案件獲得に必要なものと、自分の現在地を知ろう
CHAPTER 1
案件獲得に必要なものと、自分の現在地を知ろう
LESSON 1-1 案件獲得に向けた現在地を確認しよう ⏱ 所要時間:約15〜20分
レッスン解説動画
GOAL
このレッスンのゴール
  • 案件獲得に必要な6つの要素から、自分の現在地を確認できる
  • 不足している要素が、案件獲得攻略プログラムのどの経験によって補われるかを説明できる

WEBCOACHで学んだ制作スキルを一通り身につけると、次はいよいよ案件獲得に挑戦したくなります。ところが、いくら制作スキルを磨いても、「案件を獲得できる気がしない」と感じる場面は少なくありません。理由は単純で、案件獲得に必要なのは制作スキルだけではないからです。制作物の数や品質、ポートフォリオの有無、提案・営業の経験、クライアントワークの経験など、スキル以外にも確認すべき要素がいくつも存在します。

このレッスンでは、まず案件獲得に必要な6つの要素を整理し、そのうえで自分の現在地がどこにあるのかを確認します。今の自分に足りないものを知ることは、できていないことを評価するためのものではなく、これから何を経験すればよいかを明確にするためのものです。案件獲得攻略プログラムに参加すれば、不足している要素は実践を通じて段階的に補っていけます。

案件獲得後の自分をイメージしよう

案件獲得に必要な要素を確認する前に、案件獲得攻略プログラムに参加すると実際にどのような経験を積んでいくのか、まずは全体の流れをイメージしておきましょう。抽象的な要素の話から始めるよりも、自分がこれから通る道筋を先に見ておくほうが、それぞれの要素がなぜ必要なのかを理解しやすくなります。

1
学んだスキルを使う
2
案件へ応募・提案する
3
制作要件に沿って制作する
4
コーチからフィードバックを受ける
5
修正して品質を高める
6
制作物を納品する
7
制作実績と案件経験が増え、外部案件への挑戦につながる

この流れの中で重要なのは、最初からすべてを完璧にこなす必要がないという点です。案件へ応募・提案する経験、コーチからフィードバックを受けて修正する経験、実際に納品まで完了させる経験は、いずれも実践しながら少しずつ身につけていくものです。1回の参加を終えるたびに制作実績と案件経験が積み重なり、その積み重ねが最終的にWEBCOACHの外にある案件へ挑戦する土台になります。

✓ Point !
現時点で足りないものがあっても問題ない

案件獲得攻略プログラムでは、案件への応募、制作、フィードバック、修正、納品を経験しながら、不足している要素を段階的に補っていけます。

案件獲得に必要な6つの要素

案件獲得に必要なのは制作スキルだけではありません。次の6つの要素を確認しましょう。

必要な要素確認すること
制作スキル挑戦したい案件を完成させるためのスキルがあるか
制作物の数クライアントへ提示できる制作物があるか
制作物の品質クライアントが安心して依頼できる品質か
ポートフォリオ制作物や自分のスキルを相手へ伝えられるか
提案・営業経験案件を探し、自分のスキルを提案した経験があるか
クライアントワーク経験要件確認から制作・修正・納品まで進めた経験があるか

この6つの要素は、どれか1つだけが優れていれば案件を獲得できるというものではありません。制作スキルがあっても提示できる制作物がなければ、クライアントは判断材料を持てません。制作物があっても、ポートフォリオとして整理されていなければ相手に伝わりません。提案・営業の経験がなければ、案件を見つけて応募する行動そのものが始まりません。クライアントワークの経験がなければ、要件確認から納品までを一人で完結させることが難しくなります。

