応募数と案件選びで獲得確率を高めよう
CHAPTER 2
応募数と案件選びで獲得確率を高めよう
LESSON 2-2 案件獲得で成果を出す基本原則 ⏱ 所要時間:約15〜20分
レッスン解説動画
GOAL
このレッスンのゴール
  • 応募から受注までの流れを説明できる
  • 応募数と応募内容の両方が必要な理由を説明できる
  • 戦略的に挑戦しやすい案件の条件を使って案件を選べる
  • 自分が優先して改善する工程を判断できる

案件へ応募しても、なかなか受注につながらないことがあります。案件獲得には一定の応募数が必要ですが、数だけを増やしても成果にはつながりません。

このレッスンでは、応募から受注までの流れと応募数の目安を確認したうえで、現在のスキルや実績に合う案件の選び方と、募集内容に合わせた提案の重要性を確認します。そのうえで、自分が優先して改善する工程を1つ判断します。

応募から受注までの流れ

案件獲得の成果を高めるには、応募から受注までを工程ごとに分けて捉える必要があります。次の5つの工程を順番に進みます。

1
案件を探す

現在のスキルで完成できる案件を、募集サイトやサービスから探します。

2
応募する

募集内容に合わせた提案文を作成し、応募します。

3
返信を得る

発注者から提案への反応を受け取り、次に進めるかを確認します。

4
面談・条件確認へ進む

依頼内容や条件をすり合わせ、受注できるかどうかを確認します。

5
受注する

条件が合意できたら受注し、制作へ進みます。

一件ごとの応募結果だけを見ていると、うまくいかない原因を見誤りやすくなります。応募から受注までを5つの工程に分けて記録すると、どの工程で止まっているかが見えるようになり、数字の変化から見直す場所を判断できるようになります。

✓ Point !
一件ごとの結果だけで判断しない

案件獲得は工程を積み重ねた先に受注がある取り組みです。1件の応募が不採用だったとしても、それだけで自分の提案や実績を評価するのではなく、どの工程まで進めたかを記録して次の応募に生かしましょう。

案件獲得率10%を一つの目安にする

案件への応募数と獲得率には、案件種別、実績、提案内容、利用するサービスなどによって差があります。本教材では一つの目安として、応募した案件の約10%を獲得する想定で考えます。目安としては、10件応募して1件獲得するイメージです。

案件獲得率10%の捉え方
10%は固定された基準や合格ラインではない
数件の不採用だけで自分の適性そのものを疑わないようにするための前提です。
経験や実績が増え、提案内容や提示する制作物の精度が高くなるにつれて、獲得率は上がる
案件獲得攻略プログラムを通じて実績や提案の精度が高まれば、獲得率自体も変わっていくためです。
数件応募して獲得できなくても、自分に向いていないと判断しない
10%はあくまで初期の目安であり、数件の不採用だけで案件獲得に向いていないと結論づける段階ではないためです。
一件の結果を待つのではなく、一定数の応募を継続する
10件応募して1件獲得するイメージの目安であるため、一件ごとの結果を待たずに応募数を重ねる必要があるためです。
自分の応募数と結果の推移を確認する
どの工程まで進めたかを記録しておくと、数字の変化から見直す場所を判断し、次の応募に生かせるためです。

この目安を意識しておくと、数件の不採用が続いた場面でも、自分の適性そのものを疑うのではなく、応募数がまだ目安に届いていないだけだと捉えられます。案件獲得攻略プログラムを通じて実績や提案の精度が高まれば、この獲得率自体も変わります。10%はあくまで初期の目安として扱いましょう。

Q
確認クイズ
3件応募して1件も獲得できず、案件獲得に向いていないと考えている受講生がいます。適切な考え方はどれか?
正解です!
10%は固定の合格ラインではなく一つの目安です。数件の不採用だけで適性を判断せず、一定数の応募を継続しながら提案内容を見直しましょう。
惜しい!
正解はBです。3件の結果だけで案件獲得に向いていないと判断するのは早計です。目安に届くまで応募数を重ねながら、提案内容を見直しましょう。

数字から改善する場所を判断する

応募から受注までの工程のうち、どこで止まっているかによって、見直すべき場所は変わります。

止まっている工程見直すこと
応募できていない検索条件、案件の選び方、行動量
返信がない応募先との適合、提案文、提示する制作物
面談へ進まない実績の伝え方、条件、返信内容
面談後に受注できないヒアリング、提案内容、条件のすり合わせ

たとえば応募自体ができていない場合は、検索条件が狭すぎることや、自分の実績に対して案件のハードルが高すぎることが原因になっている場合があります。一方で応募はできているのに返信がない場合は、応募先の希望と自分の提案がかみ合っていないか、提案文や提示する制作物が募集内容に響いていない可能性があります。工程ごとに見直す対象が異なるため、まず自分がどの工程で止まっているかを確認してから、対応する項目を見直しましょう。

