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目次
2章:営業ツール編 - 仕事を呼び込むポートフォリオとプロフィール
この章の目安学習時間:50分
この章で到達できるゴール:
- 教材5で制作した課題を、自身のスキルが伝わる効果的なポートフォリオとして見せられるようになる。
- クライアントから「この人に相談したい」と思われるような、魅力的なプロフィール文を作成できる。
【2-1】「AI活用」が伝わるポートフォリオ戦略
目安の学習時間:20分
ポートフォリオは単なる作品集ではない
ポートフォリオは、自身のスキルと実績をクライアントに示すための、最も重要な営業ツールです。
単なる作品集ではなく、「未来のクライアントへの提案書」であると意識しましょう。
ポートフォリオの主な目的は以下の通りです。
単なる作品集ではなく、「未来のクライアントへの提案書」であると意識しましょう。
ポートフォリオの主な目的は以下の通りです。
- スキル証明:どのようなクオリティの制作物を作れるのかを証明する。
- 人柄の伝達:デザインのテイストや説明文から、人柄や仕事への姿勢を伝える。
- 仕事の入り口:ポートフォリオを見たクライアントから、直接仕事の相談が舞い込むこともある。
制作物の効果的な見せ方
教材5で制作した動画をポートフォリオに掲載する際は、ただ動画を並べるだけでは不十分です。
その制作物の背景にある「思考」と「プロセス」を見せることが、AIクリエイターとしての価値を伝える鍵となります。
その制作物の背景にある「思考」と「プロセス」を見せることが、AIクリエイターとしての価値を伝える鍵となります。
ポートフォリオに記載すべき項目
各作品には、動画ファイルと共に以下の情報を必ず記載しましょう。
- 動画のタイトルと概要:一目でどんな動画か分かるように。
- 担当範囲:企画、構成、素材生成、編集など、どこを担当したかを明記。
- 制作目的とターゲット:この動画が「誰の、どんな課題を解決するために作られたか」を説明。
- 工夫した点(AI活用のプロセス):最も重要な項目です。「ChatGPTでペルソナを設計し、〇〇というコンセプトを立案しました」「Canva AIで〇〇というプロンプトで画像を生成しました」「Premiere Proの文字起こし機能で、テロップ作成時間を〇時間短縮しました」など、具体的にAIをどう活用し、どんな成果(効率化、品質向上)に繋がったかを記述します。
- 制作時間:全体の制作にかかったおおよその時間。
【2-2】実践!注目されるプロフィール作成術
目安の学習時間:20分
クラウドソーシングサイトなどでは、ポートフォリオと並んで、プロフィール(自己紹介文)もクライアントが発注先を選ぶ際の重要な判断材料となります。
プロフィール文の基本構成
優れたプロフィール文は、以下の要素で構成されています。
この型に沿って作成すれば、必要な情報を漏れなく伝えることができます。
この型に沿って作成すれば、必要な情報を漏れなく伝えることができます。
- キャッチコピー:自身の強みが一目で分かる肩書き。(例:「AI活用で納期とクオリティを両立する動画クリエイター」)
- 自己紹介:これまでの経歴や、動画制作への想いを簡潔に。
- 可能な業務:対応できる業務内容を具体的にリストアップ。
- スキル:使用可能なツールや、得意な表現など。
- 実績:これまでの制作実績や、ポートフォリオへのリンク。
- 連絡先・稼働時間:連絡がつきやすい時間帯などを記載。
AI動画クリエイターとしての強みを盛り込む
特に「可能な業務」や「スキル」の項目で、AI活用スキルを具体的に言語化することが、他の編集者との差別化に繋がります。
- 「AIによる企画提案、台本作成からご支援できます」
- 「Veo、Midjourneyを使ったオリジナル画像素材の生成」
- 「Premiere Pro のAI機能を活用した高速な文字起こし、テロップ作成」
- 「AI音声合成による、低コストでの多言語対応ナレーション作成」
親しみやすさと専門性のバランスを取りながら、自身の強みをアピールしましょう。
【2-3】2章 -章末課題- [プロフィール文の作成]
問題
