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目次
第3章:動画にテロップ・BGMを挿入しよう!
この章ではテロップの作り方や音声ファイルの使い方を学ぶことで、書き出す前までの動画の完成をできるようにすることを目標とします。
【3-1】フォントについて
目安の学習時間:15分
今回の作例に使用しているフォントは、「Adobe Fonts」やフリーフォントから利用できます。
最初に、必要なフォントを「Adobe Fonts」にアクセスしてインストールします。
最初に、必要なフォントを「Adobe Fonts」にアクセスしてインストールします。
フォントをインストールする
1.検索窓に「平成角ゴシック」と入力して、検索します。
2. 検索結果に「平成角ゴシック Std」、「平成角ゴシック StdN」の2種類のフォントが表示されます。
今回は「平成角ゴシック Std」を選択します。
今回は「平成角ゴシック Std」を選択します。
3. 「平成角ゴシック Std」のページに移動して、さまざまな太さのフォントが表示されます。
個別にインストールすることも可能ですが今回は【ファミリーを追加】をクリックして、「平成角ゴシック Std」全ての種類を追加します。
4. フォントを追加すると緑の帯が表示されるので【アプリを開く】をクリックします。
個別にインストールすることも可能ですが今回は【ファミリーを追加】をクリックして、「平成角ゴシック Std」全ての種類を追加します。
4. フォントを追加すると緑の帯が表示されるので【アプリを開く】をクリックします。
5. Creative Cloudのデスクトップアプリが起動します。
こちらで追加したフォントの管理ができます。
こちらで追加したフォントの管理ができます。
これでフォントがインストールされてPremiere Proで使用できるようになります。
ここで説明した手順で、作例に使う以下のフォントをインストールしてアクティブな状態にしておいてください。
ここで説明した手順で、作例に使う以下のフォントをインストールしてアクティブな状態にしておいてください。
【3-2】動画のタイトルを作成・配置する
目安の学習時間:10分
映像にテロップを作成し、フォントや位置を設定します。
テロップには「タイトル」「ナレーション」などがあり、映像の内容を視覚的に理解しやすくさせる効果があります。
テロップには「タイトル」「ナレーション」などがあり、映像の内容を視覚的に理解しやすくさせる効果があります。
作業手順
1.時間インジケーターを0秒に合わせてから、ツールバーにある横書き文字ツールを選択します。
2.プログラムパネルをクリックすると文字が入力できる状態になります。
3.今回は「ねこの日常」と入力すると、テキストのクリップが動画クリップの上に配置されました。
4.選択ツールに戻してからテキストのクリップを選択し、エフェクトコントロールパネルのタブをクリックします。
5. 【テキスト(ねこの日常)】の項目を開いてフォントを選択します。
今回は「平成角ゴシック Std」というフォントを選択しました。
フォントによってはフォントの太さを変更する「フォントスタイル」という設定項目があります。
今回は【W9】に設定します。
今回は「平成角ゴシック Std」というフォントを選択しました。
フォントによってはフォントの太さを変更する「フォントスタイル」という設定項目があります。
今回は【W9】に設定します。
6. 次にテキストの位置を調整します。
選択ツールでプログラムモニターパネルにあるテキストを選択すると、ドラッグ操作でテキストの位置を動かせる状態になります。
選択ツールでプログラムモニターパネルにあるテキストを選択すると、ドラッグ操作でテキストの位置を動かせる状態になります。
7.画面左上にドラッグして移動させます。
【3-3】テロップの大きさ・色を調整する
目安の学習時間:5分
作業手順
1. 【テキスト(ねこの日常)】の項目を開いて【ソーステキスト】の値を右にドラッグすると文字が大きくなります。
ここでは「120」に設定します。
ここでは「120」に設定します。
2.【塗り】の右にあるカラーパネルをクリックすると、カラーピッカー設定パネルが表示されるので、文字の塗り(内側)の色が変更できます。
ここでは「青色(#2285FB)」に設定します。
【3-4】テロップを装飾する
目安の学習時間:10分
テロップに境界線とシャドウを装飾します。
境界線を加えることでテキストに縁取りの効果をつけることができます。
シャドウを適用することで、テキストが立体的になり背景と区別しやすくなります。
境界線を加えることでテキストに縁取りの効果をつけることができます。
シャドウを適用することで、テキストが立体的になり背景と区別しやすくなります。
作業手順
1. 【境界線】にチェックを入れてアクティブ状態にしてから、カラーパネルをクリックします。
2. カラーピッカー設定パネルで文字のフチ(外側)の色を選択します。
ここでは白のままにしておきます。
2. カラーピッカー設定パネルで文字のフチ(外側)の色を選択します。
ここでは白のままにしておきます。
3.【境界線】の右側にある数値を入力すると、文字のフチの太さを変更することができます。
ここでは「8.0」に設定しました。
4.次に【シャドウ】にチェックを入れてアクティブ状態にすると、文字にドロップシャドウの効果をつけることができます。
今回は【シャドウ】を「白色」、【不透明度】を「30%」、【角度】を「135°」、【距離】を「5」、【ブラー】を「40」にしました。
今回は【シャドウ】を「白色」、【不透明度】を「30%」、【角度】を「135°」、【距離】を「5」、【ブラー】を「40」にしました。
テロップの調整が終わったら、クリップ「ねこの日常」の右端を右にドラッグして動画クリップの終端の長さまで広げます。
これで動画にのせるテロップが完成しました。
【3-5】テロップにフェードの効果をつける
目安の学習時間:10分
