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第9章:用途に合わせた動画の書き出しをしよう!
この章では動画の書き出しの種類を学ぶことで、用途に合わせた動画の書き出しをできるようにすることを目標とします。
【9-1】用途に合わせた動画の書き出し
目安の学習時間:20分
書き出しの準備をする
書き出す映像の範囲の開始位置(イン点)と終了位置(アウト点)の設定をします。
1. 時間インジケーターを0秒の位置に合わせてから【マーカー】>【インをマーク】を選択します。
すると、開始位置が作成されます。
2. 次に時間インジケーターを1分26秒24フレームの位置に合わせてから【マーカー】>【アウトをマーク】を選択します。
すると終了位置が作成されます。
これで書き出しの範囲が作成できます。
3. タイムラインパネルを選択した状態で、【ファイル】>【書き出し】>【メディア】を選択すると、書き出し設定パネルが表示されます。
4. さまざまな項目を設定してから【書き出し】ボタンをクリックすると、ファイルを書き出すことができます。
以下のパートで示す書き出し設定を確認しましょう。
以下のパートで示す書き出し設定を確認しましょう。
基本の書き出し設定を確認する
今回はYouTube用の動画の書き出し設定で進めていきます。
1. 【形式】から【H.264】を選択して、【プリセット】から【YouTube 1080p フル HD】を選択します。
2. ファイル名と書き出す場所の設定をします。
【場所】の右にあるリンクをクリックすると、名前を付けて保存設定パネルが開きます。
そして【ファイル名】を【Youtube】と入力して、【保存】ボタンをクリックします。
【場所】の右にあるリンクをクリックすると、名前を付けて保存設定パネルが開きます。
そして【ファイル名】を【Youtube】と入力して、【保存】ボタンをクリックします。
3. 基本ビデオ設定は【最高レンダリング品質を使用】にチェックを入れます。
画質は向上しますが書き出しの時間は長くなります。
画質は向上しますが書き出しの時間は長くなります。
4. ビットレート設定で画質やデータのサイズを決定します。
今回は【ビットレートエンコーディング】を【CBR】、【ターゲットビットレート(Mbps)】を【50】に設定します。
今回は【ビットレートエンコーディング】を【CBR】、【ターゲットビットレート(Mbps)】を【50】に設定します。
CBRとVBRの違い
- CBRは動画の最初から最後まで同じ(一定)のビットレート、それに対してVBRは動画の内容によって値が変わるビットレートです。
- あまり動き(変化)のない動画だとCBRで問題ありませんが、動き(変化)の多い動画ですとVBRでないと綺麗に表現することができません。
5. 【オーディオ】を展開し、以下の設定で進行します。
オーディオコーテック:AAC
サンプルレート:48000Hz
チャンネル:ステレオ
ビットレート:320
オーディオコーテック:AAC
サンプルレート:48000Hz
チャンネル:ステレオ
ビットレート:320
動画ファイルを書き出す
1. これらの設定が終わったら右下部にある【書き出し】ボタンをクリックします。
すると動画の書き出しが開始されます。
すると動画の書き出しが開始されます。
2. 書き出しが終了すると、指定した場所にファイルが作成されています。
再生して確認してみましょう。
再生して確認してみましょう。
Adobe Media Encoder CCで動画を書き出す
Premiere Proでも書き出しはできますが、連携ソフトである【Adobe Media Encoder CC】でも書き出しをすることができます。
【Adobe Media Encoder CC】は、1つのシーケンスのデータを複数の異なる形式で書き出すことのできるソフトです。
今回はYouTube用とBlu-ray用の2つのファイルを書き出します。
【Adobe Media Encoder CC】は、1つのシーケンスのデータを複数の異なる形式で書き出すことのできるソフトです。
今回はYouTube用とBlu-ray用の2つのファイルを書き出します。
1. タイムラインパネルを選択した状態で、【ファイル】>【書き出し】>【Adobe Media Encoderに送信】を選択すると、【Adobe Media Encoder CC】が起動します。
2. 【キュー】のパネルには、Premiere Proのシーケンスのデータが送られています。
3. キューを右クリックした後【複製】を選択して、2つの同じキューを作成します。
4. 1つ目のキューの【H.264】をクリックすると書き出し設定パネルが表示されます。
1つ目は先程と同じYouTube用の設定なので、ファイル名と場所を設定して【OK】をクリックします。
1つ目は先程と同じYouTube用の設定なので、ファイル名と場所を設定して【OK】をクリックします。
5. 2つ目のキューの【H.264】をクリックすると書き出し設定パネルが表示されるので、【形式】を【H.264 Blu-ray】に設定して【OK】をクリックします。
6. すべての設定が終わったら、【キュー】のパネルの右上にある【キューを開始】ボタンをクリックすると書き出しが開始されます。
Premiere Proでの書き出しでは、書き出しが終わらないと次の操作はできませんが、Adobe Media Encoder CCの書き出しはバックグラウンドで行われるので普通の作業ができます。
Premiere Proでの書き出しでは、書き出しが終わらないと次の操作はできませんが、Adobe Media Encoder CCの書き出しはバックグラウンドで行われるので普通の作業ができます。
完成動画
これで「第9章:用途に合わせた動画の書き出しをしよう!」の解説を終わります。
次の章に進みましょう。
次の章に進みましょう。