募集内容と発注者から安全性を確認しよう
CHAPTER 4
募集内容と発注者から安全性を確認しよう
LESSON 4-1 応募前の安全確認 ⏱ 所要時間:約15〜20分
レッスン解説動画
GOAL
このレッスンのゴール
  • 応募前に確認する項目を説明できる
  • 作業量と報酬のバランスを確認できる
  • 発注者と契約・支払い条件を確認できる
  • 3つの判断結果から応募可否を選べる

案件を選ぶときは、仕事内容や報酬だけを見て応募を決めないようにしましょう。発注者の情報、作業範囲、支払い条件、修正条件まで確認したうえで、応募するかどうかを判断します。

このレッスンでは、募集内容・発注者・作業量と報酬・契約や支払い条件の4つを確認し、応募する・条件を確認する・応募を避けるの3つから判断する方法を学びます。

安全確認の3つの判断結果

案件へ応募する前は、確認した内容を次の3つの判断のどれかに当てはめます。

判断状態次に行うこと
応募する必要な条件が明確で、安全性に問題が見当たらない募集内容に合わせて応募・提案する
条件を確認する情報が不足しており、確認後に判断する必要がある不明点を整理し、コーチへ相談してから確認する
応募を避ける危険な条件や不適切な要求が含まれている応募・契約・作業を進めない

3つの判断は、募集内容・発注者・作業量と報酬・契約条件のどこかに不明点や危険な要求があるかどうかで変わります。次のセクションから、4つの確認項目を1つずつ見ていきましょう。

募集内容を確認する

募集内容は、次の7項目で確認します。

募集内容チェック
制作物と作業内容が具体的に書かれている
何を作り、どのような作業を行うのかが具体的に書かれているかを確認する項目
ターゲット、目的、納品形式が分かる
誰に向けて何のために作り、どの形式で納品するのかが分かるかを確認する項目
納期とスケジュールが現実的
示された納期やスケジュールに無理がないかを確認する項目
必要なスキル・ツールが明確
求められるスキルや使用するツールが明確になっているかを確認する項目
修正回数と対応範囲が明確
修正の回数や対応する作業範囲が明確になっているかを確認する項目
禁止事項や守秘義務を確認できる
禁止事項や守秘義務の内容を確認できるかという項目
募集内容と実際の依頼内容に大きな違いがない
募集内容と実際の依頼内容にずれがあると、契約後に「聞いていた話と違う」という行き違いが起こりやすくなるため確認する項目

複数の項目が不明なまま応募すると、契約後に「聞いていた話と違う」という行き違いが起こりやすくなります。不明な項目があれば、応募前に不明点を整理し、コーチへ相談してから確認しましょう。

Q
確認クイズ
募集内容に修正回数や納品形式の記載がなく、発注者の評価も確認できない案件を見つけました。最初に取るべき対応はどれか?
正解です!
情報が不足している場合は、すぐに応募や作業を進めず、不明点を整理してコーチへ相談してから確認します。
惜しい!
正解はBです。一部だけ質問したり報酬額だけで判断したりせず、不明点を整理してコーチへ相談してから確認しましょう。発注者の評価が確認できないというだけで、必ず応募を避けるとは限りません。

発注者を確認する

発注者については、次の点を確認します。

発注者チェック
発注者名や事業内容を確認できる
発注者の情報が確認できないまま応募や作業を進めるのは避けるべきであるため確認する項目
利用サービス上の評価・過去実績・本人確認情報を確認できる
発注者の評価や過去実績、本人確認情報を確認できるかという項目
過去の評価に未払い・連絡不通・過度な修正の記載がない
未払いや連絡不通、過度な修正要求など過去の評価に問題の記載がないかを確認する項目
質問への回答が具体的で契約条件を明確にしようとしている
質問への回答が曖昧な発注者とは、契約条件を明確にする前に応募や作業を進めないようにするための項目
不自然に急かしたり確認を避けたりしていない
不自然に急かす、確認を避けるといった対応がないかを確認する項目

