Adobe Fireflyで画像を生成してみよう | WEBCOACH
LESSON 4-3

Adobe Fireflyで画像を生成してみよう

Chapter 4: 画像AIハンズオン / 所要時間:約20分

このレッスンのゴール
⏱ 約20分

Adobe Fireflyで画像を生成し、Canva AIとの違いを比較しながら「コンテンツタイプ」と「効果」で表現を調整できるようになる

🎬 イメージしてみよう

1章ではCanva AIで「空飛ぶ猫」を描きました。
今度は、プロのクリエイターも使うAdobe社のAIツールで同じ「空飛ぶ猫」を描いてみたら——

同じ言葉なのに、まるで違う猫が現れます。
毛並みの質感、光の当たり方、背景の世界観。

さらに「水彩」「映画風」「ネオン」と効果を変えれば、1匹の空飛ぶ猫が無限のバリエーションに。
AIごとの「個性」を発見する旅に出かけましょう。

⚡ このレッスンで躓きやすいポイント
  • Adobe IDの作成で戸惑うことがある。パスワードの設定条件に注意し、画面の指示を丁寧に読もう
  • Fireflyの設定パネルは右側にある。「コンテンツタイプ」と「効果」の場所を見つけよう
  • Canva AIと同じ結果にはならない。違いこそが学びのポイント

1. Adobe Fireflyの世界へ

Adobe Fireflyとは?

Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)は、PhotoshopやIllustratorといったプロ向けのクリエイティブツールで有名なAdobe社が提供する、クリエイティブな用途に特化した画像生成AIプラットフォームです。

Adobe製品との連携

Adobeの豊富なクリエイティブ製品との連携が強みです。Photoshop内でも直接利用できます。

権利面での安全性

学習データにAdobe Stock(写真素材サイト)の画像など、権利的にクリアされた画像を使用しており、商用利用にも比較的安全です。

注意

どのようなAIツールを利用する場合でも、最新の利用規約を自身で確認し、遵守することが非常に重要です。

Adobe Fireflyのアカウント作成とログイン

Adobe Fireflyを利用するためには、Adobe IDが必要です。

1
公式サイトにアクセス

Webブラウザで「Adobe Firefly」と検索するか、公式サイト(firefly.adobe.com)にアクセスします。

Adobe Firefly公式サイト
2
Adobe IDでログイン

既にAdobe IDをお持ちの場合はそのままログイン。お持ちでない場合は、メールアドレス、Googleアカウント、Apple IDなどで無料作成できます。

Adobe IDログイン画面
ポイント

Adobe IDの作成で戸惑ったら、画面の指示をよく読み、一つ一つ丁寧に進めましょう。パスワードの設定条件(文字数、使用可能な文字種など)に注意してください。

Fireflyの「テキストから画像生成」機能

Adobe Fireflyにログインすると、様々な生成AI機能のメニューが表示されます。今回は「テキストから画像生成 (Text to Image)」機能を使用します。

1
「テキストから画像生成」を選択

Fireflyのホーム画面から「画像」を選び、「テキストから画像生成」メニューを選択します。

テキストから画像生成メニュー

画像生成インターフェースの主な構成要素は以下の通りです。

要素 機能
プロンプト入力欄 ここにキーワードを入力します
生成ボタン プロンプト入力後、このボタンで画像を生成します
一般設定 縦横比(正方形、横長、縦長など)、使用モデルを選べます
コンテンツの種類 「アート」か「写真」を選択できます
スタイル(効果) 水彩、サイバーパンク、ぼかしなど細かい画風を指定できます
Fireflyインターフェースの解説
✏️ 確認クイズ

Adobe Fireflyの特徴として正しいのはどれ?

