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目次
5章:【実践】AI素材を編集ソフトで組み合わせる
この章の目安学習時間:50分
この章で到達できるゴール:
- これまで個別に生成してきた画像、音声、動画素材を、編集ソフト上で一つにまとめ、映像として成立させられる。
- BGMの選定と、ナレーションとの音量バランスを適切に調整するミキシングの基本ができるようになる
【5-1】タイムライン上で世界観を構築する
目安の学習時間:20分
これまでの章で、動画を構成するパーツ(画像、音声、動画クリップ)が揃いました。
このセクションでは、それらを編集ソフトのタイムライン上で組み合わせ、一つの世界観を持つ映像として構築していくプロセスを学びます。
このセクションでは、それらを編集ソフトのタイムライン上で組み合わせ、一つの世界観を持つ映像として構築していくプロセスを学びます。
映像制作の基本:音から合わせる
映像編集では、まず音声、特にナレーションやセリフをタイムラインの主軸に置くのが基本です。
なぜなら、動画で伝えたいメッセージの多くは「音」に含まれており、映像のタイミングや尺は、この音声に合わせて調整されるからです。
なぜなら、動画で伝えたいメッセージの多くは「音」に含まれており、映像のタイミングや尺は、この音声に合わせて調整されるからです。
AI動画クリップでアクセントを加える
タイムラインの骨格ができたら、4章の課題で作成したAI動画クリップでアクセントを加えていきます。
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トランジションとして:
画像と画像の間に、AI動画クリップを挿入し、スムーズな場面転換を演出します。 -
インサートカットとして:
ナレーションの合間や、内容を補足したい箇所に、イメージ映像としてAI動画クリップを配置します。
【5-2】BGM選定とプロレベルの音響ミックス
目安の学習時間:20分
映像の骨格が組み上がったら、最後にBGMを追加し、音の最終調整(ミキシング)を行います。
BGMは動画の雰囲気を決定づける重要な要素です。
BGMは動画の雰囲気を決定づける重要な要素です。
動画の雰囲気を決めるBGMの選び方
BGMを選ぶ際は、動画のコンセプトやターゲットに合わせて、適切な雰囲気の曲を選ぶことが重要です。
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著作権フリー音源サイトの活用:
クライアントワークでも安心して使える、商用利用可能な音源サイトを利用するのが一般的です。Premiere Proには「Adobe Stockオーディオ」が統合されており、高品質な音源を探せます。その他にも、ArtlistやEpidemic Sound、YouTubeオーディオライブラリといったサイトがあります。 -
キーワードで探す:
「感動的」「シネマティック」「Vlog」「企業VP」「ポップ」「静か」「瞑想」といったキーワードで検索すると、イメージに近い曲を見つけやすくなります。
Premiere Proでのミキシング
動画の音響ミックスで最も重要なのは、主役であるナレーションが、BGMにかき消されることなく、クリアに聞こえることです。
音量バランスの基本
- 一般的に、ナレーションの音量レベルは-6dB 〜 -3dB程度に調整します。
- 一方、BGMの音量レベルは、ナレーションを邪魔しないように、-18dB 〜 -25dB程度まで大きく下げるのが基本です。
この音量調整を効率的に行うために、編集ソフトのAI機能が役立ちます。
- Premiere Proの「自動ダッキング」:
ナレーション音声に「会話」、BGMに「ミュージック」のタグを設定し、「自動ダッキング」機能を有効にするだけで、AIがナレーションの入るタイミングを検知し、自動でBGMの音量を下げてくれます。
【5-3】5章 -章末課題- [マインドフルネスアプリのコンセプト映像作成]
問題
これまでの各章の課題で作成した以下の「SereneMind」の素材を使い、20秒程度のコンセプト映像を完成させてください。
- 画像素材:2章で作成した、水面の波紋や瞑想する人物などのコンセプト画像
- 音声素材:3章で作成した、「SereneMind」紹介用のナレーション音声
- 動画素材:4章で作成した、光のオーラや波形などのアクセント動画クリップ
- BGM:ご自身で、静かでリラックスできる雰囲気のフリーBGMを選定してください。
この章の学習目的について
- この章の目的は、これまでの章で生成したAI素材(画像・音声・動画)だけを組み合わせて、1本の映像を完成させる技術を学ぶことです。
- 出力した企画書や詳細な台本に基づいた、より実践的な制作ワークフローは、ロードマップの集大成である「教材5: 実践!AI活用SNS広告動画制作ワークフロー」で詳しく学びます。
- まずはAI素材だけでどこまでの表現ができるのか、その可能性と現在の限界を体感してみましょう。
解答手順
制作例
これで「5章:【実践】AI素材を編集ソフトで組み合わせる」の解説を終わります。
次の章に進みましょう。
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