戦略的に挑戦しやすい案件の条件

応募する案件を選ぶときは、次の条件を満たしているかを確認しましょう。

戦略的に挑戦しやすい案件の条件
現在のスキルで確実に完成できる
現在のスキルで完成できない案件を選ぶと、受注できても要件どおりに完成させられないおそれがあるためです。
自分の制作物と関連性が高い
関連する制作物を提示しながら、募集内容に合わせた説得力のある提案につなげられるためです。
制作要件と納品物が明確
要件や納品物があいまいな案件は、受注後の条件のすり合わせで食い違いが生じやすいためです。
必須条件を満たしている
必須スキルを満たしていない案件は、受注できても要件どおりに完成させられず、納品の遅れや品質不足につながるためです。
応募者が比較的少ない
応募者が多い人気案件だけを選び続けると、比較対象が多い状態で提案することになり、獲得率が上がりにくくなるためです。
募集開始から時間がたっていない
募集開始からの経過期間を確認する項目です。
発注者の評価や過去実績を確認できる
発注者の評価や過去の実績をあらかじめ確認する項目です。
継続依頼の可能性がある
継続的な依頼につながる可能性があるかを確認する項目です。
実績公開やポートフォリオ掲載の可否を確認できる
実績やポートフォリオとして公開できるかどうかを確認する項目です。

これらの条件に多く当てはまる案件ほど、現在のスキルと実績で受注できる可能性が高く、受注後も要件どおりに完成させやすくなります。反対に、次のような案件選びは獲得率を下げる原因になるため避けましょう。

避けたい案件選び
報酬の高さだけで選ぶ
人気が高く応募者が多い案件だけを選ぶ
必須スキルを満たしていない案件へ応募する
実績と大きく離れた難易度の案件だけを選ぶ
一件の応募結果を待ち、次の案件を探さない
応募数だけを増やし、募集内容に合わない提案文を送る
危険な条件や不当に低い報酬を実績作りとして受け入れる

戦略的に挑戦しやすい案件の条件と避けたい案件選びは、表裏の関係です。たとえば必須スキルを満たしていない案件は、条件チェックの必須条件の項目に当てはまらないため、応募する前の段階で対象から外せます。一方で応募者が多い人気案件だけを選び続けると、比較対象が多い状態で提案することになり、獲得率が上がりにくくなります。条件チェックを使って、現在のスキルで確実に完成でき、比較的挑戦しやすい案件を優先的に探しましょう。

Q
確認クイズ
応募する案件を選ぶときに避けるべき行動はどれか?
正解です!
必須スキルを満たしていない案件に実績作りの目的で応募すると、受注できても要件どおりに完成させられず、納品の遅れや品質不足につながります。現在のスキルで確実に完成できる案件を優先しましょう。
惜しい!
正解はBです。必須スキルを満たしていない案件への応募は避けるべき行動です。それ以外の3つは、案件選びで意識したい適切な行動です。

判断問題

ここまでの内容を、実際の場面に当てはめて考えてみましょう。次の3つの場面について、選択肢から適切な判断を選んでみましょう。

Q
確認クイズ
実績が少ない段階で、必須スキルを満たしていない高単価案件だけへ応募しています。適切な判断はどれか?
正解です!
必須スキルを満たしていない案件は、受注できても要件どおりに完成させられません。案件条件を見直し、現在のスキルで確実に完成できる案件の条件に立ち返りましょう。
惜しい!
正解はBです。必須スキルを満たしていない案件は、受注できても要件どおりに完成させられません。案件条件を見直し、現在のスキルで確実に完成できる案件に応募先を切り替えましょう。
Q
確認クイズ
現在のスキルで完成でき、関連する制作物も提示できる案件を見つけました。適切な判断はどれか?
正解です!
条件を満たす案件が見つかった段階では、募集内容を確認し、合わせた提案文を作成しましょう。
惜しい!
正解はBです。条件を満たす案件が見つかった段階では、募集内容を確認し、それに合わせた提案文を作成して応募しましょう。
Q
確認クイズ
応募数は多いものの、返信が得られていません。適切な判断はどれか?
正解です!
応募という工程は進んでいるため、返信が得られない工程に対応する項目——応募先との適合、提案文、提示する制作物を見直しましょう。
惜しい!
正解はBです。応募という工程は進んでいるため、応募先との適合、提案文、提示する制作物を見直しましょう。

応募方針を記録しよう

ここまでの内容を使って、今の自分の応募方針と、優先して改善する工程を記録しておきましょう。提出や合否判定はありません。

項目記入欄
挑戦する案件種別
優先して探す案件の条件
現在見直す工程
次に改善すること

入力内容はこのブラウザに保存され、次回このページを開いたときに復元されます。別の端末・ブラウザからは見れません。

SUMMARY
  1. 案件獲得率は約10%を一つの目安にする
  2. 経験や実績が増えるにつれて獲得率は上がる
  3. 応募数と応募内容の両方を重視する
  4. 止まっている工程によって見直す項目は異なる
  5. 現在のスキルで確実に完成できる案件を優先し、必須スキルを満たしていない案件は避ける
CHECK
理解度チェック
応募から受注までの流れを5つの工程で説明できるか?
案件を探す→応募する→返信を得る→面談・条件確認へ進む→受注する、の5工程です。どの工程で止まっているかを確認することが、改善する場所の判断につながります。
応募数と応募内容の両方が必要な理由を説明できるか?
案件獲得率は約10%が目安のため、一定数の応募を継続する必要があります。同時に、応募先に合わない提案文では返信につながらないため、応募内容の質も必要です。
戦略的に挑戦しやすい案件の条件を3つ以上答えられるか?
現在のスキルで確実に完成できる、自分の制作物と関連性が高い、必須条件を満たしている、応募者が比較的少ない、募集開始から時間がたっていない、発注者の評価や実績を確認できる、継続依頼の可能性がある、実績公開の可否を確認できる、の8項目です。
自分が優先して改善する工程を1つ判断できるか?
応募から受注までの工程のうち、自分がどこで止まっているかを確認し、対応する見直し項目から1つ選んで改善に取り組みます。