次のセクションから、それぞれの要素を一つずつ確認します。自分がすでに持っている要素と、これから育てていく要素を整理しながら読み進めてください。

制作物を確認する

数の目安

制作物の数には、すべての人に当てはまる決まった基準はありません。目安は次のとおりです。

目安状態
10〜15件案件応募に向けた制作物がある状態
15〜20件提示する制作物を選びやすく、比較的安心できる状態

この目安はあくまで参考であり、必ず満たさなければならない基準ではありません。制作物の数を意識する目的は、案件へ応募するときにクライアントへ提示できる材料をあらかじめ用意しておくことにあります。WEBCOACH教材内の課題、自主制作、架空案件、実案件は、すべて制作物として数えられます。特別に高度な案件だけを制作物として数える必要はなく、学習の過程で作ったものも含めて手元にある制作物を洗い出してみましょう。

ただし、制作物は合計数だけで判断できるものではありません。例えば、バナー制作物が15件あっても、LP制作の実績が一件もなければ、LP案件の獲得は難しくなります。LP案件へ挑戦したいのであれば、LPそのもの、あるいはLPと関連性の高いWebデザインの制作物を提示できることが重要です。

✓ Point !
合計数より案件種別との関連性を優先する

バナー制作物が15件あっても、LP制作実績がなければLP案件の獲得は難しくなります。挑戦したい案件種別に関連する制作物があることが重要です。

品質の目安

制作物は数だけでなく、品質も合わせて確認する必要があります。品質の目安は、応募先のクライアントが制作物を見たときに、期待する品質で制作してくれると確信できることです。数が多くても、1件ごとの品質にばらつきがあると、クライアントは安心して依頼できません。

品質チェックの視点
制作要件を満たしている
依頼された条件どおりに仕上がっているかの基本確認
ターゲットや目的に合った表現になっている
要件を満たしていても、狙った相手に響く表現になっているかは別軸で確認する
レイアウト・配色・文字などの基本品質が整っている
1件ごとの品質にばらつきがあると、クライアントは安心して依頼できない
誤字・表示崩れ・不自然な箇所がない
細部の見落としが、期待する品質への信頼を下げる
なぜこの表現にしたのか説明できる
感覚だけで制作していないかを確認する視点になる
同程度の品質を別の制作物でも再現できる
1件だけの出来栄えでなく、安定して同じ水準を出せるかを確認する

これらの項目は、案件獲得攻略プログラムで制作物を提出する前のセルフチェックとしてそのまま使えます。特に「なぜこの表現にしたのか説明できる」という項目は、感覚だけで制作していないかを確認する視点として重要です。説明できる制作物が増えるほど、クライアントへの提案や納品後のやり取りもスムーズになります。

ポートフォリオを確認する

ポートフォリオは案件獲得攻略プログラムの参加条件ではありませんが、外部案件の獲得には必要性が高くなります。プログラムの中では制作物とコーチのフィードバックのやり取りだけで進行できますが、WEBCOACHの外にあるクラウドソーシングサービスや直接営業の場面では、初めて出会うクライアントに自分のスキルを短時間で伝える手段が必要になります。ポートフォリオは、その役割を果たす制作物の一覧です。

ポートフォリオチェックの視点
応募したい案件に関連する制作物が掲載されている
初めて出会うクライアントに、短時間でスキルを伝える手段になる
制作物の目的とターゲットが説明されている
見た目だけでなく、何のために作ったかが伝わるようにする
自分の担当範囲と使用ツールが記載されている
どこまで自分が手を動かしたかを明確にする
制作意図や工夫した点が説明されている
感覚だけで制作していないことを、クライアントにも伝えられるようにする
クライアントへそのまま共有できる
初めて出会うクライアントへ短時間でスキルを伝える手段としての役割を果たす

ポートフォリオは一度作れば完成というものではありません。案件獲得攻略プログラムで模擬トライアル案件・実践想定案件を重ねるたびに、掲載できる制作物と説明できる内容が増えていきます。今の時点で完璧なポートフォリオを用意できていなくても、この段階では問題ありません。

自分の現在地をチェックしよう

ここまでの内容を使って、自分の現在地を確認しましょう。制作スキル、制作物の数と品質、ポートフォリオ、提案・営業経験、クライアントワーク経験という6つの要素を振り返りながら、次の項目に当てはまるかどうかを一つずつ確認してください。

