聞くのは、相手からすると不親切に感じます。

    • 必ずこちらの候補日時を記載した上で相手の都合を聞きましょう!加えて、当たり前ですが御礼の言葉を入れましょう!

  • 事前準備
    • 職務経歴書を準備する

      • 事前メッセージで送付すると親切です。
    • 面談で聞かれることを想定しておく
    • 相手の企業の特徴、実績などを下調べしておく

      • 面談予定の企業が発信している内容はしっかりとチェックして望みましょう!

      • 「うちのこと全然理解していないな」と感じられてしまったら採用されません。

  • 面談前にメッセージを送信する
    • ご挨拶
    • オンラインMTGのURLなど

      • 相手からオンラインMTGのURLが共有されていない場合は、こちらからリンクを発行して送信してあげるととても丁寧でよい印象になります。
    • 事前に送付すべき資料の送付

      • 職務経歴書やポートフォリオのURLなど、改めて送付しておいた方がよさそうな資料は直前のメッセージにおいても送りましょう。
2. 面談中

面談では以下のようなことが聞かれるので、事前に想定して、端的かつ魅力的に答えられるように準備しておきましょう!

  • 自己紹介

    • こちらでは通常通り、自分の経歴やできることなどについて簡潔に自己紹介をしましょう。

    • 第一印象で信頼できそうという印象を相手に伝えることが非常に重要なため、ここは大切なパートとなります。

  • 保有スキル・経験

    • どんなスキルがあってどのような制作経験があるかを聞かれるので、プロフェッショナルとして自信をもってお伝えしましょう。
  • 対応可能業務

    • こちらも自分のスキルに基づき、端的にお伝えしましょう!
  • 可能稼働時間

    • あまりに時間が少ないと断られるケースもあります。
  • 連絡手段

    • Slack、Chatwork、LINE、メール、Zoomなど、基本的に相手に合わせて連絡は取れると伝えましょう!

    • 使ったことないツールに関しても自分でキャッチアップすると伝えてください。

    • 連絡ツールは基本的にキャッチアップが容易なので、使ったことないものでもすぐに調べれば使えるようになると思います。

  • 料金

    • どれくらいの時給単価で働きたいか、もしくは1ページあたりのデザイン・制作でどれくらいの単価で働きたいか、伝えましょう。

    • 最初お伝えする単価としては、相場から離れ過ぎていなければOKです。

    • とはいえ、相手側にも目安があると思うので、クライアントが想定している単価や予算を聞いた上で擦り合わせていきましょう!

3. 面談後
ビジネスパーソンのマナーとして御礼のメールを必ず送信しましょう!

採用の場合は次に契約を締結することになるかと思います。

不採用の場合は、クライアントにインタビューさせてもらい、不採用の理由を聞くのがおすすめです。

不採用の理由を知らないと改善することができないからです。

率直に「後学のために、なぜダメだったのか教えていただけませんか?」とヒアリングさせてもらいましょう。

メールでもいいですし、理想は電話の方が相手の本音を引き出しやすいと思います。
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