マーケティング用語集①では、マーケティングに関連する頻出の用語をご紹介します。
これらの用語は、マーケティング活動やクライアントワークにおいて当たり前に用いられます。
単語を知っているだけではなく、「意味を理解」し「使いこなせる」ようになる必要があります。
1. インバウンドマーケティング
従来は、マス広告やDM、テレマーケティングのようなプッシュ型の「アウトバウンドマーケティング」で「顧客を追いかける」ことが主流でしたが、消費者の情報入手方法が多様化した現在では、インバウンドマーケティングが主流となっています。
2. エンゲージメント
このような「愛着度」の強い顧客を増やすことが、顧客の固定化やSNSによる自発的な拡散につながります。
3. カスタマージャーニー
顧客の動きを見える化することで、顧客との接点を洗い出し、適切なアプローチ方法を検討します。
これを図式化したものが「カスタマージャーニーマップ」です。
4. サブスクリプション
たとえば、あるソフトウエアのサービスを「月額〇〇〇円で利用できる」という契約のことです。
消費の目的を「所有」から「利用する」ことにシフトすることで、ユーザーは常に新しい商品やサービスを利用できるメリットがうまれます。
このビジネスモデルでは、ユーザーにいかに長く利用してもらえるかが重要となります。
5. セグメント
消費行動や顧客の要求が多様化する現代では、セグメント化されたグループに対してそれぞれマーケティング活動を行うことが効果的です。
6. ブランディング
ブランディングの手法としては、商品デザインやロゴマーク、メッセージ、広告・プロモーションなどがあります。
「〇〇といえばこの商品」というイメージ付けができ、市場でブランドが確立されると、広告費削減やプレミアム価格設定が可能になるなどのメリットが生まれます。
7. マーケティングミックス
これは、ターゲットのニーズを満たす「商品」を開発し、最適な「価格」を設定して、最も効率的な「流通網」を構築し、効果的な「プロモーション」を実施するというものです。
最近は、7P(4P+People:人や要員、Process:販売や業務の過程、Physical Evidence:物的証拠)や、4C(Customer value:顧客にとっての価値、Customer Cost:顧客が費やすお金、Communication:コミュニケーション、Convenience:入手の容易性)の考え方も一般化しています。
8. リテンション
たとえば、ECサイトはリピーターを増やすために、DMやメルマガの配信、アフターサービスの充実など、さまざまなリテンションマーケティングが行われます。
新規客獲得には既存顧客維持の5倍のコストがかかるといわれており、コストを抑えつつ収益を上げるための重要な施策です。
9. CRM(Customer Relationship Management)
顧客と企業相互の利益向上を目指すため、顧客との関係を管理するマネジメント手法ともいわれます。