1-1 インスタグラム運用の準備
3章 成果を伸ばす分析の第一歩!必須指標を理解する
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3章 成果を伸ばす分析の第一歩!必須指標を理解する

この章の目安学習時間:60分

この章で到達できるゴール:

  • インスタ運用の成果を測るための主要な指標(KPI)を正しく理解できる
  • アカウントの状態を数字で把握し、改善アクションを考えられるようになる

【3-1】アカウントの健康診断!基本指標を理解する

目安の学習時間:20分

プロとしてインスタ運用を行う以上、成果を「感覚」ではなく「数字」で語る必要があります。
ここでは、アカウント全体の状況を把握するための、最も基本的な指標を学びます。
これらの指標は、プロアカウントの「インサイト」機能で確認できます。

リーチとインプレッション

この2つは非常によく似ていますが、意味は全く異なります。
運用報告の場で混同しないよう、正確に理解しましょう。
  • リーチ:投稿を見た人の数(ユニークユーザー数)。
    1人の人が同じ投稿を何度見ても、リーチは「1」です。
  • インプレッション:投稿が表示された合計回数
    1人の人が同じ投稿を3回見たら、インプレッションは「3」です。
 (41287)

これらの数字から何がわかるか:インプレッション数がリーチ数を大きく上回っている場合、それは「ユーザーが何度も見返すほど価値のある投稿だった」あるいは「何度もユーザーのタイムラインに表示された」と解釈できます。

フォロワー数とプロフィールアクセス数

  • フォロワー数:アカウントをフォローしている人の数。
    この増減はアカウントの成長を示す最も分かりやすい指標ですが、数だけでなく「質」も重要です。
  • プロフィールアクセス数:プロフィール画面が見られた回数。
    投稿を見て興味を持ったユーザーが、プロフィールを訪れたことを示します。
    この数値をリーチ数で割ると「フォロワー転換率」(投稿を見た人のうち、どれくらいの割合がプロフィールまで来てくれたか)を算出でき、投稿の魅力度を測る指標になります。

【3-2】投稿の価値を測る!エンゲージメント指標

目安の学習時間:20分

エンゲージメントとは、投稿に対するユーザーからの「反応(アクション)」の総称です。
エンゲージメントが高い投稿は、Instagramのアルゴリズムから「価値の高いコンテンツ」と判断され、より多くの人に表示されやすくなる傾向があります。

いいね・コメント・シェア

  • いいね:最も手軽な反応。「良いと思った」というポジティブな意思表示。
  • コメント:ユーザーが時間と手間をかけて行う、より積極的な反応。コメントが多い投稿は、対話が生まれている良い状態と言えます。
  • シェア:「他の人にも教えたい」という共感や賞賛の表れ。ストーリーズでのシェアや、DMでの共有などがあります。

重要指標「保存」

重要:重要指標「保存」
  • エンゲージメントの中でも、現在リールやフィードで重要視されている指標が「保存」です。
  • なぜなら、「いいね」が瞬間的な評価であるのに対し、「保存」は「後から何度も見返したい」というユーザーの強い意思が反映されたアクションだからです。
  • Instagram側も、ユーザーの滞在時間を延ばす「保存」が多い投稿を、有益なコンテンツとして評価し、発見タブなどで優先的に表示させる傾向があると言われています。

ユーザーが「保存」したくなる投稿とは

  • ノウハウ・お役立ち系:何度も見返したいレシピ、旅行先のリスト、便利なツールの使い方など。
  • 憧れ・目標系:いつか行きたい場所、理想のインテリア、目標とするファッションコーディネートなど。
リールにおける最重要指標:平均再生時間・視聴完了率
  • リール投稿では、ユーザーがどれだけ長く動画を見てくれたかが最重要指標といえます。
  • 平均再生時間:ユーザーが動画を再生した時間の平均値。
  • 視聴完了率:動画を最後まで見てくれた人の割合。
  • これらの数値が高いほど、Instagramから「ユーザーの興味を惹きつける質の高い動画」と評価され、さらに多くの人へ表示されやすくなります。

エンゲージメント率

エンゲージメント率は、投稿が届いた人のうち、どれくらいの割合が反応(エンゲージメント)してくれたかを示す指標で、アカウントの「熱量」や「フォロワーとの関係の質」を測ることができます。
エンゲージメント率の計算式(一例)
  • (いいね数 + コメント数 + 保存数) ÷ リーチ数 × 100
  • ※この計算式は一例であり、分析の目的によって分母をインプレッション数にしたり、分子にシェア数を含めたりする場合もあります。
フォロワー数が多くてもエンゲージメント率が低いアカウントより、フォロワー数が少なくてもエンゲージメント率が高いアカウントの方が、ビジネスに繋がりやすい「質の高いアカウント」と評価されます。

【3-3】3章 -章末課題- KPI用語クイズ

この章で学んだ内容を元に、以下の3つの問題に挑戦してみましょう。

問題

【問題1】基本用語クイズ

以下の文章の( )に、最も適切な用語を「リーチ」「インプレッション」「保存」「エンゲージメント率」の中から選んで入れてください。

  1. ある投稿が100人のユーザーに合計150回表示された場合、( ① ) は100、( ② ) は150となる。
  2. 「後でもう一度見返したい」というユーザーの強い意思が反映される指標は ( ③ ) である。
  3. 投稿がどれだけの人に届いたかに関わらず、投稿に反応してくれたユーザーの割合を示す指標は ( ④ ) と呼ばれる。

【問題2】エンゲージメント率 計算問題

あるフィード投稿の成果が以下の通りでした。この章で学んだ計算式を用いて、この投稿のエンゲージメント率を算出してください。(小数点以下は切り捨て)

  • リーチ数:2,000人
  • いいね数:150
  • コメント数:10
  • 保存数:40

【問題3】リール投稿 分析問題

あなたは2本のリール動画を投稿しました。
成果は以下の通りです。

指標
リールA
リールB
再生数
5000回
10000回
いいね数
300
200
保存数
20
80
平均再生時間
5秒
15秒
この2本のうち、今後より多くの新規フォロワー獲得に繋がりそうな、ポテンシャルの高い投稿はどちらだと考えられますか?
その理由とあわせて回答してください。

解答・解説

【問題1の解答】

  • ①:リーチ
  • ②:インプレッション
  • ③:保存
  • ④:エンゲージメント率

【問題2の解答】

  • 計算式: (いいね数 + コメント数 + 保存数) ÷ リーチ数 × 100
  • (150 + 10 + 40) ÷ 2000 × 100 = 200 ÷ 2000 × 100 = 10%
【問題3の解答】
  • 答え:リールB
  • 理由:
    再生数だけを見るとリールBの方が多いですが、本当に注目すべきは「保存数」「平均再生時間」です。
    リールBはAに比べて圧倒的に保存数が多く、平均再生時間も3倍長いです。
    これは、ユーザーが「何度も見返したい」と思い、「長く見入ってしまうほど魅力的」なコンテンツであったことを示します。
    Instagramのアルゴリズムは、このようなユーザーの滞在時間を延ばすコンテンツを「質の高い投稿」と判断し、発見タブなどでさらに多くの人に表示させる傾向があります。
    したがって、今後さらに拡散され、新規フォロワーの獲得に繋がるポテンシャルが高いのはリールBだと考えられます。

これで「3章 成果を伸ばす分析の第一歩!必須指標を理解する」の解説を終わります。

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