- ✓AI品質チェックの3ステップ(人体の違和感/著作物類似/色精度)を順番に言える
- ✓逆画像検索の手順を理解し、毎案件の習慣として実施できる
- ✓チェック結果に基づいて、Canvaへ進むか再生成するかを正しく判断できる
なぜ品質チェックが必要なのか
ChatGPT Images 2.0で生成した画像は、そのままクライアントに渡せる状態ではないことがほとんどです。品質チェックなしで使い続けると、トラブルにつながりやすくなります。
- 手指が6本に見える・顔がぼやけているなどの違和感をクライアントに指摘される
- 有名ブランドのデザインに酷似した素材を使ってしまい、著作権問題に発展する
- 解像度が低い素材を拡大印刷してぼやけた仕上がりになる
3ステップのチェックは、毎案件の習慣にすることでトラブルを未然に防げます。慣れれば1〜2分で完了します。テキストの細部はCanvaで後から調整できるので、まずは構図と素材としての使えるかどうかをここで見極めます。
3ステップ チェックシート
生成した画像を保存する前に、次の3ステップを順番に確認します。③(色精度)はCanvaで多少修正できますが、①(人体の違和感)と②(著作物類似)はCanvaでは対処できないため、ここで気付くことがとても重要です。
3ステップの全体像
| チェック項目 | 使える状態 | 要対処の例 |
|---|---|---|
| ①人体の違和感 | 手指の本数が正常(5本)/顔のパーツが自然/体のラインに違和感がない | 指が6本以上/指が曲がる方向がおかしい/顔のパーツが重なっている/腕が異様に長い |
| ②著作物類似 | 逆画像検索で著名な商業作品・写真素材と一致するものが出てこない | 有名ブランドのデザインと酷似/特定の写真家の作品に酷似/既存キャラクターの特徴が入っている |
| ③色精度 | 指定カラーの色相・トーンがほぼ合っている(多少のズレはCanvaで調整可) | 全く異なる色系統になっている(ピンク指定なのにネイビーになっているなど) |
① 人体の違和感への対処
人物が含まれる画像で最も多い問題です。指の本数が異常だったり、顔のパーツが重なっていたりすると、そのままでは使えません。対処はChatGPT Images 2.0で再生成します。まずは同じプロンプトで何枚か出し直してみて、それでもうまくいかない場合は、撮影アングルや構図を変えて出力し直しましょう。
② 著作物類似の確認(逆画像検索)
3ステップの中で最も重要なチェックです。著作物との酷似は法的リスクに直結するため、毎案件で必ず実施してください。手順は以下の動画と説明を参考にしてください。
| 手順 | やること |
|---|---|
| ①カメラ検索 | Googleのトップページで、検索バー右側のカメラアイコン(Googleレンズ)をクリック |
| ②画像をアップロード | 生成画像をドラッグ&ドロップ、または「ファイルをアップロード」から選択 |
| ③結果を確認 | 著名な商業作品・写真素材と一致するものが出ていないか確認する |
逆画像検索で類似が強く出る画像は、プロンプトの指定そのものが原因のことがほとんどです。次のものは著作権や肖像権の侵害リスクを高めるため、生成プロンプトに含めないでください。
| 入れてはいけない指定 | 具体例 |
|---|---|
| ①作品・キャラ・ブランド名 | 実在する作品名・キャラクター名・ブランド名・企業ロゴの指定(ジブリ風、ディズニーの〇〇、スタバ風ロゴ など) |
| ②特定作家の名前・作風 | 特定の作家・アーティスト・写真家の名前や、〇〇(作家名)風というスタイル指定 |
| ③実在の人物 | 有名人や実在の人物の名前、またはその人に似せる指示 |
| ④他人の写真の持ち込み | 実在の人物写真を参考画像としてアップロードし、模倣させる行為 |
逆画像検索に加えて、最後は自分の目でも、実在する商品・作品・写真・ロゴに似ていないかを見て確認しましょう。判断に迷うときや少しでも不安が残るときは、コーチに相談しながら進めるようにしましょう。
③ 色精度の確認
このチェックは案件でブランドカラーや色味の指定がある場合に行います。依頼書にカラーコードやテーマカラーの記載があれば、生成画像の色がそれに沿っているかを確認します。多少のズレ(色相が同じで明度が違う、トーンが少しズレる程度)はCanvaの色調整機能で補正できますが、全く異なる色系統(たとえばピンク指定なのにネイビーが出ているなど)になっていれば、Canvaで直すよりも再生成した方が早いです。
案件で色指定がない場合(「色味はおまかせ」など)は、このチェックはスキップしてOKです。デザイナー自身が選んだ配色なので、自分の意図通りに出ているかだけ確認します。
チェック後の判断フロー
3ステップのチェック結果に基づいて、次のアクションを判断します。判断ルールはシンプルで、すべてOKなら次のCanva仕上げに進み、致命的な問題があれば再生成です。
| チェック結果 | 次のアクション |
|---|---|
| A. すべて問題なし | Canvaへ進む。次のレッスン(2-5)でCanvaに取り込んで仕上げ、完成したらコーチに提出します。色や軽微な配置はCanvaで調整可能。 |
| B. 著作物類似・著しい人体違和感 | 再生成する。プロンプトを修正してChatGPT Images 2.0で出力し直す。 |
著作物類似や著しい人体違和感がある画像は、Canvaへ進む前にプロンプトを修正して再生成してください。Canvaで上から修正してもリスクや違和感は解消されません。すべてのチェックをクリアしてからCanvaへ進みましょう。
- AI生成画像はそのままでは使えないので、毎案件で3ステップのチェックを行う(1〜2分で終わる習慣)
- 3ステップ:①人体の違和感 → ②著作物類似(逆画像検索)→ ③色精度
- ②著作物類似は法的リスクに直結するため、最も重要なチェック。Canvaでは対処できない
- 判断フロー:すべてOK → Canvaへ進む/著作物類似・著しい人体違和感 → 再生成