WEBマーケティング
TikTok広告 -基礎編-
INDEX
目次

1. TikTok広告概要

a. TikTok(ティックトック)とは?

TikTokとは、全世界の月間利用者数が10億人を突破している動画SNSです。10代~20代の若年層はもちろん、平均年齢も年々上昇しており、平均世帯年収も他SNSより高く、新しいサービス・ツールに対する関心が強い傾向にあることがユーザーの特徴として挙げられます。

また、かつては若者のダンス動画で溢れかえっているイメージが強かったですが、ビジネスやレストランの情報などバラエティに富んだ動画が登場したことや、他SNSでTikTokの動画が多く共有されたことから、ユーザー層の幅が広がりました。

b. TikTokの特徴

全画面ショートムービー

スマートフォンの画面全体に広がる数秒から3分程度の比較的短い動画を投稿・シェアするプラットフォームであり、YouTubeの動画と比べると全体的に短いものとなっています。YouTubeのように10分以上の動画をじっくり見るというよりは、多種多様な短めの動画が次々と流れてくるというスタイルが主流となっています。

編集作業が簡単

TikTokでは、アプリ内でそのまま多種多様なフィルターやBGM・エフェクトをつけることができるため、楽曲を選ぶだけでも「TikTokらしい動画」を撮ることが可能です。

誰でも簡単に動画コンテンツを作れるからこそ、多種多様なコンテンツが日々投稿されています。

c. TikTok広告 -運用型- とは?

TikTok広告には、1日限りの単発配信で単価が60万~700万円ほどの広告もありますが、そちらはあくまで大企業向けの内容となっているので、このページでは、TikTok広告の中でも、特に低予算でも運用が可能な運用型広告について説明いたします。

TikTok広告(運用型)の配信先

TikTokインフィード広告

TikTokでの配信面はインフィード面のみとなりますが、ユーザーの興味関心に基づく「おすすめ投稿」が表示されるページ内に掲載されます。

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参照先:TikTok For Business

Buzz Video

Buzz VideoはTikTokを運営するByteDance社が提供しているコンテンツプラットフォームで、幅広いジャンルの動画コンテンツを配信しています。

TikTokとの明確な違いはユーザー層にあり、前述のように若年層がメインユーザーであるTikTokに対して、Buzz Videoでは、男性の比率が89%、35歳以上が82%と、ミドル世代の男性がユーザー層の大部分を占めているという特徴があります。

 (2184)

参照先:TikTok For Business

Pangle(TikTokオーディエンスネットワーク)

Pangleは前述のBuzz Videoと同様にByteDance社が提供しており、多彩なジャンルのアプリに広告配信が可能なモバイル広告プラットフォームです。

アプリの広告出稿に適しており、優れたAI技術により、精度の高いユーザーへのリーチが可能となっています。

 (2188)

参照先:TikTok For Business

d. TikTok広告の課金方式

インプレッション課金型

 (2192)

インプレッションとは、ユーザーに広告が表示されることを言います。

つまりインプレッション課金型とは、「TikTok広告が1,000回表示されるたびに費用が発生する形態」のことです。

<インプレッション課金型のメリット>
(広告が表示されなければ費用がかからない

インプレッション課金型では、広告が表示されなければ予算が消化されることもありません。契約型の広告などの場合には、実際の成果にかかわらず費用が発生しますが、これは運用型の課金形式だからこその特徴です。

高い費用対効果を得やすい

他の課金型に比べて料金が安いため、高品質なクリエイティブを作成することができれば、後述のクリック課金型・再生課金型に比べて費用対効果が高まります。 もちろん一方で、品質の低いクリエイティブでは、クリックや再生が行われない可能性が高く、費用対効果が悪くなってしまう可能性があります。

クリック課金型

 (2200)

クリック課金型とは、TikTok広告内のCTAがクリックされるたびに費用が発生する形態のことです。

<クリック課金型のメリット>
クリックされなくては費用がかからない

仮に5,000回表示されたとしても、クリックされなかった場合には費用が発生しないので、成果が全く出なかった場合には費用がかかりません。

一方で、インプレッション課金型と比べて料金が高いため費用対効果を上げにくいことや、競合数が増えることによってクリック単価が高騰する可能性があります。

再生課金型

 (2206)

どれだけインプレッション数があったとしても、広告が一定時間以上ユーザーの画面に表示されない限りは費用が発生しません。

<再生課金型のメリット>
広告が再生されなければ費用がかからない

仮に5,000回表示されたとしても、再生されなかった場合には費用が発生しないので、成果が全く出なかった場合には費用がかかりません。

一方で、インプレッション課金型と比べて料金が高いため費用対効果を上げにくいです。

e. TikTok -運用型広告-のメリット

動画広告に特化している

TikTok運用型広告では基本的に、動画広告を配信します。

動画広告だからこそ、静止画よりも多くの情報を詰め込むことができるため、商材の魅力を伝えることが可能です。

また、TikTokは他の広告媒体と比べても、ユーザーが音声をオンにしている率が高いため、音声と動画の両方で情報を伝えることが可能です。

高精度なAIを搭載している

全てのSNS広告の中で、TikTokの運用型広告は最もAIの精度が高いと言われています。

レコメンド機能に特に特化しており、商材に興味を抱きやすいユーザーへの広告配信が可能です。

また、自動入札を設定した場合、過去の運用データに基づいて、コンバージョン確率が高いユーザーをターゲティングすることができます。

10代~20代に効率的にアプローチ可能

近年になって徐々に変わってきてはいるものの、TikTokのユーザーの半数近くは10代~20代が占めています。これは全ての広告媒体の中でトップクラスであり、さらにアクティブなユーザーも多く存在します。

結果として、効率的に10代~20代のユーザーに広告を配信することが可能となります。

少額から広告運用を開始可能

TikTok運用型広告では、1円からでも利用することが可能であり、予算が少なくてもTikTokに広告を配信することが可能です。

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