教材2 AIプロンプト活用!企画・台本自動生成
1章:なぜ動画の成否は「企画」で9割決まるのか?
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1章:なぜ動画の成否は「企画」で9割決まるのか?

この章の目安学習時間:20分

この章で到達できるゴール:

  • 動画制作における企画工程の重要性を、マーケティングの観点から説明できるようになる。
  • AIを企画のパートナーとして活用する際の、全体的なワークフローを理解できる。
  • 動画構成の基本的なフレームワークを知り、後のプロンプト作成に応用するための土台知識が身につく。

【1-1】前教材の復習とAI企画術の全体像

目安の学習時間:10分

復習:AIは動画制作をどう変えるのか

前教材「AI×動画編集 基礎概論」では、AIが動画制作の「企画」「素材生成」「編集」という、あらゆる工程に革命をもたらすことを学びました。

この教材では、その中でも全ての土台となる「企画」の工程を深掘りします。なぜなら、どれだけ編集技術が高くても、どれだけ良い素材を使っても、企画が魅力的でなければ、視聴者の心には響かないからです。制作プロセスの一番上流である企画を押さえることが、動画の質を決定づける最も重要な要素となります。

AIによる企画・台本生成のワークフロー

この教材では、AIを活用して企画・台本を生成するための一連のワークフローを、以下の4つのステップに沿って学んでいきます。
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【1-2】「見られる動画」の設計図:基本のマーケティングフレームワーク

目安の学習時間:10分

なぜフレームワークが必要なのか?

優れた動画企画は、感覚やセンスだけで作られているわけではありません。多くの場合、視聴者の心理を動かすためのフレームワーク(思考の枠組み)に基づいています。

フレームワークを活用するメリットは以下の通りです。
  • 論理的な構成:視聴者が自然と引き込まれ、最後まで見たくなる論理的な流れを、誰でも作れるようになります。
  • 提案の説得力:クライアントに企画を提案する際、「なぜこの構成なのか」を論理的に説明できるため、説得力が格段に増します。

これだけは押さえたい!2大フレームワーク

動画制作で特に役立つ、代表的な2つのフレームワークを紹介します。
これらは、後の章でAIに台本を作成させる際の強力な武器となります。
フレームワーク
概要
適した動画
AIDA(アイダ)
視聴者の購買意欲を段階的に引き上げる、古典的だが強力なモデル。
  • Attention(注意)
  • Interest(興味)
  • Desire(欲求)
  • Action(行動)
商品・サービスの紹介動画、広告動画など。
PASONA(パソナ)
視聴者の「悩み」に焦点を当て、共感から解決策の提示へと繋げるモデル。
  • Problem(問題提起)
  • Affinity(親近感)
  • Solution(解決策)
  • Offer(提案)
  • Narrow down(絞込)
  • Action(行動)
お悩み解決系のコンテンツ、コンプレックス商材の広告動画など。
考えてみよう!
ダイエットサプリの広告動画を作るとします。視聴者に「このサプリ、気になるかも!」と強く思わせるには、「AIDA」と「PASONA」のどちらのフレームワークがより効果的だと思われますか?その理由も考えてみましょう。

解答例
この場合は「PASONA」が効果的だと考えられます。「なかなか痩せられない…というお悩みありませんか?(Problem)」と問題提起から入ることで、視聴者の共感を強く引き出し、その後の解決策(サプリの紹介)がより響きやすくなるからです。AIDAも有効ですが、悩みが深いテーマではPASONAの方がより強力なフックになることがあります。

これで「1章:なぜ動画の成否は「企画」で9割決まるのか?」の解説を終わります。次の章に進みましょう。
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