現在地セルフチェック
挑戦したい案件に必要な制作スキルがある
制作スキルの要素にあたる
クライアントへ提示できる制作物がある
制作物の数の要素にあたる
挑戦したい案件種別に関連する制作物がある
制作物と案件種別の関連性を確認する
クライアントが安心できる品質の制作物がある
制作物の品質の要素にあたる
クライアントへ共有できるポートフォリオがある
ポートフォリオの要素にあたる
案件へ応募・提案した経験がある
提案・営業経験の要素にあたる
制作計画を立て、修正・納品まで進めた経験がある
クライアントワーク経験の要素にあたる
✓ Point !
チェック漏れは合否に影響しない

チェックがつかなかった項目があっても、参加の合否には影響しません。これから案件獲得攻略プログラムで経験し、補っていく要素です。今の時点でのチェック結果は、これから何を優先して経験すればよいかを知るための材料であり、参加を諦める理由にはなりません。

不足をプログラムでどう補うか

要素ごとの補い方

自分の現在地を確認したら、不足している要素を案件獲得攻略プログラムのどの経験で補えるのかを具体的に把握しておきましょう。

現在不足しているもの案件獲得攻略プログラムで経験すること目指す変化
関連する制作物模擬トライアル案件・実践想定案件の制作応募したい案件に関連する制作実績が増える
制作物の品質コーチのフィードバックと修正改善点を判断し、品質を高められる
ポートフォリオの内容案件で制作した成果物と制作過程の整理実践経験を示せる内容が増える
提案・営業経験手法別攻略の学習、案件への応募・提案自分のスキルや制作物を相手へ伝えられる
クライアントワーク経験要件確認、計画、制作、修正、納品案件を最後まで進める流れが分かる
案件への自信模擬トライアル案件から段階的に挑戦外部案件へ挑戦するイメージを持てる

この対応関係からも分かるように、案件獲得攻略プログラムは不足を指摘するための場ではなく、学習したスキルを実際に使える経験へ変えていくための場として位置づけられています。案件に必要な基本スキルやツールそのものが不足している場合は、対応するWEBCOACH教材を先に学びましょう。

参加前後の変化

要素ごとの補い方を踏まえて、案件獲得攻略プログラムに参加する前と参加した後で、状態がどのように変わっていくのかを確認しておきましょう。

参加前に多い状態経験すること目指す状態
制作スキルはあるが実績が少ない案件の制作と納品関連する制作実績が増えている
品質に自信がないフィードバックと修正改善点を理解して品質を高められる
応募したことがない手法別攻略と案件への応募案件へ提案する流れが分かる
納品経験がない計画・制作・修正・納品案件を最後まで進められる
外部案件が不安模擬トライアル案件・実践想定案件へ段階的に挑戦次の案件へ挑戦する自信が持てる

参加前によく見られる状態と、参加後に目指す状態を並べて見ると、変化は一足飛びに起こるものではなく、案件を1件ずつ積み重ねる中で段階的に生まれることが分かります。

現在地診断結果を記録しよう

ここまで確認した内容を使って、自分の現在地を記録しておきましょう。挑戦したい案件種別、現在できていること、現在不足していること、案件獲得攻略プログラムで経験できること、目指したい状態を書き出すことで、次に何をすればよいかが具体的になります。提出や合否判定はありません。

項目記入欄
私が挑戦したい案件種別
現在できていること
現在不足していること
案件獲得攻略プログラムで経験できること
プログラムを通じて目指したい状態

入力内容はこのブラウザに保存され、次回このページを開いたときに復元されます。別の端末・ブラウザからは見れません。

SUMMARY
  1. 案件獲得には、制作スキル以外にも必要な要素がある
  2. 現時点ですべての要素がそろっていなくても問題ない
  3. 制作物は合計数だけでなく、案件種別との関連性も重要
  4. 案件獲得攻略プログラムでは、応募・制作・フィードバック・修正・納品を経験できる
  5. 不足している要素は、実践を通じて段階的に補っていける