正解! Adobe Fireflyは、Adobe Stockの画像など権利的にクリアされた学習データを使用しているため、生成された画像の商用利用にも比較的安全性が高いとされています。ただし、最新の利用規約は必ず確認しましょう。

2. 比較体験 - Fireflyで「空飛ぶ猫」を再チャレンジ

同じキーワード、違うAI、違うアート

1章ではCanva AIを使って「空飛ぶ猫」を生成しました。今度はAdobe Fireflyで、全く同じキーワード「空飛ぶ猫」を使って画像を生成し、その違いを体験してみましょう。

1
「テキストから画像生成」機能を開く

Adobe Fireflyの「テキストから画像生成」機能を開きます。

2
「空飛ぶ猫」と入力

プロンプト入力欄に「空飛ぶ猫」と入力します。

3
デフォルト設定で生成

「コンテンツの種類」や「スタイル」はデフォルトのまま、「生成」ボタンをクリックします。

Fireflyで空飛ぶ猫を生成

Fireflyが生成した「空飛ぶ猫」の画像(通常4枚)が表示されます。

Fireflyの空飛ぶ猫生成結果

比較してみよう

1章でCanva AIを使って生成した「空飛ぶ猫」と、今回Fireflyで生成した画像を並べて見比べてみましょう。以下の観点で比較してみてください。

画風

アニメ調?リアル調?絵画調?それぞれのAIがどんなスタイルで描いたか

ディテール

毛並みの細かさ、背景の描き込み、光の表現はどう違う?

全体の雰囲気

温かみ、クール、ファンタジーなど、全体から受ける印象の違い

色の使い方

色調、コントラスト、明るさなど、色彩表現の違い

Canva AIとFireflyの比較
ポイント

同じ「空飛ぶ猫」という指示でも、AIによって「個性」が異なります。例えば、Canva AIはデフォルメされたキャラクターっぽい表現が得意で、Fireflyはより写実的で細部まで描き込まれた表現が得意な傾向があります。

✏️ 確認クイズ

同じ「空飛ぶ猫」というキーワードでCanva AIとAdobe Fireflyに画像を生成させた場合、正しいのはどれ?

正解! 各AIツールには独自の学習データやアルゴリズムがあるため、同じキーワードでも異なるテイストの画像が生まれます。どちらが優れているかではなく、それぞれの「得意な表現」や「クセ」を感じ取ることが大切です。

3. Fireflyの機能で「空飛ぶ猫」の雰囲気を変えてみよう

「コンテンツタイプ」と「効果」で遊ぼう

Adobe Fireflyには、生成画像の雰囲気を調整するための便利な機能が備わっています。特に「コンテンツの種類」「効果」は、手軽に多彩な表現を生み出せる強力なツールです。

コンテンツの種類

  • アート (Art):絵画的な表現に
  • 写真 (Photo):実写のような表現に

効果 (Effects)

  • 水彩、サイバーパンク、ファンタジーなど
  • 数百種類の効果を組み合わせ可能

キーワードは「空飛ぶ猫」のまま、以下の組み合わせ例を試してみましょう。

例1:アート + 水彩

コンテンツタイプ「アート」+ 効果「水彩」(テクニックの項目から探す)

アート+水彩で生成した空飛ぶ猫
例2:写真 + 映画風

コンテンツタイプ「写真」+ 効果「映画風」(テーマの項目から探す)

写真+映画風で生成した空飛ぶ猫
例3:アート + ネオン

コンテンツタイプ「アート」+ 効果「ネオン」(効果の項目から探す)

アート+ネオンで生成した空飛ぶ猫
💡 こんな場面で使える!

カフェのポスター、SNSのバナー、プレゼン資料など、目的に応じて「写真風」「イラスト風」「レトロ調」と使い分けられます。同じテーマでも効果を変えるだけで印象がガラリと変わるので、複数パターン作って比較検討するのがおすすめです。

練習問題:「夢の乗り物」をFireflyで再チャレンジ

1章の章末課題でCanva AIを使ってデザインした「夢の乗り物」を、今度はAdobe Fireflyで生成してみましょう。同じキーワードを使い、「コンテンツタイプ」を「アート」に設定し、「効果」の中から乗り物のイメージに合うものをいくつか試してみてください。

Fireflyで生成したクジラバス

Fireflyで「空飛ぶクジラバス、星空の下」を生成(アート + ファンタジー)

ポイント

「ファンタジー」「ドリーミー」「蒸気機関パンク」など、乗り物のコンセプトに合いそうなスタイル効果を試してみましょう。Canva AIで作成した時と比べてより壮大になった、より幻想的になったなどの変化を観察してみてください。

