3-1 AI×SEO記事作成 実践
2章 ステップ1:AIでキーワード選定
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目次

2章 ステップ1:AIでキーワード選定

この章の目安学習時間:60分

この章で到達できるゴール:

  • 無料のキーワードツールを使って、キーワード候補を大量にリストアップできる
  • AIを活用し、リストアップしたキーワードを検索意図ごとに分類・整理できる
  • 競合が少なく、かつ読者の悩みが深い「お宝キーワード」を選定できる

【2-1】無料ツールでキーワード候補をザクザク集める

目安の学習時間:20分

キーワード選定の基本戦略

SEO記事作成の最初のステップは、キーワード選定です。
読者がどのような言葉で検索するかを予測し、そのキーワードに対して最適な答えを提供することが、SEOの基本となります。
キーワードには、検索される回数(検索ボリューム)によって、大きく3つの種類があります。
種類
特徴
ビッグキーワード
スキンケア
検索数は多いが、競合が強く、上位表示が非常に難しい。
ミドルキーワード
スキンケア メンズ 30代
検索数は中程度。ターゲットが絞られ、具体的な目的を持つ。
ロングテールキーワード
スキンケア メンズ 30代 乾燥肌 おすすめ
検索数は少ないが、悩みが深く、コンバージョン(成約)に繋がりやすい。初心者が狙うべきキーワード。
初心者のうちは、競合が少なく、かつ読者の悩みが具体的で深いロングテールキーワードを狙うのが基本戦略です。

ラッコキーワードを使ってみよう

キーワード候補を見つけるために、今回は無料のキーワードリサーチツール「ラッコキーワード」を使用します。

練習問題

問題
  • ラッコキーワードにアクセスし、本教材のテーマである「30代 男性 スキンケア」と入力してサジェストキーワードを取得しましょう。
  • 取得したキーワードの総数はいくつでしたか?
解答
  • サジェストキーワード例
30代 男性 スキンケア プレゼント
30代 男性 スキンケア オールインワン
30代 男性 スキンケア おすすめ
30代 男性 スキンケア やり方        
大人ニキビ スキンケア 30代 男性        
男性 誕生日プレゼント 30代 スキンケア        
30代 男性 肌荒れ スキンケア
  • (例)683個(※2025年7月時点のデータであり、時期によって変動します)

【2-2】AIで検索意図を整理するプロンプト術

目安の学習時間:10分

大量のキーワードを前に呆然としないために

ラッコキーワードを使うと、数百、数千という大量のキーワード候補が手に入ります。
しかし、このままではただの「言葉の羅列」に過ぎません。
AIにこのキーワードリストを渡し、検索意図に基づいて分類・整理させることで、価値あるインサイトを得ることができます。
キーワード分類プロンプトテンプレート

あなたはプロのSEOアナリストです。
以下のキーワードリストを、ユーザーの検索意図に基づいて分類・整理してください。

# 分類する検索意図のカテゴリ
- 悩み系(例:ニキビ、乾燥肌)
- 方法系(例:やり方、順番)
- 商品・比較系(例:おすすめ、ランキング)
- 知識系(例:とは、効果)
- その他

# キーワードリスト
[ここにラッコキーワードでコピーしたリストを貼り付け]

# 出力形式
カテゴリごとにキーワードを箇条書きでまとめてください。

このプロンプトを使うことで、どのような悩みが特に多く検索されているか、どのような情報が求められているかが一目でわかるようになります。
悩み系
ユーザーが具体的な肌の悩み(ニキビ、肌荒れなど)を解決するためのスキンケア方法や商品を探している検索意図です。

大人ニキビ スキンケア 30代 男性

30代 男性 肌荒れ スキンケア

方法系
ユーザーがスキンケアの具体的な手順や正しいやり方を知りたいと考えている検索意図です。

30代 男性 スキンケア やり方

商品・比較系
ユーザーが特定の条件下でのおすすめ商品を探したり、商品を比較検討したいという購買意欲の高い検索意図です。
プレゼントや特定の商品タイプ(オールインワンなど)を探す意図もここに含まれます。

30代 男性 スキンケア プレゼント

30代 男性 スキンケア オールインワン

30代 男性 スキンケア おすすめ

男性 誕生日プレゼント 30代 スキンケア

知識系
今回のキーワードリストには、知識系の検索意図に合致するものはありませんでした。

その他
今回のキーワードリストには、その他のカテゴリに分類されるものはありませんでした。
キーワード分類例

【2-3】2章 -章末課題- [お宝キーワードを選定しよう]

問題

  • 2-1でリストアップし、2-2でAIに分類させたキーワード群の中から、記事で狙うべきだと考えるキーワードを3つ選定してください。
  • なぜその3つのキーワードを選んだのか、以下の観点を含めて選定理由を説明してください。
    • どのような読者(ペルソナ)が検索すると考えられるか?
    • 読者はどのような悩みを抱えているか?
    • (可能であれば)なぜ競合が少ない(または勝てそう)と考えたか?

解答手順・解答例

  1. AIによって分類されたキーワードリスト(スプレッドシート)を表示する。
  2. 「悩み系」や「方法系」のカテゴリの中から、特に具体的で深い悩みを示していそうなロングテールキーワードに注目する。(例:「30代 男性 スキンケア 始め方」「30代 男性 肌 汚い 改善」など)
  3. 「このキーワードは、何から手をつけていいか分からない初心者の悩みが深い。競合も少なそうだ」といった思考プロセスを記載する。
  4. 3つのキーワードを選定する。
解答例
  1. 30代 男性 スキンケア やり方
    • スキンケアを始めたいが、手順が全くわからない。何を使えば良いかわからない。
    • 初心者特有の「ゼロから知りたい」ニーズあり
    • 競合も「おすすめ」系より少ないと予想
  2. 大人ニキビ スキンケア 30代 男性
    • 思春期とは違うニキビで困っている。対策がわからず、皮膚科に行くかどうか迷っている
    • 「大人ニキビ」というキーワードが深刻さと対処法の厳しさを示唆、検索者の切実な悩みが伺える
  3. 30代 男性 肌荒れ スキンケア
    • 肌荒れが治らない・見た目にコンプレックスがある
    • 市販品で改善しない
    • 検索者の課題意識が高く、解決ニーズが強い
WEBCOACH先生にフィードバックを貰おう!
  • 完成した課題は、WEBCOACH先生に入力してフィードバックをもらいましょう!
  • 思いもよらない新しいアイデアや、別の切り口のヒントがもらえることもあります。
【ポイント】
  • 選んだキーワードと選定理由をWEBCOACH先生に見せ、「このキーワード選定について、プロのSEOアナリストの視点からフィードバックをください」と依頼してみましょう。
  • 自分では気づかなかったキーワードの潜在的な需要や、競合の視点についてアドバイスがもらえるかもしれません。
これで「2章 ステップ1:AIでキーワード選定」の解説を終わります。 次の章に進みましょう。
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