余白の3種類を色で覚える|マージン・パディング・ギャップ
CHAPTER 2
余白の3種類を色で覚える|マージン・パディング・ギャップ
LESSON 2-2 ボックスレイアウトの基本 ⏱ 所要時間:約9分
レッスン解説動画
GOAL
このレッスンのゴール
  • ✓
    マージン(オレンジ)・パディング(グリーン)・ギャップ(ピンク)の違いを色で見分けられる

STUDIOのレイアウトが整って見えるかどうかは、ほぼ余白で決まります。STUDIOには余白を作る方法が3種類あり、それぞれ役割も、効果が及ぶ範囲も違います。このレッスンでは、パディング・マージン・ギャップという3種類の余白を、右パネルで表示される色と対応づけて覚え、最後に3種類の違いを表で整理します。

完成イメージと3つの色

STUDIOの右パネルで余白の項目を開くと、種類ごとに違う色でキャンバス上にプレビューが表示されます。この色分けが、そのまま3種類の余白の性質を覚える手がかりになります。

操作動画
パディング
ボックスの内側に取る余白。背景色や枠線と一緒に広がる。
マージン
ボックスの外側に取る余白。背景色は広がらず、隣との距離だけが空く。
ギャップ
同じ親を持つ兄弟ボックスどうしの間隔。親に対して1回設定するだけで全員に効く。
グリーン=パディング、オレンジ=マージン、ピンク=ギャップ。右パネルのプレビュー色と対応している。

仕上がりの見た目そのものより、数値をどこに入れたときに何が起きるかを、色の変化で追えるようになることが、このレッスンの目的です。

STEP 1:パディング(内側の余白)

1
背景色を付けたボックスを選択する
カードのように使うボックスを1つ用意し、右パネルで背景色を付けます。余白を入れたときの変化が見やすくなります。
2
右パネル[ボックス]タブで余白の項目を開く
上下・左右それぞれに数値を入力できる欄が並んでいます。ここではまず上下に24pxを入力します。
3
背景色ごと広がることを確認する
パディングを入力すると、ボックスの背景色や枠線がその分だけ内側から押し広げられたように大きくなります。左右にも24pxを入力し、四方が均等に空いた状態にします。

パディングは、テキストや画像とボックスの縁との間を空けるための余白です。背景色や枠線と一緒に広がるのがパディングの最大の特徴で、キャンバス上ではグリーンの帯として表示されます。カードの中の文字が縁にぴったりくっついて窮屈に見えるときは、多くの場合パディング不足が原因です。

操作動画
✓ Point !
パディング=ボックス自身の呼吸のための余白

パディングは、ボックス自身が持つ内側の余白です。背景色を付けたときに一緒に広がるかどうかで、パディングかマージンかを見分けられます。広がればパディング、広がらなければマージンです。

STEP 2:マージン(外側の余白)

1
同じボックスのマージン上に40pxを入力する
STEP 1で使ったボックスのまま、マージンの項目に切り替えて上に40pxを入力します。
2
背景色が広がらないことをパディングと見比べる
パディングと違い、マージンを入力してもボックス自身の背景色は広がりません。ボックスの外側、つまり隣の要素との距離だけが空きます。
3
キャンバス上のマージン帯をドラッグして刻む
数値入力だけでなく、キャンバス上に表示されるオレンジのマージン帯を直接ドラッグしても余白を調整できます。何もキーを押さずにドラッグすると8px刻みでスナップし、Ctrlを押しながらドラッグすると1px単位の細かい調整に切り替わります。

マージンは、ボックスの外側に確保する距離で、隣り合うボックスどうしの間隔や、セクションの外周の余白を作るときに使います。パディングとの違いは、色の広がり方だけでなく効果が及ぶ範囲にもあります。パディングはボックス自身の見た目(背景色・枠線)を押し広げますが、マージンはボックスの位置だけを動かし、見た目のサイズ自体は変えません。

