教材3-EX② 特定AIツール深掘り講座_Canva編
2章:Magic Media(マジック生成)
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目次

2章:Magic Media(マジック生成)

この章の目安学習時間: 50分

この章で到達できるゴール

  • Magic Mediaの基本的な使い方を理解できる
  • テキスト(プロンプト)から画像を生成するプロセスを体験できる
  • 生成したい画像のイメージを言語化(プロンプトを作成する)する練習ができる
  • 写真だけでなく、イラストやグラフィックも生成できることを知る

【2-1】Magic Mediaの概要

目安の学習時間:10分

Magic Mediaの主な機能

Magic Media(マジック生成)は、テキスト(プロンプト)を元に、オリジナルの画像や動画をAIが生成する機能です。

この世に存在しない、イメージ通りのビジュアルをゼロから作り出すことができます。
  • テキストから画像を生成:言葉で説明するだけで、写真、イラスト、3Dアートなど、様々なスタイルの画像を生成します。
  • テキストから動画を生成:簡単な指示で、短い動画クリップを生成することも可能です。(本教材では画像生成を中心に扱います)
日本語版Canvaを使っている方へ
  • 本教材では「Magic Media」と表記していますが、日本語版のCanvaでは「マジック生成」という名称で提供されています。
  • 操作画面で迷わないよう注意してください。

Magic Mediaの活用場面

Magic Mediaは、以下のような場面で特にその真価を発揮します。
  • デザインのコンセプトに合うフリー素材が、どうしても見つからない時
  • 「未来都市」や「ファンタジーの世界」など、現実には撮影不可能なビジュアルが必要な時
  • ブログの挿絵やSNSの投稿で、他とは違うユニークな画像を使いたい時

【2-2】Magic Mediaの基本的な使い方

目安の学習時間:30分

Magic Mediaの起動方法

Canvaの左側にある黒い帯状のメニューから「マジック生成」を選択します。
表示されない場合はアプリを選択して「マジック生成」と検索します。
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画像の生成手順

Magic Mediaの操作は非常にシンプルです。
  1. プロンプトの入力:「テキストから画像生成」タブで、生成したい画像の説明をテキストで入力します。
  2. スタイルの選択:「すべてのスタイルを表示」から、「写真」「水彩画」「アニメ」など、生成したい画像のテイストを選びます。
  3. アスペクト比の選択:「正方形」「横長」「縦長」から、画像の向きを選びます。
  4. 生成の実行:「画像を生成」ボタンをクリックすると、AIが4枚の画像を提案してくれます。
注意
  • 「画像を生成」ボタンを1回クリックするごとに、生涯クレジットを1回消費します。
  • 同じプロンプトでも、生成するたびに違う結果になります。

考えてみよう!

リアルな写真を生成したい場合、どのような情報をプロンプトに加えると、よりイメージに近い画像が出力されるでしょうか?(専門的なカメラ用語を使ってみましょう)
解答例
  • 被写体と背景:何がどこにいるか(例:A smiling woman in a bright coffee shop)
  • 構図:どのように写っているか(例:close-up shot, wide-angle shot)
  • :どんな光の状態か(例:natural light, cinematic lighting)
  • カメラ設定:より専門的な指示(例:shot on a Sony a7 III, 85mm lens, F1.8)
豆知識:プロンプトの言語
  • Magic Mediaは日本語のプロンプトにも対応していますが、一般的に英語で入力する方が、より高精度で多様な結果が得られやすいと言われています。
  • 簡単な英単語の羅列でも機能するため、翻訳ツールなどを活用して英語でのプロンプト入力に挑戦してみるのも良いでしょう。

Magic Mediaを試してみよう

それでは、実際にMagic Mediaで画像を生成してみましょう。
  • テーマ1:スタイル「写真」で「机の上におかれた美味しいコーヒーとノートパソコン、朝の光」
  • テーマ2:スタイル「水彩画」で「雨の日に傘をさす、かわいい柴犬」
  • テーマ3:自由にプロンプトを考えて、好きな画像を生成してみましょう

【2-3】章末課題 - Magic Mediaの応用

目安の学習時間:10分

問題

0章の章末課題で考えた「あなたの課題」の中から、画像に関するものを1つ選びます。
その課題を解決するような画像を生成するためのプロンプトを自分で考え、Magic Mediaを使って画像を生成してください。

解答手順

操作手順
  1. 0章で考えた自身の課題を振り返ります。
  2. その課題を解決するための画像をイメージし、プロンプトを(できれば英語で)考えます。
  3. CanvaのMagic Mediaを起動し、プロンプトを入力して画像を生成します。
  4. 生成された4枚の画像を見て、気づいたことや改善点を考察します。
コーチにフィードバックを貰おう!
  • 完成した課題は、コーチに提出してフィードバックをもらいましょう!
  • 思いもよらない新しいアイデアや、別の切り口のヒントがもらえることもあります。
【ポイント】
  • あなたが選んだ「画像に関する課題」を具体的に説明し、それに対するプロンプトとその意図を明確に伝えましょう。
  • Magic Mediaで生成された画像に対して、あなたがどのように評価し、課題が解決されたかが具体的に伝わるようにしましょう。
  • コーチには、生成された画像の改善点や、さらに効果的なプロンプトの記述方法、または他の画像生成AIツールの活用について質問してみましょう。
Magic Mediaについてさらに詳しく知りたいという方は、生成AI基礎講座の「3-②.『画像生成AI』」も学習してみましょう!
これで「2章:Magic Media(マジック生成)」の解説を終わります。
次の章に進みましょう。
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