2A-4 実践!フィード実績ポートフォリオ作成
2章 クライアントに価値を伝える自己紹介と実績解説文の書き方
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目次

2章 クライアントに価値を伝える自己紹介と実績解説文の書き方

この章の目安学習時間:60分

この章で到達できるゴール:

  • 自身の制作物の価値を、相手に伝わる言葉で言語化できるようになる
  • スキルや実績をアピールするための、自己紹介文と解説文が書けるようになる

【2-1】思考プロセスを伝える解説の基本フォーマット

目安の学習時間:30分

ポートフォリオで最も重要なのが、実績紹介ページの「解説文」です。
ただ作品画像を載せるだけでは、デザインスキル(WHAT)しか伝わりません。
解説文を添えることで初めて、思考プロセス(HOW/WHY)をアピールできます。

以下のテンプレートに沿って書くことで、誰でも簡単に「考えられるデザイナー」であることを伝えられます。
実績解説の構成テンプレート
  • 制作背景・目的:どのような課題を解決するために、何をゴールとして制作したか。
  • ターゲット:誰に届けることを意識して制作したか。
  • デザインの工夫点:目的を達成するために、情報設計、配色、フォント、レイアウト、応用テクニックなど、具体的にどのような工夫をしたか。思考プロセスが最も表れる部分。
  • 使用ツール:(例)Canva, Photoshop
  • 制作期間:(例)企画構成:1時間、デザイン制作:2時間

考えてみよう!

もし目に見える数値的な成果(いいね数、保存数など)がまだ無い場合、実績をどのようにアピールすれば良いでしょうか?

解答例

数値成果がなくても、制作プロセスを具体的に示すことでアピールすることが可能です。
例えば「ターゲットの離脱を防ぐため、2枚目以降のページ間にも繋がりを意識したデザインにしました」や、「情報の優先順位を考え、最も伝えたい『50%OFF』という文字を大きく配置する対比の原則を応用しました」のように、「どんな課題に対し、どんな思考で、どんな工夫をしたか」を具体的に記述することで、課題解決能力やデザインの意図を十分にアピールできます。

【2-2】ワーク:実績の解説文を作成する

目安の学習時間:30分

テンプレートに沿って書いてみよう

それでは、実際に解説文を作成してみましょう。

1章で選んだ実績の中から一つを選び、まずはテンプレートの各項目を埋める形で、箇条書きで情報を書き出していきます。
その後、それらの情報を繋ぎ合わせ、PREP法などを意識して読みやすい文章にまとめていきましょう。

自己紹介と提供サービスの書き方

実績解説文と並行して、自己紹介文と提供可能サービス一覧も準備しましょう。

  • 自己紹介:これまでの経歴や、インスタ運用を学んだ理由、得意なデザインテイスト(例:温かみのある、スタイリッシュな)、仕事で大切にしていること(例:丁寧なコミュニケーションを心がけています)などを、200〜300字程度で簡潔にまとめます。
  • 提供可能サービス:相手に「何をお願いできるのか」が明確に伝わるように、箇条書きでリストアップします。
    • (例)
      • Instagramフィード投稿デザイン(単発・月額)
      • カルーセル投稿デザイン
      • アカウントのトンマナ設計
      • コンテンツ企画・構成案作成
      • キャプション作成
      • ハッシュタグ選定

【2-3】2章 -章末課題- 自己紹介/実績解説文を完成させよう

問題

これまでの学びの集大成として、「自己紹介文」と、2種類のクライアントに向けた「実績解説文」を作成してください。
この章で学んだ、相手に価値を伝えるライティングスキルを実践しましょう。

課題は以下の2つです。

課題1】あなたの強みや人柄を伝える「自己紹介文」を1つ作成する。

課題2】1章で企画したポートフォリオに掲載する実績の中から代表的なものを1つ選び、その実績について、2種類のクライアント(A: カフェオーナー, B: IT企業担当者)それぞれに向けた「実績解説文」を2つ作成する。

解答手順

  1. まず、ご自身の経歴や強み、仕事への姿勢を棚卸しして、課題1の「自己紹介文」を200〜300字程度で作成します。
  2. 次に、1章で企画した実績リストの中から、解説文を作成する実績を1つ選びます。
  3. その実績について、「制作背景・目的」「ターゲット」「デザインの工夫点」などを書き出します。
  4. 書き出した内容を元に、課題2の「実績解説文」を作成します。
    • クライアントA(カフェオーナー)に響くように、共感やデザインの持つ雰囲気を重視した解説文を作成します。
    • クライアントB(IT企業担当者)に響くように、課題解決のプロセスやデザインの論理的根拠を重視した解説文を作成します。
  5. 完成した3つの文章(自己紹介文×1、実績解説文×2)を提出します。

解答例

【課題1 自己紹介文】
はじめまして。〇〇(氏名)と申します。

アパレル販売員として5年間、お客様との対話を通じて「想いを形にし、魅力を伝える」仕事にやりがいを感じてきました。
その経験を活かし、より多くの人の「伝えたい」をデザインでサポートしたいと考え、インスタデザイナーの道へ進みました。

私の強みは、丁寧なヒアリングでクライアント様の想いや課題を深く理解し、温かみのある親しみやすいデザインで表現することです。
一つ一つの出会いを大切に、誠実なコミュニケーションで伴走いたします。
どうぞお気軽にご相談ください。
2A-4-2①
【課題2 実績解説文】
▼題材とする実績

「週末の作り置き術」をテーマにしたカルーセル投稿

<クライアントA:個人経営のカフェオーナー向け解説文>

制作背景・目的:
料理の楽しさと手軽さを伝え、週末の献立作りのヒントを探す方の「作ってみたい!」という気持ちを引き出すことを目指しました。

ターゲット:
平日は仕事で忙しいけれど、週末は自炊を楽しみたい20代〜30代の女性。
デザインの工夫点:
  • 料理のシズル感が伝わるよう、暖色系の色味で統一し、写真の彩度を調整。
  • 調理工程は、手書き風フォントと図解を用いて、親しみやすく分かりやすいデザインに。
  • 「保存」して後で見返せるよう、最後のページにポイントのまとめを配置。
使用ツール: Canva
制作期間: 3時間

<クライアントB:IT企業のマーケティング担当者向け解説文>

制作背景・目的:
「平日の献立を考える手間を削減したい」というユーザー課題を解決し、投稿の保存率を高めることをKGIとして設定しました。

ターゲット:
タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する20代〜30代の社会人女性。
デザインの工夫点:
  • ユーザーが「保存」する動機となるよう、実用的なレシピ情報だけでなく「作り置きのメリット」という付加価値情報を提示。
  • 最も重要な情報を確実に伝えるため、読者の視線誘導(Z型)を意識した情報設計を実施。
  • 最終ページで「保存」を明確に促すCTA(行動喚起)を配置し、KGI達成の確度を向上。
使用ツール: Canva
制作期間: 企画構成:1時間、デザイン制作:2時間
これで「2章 クライアントに価値を伝える自己紹介と実績解説文の書き方」の解説を終わります。

次の章に進みましょう。
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