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第11章:動画に手ぶれ補正をつけよう!
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第11章:動画に手ぶれ補正をつけよう!

この章ではワープスタビライザーの機能を学ぶことで、撮影した素材の手ぶれ補正をできるようにすることを目標とします。
使用素材(あらかじめダウンロードしておきましょう)
動画素材「m1.mp4」
完成見本

【11-1】手ぶれ補正のやり方

目安の学習時間:20分

新規プロジェクト・シーケンスを作成する

1. 【ファイル】【新規】【プロジェクト】を選択します。
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2. すると、新規プロジェクト設定パネルが表示されるので、名前と場所を設定します。
ここでは名前は「C11」場所は「デスクトップ」にして【作成】ボタンをクリックします。  
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3. 【ファイル】【新規】【シーケンス】を選択します。
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4. 新規シーケンス設定パネルの【シーケンスプリセット】のタブから【HD1080p】を開いて、【HD 1080p 29.97 fps】を選択します。
5. 【シーケンス名】に「program」と入力して【OK】をクリックするとタイムラインが開きます。
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素材を読み込む

ファイルを読み込みます。
1. 【ファイル】【読み込み】を選択すると、読み込み設定パネルが表示されます。
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2. 映像素材ファイルが保存されているフォルダを選択して、読み込むファイルを選択します。
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【開く】をクリックすると、プロジェクトパネルに選択した映像素材ファイルが入っています。
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3. プロジェクトパネルからクリップm1.mp4を選択して、タイムラインパネルの【V1】トラックの0秒の位置にドラッグ&ドロップして配置します。
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【ワープスタビライザーVFX】を使用する

1. タイムラインパネルのクリップm1.mp4を選択した状態で、エフェクトパネルにある【ビデオエフェクト】【ディストーション】【ワープスタビライザーVFX】をダブルクリックします。
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するとクリップの分析が開始されます。
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2. またエフェクトコントロールパネルにも【ワープスタビライザーVFX】の詳細に進捗が表示されています。
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クリップを分析してプレビューする

クリップを分析してプレビューする

1. 分析が終了すると、プログラムモニターに【スタビライズしています】というメッセージが表示されます。
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2. ただ、現状ではタイムラインパネルに黄色いバーが出ているので、場合によってはスムーズに再生できない可能性があります。
そこでエフェクトの効果を正確にプレビューするために「レンダリング」を行います。
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レンダリングとは?
  • 映像データに追加したエフェクトと呼ばれる効果や静止画、字幕テキスト、音声といった複数のデータを、1つの動画として統合することです。
  • このレンダリング作業をすることで、視聴者が映像やエフェクト、静止画や字幕テキストを1つの動画として視聴できるようにするのが目的です。
1. 時間インジケーターを0秒の位置に合わせてから【インをマーク】のアイコンをクリックします。
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2. 続けて時間インジケーターをクリップの最後の位置に合わせてから【アウトをマーク】のアイコンをクリックします。
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3. これで「レンダリング」の準備は完了です。
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4. 【シーケンス】【インからアウトをレンダリング】をクリックすると、レンダリングが開始されます。
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5. レンダリングが終了してタイムラインパネルのバーが黄色から緑に変われば、スムーズにプレビューができるようになります。
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プレビュー動画

レンダリングバーの色
  • レンダリングバーは「赤」「黃」「緑」の3パターンで表示されていて、現状のプレビューの状態を示しています。
「赤」→レンダリングが必要になります。
プレビューファイルがなく、スムーズに再生できない可能性が高いです。
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「黃」→レンダリングは必要ではないが、レンダリングするとより快適に再生できます。
プレビューファイルがなく、場合によってはスムーズに再生できない可能性が高いです。
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「緑」→レンダリングの処理が完成しています。
プレビューファイルがあり、スムーズな再生が可能です。
 (21747)

今回の作例では【ワープスタビライザーVFX】を適用後、特に細かいパラメーターを調整していません。
動画素材によっては各種パラメーターを調整する必要が出てきますのでご注意ください。

手ぶれ補正のエフェクト適用前後の比較動画

これで「第11章:動画に手ぶれ補正をつけよう!」の解説を終わります。
次の章に進みましょう。
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