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第7章:色補正にチャレンジしよう!
この章では色補正の基礎を学ぶことで、素材のクオリティを安定させ、より高品質な映像制作ができるようになることを目標とします。
【7-1】色補正の基本
目安の学習時間:20分
ホワイトバランスの調整
ホワイトバランスとは、撮影環境での光の色の影響を補正して、白を白く写すための機能です。
光はその種類によって様々な色や特徴を持っています。
Premiere Proに搭載されている【Lumetriカラー】を使用すると、白を白として正確に再現するための調整ができるようになります。
光はその種類によって様々な色や特徴を持っています。
Premiere Proに搭載されている【Lumetriカラー】を使用すると、白を白として正確に再現するための調整ができるようになります。
1. 【ワークスペース】アイコンをクリックして【カラー】を選択します。
2. すると色の補正に適したワークスペースに切り替わります。
女性の顔が若干赤みがかっているのでホワイトバランスを調整します。
3. 時間インジケーターを0秒に移動し、m1.mp4を選択した状態で【Lumetriカラー】の【基本補正】を開きます。
3. 時間インジケーターを0秒に移動し、m1.mp4を選択した状態で【Lumetriカラー】の【基本補正】を開きます。
4. 次に【ホワイトバランス】の横にある【スポイト】アイコンを選択します。
5. プレビューパネルで女性の背後にあるPCモニターの白い箇所をクリックします。
6. 【色温度】の数値が自動で変更されて、ホワイトバランスが調整されました。
これは、本来白い部分である箇所を基準として周囲の色が調整されたということになります。
調整した補正の効果を貼り付け
同じ名前の動画クリップでも、編集の中で分割してしまうと別の動画クリップの扱いになってしまいます。 ただ映像の色の要素は同じ素材なので、調整した効果を貼り付けると同じ効果が得られます。
1. ホワイトバランスを調整したm1.mp4を選択してコピーします。
2. 次に、まだ色補正のされていないm1.mp4を選択します。
※ Shiftキーを押しながらクリップを選択すると、複数のクリップを選択できます。
※ Shiftキーを押しながらクリップを選択すると、複数のクリップを選択できます。
3. この状態で、【編集】>【属性をペースト】を選択すると、属性をペースト設定パネルが表示されます。
4. 【ビデオ属性】にある【エフェクト】【Lumetriカラー】にチェックを入れて【OK】をクリックします。
この際に【モーション】【不透明度】【タイムリマップ】のチェックが入ったままであると、先ほど作成したワイプの効果が消えてしまうのでチェックを外しておきましょう。
この際に【モーション】【不透明度】【タイムリマップ】のチェックが入ったままであると、先ほど作成したワイプの効果が消えてしまうのでチェックを外しておきましょう。
すると、女性のクリップ全てに色補正の効果が適用されました。
明るさ・彩度・コントラストの調整
撮影した素材(静止画、動画)は、大抵は完全な状態ではありません。 「明るさ・彩度・コントラストの調整」をすることにより素材をもう1段階引き立たせることができます。
インサートのクリップの色の補正をしていきます。
この作業をカラーコレクションといいます。
insert_03.jpegは、現状の素材のままでは暗いので明るさを調整します。
この作業をカラーコレクションといいます。
insert_03.jpegは、現状の素材のままでは暗いので明るさを調整します。
1. insert_03.jpegを選択して【基本補正】を開きます。
2. 【露光量】のスライダーを右にドラッグすると明るくなります。
ここでは【1.5】に設定します。
ここでは【1.5】に設定します。
3. 次に【コントラスト】のスライダーを右にドラッグすると明るい部分と暗い部分がはっきりします。
その際、数値を上げすぎると色がつぶれてしまうので注意しましょう。
ここでは【50】に設定します。
その際、数値を上げすぎると色がつぶれてしまうので注意しましょう。
ここでは【50】に設定します。
4. そして最後に【彩度】のスライダーを右にドラッグして色を鮮やかにします。
ここでは【130】に設定します。
ここでは【130】に設定します。
5. 素材の色味が調整されました。
完成動画
これで「第7章:色補正にチャレンジしよう!」の解説を終わります。 次の章に進みましょう。