- ✓ChatGPTに伝わる指示文の条件(誰に・何を・どんな雰囲気で・何のために)を自分で揃えて書ける
- ✓ChatGPTをデザインの壁打ち相手として使える(コンセプト・配色・キャッチコピー・あしらいの場面で)
- ✓参考デザインをChatGPTに分析させて、印象と配色のキーワードをプロンプトに使える
伝わる質問と伝わらない質問の差
ChatGPTはとても優秀ですが、情報が少ない指示には汎用的な返答しか返せません。「バナー作って」と送っても、サイズも色もターゲットも不明なので、どこにでも使える平凡な提案しか返ってきません。
一方、ターゲット・サイズ・カラー・雰囲気・出力形式まで指定した指示なら、実務に即した具体的な素材が得られます。つまり、指示の質がそのまま制作物の質を決めます。
| 区分 | 指示の例と結果 |
|---|---|
| ❌ 伝わらない質問 | 例:「バナー作って」「いい感じのデザインにして」 → サイズも色もターゲットも不明で、汎用的なテンプレート提案で止まる |
| ✅ 伝わる質問 | 例:「30代女性向け美容サロンのInstagramバナー(1:1 / 1080×1080px)。高級感・ピンクベージュ系。キャッチ込みで3案提案して」 → 即座に実務で使える具体的な3案が返ってくる |
「いい感じに」「うまくやって」のような曖昧な指示はChatGPTには通用しません。誰に・何を・どんな雰囲気で・何のために。この4点を具体的に伝えるだけで、返ってくる回答の質が一気に上がります。
ChatGPTを壁打ち相手として使う
ChatGPTの使い道は画像生成プロンプトを作ることだけにとどまりません。デザインの意思決定を相談する壁打ち相手として使うと、制作スピードと品質が格段に上がります。
経験が浅いうちは、「この色でいいのか」「こんな雰囲気で合っているか」と悩む場面が多いはずです。そこで一人で考え込むよりも、ChatGPTに投げて候補を出してもらうほうが何倍も速く前に進めます。
壁打ちで使える4つの場面
| 場面 | 指示の例 |
|---|---|
| ①コンセプト出し | 「春のカフェキャンペーン用Instagramバナーのコンセプトを3案出して。ターゲット:20代女性、雰囲気:おしゃれ・温かみ」 |
| ②配色提案 | 「高級感のある美容サロンに合う配色を3セット提案して。カラーコード付きで」 |
| ③キャッチコピー | 「来店促進バナー用のキャッチを5案。ターゲット:30代女性、制限:15文字以内」 |
| ④あしらい提案 | 「このデザインのキャッチに合うあしらいを3案。スタイル:高級感、ターゲット:大人女性。細いライン・フレーム・アイコンなどを具体的に」 |
1回目で完璧な回答を求める必要はありません。「とりあえず3案出して」と投げて、出てきた候補から選ぶ・組み合わせる・改善指示を出す。これを繰り返すだけで、自分で0から考える時よりはるかに早く方向性が固まります。
参考デザインを分析してプロンプトに活かす
クライアントから「こんな感じで」と参考画像を渡されたとき、そのスタイルを再現するプロンプトをどう作ればよいか迷うことがあります。そんなときは、ChatGPTに参考画像を渡して分析させるだけで方向性が固まります。
次のLesson 2で学ぶ6要素フレームワークのうち、印象と配色の2つはChatGPTが参考デザインから読み取ってくれます。残りのサイズ・テキスト・対象・構図は依頼書を見ながら自分で補完すれば、プロンプトが完成します。
コピペして使える分析指示文
ChatGPTに参考画像を貼り付けて、次の1文を送るだけです。
返ってきた印象と配色のキーワードを、そのままLesson 2で学ぶ6要素フレームワークの該当欄に貼り付けます。残りのサイズ・テキスト・対象・構図を依頼書から拾って書き足せば、プロンプトの完成です。
スタイルや雰囲気の言語化は、本来デザイナーが時間をかける作業です。それをChatGPTなら30秒で済ませられます。クライアントから参考デザインを受け取ったら、まずこの分析指示文を送ることを習慣にしてください。出てきたキーワードはそのまま次のレッスンのフレームワークに組み込めるので、迷う時間が一気に減ります。
- 指示の質が制作物の質を決める。誰に・何を・どんな雰囲気で・何のためにを具体的に書く
- ChatGPTは生成ツールだけでなく壁打ち相手として使う。コンセプト・配色・キャッチコピー・あしらいの場面で投げる
- 参考デザインは印象と配色をChatGPTに分析させてキーワード化。残りのサイズ・テキスト・対象・構図は依頼書を見て自分で補完する