発注者の情報が確認できない、または質問への回答が曖昧な場合は、契約条件を明確にする前に応募や作業を進めないようにしましょう。

作業量と報酬を確認する

作業量と報酬は、次の6項目で確認します。

作業量と報酬チェック
必要な作業内容と納品物が明確
何を、どこまで作業して納品するのかが明確になっているかを確認する項目
想定作業時間に対して報酬が極端に低くない
特定の金額だけで判断せず、想定作業時間に対して報酬が見合っているかを確認する項目
修正回数と追加作業の条件が明確
修正回数や追加作業の条件が明確でないと、作業範囲に対して報酬が見合っているか判断できなくなる
手数料を差し引いた受取額を確認した
表示されている報酬額だけでなく、手数料を差し引いた実際の受取額を確認するための項目
追加作業が発生した場合の報酬を確認できる
追加作業が発生した場合の報酬があらかじめ確認できるかという項目
実績作りを理由に不当に低い条件を受け入れようとしていない
実績作りを理由に不当に低い条件を受け入れる必要はないため確認する項目
✓ Point !
金額だけで判断しない

特定の金額だけで安全・危険を判断せず、作業範囲、必要時間、修正、権利、受取額を合わせて確認しましょう。

Q
確認クイズ
「実績作りになるから」と言われ、想定作業時間に対して報酬が極端に低い案件を提案されました。適切な考え方はどれか?
正解です!
実績作りを理由に不当に低い条件を受け入れる必要はありません。作業範囲や修正回数、手数料を差し引いた受取額まで確認し、見合わなければ応募を避けましょう。
惜しい!
正解はBです。実績作りを理由に低い条件を受け入れたり、報酬額だけで判断したりするのは避けましょう。作業範囲や受取額まで確認したうえで判断します。

契約・支払い条件を確認する

契約・支払い条件は、次の8項目を確認してから応募や契約を進めます。

確認項目具体的に確認すること
契約する相手発注者名や事業内容が明確になっているか
報酬額と支払方法金額と支払い方法が明記されているか
支払日と支払条件いつ、どのような条件で支払われるか
制作範囲と納品物どこまで対応し、何を納品するか
納期具体的な期日が示されているか
修正回数と追加費用修正の上限と追加費用の有無
キャンセル・途中終了時の扱い途中で終了した場合の報酬や対応
著作権・制作データ・ポートフォリオ掲載の扱い権利がどちらに帰属するか

8項目のいずれかが曖昧なままでは、契約後のトラブルにつながりやすくなります。応募前に発注者へ確認し、回答が得られない、または回答に不安が残る場合は、応募を避ける判断も選択肢に入れましょう。

判断結果を記録しよう

ここまでの内容を使って、実際に確認した案件の内容と判断結果を記録しておきましょう。提出や合否判定はありません。

項目記入欄
案件名
募集内容
発注者情報
作業量と報酬
契約・支払い条件
判断
判断理由

入力内容はこのブラウザに保存され、次回このページを開いたときに復元されます。別の端末・ブラウザからは見れません。

SUMMARY
  1. 募集内容、発注者、作業量、報酬、契約条件を確認してから応募する
  2. 情報が不足している場合はすぐに応募・作業をせず、不明点を整理してコーチへ相談する
  3. 判断結果は応募する・条件を確認する・応募を避けるの3つ
  4. 特定の金額だけで判断せず、作業範囲や権利も含めて確認する
  5. 契約・支払い条件の8項目を確認しないまま契約すると、トラブルにつながりやすい
  6. 次のLessonでは、契約・作業前に現れる危険なサインを確認する
CHECK
理解度チェック
応募前に確認する項目を説明できるか?
募集内容、発注者、作業量と報酬、契約・支払い条件の4つです。
作業量と報酬のバランスを確認できるか?
想定作業時間に対して報酬が極端に低くないか、修正回数や追加費用の条件、手数料を差し引いた受取額を含めて確認します。
発注者と契約・支払い条件を確認できるか?
発注者名・事業内容・評価に加え、報酬額、支払日、修正回数、著作権や制作データの扱いなどを確認します。
3つの判断結果から応募可否を選べるか?
必要な条件が明確なら応募する、情報が不足していれば条件を確認する、危険な条件が含まれていれば応募を避ける、という3つから選びます。