操作動画

ドラッグ操作でのスナップは、数値入力の手間を減らすための機能です。細かい微調整をしたいときだけCtrlを押しながら1px単位に切り替えると覚えておきましょう。

Q
確認クイズ
ボックスに余白を入力したところ、背景色が一緒に広がりました。これはどちらの操作でしょうか。
✓
正解です!
背景色や枠線ごと広がるのはパディングの特徴です。マージンでは背景色は広がらず、隣との距離だけが空きます。
✕
惜しい!
正解はAのパディングです。背景色ごと広がるのがパディング、広がらないのがマージンという見分け方を思い出しましょう。

STEP 3:ギャップ(兄弟の間隔)

1
親ボックスの中に子を3つ並べる
1つの親ボックスの中に、同じ大きさの子ボックスを3つ並べて配置します。
2
親を選択してギャップに16pxを入力する
子ではなく親ボックスを選択した状態で、ギャップの項目に16pxを入力します。3つの子ボックスの間隔が、一度の入力で均等に開きます。
3
マージンとの違いを失敗例で確認する
試しに子ボックスの1つにだけマージンを付けてみると、その1つだけ間隔が広がり、3つの間隔が均等でなくなります。間隔を揃えたいときは、子ボックスのマージンではなく、親ボックスのギャップを使います。

ギャップは、同じ親を持つ兄弟ボックスどうしの間隔をまとめて指定する余白です。特徴は、子ではなく親ボックスに1回設定するだけで、すべての兄弟の間隔に反映される点にあります。子が3つでも5つでも、親のギャップを1箇所変えるだけで全体の間隔を揃えられるため、カードを横に並べたレイアウトでは定番の設定になります。

操作動画

これに対して、子ボックス1つずつにマージンを付けて間隔を作ろうとすると、修正のたびに複数の数値を個別に合わせる必要があり、どれか1つの数値がずれるだけで間隔が不揃いになります。兄弟どうしの間隔を作りたいときは、まずギャップで実現できないかを先に検討しましょう。

! 注意
ギャップは親ボックスの設定

ギャップの項目は、子ボックスを選択していても表示されません。間隔が思い通りに変わらないときは、選択しているのが親ボックスかどうかをまず確認しましょう。

STEP 4:3つの余白を比べる

種類色効果が及ぶ範囲覚え方
パディンググリーンボックス自身の内側(背景色ごと広がる)中の要素とボックスの縁との呼吸
マージンオレンジボックスの外側(背景色は広がらない)隣のボックスとの距離
ギャップピンク親が持つ、兄弟どうしの間隔親に1回設定すれば全員に効く
Q
確認クイズ
3枚のカードを横に並べ、間隔をすべて均等な16pxにしたいとき、最も手早い方法はどれでしょうか。
✓
正解です!
親ボックスのギャップに1回入力するだけで、すべての兄弟の間隔が均等に揃います。子ボックス1つずつにマージンを付けるより手早く、数値のずれも起きません。
✕
惜しい!
正解はBです。兄弟どうしの間隔を均等に揃えたいときは、親ボックスのギャップにまとめて指定するのが最も手早い方法です。
まとめ動画
SUMMARY
  1. パディング(グリーン)はボックス自身の内側の余白で、背景色ごと広がる
  2. マージン(オレンジ)はボックスの外側の余白で、背景色は広がらない
  3. ギャップ(ピンク)は親ボックスに設定する、兄弟どうしの間隔
  4. マージンはキャンバス上のドラッグでも調整でき、8px刻み・Ctrlで1px刻みに切り替えられる
チェック
完了チェック
マージン・パディング・ギャップの違いを色で見分けられる
パディングはグリーンで背景色ごと広がり、マージンはオレンジで背景色は広がらず、ギャップはピンクで親ボックスに設定する兄弟間の間隔です。
よくあるつまずき Q&A
ギャップの項目が見当たりません
ギャップは親ボックスにしか表示されない項目です。子ボックスを選択したままだと項目自体が出てこないため、レイヤーパネルで親ボックスを選び直しましょう。
マージンをドラッグで調整すると、意図しない数値になってしまいます
通常のドラッグは8px刻みでスナップする仕様です。細かい数値に合わせたいときは、Ctrlを押しながらドラッグして1px単位に切り替えてください。
パディングとギャップ、どちらを先に決めればいいですか?
決まった順序はありませんが、まずカード自身の内側の余白(パディング)を決めてから、カードどうしの間隔(ギャップ)を決めると、全体のバランスを取りやすくなります。