検索の心得
学習の心得
検索の心得
LESSON Google検索で疑問を自己解決する方法 ⏱ 所要時間:約35分
レッスン解説動画
GOAL
このレッスンのゴール
  • ✓
    複数のキーワードで検索し、複数の記事を読み比べられる
  • ✓
    抽象度を調整した検索ワードを作れる
  • ✓
    専門用語を知らなくても、自分の言葉から検索を始められる

0. はじめに

検索力は、WEBスキルを身につけるために非常に重要なスキルの1つです。

ぶつかる大抵のエラーは、ほかのWEBフリーランスがすでにぶつかり、解決してきたものです。勉強したての内容であれば、99%のエラーは検索すれば解決できます。WEBスキルに関するほぼすべての知識も、検索すれば出てきます。わからないことが出たら、すぐにググる癖をつけましょう。

プロは、検索力が圧倒的に高いのです。このあとで、検索の方法を説明するので、しっかり確認しましょう。

専門用語を知らなくても進められます

検索の心得、試行錯誤の心得、質問の心得の3つの教材には、共通して大切にしている考え方があります。学習を始めたばかりの時期は知らない言葉が多く、正しい用語がわからないと調べられない、質問できないと感じやすいものです。ここでは、その心配を最初に整理しておきます。

  • 専門用語を知らなくても、検索や質問はできる
  • 最初は自分が知っている言葉で説明すればよい
  • やりたいことや困っている状況を具体的にすると、調べやすくなる
  • 解説を読んで知らない言葉が出てきたら、用語解説アプリなどで確認する
  • 専門用語を知ったら、その言葉を使ってさらに詳しく検索できる
  • 自分で説明しきれない場合は、AIやコーチの力を借りてよい

最初から正しい用語を知っている必要がないのは、検索結果や解説を読む中で用語に出会えるからです。出会った用語を次の検索や質問に使えば、調べる精度は自然に上がります。まずは自分の言葉で動き出しましょう。

3つの教材の役割

3つの教材は、情報を探す、試す、相談するという一連の流れに対応しています。

教材 役割
検索の心得この教材 自分の言葉から検索キーワードを作り、必要な情報を見つける方法
試行錯誤の心得 見つけた情報をもとに、原因を考えながら一つずつ試す方法
質問の心得 専門用語がわからなくても、状況や困りごとを伝えて相談する方法

この流れを意識すると、調べて、試して、それでも解決しないときに相談するという動き方が身につきます。表の中で色が付いているのが、いま読んでいる教材です。この流れのどこにあたるのかを意識しながら読み進めましょう。

専門用語を覚えてから行動するのではなく、まずは自分の言葉で行動し、その過程で必要な知識を身につけましょう。調べながら進めるうちに、専門用語は自然に増えます。

1. Google検索のコツ(重要!)

0. 前提:何度も複数のキーワードで検索して、複数の記事を確認する

わからないことがあったとき、思いついた1キーワードだけで検索し、1〜3つの記事を確認して、欲しい情報が見つからないために諦めてしまうことはないでしょうか。

この段階では、もう一歩の粘りが求められます。複数のキーワードで、それぞれ4〜5つの記事を確認し、自分がピンポイントで欲しい情報がないかを探る努力が必要です。キーワードや記事が変わると、解説の切り口や使われている言葉が変わるため、そのどこかに自分の状況に合う説明が見つかりやすくなります。

✓
実践してほしいこと
わからないことがあったとき、複数のワードで検索する
ワードによって、見つかる記事の切り口が変わるためです。
ワードごとに、4〜5記事には目を通す
1〜3記事で判断せず、複数の記事を見比べると、必要な情報に出会いやすくなるためです。

a. HTML・CSS等のコーディングの場合は、エラーメッセージをコピー&ペーストしてみる

作業中に出会ったエラーや、ツール上に表示されているメッセージをコピーして検索するだけで、解決策が出てくることがよくあります。

コードを書く段階まで進むと、エラーが起きたときにエラーメッセージが表示されます。大抵は英語のメッセージで、意味がわからないかもしれませんが、そのまま検索に活用しましょう。同じエラーに出会った人が、解決方法を記事にしていることが多いためです。

✓
実践してほしいこと
エラーメッセージをコピーして検索する
意味がわからなくても、そのまま検索すると解決策が見つかることが多いためです。

b. 抽象度に気をつけて検索ワードを設定する

たとえば、エラーメッセージの中に、あなたのパソコンのXXXというファイルのXXX行目に誤りがあります、という記載が出ることがあります。この文言は自分のパソコン固有の情報なので、そのまま検索しても情報は出てきません。具体的すぎる情報で検索すると、同じ状況の記事が見つかりにくくなります。

