動画編集
CapCut|5章 音声編集の基本
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目次
この章では音声の追加から高度な調整を学ぶことで、よりプロフェッショナルなクオリティの動画を編集できるようになることを目標とします。
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【5-1】音楽やナレーションの追加をしよう

音楽やナレーションを追加することで、動画に深みと感情を与えることができます。

音声素材をどのようにインポートし、タイムラインに配置するか、さらに編集するためのテクニックを紹介します。

音楽ファイルのインポート

キーポイント
  • 適切な音楽選びは動画の質に影響するため、テーマに合った音楽を選びましょう。
  • 音楽の著作権やライセンスを確認することが重要です。
  • 音楽の位置や長さを動画に合わせて正確に調整します。

操作手順

1. オーディオファイルを選択
   ・ CapCutを開き「インポート」タブから使用する楽曲をタイムラインに追加します。
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・もしくは「オーディオ」タブからCapCutが提供する無料音楽ライブラリを使うことも可能です。
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2. 音楽をタイムラインにドラッグ
  ・ インポートした音楽ファイルをタイムラインのオーディオトラックにドラッグ&ドロップします。
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・音楽が始まる位置と終わる位置をトリムで調整し、動画の流れに合わせて配置します。
3. 音楽の長さを調整
   ・ 音楽の長さが動画に対して長すぎる場合、カットツール(赤枠の部分)を使用して音楽を動画の長さに合わせます。
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・ 短い場合は音楽をループ再生させる方法もあります。
   ・ タイムライン上の音楽クリップをクリックして選択します。
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・選択した音楽クリップをコピーし、タイムライン上でペーストします。これにより、同じ音楽クリップが連続して再生されます。必要な長さになるまで、この操作を繰り返します。
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・クリップ間のつなぎ目が不自然に感じられる場合は、フェードイン・フェードアウト効果(後述)を適用して、音のつながりを滑らかにしましょう。
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4. 複数の音楽を組み合わせる
   ・ 動画のシーンごとに異なる雰囲気を作りたい場合、複数の音楽ファイルをタイムラインに追加し、それぞれの音楽の開始と終了を調整します。
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ナレーションの録音と追加

キーポイント
  • ナレーションは動画の内容を補足し、視聴者にメッセージを直接伝える手段です。
  • 音質がクリアであることが重要です。静かな環境で録音し、外部マイクを使用することを推奨します。
  • ナレーションは動画のテンポやストーリーに適したタイミングで配置しましょう。
1. アフレコを起動
   ・ アフレコボタンをクリックし、CapCut内で直接ナレーションを録音します。
・ 録音開始前に、動画を再生しながら適切なタイミングで話すように心がけます。
・ ナレーションの内容は前もって考え、原稿を作成するようにしましょう。
2. ナレーションの編集
   ・ 録音が完了したら、ナレーションファイルが自動的にタイムラインのオーディオトラックに追加されます。
   ・ 必要に応じてナレーションの開始や終了をカットツールで調整します。
   ・ 声が途切れる部分や不要な部分は削除し、スムーズな流れを確保します。
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3. エフェクトを追加します
  ・ ナレーションにノイズ除去(有料版)をかけることで、プロフェッショナルな音質を得られます。
  ・ ボイスチェンジャータブから、声の雰囲気に合った効果を適用することも可能です。
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【5-2】音量を調整しよう

異なる音源(音楽、ナレーション、効果音)が組み合わさることで、音量バランスが重要になります。

ここでは、音量を調整し、視聴者がストレスなく聞けるバランスの取れた動画に仕上げるための方法を解説します。

各クリップの音量調整

キーポイント
  • 音声のバランスを取ることで、動画の品質が向上します。
  • ナレーションと音楽が重なった場合、ナレーションを目立たせるために音楽の音量を適度に下げましょう。
  • 適切な音量調整によって、視聴者が快適に聞き取れます。
1. 音量スライダーを使用
 ・ タイムラインで音声クリップを選択し、画面右上に表示される「音量」のスライダーを使って、音量を調整します。
 ・ ナレーションが聞き取りやすいように、音楽の音量を調整するのが一般的です。
2. キーフレームを使った音量の微調整
   ・ 動画内で音量を部分的に変えたい場合、キーフレームを使ってシーンごとに音量を調整します。
   ・ これにより、シーンごとに音楽の強弱をつけたり、音声でより豊かに内容を伝えることができます。

オーディオフェード

キーポイント
  • フェードイン・フェードアウトを使うことで、音楽や効果音が自然に始まり終わる動画を制作できます。
  • 突然の音の切れを防ぎ、視聴者にストレスのない快適な体験を提供できます。

操作手順

1. フェードイン・フェードアウトの設定
  ・ タイムライン上で音声クリップを選択し、画面右上の「ベーシック」設定内で、フェードイン・フェードアウトの長さを調整します。
      ┗ タイムライン上のオーディオクリップのポイント(赤枠内の点)を左右に動かして調整することも可能です。
  ・ フェードの時間を短くすると急に、長くすると徐々に音が入る効果になります。
2. フェードエフェクトのプレビューと調整
   ・ フェードエフェクトが自然かどうか、タイムラインで再生しながら確認します。
   ・ 必要であれば、フェードの長さや開始位置を微調整し、スムーズな音声の挿入を実現します。

【5-3】効果音の追加をしよう

効果音は動画に臨場感を与えます。

特にアクションシーンや説明動画では、適切な効果音を追加することで、視覚だけでなく聴覚も活用した豊かな動画体験を提供できます。

効果音ライブラリの使用

キーポイント
  • 動画の雰囲気や動作に応じた効果音を選びましょう。
  • 効果音を適切なタイミングで挿入し、動画に躍動感を与えましょう。
  • 効果音のボリュームやトーンを調整し、視聴者に違和感を与えないようにしましょう。
1. 効果音の検索
   ・ 「オーディオ」タブでサウンドエフェクトに移動し、動画に合った効果音を検索します。
       ┗ CapCutには多種多様な効果音が揃っています。
   ・ 必要な効果音が見つからない場合は、自分のライブラリから効果音をインポートすることも可能です。
2. タイムラインに挿入
   ・ 選択した効果音をタイムライン上の正確なタイミングにドラッグ&ドロップします。
   ・ 動画の動作やイベントに合わせ、効果音がぴったり一致するように調整します。
3. 複数の効果音を組み合わせる
   ・ 一つのシーンに複数の効果音を組み合わせることで、よりリアルな演出が可能です。
       ┗ たとえば、ドアの開閉音と足音を同時に入れるなど。
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タイミング調整

キーポイント
  • 効果音が正確なタイミングで再生されることが重要
  • 動作にぴったり一致する音を入れることで、動画のクオリティが向上
  • フレーム単位で音声のタイミングを調整する
1. 効果音のタイミングを調整
   ・ タイムラインを拡大し、効果音の開始位置をフレーム単位で微調整します。
   ・ 効果音が動画の動作と完璧に一致するようにします。
タイムラインの拡大
  • タイムラインを拡大・縮小することで、より精密な編集が可能になります。
  • タイムライン右上にあるスライダーの「+」ボタンをクリックすると、タイムラインを拡大できます。逆に、「−」ボタンをクリックすると縮小できます。
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2. 音量とトーンの微調整
   ・ 効果音が他の音声やBGMに埋もれないよう、音量を調整します。
   ・ 音が不自然にならないよう、他の音声とのバランスも考慮します。
3. プレビューしながら確認
   ・ 効果音が意図通りのタイミングで再生されているか、プレビュー機能を使って確認します。
   ・ 必要であれば再度調整し、音と映像がシンクロしていることを確認します。
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