INDEX
目次
Facebook広告の入稿手順
入稿手順は大きく以下の7ステップで進めていきます。
- Facebookビジネスマネージャのアカウントを開設する
- Facebookページを作成
- 広告アカウントを開設する
- 新規でキャンペーンを作成する
- 広告セットを作成する
- 広告を作成する
- トラッキングの仕組みを構築する
1. Facebookビジネスマネージャのアカウントを開設する
FacebookビジネスマネージャとはFacebookページ、Facebook広告・Instagram広告などを一元管理できる公式ツールです。
大前提としてFacebookの個人アカウントが必要となります。お持ちでない方は作成しましょう。
手順
- 「アカウントを作成」をクリック
- https://business.facebook.com/にアクセス
- Facebook個人アカウントにログイン
- 必要情報を入力して作成
2. Facebookページを作成する
手順
- Facebook広告はFacebookページと紐づける必要性があるため、Facebookページを作成しましょう。
- 「カテゴリ」を選択し、以下の項目を入力することで作成が完了します。
- Facebookページ名
- カテゴリ
- 住所
- 市区町村
- 郵便番号
- ビジネス設定>ページより[追加]を選択後、[新しいFacebookページを作成]をクリックしてください。
- 広告を回す際にFacebookページは必須になります。
- プロフ画像、プロフィール情報も忘れずに入力しておきましょう。
3. 広告アカウントを作成する
手順
- 「ビジネス設定」より「広告アカウント」>「追加」>「新しい広告アカウントを作成」をクリックします。
- 広告アカウント名、時間帯(Asia/Tokyoに設定)、通貨(JPYに設定)を入力します。
- 進めていくと支払い情報の追加を求められますので、広告費の支払いに使用するクレジットカードを入力してください。
- デビットカード、PayPalを活用することも可能です。
4. キャンペーンを作成
手順①
- 「キャンペーン」の下の[作成]ボタンをクリックしてください。
- 目的を選択できます。今回は「コンバージョン」を選択してみましょう。
- キャンペーン、広告セット、広告の名前の入力を求められます。
- 好きな名前を入力すればOKです。
TIPS:
下記はプロマーケターがよく言っていることです!
”名前にこだわっているか”でマーケターとしての経験・スキルがわかります。
管理しやすいように重複しないIDを設定していると、後々分析しやすいのでおすすめです。
そうすると左のような画面に移ります。
手順②
- キャンペーンの上限予算は設定しなくても構いません。
- 仮に上限予算が決まっているのであれば、それ以上使われることはなくなり安心なので入力をお勧めします。
- ABテストについても今回はスキップしてよいです。
- 正直こちらの機能はあまり使用しません。
- キャンペーン予算の最適化をオンにしてみましょう。
- 今回は1日の予算2000円としてみます。
- キャンペーン入札戦略は基本的に「最大数量」をおすすめします。
- 単価目標にすると配信が制限され、AIの学習が進みづらくなるからです。
5. 広告セットの設定
コンバージョンの作成
- コンバージョンという項目の中に「ピクセル」という項目があるかと思います。
- こちらは広告のデータを計測するために必要なトラッキングコードのことを指しています。
- まだ未作成の方は、「作成する」というボタンが表示されるので作成しましょう。
- 名前はなんでもよいです。
コンバージョンイベントの選択
- ピクセルを設定した後は、コンバージョンイベントを選択します。
- こちらは何をコンバージョンとするか設定できるものになります。
- 今回は問い合わせを選んでみます。
- コンバージョンの意味は「転換」であるため、コンバージョンの種類は様々あります。
- 特定のコンテンツを閲覧する
- 問い合わせを送る
- 商品をカートに追加する
- 商品を購入する
- これら全て「コンバージョン」です。
- コンバージョンイベントにおいては何をコンバージョンにするか選ぶ必要があります。
アトリビューション設定により、システムが最適化するコンバージョンとあなたが測定したいコンバージョンを一致させることができます。
例えば、設定を[クリック/表示から1日間]にした場合、システムは1日以内に発生したコンバージョンから学習して、1日以内にコンバージョンを発生させる可能性の高い人に広告を表示します。
つまり、デフォルトではクリックから7日間または広告を見てから1日間となっているので、一度クリックしてその日は離脱し、後日サイトを訪れてCV(コンバージョン)した場合も成果に含まれるということです。
ダイナミッククリエイティブ
- 今回はオフにします
- ダイナミッククリエイティブは、画像やテキストの見出しなどを複数登録すると、AIが自動で組み合わせて最適なクリエイティブパターンを生成してくれます。
- こちらは、無数のパターンに費用をかけてどのパターンが成果を出すか検証する方式となっており、資金が潤沢にある場合を除いてあまり推奨しておりません。
最適化と配信
- 単価の目標は、入札戦略として「単価目標」を設定した場合のみ有効となります。
- アトリビューション設定は、Facebookによると以下の定義になります。
- こちらはデフォルトの設定のままでOKです!