反対に、抽象度が高すぎるワードで検索しても、欲しい情報は出てきません。HTMLを勉強していて、エラーが出たからといって「HTML エラー」と調べても、HTMLの中にはエラーの種類がたくさんあるため、欲しい情報にたどり着きにくくなります。

より具体的に、「HTML divタグ 中央配置」のように、ちょうどよい抽象度のキーワードで検索することを心がけましょう。

具体的すぎる
自分のパソコン固有のファイル名や行番号など。同じ状況の記事が見つかりにくい
ちょうどよい
HTML divタグ 中央配置。技術名と、やりたいことが入っている
抽象的すぎる
HTML エラー。エラーの種類が多く、欲しい情報が絞れない
検索ワードは、具体的すぎず抽象的すぎない位置を探します。
Q
確認クイズ
HTMLでdivタグの中身を中央に配置したいのですが、うまくいきません。検索ワードとして、ちょうどよい抽象度のものはどれでしょうか。
✓
正解です!
技術名と、やりたいことが入っているため、同じ悩みの記事が見つかりやすくなります。
✕
惜しい!
HTML エラー は抽象的すぎて、エラーの種類が絞れません。自分のパソコン固有の情報は具体的すぎて、同じ状況の記事が見つかりません。

c. サイトを開くときは別タブで開くと効率的

Commandキー(WindowsはCtrlキー)を押しながらサイトをクリックすると、別のタブで開けます。

毎回サイトを直接クリックして開くより、一気に開いて見比べるほうが効率的です。見比べると、記事ごとの説明の違いがわかり、自分の状況に近い記事を選びやすくなります。

d. Googleの検索ツールをフル活用する

エラー解決や情報収集では、Google検索がもっとも強力なツールです。ただし、単語を打ち込むだけでは、膨大な情報の中から本当に必要な情報を見つけることは大変です。ここでは、検索の精度と効率を大きく高める、基本的で重要なテクニックを紹介します。

検索の基本的な考え方

まずは、検索するうえでの基本的な心構えとコツを確認しましょう。

1
重要なキーワードから入力する

検索エンジンは、一般的に入力されたキーワードの順番を考慮します。もっとも重要で、検索結果の核にしたいキーワードを先頭に置くと、意図に近い結果が得られやすくなります。たとえば、divタグを中央に配置する方法を知りたい場合は、「HTML div 中央寄せ」のように、具体的で重要な単語から入力するほうが効果的です。

2
周辺キーワードを組み合わせて文脈を伝える

1つの単語だけでは、ほかの分野で使われる同じ言葉(同音異義語など)が検索結果に混じることがあります。たとえば、「ライブラリ」だけで検索すると、プログラミング関連だけでなく、図書館や施設の情報も表示されます。「ライブラリ プログラミング 意味」のように関連するキーワードを組み合わせると、どの文脈のライブラリについて知りたいのかを、検索エンジンに正確に伝えられます。

3
検索のヒントを活用する

どのキーワードで検索すればよいか迷ったときは、Googleが提供するヒントを使いましょう。サジェストキーワードは、検索窓にキーワードを入力している途中で表示される候補です。多くの人が検索している人気の組み合わせが表示されるため、的確なキーワードを見つける助けになります。関連キーワードは、検索結果ページの一番下に表示されます。最初の検索とは少し違う角度のキーワード候補が示されるので、新しい視点での再検索に役立ちます。

精度を高める応用テクニック(検索演算子)

基本のコツに加えて、検索演算子と呼ばれる特殊な記号やコマンドを使うと、検索結果をさらに絞り込めます。

テクニック 検索例 説明
完全一致検索 "HTML 中央寄せ" ダブルクォーテーションで囲んだ語句と完全に一致するページを検索します。単語がバラバラに解釈されるのを防ぎ、精度の高い結果が得られます。
除外検索 Webデザイン 初心者 -スクール ハイフンの直後にある単語を含まないページを検索します。不要な情報を除外したいときに便利です。
OR検索 flexbox OR grid ORでつないだ単語のどちらかを含むページを検索します。複数の選択肢を一度に調べたいときに有効です。ORは半角大文字で入力します。
タイトル検索 intitle:JavaScript intitle: の後に続く単語がタイトルに含まれるページを検索します。そのテーマに特化した情報を探すのに役立ちます。

情報の鮮度を意識する(検索ツールの活用)

