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マーケティング用語集①
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マーケティング用語集①では、マーケティングに関連する頻出の用語をご紹介します。

これらの用語は、マーケティング活動やクライアントワークにおいて当たり前に用いられます。

単語を知っているだけではなく、「意味を理解」「使いこなせる」ようになる必要があります。

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1. インバウンドマーケティング

インバウンドマーケティングとは、検索やソーシャルメディアを利用して、見込み客に有用なコンテンツを提供することで「顧客に自社を見つけてもらう」プル型のマーケティング手法です。

従来は、マス広告やDM、テレマーケティングのようなプッシュ型の「アウトバウンドマーケティング」で「顧客を追いかける」ことが主流でしたが、消費者の情報入手方法が多様化した現在では、インバウンドマーケティングが主流となっています。

2. エンゲージメント

エンゲージメントとは、消費者が特定の企業や商品、ブランドに高いロイヤリティや好感を持つことによって構築される、深い関係性や強い絆のことをいいます。

このような「愛着度」の強い顧客を増やすことが、顧客の固定化やSNSによる自発的な拡散につながります。

3. カスタマージャーニー

カスタマージャーニーとは、顧客が商品やサービスを「認知」して「調査」「比較」「検討」などを行い、最終的に「購買」に至り、さらに「購買後の体験」までを含むプロセス全体のことをいいます。

顧客の動きを見える化することで、顧客との接点を洗い出し、適切なアプローチ方法を検討します。

これを図式化したものが「カスタマージャーニーマップ」です。

4. サブスクリプション

サブスクリプションとは、商品やサービスを「一定の期間内で利用する契約」のことをいいます。

たとえば、あるソフトウエアのサービスを「月額〇〇〇円で利用できる」という契約のことです。

消費の目的を「所有」から「利用する」ことにシフトすることで、ユーザーは常に新しい商品やサービスを利用できるメリットがうまれます。

このビジネスモデルでは、ユーザーにいかに長く利用してもらえるかが重要となります。

5. セグメント

セグメントとは、「市場」「顧客」「分野」などを、年齢、性別、ライフスタイルなどの特定の基準をもとに細分化し分類すること、または、分類したグループのことをいいます。

消費行動や顧客の要求が多様化する現代では、セグメント化されたグループに対してそれぞれマーケティング活動を行うことが効果的です。

6. ブランディング

商品やサービスを他商品と区別できる個性が「ブランド」ですが、ブランドを顧客にとって価値あるものに仕立て、市場における自社商品・サービスのポジションを明確にするのが「ブランディング」です。

ブランディングの手法としては、商品デザインやロゴマーク、メッセージ、広告・プロモーションなどがあります。

「〇〇といえばこの商品」というイメージ付けができ、市場でブランドが確立されると、広告費削減やプレミアム価格設定が可能になるなどのメリットが生まれます。

7. マーケティングミックス

マーケティングミックスとは、商品やサービスに対する感情移入や購買行動を喚起させるための、マーケティング手法の組み合わせのことを指します。
一般的なフレームワークに「4P」(Product:商品戦略、Price:価格戦略、Place:流通戦略、Promotion:プロモーション戦略)があります。

これは、ターゲットのニーズを満たす「商品」を開発し、最適な「価格」を設定して、最も効率的な「流通網」を構築し、効果的な「プロモーション」を実施するというものです。

最近は、7P(4P+People:人や要員、Process:販売や業務の過程、Physical Evidence:物的証拠)や、4C(Customer value:顧客にとっての価値、Customer Cost:顧客が費やすお金、Communication:コミュニケーション、Convenience:入手の容易性)の考え方も一般化しています。

8. リテンション

リテンションとは、既存顧客との関係を維持・強化しながら継続的に利益確保をしていくマーケティング活動のことをいいます。

たとえば、ECサイトはリピーターを増やすために、DMやメルマガの配信、アフターサービスの充実など、さまざまなリテンションマーケティングが行われます。

新規客獲得には既存顧客維持の5倍のコストがかかるといわれており、コストを抑えつつ収益を上げるための重要な施策です。

9. CRM(Customer Relationship Management)

CRM(Customer Relationship Management)とは、顧客との良好な信頼関係を構築して、「購入者をリピーターに」「リピーターからコアファンへ」といった、顧客価値を高めるマネジメント全体のことをいいます。

顧客と企業相互の利益向上を目指すため、顧客との関係を管理するマネジメント手法ともいわれます。

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