この章で学んだことと提供するテンプレートを基に、クラウドソーシングサイトに掲載する自身のプロフィール文(自己紹介文)を作成してください。
特に「可能な業務」や「スキルの強み」の部分で、AI活用スキルを具体的にアピールすることを意識してください。
特に「可能な業務」や「スキルの強み」の部分で、AI活用スキルを具体的にアピールすることを意識してください。
解答解説
この課題に正解はありませんが、クライアントの視点に立って「この人に頼みたい」と思えるかどうかが重要です。
作成したプロフィール文は、ぜひ専属のコーチにも見てもらい、客観的なフィードバックをもらいましょう。
作成したプロフィール文は、ぜひ専属のコーチにも見てもらい、客観的なフィードバックをもらいましょう。
制作例
キャッチコピー 【AI活用で高品質・短納期】企画から編集まで一貫対応!ビジネスを加速させる動画クリエイター 自己紹介 はじめまして、WEBCOACHと申します。 数あるクリエイターの中から、私のプロフィールをご覧いただきありがとうございます。 私は、AI技術を駆使して「高品質な動画」を「スピーディー」に制作することを得意とする動画クリエイターです。 お客様のビジネスが抱える課題や、動画を通して伝えたい想いを丁寧にヒアリングし、 目的達成に最適な動画を企画段階からご提案いたします。 「動画を作りたいけど、何から始めればいいか分からない」 「なるべく早く、効果の高い動画が欲しい」 といったお悩みがございましたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。 AIという最新技術と動画制作スキルを掛け合わせ、お客様のビジネスの成功に貢献いたします。 ★可能な業務 AIを活用することで、従来の動画制作プロセスを大幅に効率化し、お客様へより高い価値を提供します。 ・企画・構成・台本作成(ChatGPT活用) ターゲットのペルソナ分析に基づき、視聴者の心に響くストーリー構成や台本をロジカルに作成します。 ・動画編集全般 カット編集、BGM・効果音の挿入、アニメーションなど、動画編集に関する一連の作業に対応可能です。 ・AIによる高速テロップ作成(Premiere Pro / CapCut) AI文字起こし機能を活用し、テロップ作成の時間を最大50%削減。 これにより、よりスピーディーな納品や、複数パターンの動画制作を実現します。 ・AIによるオリジナル画像・イラスト素材の生成(Midjourney / Canva AI) 動画の世界観に合わせた、オリジナリティの高い画像素材を生成します。 フリー素材では表現できない、独自性のある動画に仕上げます。 ・AI音声合成ナレーション 高品質なAI音声を利用し、低コストでのナレーション挿入が可能です。 男性・女性の声はもちろん、多言語への対応もご相談ください。 ・サムネイル制作 クリック率を意識した、魅力的なサムネイルを制作します。 ★スキル 編集ソフト: Adobe Premiere Pro, CapCut 画像生成AI: Midjourney, Canva AI 文章生成AI: ChatGPT その他: Adobe Photoshop(画像加工), Notion(プロジェクト管理) ★実績 制作実績は、以下のポートフォリオサイトよりご覧いただけます。 各制作物について、どのような課題に対し、AIをどう活用して解決したかのプロセスも詳細に記載しております。 ▼ポートフォリオサイト [ポートフォリオサイトのURLを記載] ※守秘義務の都合上、ポートフォリオには掲載できない実績もございます。 類似ジャンルの実績についてお尋ねになりたい場合は、お気軽にお問い合わせください。 連絡先・稼働時間 連絡手段: サイト内のメッセージにて、まずはお気軽にご連絡ください。 稼働時間: 平日: 19:00〜22:00 土日祝: 10:00〜18:00 いただいたご連絡には、24時間以内に必ず返信いたします。 お客様とのコミュニケーションを大切に、丁寧かつ迅速な対応を心がけております。 どうぞよろしくお願いいたします。
制作例
これで「2章:営業ツール編 - 仕事を呼び込むポートフォリオとプロフィール」の解説を終わります。
次の章に進みましょう。
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