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目次
この章では、Photoshopでの新規ファイルの作成と保存の方法を学びます。
Photoshopを使用して、一から画像ファイルを編集・作成する方法には、大きく二つあります。
方法
- 新規ファイルを作成し、まっさらな状態から描画したり、画像素材を貼り付けたりして編集する方法
- 写真などの画像素材をPhotoshopで開き、編集・加工していく方法
今回は1の方法を用いて、ファイルを作成し、PCに保存するまでの流れを解説します。
【3-1】 新規ファイルを作成しよう
新規ファイル作成
1. Photoshopを起動。下図のような画面が表示される
2. 新規ファイルを作成するためには、左上に表示されている「新規ファイル」ボタンをクリック。
3. または、メニューバーの「ファイル」から「新規」を選択しても、新規ファイルを作成することができる。
4. いずれかの方法で新規ファイル作成の操作を行うと、こちらの「新規ドキュメント」設定画面が表示される。
5. このウインドウの上部に並んでいるタブメニューから、「Web」をクリックして選択。
6. 「Web一般」を選んでから、右下の「作成」ボタンをクリック。
上記の手順を踏むことで、選択したサイズの新規ファイルが作成されます。
「作成したて」のファイルは選べない?
- 先ほど作成した新規ファイルを開いたまま、メニューバーの「ファイル」を選択してみてください。
※新規ファイルを作成しただけの段階では、「保存」を選択することができません。 - 編集作業を一度でも行えば、「保存」が選べるようになりますので、次の項目では「塗りつぶしツール」を使い、画面を塗りつぶしてみましょう。
※「塗りつぶしツール」の詳しい使用方法は、「6章 塗りつぶしツールとグラデーションツールで描画してみよう」で学びます。
MEMO:ショートカットキーを覚えよう
- メニューバーから行う操作の多くは、ショートカットキーと呼ばれるキー入力の組み合わせでも行うことができます。
- こちらを覚えておくと、キーボードの操作だけで「保存」作業を行うことができるので便利です。
※⌘はcommandキー、⇧はshiftキー、⌥はoptionキー、^はcontrolキーを表しています。
※Windows PCの場合は、⌘をCtrlキーに、optionをaltキーに置き換えて操作します。
塗りつぶしの方法
1. ツールパネルから「塗りつぶしツール」を選択
2. カラーパネルを表示させる
3. 「カラーパネル」で色を選択する
「カラーパネル」内の虹色のバー横のつまみを上下に動かして「色相」を決めてから、隣の四角い領域で「明度と彩度」を決める
「カラーパネル」内の虹色のバー横のつまみを上下に動かして「色相」を決めてから、隣の四角い領域で「明度と彩度」を決める
4. 色を選択したら、新規ファイルの画面内をクリックし、塗りつぶしを行う
【3-2】ファイルを保存しよう
それでは、単色で塗りつぶしたこちらのファイルを、自分のパソコンに保存してみましょう。
今度は下図のように「保存」が選べるようになっているはずなので、メニューバーの「ファイル」をクリックしてみましょう。
今度は下図のように「保存」が選べるようになっているはずなので、メニューバーの「ファイル」をクリックしてみましょう。
- メニューバーの「ファイル」から「保存」を選ぶ
保存先を選択する
- 「保存」の操作を行うと、こちらの画面が表示されます
- 保存先をAdobe Creative Cloudのサーバーにするか、自分のパソコン上にするかを決めます。
※「クラウドドキュメント」には、同じアカウントでログインすれば、別のPCでも同じファイルを使って作業できるという利点がありますが、慣れないうちは、PC上に作業ファイルを保存した方が作業しやすいでしょう。
- ここでは、左下の「コンピューター」を選び、「ローカルドキュメント」として自分のPC上にファイルを保存します。
用語解説
- クラウドドキュメント
- サーバーに保存するファイル
- ローカルドキュメント
- PC状に保存するファイル
- デスクトップに「Photoshop基礎」という新規フォルダを作成してください。
- ファイル名を付けます。「保存練習.pdf」としてから、右下の「保存」をクリックします。
MEMO:PSD形式とは
Photoshopで作成したファイルは、通常、拡張子が「.psd」のPhotoshop形式で保存されます。
Photoshop形式は、レイヤーやマスク、パス、スマートオブジェクトといったPhotoshop独自の編集情報を保持します。
そのため、元の画像データを変更せずに、作成した後からの編集・修正が可能です。
但し、Photoshop以外のアプリケーションで編集することはできません。
Photoshop形式は、レイヤーやマスク、パス、スマートオブジェクトといったPhotoshop独自の編集情報を保持します。
そのため、元の画像データを変更せずに、作成した後からの編集・修正が可能です。
但し、Photoshop以外のアプリケーションで編集することはできません。
|PSD形式の利点
・Photoshop上で画像ファイルの再編集・修正が可能
|PSD形式を扱うときの注意点
・Photoshop以外のアプリケーションでの互換性には制限がある
・Photoshop上で画像ファイルの再編集・修正が可能
|PSD形式を扱うときの注意点
・Photoshop以外のアプリケーションでの互換性には制限がある
|作業画面
ファイルを閉じる
1. タブの「×」ボタン(閉じるボタン)をクリックしてファイルを閉じましょう。
2. ホーム画面が表示されます。
3. 同じファイルを次回また開いて使うときは、「開く」をクリックして、開きたいファイルを選びます。
4. ファイルアイコンをダブルクリックすることによっても、Photoshopで開くことができます。