1-1 インスタグラム運用の準備
2章 目的別で使い分ける!Instagram三大機能 活用戦略
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目次

2章 目的別で使い分ける!Instagram三大機能 活用戦略

この章の目安学習時間:80分

この章で到達できるゴール:

  • フィード、リール、ストーリーズの役割の違いを、ビジネスの目的別に説明できる
  • クライアントの課題に応じて、どの機能を使うべきか提案できるようになる

【2-1】フィード:アカウントの世界観を作るカタログ

目安の学習時間:20分

フィード投稿の戦略的役割

フィードは、アカウントのプロフィール画面にグリッド状に表示される、最も基本的な投稿機能です。
プロの視点で見ると、フィードは単なる写真置き場ではありません。
アカウントの専門性を示し、ユーザーとの信頼関係を築くための「顔」となる重要な場所です。
投稿は1枚絵だけでなく、最大10枚のカルーセル形式(横にスワイプして見る形式)で、じっくり情報を伝えるのに向いています。
  • 役割1:世界観の構築とブランディング
    • 投稿の色味やデザイン、写真のテイストに統一感を持たせることで、アカウント独自のブランドイメージを作り上げます。
  • 役割2:価値提供による信頼関係の構築
    • ユーザーにとって役立つ情報や、専門的な知識(ノウハウ)を丁寧に発信することで、「このアカウントは信頼できる」と思ってもらい、フォローに繋げます。
  • 役割3:プロフィールに訪れたユーザーの受け皿
    • リールや広告でアカウントに興味を持ったユーザーがプロフィールに訪れた際、フィード投稿が魅力的であれば、フォローしてくれる可能性が高まります。

どんな時に使う?フィード投稿の活用シーン

フィード投稿は、その特性から「じっくりと情報を伝えたい時」に最も効果を発揮します。

  • 活用シーン
    • じっくり読ませたいノウハウや知識の発信(例:節約術5選、美肌になるためのスキンケア方法など)
    • アカウントのコンセプトやブランドの想いを伝える投稿
    • サービスや商品の詳細な紹介、お客様の声の紹介

【2-2】リール:新規フォロワーと出会うCM

目安の学習時間:20分

リール投稿の戦略的役割

リールは、最大90秒のショート動画を作成・投稿できる機能です。
リールの最大の特徴は、フォロワー以外の多くのユーザーに投稿を届ける「拡散力」の高さにあります。
プロの視点で見ると、リールはまだあなたのアカウントを知らない潜在層にリーチするための「広告塔」のような役割を果たします。
成功の鍵は冒頭1〜2秒で興味を惹き、テンポの良い展開と字幕で、音声が無くても楽しめるように作ることです。
  • 役割1:発見タブからの爆発的な認知拡大
    • 面白いリールはInstagramのアルゴリズムによってレコメンドされやすく、フォロワー外の何万、何十万という人に一気に見てもらえる可能性があります。
  • 役割2:短い時間で興味を引くフック
    • ユーザーは次々と動画をスワイプしていくため、最初の1〜2秒で「面白そう!」と思わせ、興味を引く「フック」としての役割が重要です。
  • 役割3:トレンドに乗ることでリーチを最大化
    • 流行りの音楽やエフェクトを使うことで、トレンドに敏感なユーザーにリーチしやすくなります。

どんな時に使う?リール投稿の活用シーン

リール投稿は、その拡散力の高さから「とにかく多くの人に知ってもらいたい時」に最も効果を発揮します。

  • 活用シーン
    • まずは多くの人にアカウントを知ってほしい、認知度を上げたい時
    • 商品やサービスの魅力を、テキストよりも直感的に(シズル感など)伝えたい時
    • 投稿のネタに困った時に、流行りのフォーマットを真似て作る

【2-3】ストーリーズ:ファンとの絆を深める接客

目安の学習時間:30分

ストーリーズの戦略的役割

ストーリーズは、24時間で自動的に消える投稿機能です。
この「限定感」と、アンケートや質問などの「双方向コミュニケーション機能」が最大の特徴です。
プロの視点で見ると、ストーリーズは既存フォロワーとの関係性を深め、ファンになってもらうための「コミュニケーションツール」です。
  • 役割1:既存フォロワーとの密なコミュニケーション
    • ストーリーズは主に既存のフォロワーに表示されます。フォロワーとの対話を通じて、アカウントへの親近感や愛着を高めます。
  • 役割2:リアルタイム性と限定感によるファン化促進
    • 「今だけ」の限定情報や、アカウントの「中の人」の日常的な裏側を見せることで、特別な繋がりを感じさせ、熱量の高いファンを育てます。
  • 役割3:商品やサービス販売への強力な導線
    • アンケートでニーズを探ったり、URLリンクスタンプで直接販売ページに誘導したりと、購買に繋げるための強力なツールとなります。

ストーリーズの基本操作と活用シーン

ストーリーズには、フォロワーとの対話を生むための様々な「スタンプ機能」が用意されています。
  • 活用シーン
    • アンケート、クイズ、質問ボックスでフォロワーを巻き込み、対話を生む(※クイズスタンプは一部環境では表示されないこともあります)
    • URLリンク(スタンプ)で自社サイトや商品ページへ誘導する
    • 日常的な業務の裏側やオフショットを見せて親近感を醸成する

考えてみよう!