4. 章末課題 - AIツール別「得意な表現」発見レポート

新しいカフェの開店告知ポスターに使う「コーヒーカップから立ちのぼる、ハート型の湯気」というイメージ画像をAIで作成します。

課題の手順
  1. Canva AIとAdobe Fireflyの両方で、それぞれ3回以上(異なるスタイルや効果を試しながら)画像を生成
  2. 両方のAIの中から、それぞれ最もイメージに近い・魅力的な画像を1枚ずつ選ぶ
  3. どちらのAIがテーマを魅力的に表現できたか、具体的な理由とともに100〜200字のレポートを書く
ポイント

プロンプトのヒント:「コーヒーカップ、ハート型の湯気、温かい雰囲気、カフェのカウンター」。スタイルや効果で「写真風」「イラスト風」「レトロ調」「ミニマル」などを試してみましょう。

Canvaで生成したコーヒーカップ

Canvaで生成(プロンプト:コーヒーカップ、ハート型の湯気、温かい雰囲気、カフェのカウンター、実写風)

Fireflyで生成したコーヒーカップ

Fireflyで生成(プロンプト:コーヒーカップ、ハート型の湯気、温かい雰囲気、カフェのカウンター)

注意

この課題の目的は、どちらのAIが絶対的に優れているかを決めることではありません。実際に使ってみて、それぞれのツールの「得意な表現」や「クセ」を自身が感じ取ることが重要です。

レポート解答例

「Fireflyの方が、湯気の質感がリアルで、コーヒーの温かみがより伝わってきた。Canva AIは可愛らしい雰囲気になったが、ハートの形が少し崩れやすかった。今回のテーマ(カフェのポスター用)には、写実的な表現が得意なFireflyの方が適していると感じた。」

💡 こんな場面で使える!

完成した課題はコーチに提出してフィードバックをもらいましょう。自分の書いたレポートや生成物を見せて、評価の観点や理由付けについて、より専門的な視点からのアドバイスがもらえます。

✏️ 確認クイズ

Adobe Fireflyの「コンテンツの種類」で選べる2つの選択肢はどれ?

正解! Adobe Fireflyの「コンテンツの種類」では「アート (Art)」「写真 (Photo)」の2つを選べます。アートを選ぶと絵画的な表現に、写真を選ぶと実写のような表現になりやすくなります。さらに「効果」を組み合わせることで、より細かいスタイル調整が可能です。
まとめ
  • Adobe Fireflyの特徴 — Adobe社提供、権利的にクリアされた学習データ使用、商用利用にも比較的安全
  • AIツールの個性 — 同じキーワードでもCanva AIとFireflyでは全く異なるテイストの画像が生まれる
  • コンテンツタイプ — 「アート」(絵画的)と「写真」(実写的)の2種類で大きな方向性を決める
  • 効果 — 水彩、映画風、ネオンなど数百種類の効果で細かい表現を調整できる
  • 大切な視点 — どちらのAIが優れているかではなく、それぞれの「得意な表現」を知ることが重要
理解度チェック(クリックして開く)
Adobe Fireflyにログインし、画像を生成できた
Adobe IDでログイン後、「テキストから画像生成」を選択し、キーワードを入力して「生成」ボタンをクリックします。通常4枚の画像が提示されます。
Canva AIとFireflyの表現の違いを比較できた
同じ「空飛ぶ猫」でも、画風、ディテール、雰囲気、色使いに違いがあります。Canva AIはデフォルメ的、Fireflyはより写実的な傾向がありますが、設定やスタイルで大きく変わります。
「コンテンツタイプ」と「効果」を使って画像の雰囲気を変えられた
コンテンツタイプで「アート」「写真」の大きな方向性を決め、効果で「水彩」「映画風」「ネオン」などの細かい表現を調整できます。組み合わせることで無限のバリエーションが生まれます。
章末課題(AIツール比較レポート)に取り組めた
Canva AIとFireflyの両方で3回以上画像を生成し、それぞれの得意な表現やクセを発見できていればOKです。レポートには「具体的にどこが違ったか」「どちらがこのテーマに向いていたか」を書きましょう。