- 課金対象とは、インプレッションからクリックがあります。
- 原則インプレッションでOKです。
予算と掲載期間
開始日時と終了日時を選択できます。
こちらは自由に選択してください!
オーディエンス
- 「新しいオーディエンスを作成」から編集を行ってください。
- 以下の項目を選択可能です。ビジネスのターゲットを考慮して設定しましょう。
- 地域
- 年齢
- 性別
- 詳細ターゲット設定
- 特定の層の除外
- Facebook広告においては、ターゲットを絞りすぎると成果が悪化する傾向にあるので注意しましょう。
配置
- 配置は自動配置でOKです。
- 右下の「次へ」を押して広告の作成に進みます。
6. 広告を作成する
広告設定
- クリエイティブソースは「手動アップロード」を選択しましょう。
- Figmaなどを用いてPCで広告を作成し、PCからアップロードするのが一般的なやり方です。
フォーマット
- 今回は「シングル画像」を入稿してみます。
- 「シングル画像または動画」、「カルーセル」、「コレクション」から選べます。
クリエイティブ
- メディアを追加より画像をアップロードします。
- 「動画を作成」に関しては、Facebook広告の標準機能を用いて画像を組み合わせて動画を簡単に作れます。
- しかし、この方法で作成しても、あまり高いパフォーマンスが出る印象はありません。
- 動画を作るなら、しっかりと作り込むのがおすすめです。
- メインテキスト、見出し、説明文も忘れずに入力しましょう。
- プレビューから、それぞれの要素がどこに表示されるかを確認できます。
- 「テキストを利用者ごとに最適化」を押すと、テキストの要素の出現箇所を最適化してくれます。
- オンにするのがおすすめです。
- コールトゥアクションについては、様々な種類がありますので、ビジネスの目的に合わせて設定しましょう。
- コールトゥアクション(Call to Action)はCTAとよく呼ばれ、「行動喚起」と訳されます。
- Webサイトの訪問者を具体的な行動に誘導することを意味します。
(この広告クリエイティブは説明用に作成されたものです。あまり良い広告例ではありません)
メディア>追加・切り取り
- 「メディアを追加」から画像をアップロードすると、上のような確認画面が表示されます。
- こちらでは、配置に応じて広告の推奨アスペクト比が異なるので、メディアの差し替えや切り取りが行えます。
- フィード、インストリーム動画、リール内のオーバーレイ広告
- 推奨アスペクト比 1:1
- ストーリーズとリール、アプリとサイト
- 推奨アスペクト比 9:16
- 右側広告枠、検索結果、インスタント記事
- 推奨アスペクト比 1.91:1
- こちらは、しっかりと推奨アスペクト比ごとに広告を作成して入稿することをおすすめします!
- 広告の成果が最大化されます。
メディア>最適化
- 次に「メディアを最適化」項目に移ります。
- エンハンス機能は許可して良いと思います。
- 細かい明るさ調整などを自動で行ってくれます。
クリエイティブに戻る
広告を入稿し終えると、上の画面のような形で、各配信面において広告がどのように表示されるか確認できます。
メインテキスト、見出し、説明の表示箇所についても確認できます。
こちらで広告がしっかりと表示されているか確認することを推奨します。
リンク先
- 次にリンク先に移ります。
- ここの設定を間違えると問題が生じるため、注意深く行いましょう。
- 「ウェブサイトのURL」には、広告から遷移させたいウェブサイトのURLを入力します。
- 「ディスプレイリンク」については、広告に表示するリンクを変えたい場合には設定します。
- 基本的には設定しなくてもOKです。
- 「URLパラメーターを作成」をクリックして、パラメーターを付与しておくことをおすすめします。
URLパラメーターを作成
- 以下は、設定しておくと、後で分析がかけやすくなるので、分析したい内容に応じて設定することを推奨します。
- キャンペーンソース
- キャンペーンメディア
- キャンペーン名
- キャンペーンコンテンツ
- これらの設定が終わると、基本的な広告出稿の設定は完了します!
- 右下の「公開する」をクリックして公開しましょう!