もし「近所にある個人経営のカフェ」のインスタ運用を任されたら、フィード・リール・ストーリーズでそれぞれどんな内容を発信しますか?各機能の役割を意識して考えてみましょう。
解答例
  • フィード:こだわりのコーヒー豆の種類や、季節限定ケーキの紹介など、お店の「価値」が伝わるカタログのような投稿。
    統一感のある写真で世界観を作る。
  • リール:ラテアートを作る過程の動画や、店内の雰囲気がわかるVlog風の動画など、シズル感があって多くの人の目に留まりやすい「CM」のような投稿で、新規顧客にアピールする。
  • ストーリーズ:「今日の気まぐれおやつは〇〇です!」といったリアルタイムな情報や、フォロワーに「好きなおやつは?」と聞くアンケートなど、「店員さんとの会話」のような投稿で、常連客との絆を深める。

【2-4】2章 -章末課題- 機能活用プランニング

問題

あなたはInstagram活用のプロとして、以下の3つの案件を担当することになりました。

それぞれのクライアントの目標を達成するために、フィード、リール、ストーリーズをどのように活用するか、具体的な投稿アイデアと「なぜその投稿が有効か」という理由をセットで考えてみましょう。

【案件1:オンライン専門のヨガインストラクター】

  • ターゲット: 30代〜40代の、運動不足や肩こりに悩む働く女性。
  • 目標: オンラインレッスンの新規申込者を増やすこと。

【案件2:京都の抹茶スイーツ専門カフェ】

  • ターゲット: 20代〜30代の、旅行やカフェ巡りが好きな女性。
  • 目標: 観光客の新規来店を増やし、お店のブランド認知度を高めること。

【案件3:就活生向けキャリアアドバイザー】

  • ターゲット: 20代の、就職活動に不安を抱える男女。
  • 目標: 運営する就活情報サイトへのアクセスを増やし、個別相談会へ誘導すること。

解答・解説

この課題では、クライアントのターゲットや目標に合わせて、各機能の戦略的役割を最大限に活かすプランを論理的に構築する力が問われます。
以下に各案件の解答例を示します。

【案件1:オンライン専門のヨガインストラクター】の解答例

  • フィード:
    • アイデア:「寝る前5分で肩こり解消!3つのヨガポーズ」など、保存して後から見返したくなるようなノウハウ系のカルーセル投稿。
    • 理由:ターゲットの具体的な悩みに応え、専門家としての信頼性を獲得するため。
      有益な情報を蓄積することで、将来の見込み客との信頼関係を築き、フォローに繋げる。
  • リール:
    • アイデア:流行りの音楽に合わせ、15秒でできる「デスクワーク中にできる!猫背改善ストレッチ」を紹介するリール動画。
    • 理由:発見タブでの拡散を狙い、まずはインストラクターの存在を多くの人に知ってもらうため。
      リールの拡散力で「ヨガに興味がない層」にもアプローチし、プロフィールへの訪問を促す。
  • ストーリーズ:
    • アイデア:「あなたの体のお悩みは?」と質問ボックスで悩みを募集し、その回答を投稿。最後に「根本から解決したい方は体験レッスンへ」と誘導する。
    • 理由:フォロワーとの双方向コミュニケーションで悩みを引き出し、親近感を醸成するため。
      その解決策として自然な流れで体験レッスンを紹介し、スムーズな販売導線を設計する。  

【案件2:京都の抹茶スイーツ専門カフェ】の解答例

  • フィード:
    • アイデア:抹茶の色が映える、統一感のある写真で構成した「抹茶スイーツ図鑑」のようなカルーセル投稿。
      各スイーツのこだわり(産地、製法など)を丁寧に解説する。
    • 理由:アカウントの世界観を構築し、専門性を示すことで「このお店に行ってみたい」というブランドイメージを作るため。
      来店を迷っているユーザーの背中を押す決定打とする。
  • リール:
    • アイデア:抹茶ソースがとろーりとかかる瞬間の「シズル感」を強調したショート動画。
      BGMは京都の雰囲気に合う和風テイストのトレンド音源を使用。
    • 理由:視覚的な魅力で食欲をそそり、発見タブでの拡散を狙うため。
      京都旅行を計画している潜在顧客に「ここ行きたいリスト」に入れてもらうフックとする。
  • ストーリーズ:
    • アイデア:「本日限定の裏メニューあります!」といったリアルタイムな情報発信や、「抹茶ラテと抹茶パフェ、今食べたいのはどっち?」というアンケート機能でフォロワーと交流する。
    • 理由:「今行かないと損」という限定感で来店を促し、フォロワーとのコミュニケーションで常連客のような親近感を育てるため。  

【案件3:就活生向けキャリアアドバイザー】の解答例

  • フィード:
    • アイデア:「ESで絶対使うべき言い換え言葉図鑑」「面接で『最後に質問は?』と聞かれた時の逆質問リスト」など、後から何度も見返したくなるお役立ち情報のカルーセル投稿。
    • 理由:就活生が「保存」したくなる有益な情報を提供し、専門家としての信頼性を確立するため。
      「この人の情報は役立つ」と思ってもらうことが、サイトアクセスや相談会申込の土台となる。
  • リール:
    • アイデア:「就活あるある」を短い寸劇で再現した共感系のリールや、「15秒で解説!ガクチカの作り方」といったテンポの良い解説動画。
    • 理由:共感や手軽さで就活生の目に留まりやすく、発見タブでの拡散を狙うため。
      まずはアカウントの存在を知ってもらい、「この人、面白くてタメになる」という第一印象を与える。
  • ストーリーズ:
    • アイデア:「就活の悩み、何でも聞きます!」と質問ボックスを設置し、寄せられた悩みにライブ配信や投稿で回答。
      最後に「もっと深く相談したい方は、プロフリンクの個別相談会へ」と誘導する。
    • 理由:就活生のリアルな悩みに寄り添うことで、信頼関係を深めるため。
      双方向のコミュニケーションを通じて熱量を高め、個別相談会という具体的なアクションへスムーズに繋げる。  

これで「2章 目的別で使い分ける!Instagram三大機能 活用戦略」の解説を終わります。

次の章に進みましょう。

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