テロップにフェードイン(徐々に出現する)、フェードアウト(徐々に消えていく)の効果をつけます。
フェードイン・フェードアウトとは
- フェードインとは、映像においては、白や黒一色の画面から徐々に映像へと移り変わるような表現手法
- 音楽においては、無音の状態から段々と音量が大きくなる効果のこと。
- フェードアウトとは、 フェードインの逆で、映像においては、映像から徐々に白や黒一色へと移り変わるような表現手法
- 音楽においては、通常の音量からだんだんと音量が小さくなり無音になる効果のこと。
作業手順
1. クリップの左端にマウスポインターを合わせた状態で右クリックするとメニューが表示されるので、**【デフォルトのトランジションを適用】**を選択します。
すると、クリップにフェードインの効果が適用されます。
すると、クリップにフェードインの効果が適用されます。
2. 同じように、クリップの右端にマウスポインターを合わせた状態で右クリック>【デフォルトのトランジションを適用】を選択します。
すると、クリップにフェードアウト(徐々に消えていく)の効果が適用されます。
3. 動画クリップm3.mp4の右端にも同じように右クリックをして、【デフォルトのトランジションを適用】を選択して、フェードアウトを適用しましょう。
すると、クリップにフェードアウト(徐々に消えていく)の効果が適用されます。
3. 動画クリップm3.mp4の右端にも同じように右クリックをして、【デフォルトのトランジションを適用】を選択して、フェードアウトを適用しましょう。
完成動画
【3-6】BGMを追加する
目安の学習時間:20分
動画にBGMを追加し、動画に合うように長さや音量を調整します。
「BGM」とは、背景音楽(はいけいおんがく)またはバックグラウンド・ミュージック(英: background music)の意味で、特定の空間や映像などの背景に雰囲気を出す目的で、小音量で流される音楽・音響です。
「BGM」をのせるのには、以下の理由があります。
・ 演出力を高める
・ 感情を誘導する
・ 臨場感を演出する
・ 視聴者の印象や感情をコントロールする
・ イメージを決定する
・ 行動誘導する
・ 雑音を軽減する
「BGM」を選ぶ際は、シーンや目的、効果を最大化するために、目的に合った音楽を流すことが大切です。
「BGM」をのせるのには、以下の理由があります。
・ 演出力を高める
・ 感情を誘導する
・ 臨場感を演出する
・ 視聴者の印象や感情をコントロールする
・ イメージを決定する
・ 行動誘導する
・ 雑音を軽減する
「BGM」を選ぶ際は、シーンや目的、効果を最大化するために、目的に合った音楽を流すことが大切です。
作業手順
まずは「BGM」をのせる前に雑音を消したいので、現在タイムラインにある映像クリップの音声をオフにします。
1. m1.mp4を選択してからエフェクトコントロールパネル>オーディオ>ボリューム>レベルと展開し、スライダーを一番左「-∞」に持っていくと、音声が消えます。
m2.mp4 、 m3.mp4も同様の操作をして音声を消します。
m2.mp4 、 m3.mp4も同様の操作をして音声を消します。
2.【ファイル】>【読み込み】を選択すると、読み込み設定パネルが表示されます。
3.音声のファイルbgm1.mp3を選択して【開く】をクリックします。
4.これでプロジェクトパネルに音楽クリップbgm1.mp3が読み込まれました。
映像クリップと同じ要領で音楽クリップbgm1.mp3をタイムラインに配置しましょう。
基本的に音声や音楽のみのファイルはトラック【A1】【A2】【A3】・・・に配置することができます。
基本的に音声や音楽のみのファイルはトラック【A1】【A2】【A3】・・・に配置することができます。
1.現在は映像クリップの音声データがトラック【A1】を使っているので、トラック【A2】にドラッグして配置します。
2.bgm1.mp3を動画クリップの長さと同じ長さに縮めます。
ただ、このままでは音声クリップの右端が見切れている状態なので、タイムラインを縮小してから操作をします。
ただ、このままでは音声クリップの右端が見切れている状態なので、タイムラインを縮小してから操作をします。
3.タイムラインパネルの左下にある【スクロールバー】の丸い部分をクリックしながら右にドラッグすると、タイムラインを縮小することができます。
4.m3.mp4より右にはみ出している部分をbgm1.mp3クリップの右端を選択したまま左にドラッグして動画クリップの長さと同じ長さに縮めます。
5. 操作が終わったら、タイムラインパネルの左下にある【スクロールバー】の丸い部分をクリックしながら左にドラッグして、全体が見えやすいようにタイムラインを拡大しておきましょう。
映像の終わりに合わせてBGMを徐々に小さくしたいので、音楽クリップにフェード効果を適用します。
1.bgm1.mp3の左端にマウスポインターを合わせた状態で右クリックするとメニューが表示されます。
2.今回は、【デフォルトのトランジションを適用】を選択します。
このままでは書き出した際に音が大きくなるので、最後の仕上げに音楽ファイルの音量を設定します。
音楽ファイルのデータによって音の大きさはさまざまです。データに合った音量の調整を心がけましょう。
音楽ファイルのデータによって音の大きさはさまざまです。データに合った音量の調整を心がけましょう。
1. bgm1.mp3を選択して、エフェクトコントロールパネル>オーディオ>ボリューム>レベルを展開します。
2. 数値上をクリックすると入力ができる状態になるので、「-5」と入力します。
2. 数値上をクリックすると入力ができる状態になるので、「-5」と入力します。
これで動画の編集が完成しました。
最近よくSNSでも見かける「vlog(ビデオブログ)」作品です。
最近よくSNSでも見かける「vlog(ビデオブログ)」作品です。
完成動画
これで「第3章:動画にテロップ・BGMを挿入しよう!」の解説を終わります。
次の章に進みましょう。
次の章に進みましょう。