WEB関連の技術は日々アップデートされるため、情報の鮮度はとても重要です。古い記事の情報は、現在の問題解決に役立たないことがよくあります。

そこで役立つのが、検索結果画面にある検索ツールです。ツール内の期間指定機能を使うと、たとえば1年以内に更新されたページだけに絞り込めるため、最新で信頼性の高い情報にアクセスできます。

これらのテクニックは、1つひとつが強力ですが、組み合わせて使うことで真価を発揮します。さまざまな方法を試し、粘り強く検索すれば、ほとんどの問題は自己解決できるようになります。まずは恐れずに、積極的に検索する習慣を身につけましょう。

Q
確認クイズ
1つのキーワードで検索して、3つの記事を見ましたが、欲しい情報が見つかりませんでした。次の動きとして、適切なものはどれでしょうか。
✓
正解です!
キーワードと記事が変わると解説の切り口も変わるため、自分の状況に合う説明が見つかりやすくなります。
✕
惜しい!
1〜3記事で判断するのは、もう少し粘れる段階です。複数のキーワードで、それぞれ4〜5記事を確認しましょう。

2. 専門用語を知らなくても検索できる方法

専門用語を知らない場合は、無理に専門用語を使おうとしなくて大丈夫です。自分が実現したいことや、困っている状況を、そのまま検索しましょう。

最初から正しい用語を知らなくても、検索結果を読むことで専門用語を知り、さらに詳しく検索できるようになります。用語を知っているから検索できるのではなく、検索するから用語を知れる、という順番です。

検索の進め方:Figmaで画像を丸くしたい場合

知らない用語があっても、段階を踏んでワードを育てると、目的の解説にたどり着けます。

段階 検索ワードの例
1最初の検索Figma 写真 丸くしたい
2状況を具体化Figma 画像を丸く切り抜く方法
3解説を読んで用語を知った後Figma マスク 使い方

最初の検索では、自分の言葉をそのまま使っています。2回目では、状況を少し具体的にして、解説の記事に出会いやすくしています。3回目では、解説で知ったマスクという用語を使い、操作方法に絞って調べています。

検索の進め方:文字と画像を横並びにしたい場合

段階 検索ワードの例
1最初の検索ホームページ 文字と画像を横に並べたい
2ツール名を追加Wix Studio 文字と画像 横並び
3状況を具体化Wix Studio 画像と文字 縦に並ぶ 横並びにする方法

こちらの例では、使っているツール名を足したことで、自分の環境に合った解説が見つかりやすくなります。そのうえで、縦に並んでしまうという今の状況を加えると、さらに近い情報にたどり着けます。

検索結果の中に知らない言葉が出てきても、そこで止まる必要はありません。次の検索のヒントとして使いましょう。

Q
確認クイズ
Figmaで写真を丸くしたいのですが、どの機能を使うのか専門用語がわかりません。最初の検索として、適切なものはどれでしょうか。
✓
正解です!
自分の言葉で、やりたいことをそのまま検索します。解説を読むうちにマスクという用語を知り、次の検索で使えるようになります。
✕
惜しい!
マスクという用語は、解説を読んで知ったあとの検索で使えます。最初は、用語がわからなくても自分の言葉で検索して大丈夫です。
SUMMARY
  1. わからないことは、複数のキーワードで検索し、ワードごとに4〜5記事を確認する
  2. コーディングでは、エラーメッセージをコピーして検索する
  3. 検索ワードは、具体的すぎず抽象的すぎないちょうどよい抽象度にする
  4. サイトは別タブで開いて見比べ、サジェストや検索演算子、期間指定を使って精度を高める
  5. 専門用語を知らなくても、自分の言葉から検索を始め、解説で知った用語で検索を深める
チェック
理解度チェック
1つのキーワードだけで諦めず、複数のワードと記事で探す理由を説明できる
キーワードや記事が変わると解説の切り口が変わり、自分の状況に合う説明が見つかりやすくなるためです。
エラーメッセージを、そのまま検索に使える
意味がわからない英語のメッセージでも、コピーして検索すると、同じエラーを解決した記事が見つかりやすくなります。
具体的すぎる検索と、抽象的すぎる検索の違いを説明できる
自分のパソコン固有の情報は具体的すぎ、HTML エラー のような言葉は抽象的すぎます。HTML divタグ 中央配置 のように、技術名とやりたいことを入れます。
検索演算子と検索ツールの使いどころを説明できる
完全一致、除外、OR、intitleで結果を絞り、期間指定で新しい情報に絞り込めます。
専門用語を知らないときの検索の進め方を、例で説明できる
自分の言葉で検索し、状況を具体化し、解説で知った用語を使ってさらに詳しく検索します。