評価・リピート・単価向上へ改善する
CHAPTER 3
評価・リピート・単価向上へ改善する
全5レッスン ココナラ攻略
CHAPTER 3
実績ゼロ期の3つの価格戦略
LESSON 3-1 評価・リピート・単価向上へ改善する ⏱ 所要時間:約15〜20分
レッスン解説動画
GOAL
このレッスンのゴール
  • ✓
    適正価格・初期限定価格・対象限定モニターの違いを説明できる
  • ✓
    自分の状況に合う戦略を選べる
  • ✓
    安売りする場合の期間・条件・終了基準を判断できる

サービスを出品しても、実績が0件のうちは購入者からの比較で不利になりやすい状態が続きます。同じ価格帯であれば、評価や販売実績がある出品者の方が選ばれやすい構造だからです。

このレッスンでは、実績ゼロ期に使う3つの価格戦略を比較し、自分の状況に合う戦略と、安売りする場合の終了基準を判断できるようにします。

実績ゼロ期に起きること

実績が0件の状態で出品を始めると、購入者から見て他の出品者との違いが分かりにくく、閲覧されても相談や購入まで進みにくい状況が続きます。焦って行動する前に、この時期にやってしまいがちな行動を先に確認しておきましょう。

✕
実績ゼロ期にやってしまいがちな行動
焦って相場を大きく下回る価格まで値下げする
大幅な値下げは、その後に適正価格へ戻すタイミングを失いやすくする
いつまで安く売るかを決めずに始める
終了基準がないまま安売りを続けると、実績が増えても値上げに踏み切りにくくなる

実績ゼロ期は、ずっと続く状態ではありません。適正価格・初期限定価格・対象限定モニターという3つの戦略を比較し、自分に合う戦略と終了基準を先に決めておくことを意識しましょう。

3つの戦略を比較する

実績ゼロ期の価格戦略は、大きく3つに分けられます。

戦略内容向いている場面
適正価格実績の有無に関わらず、最初から想定する適正価格で出品する価格の安さではなく、提供内容や説明文の質で差別化できる自信がある場合
初期限定価格期間を決めて、通常価格より低い価格で出品する早期に最初の購入や相談のきっかけを作りたい場合
対象限定モニター対象人数や条件を絞り、割引価格や無料に近い条件でモニターを募るレビューや実績を先に確保し、その後の適正価格につなげたい場合

適正価格は、最初から想定する価格で勝負する戦略です。値下げによる比較ではなく、説明文やプロフィールの情報量で信頼を積み上げていく考え方に向いています。

初期限定価格は、期間を区切って通常価格より安く出品する戦略です。価格の安さで最初の接点を増やし、その後の評価や実績につなげやすくなります。ただし、期間を決めずに続けると通常価格へ戻すタイミングを失いやすくなるため、開始前に期間を決めておく必要があります。

対象限定モニターは、対象人数や条件を絞ってモニターを募る戦略です。無料に近い条件でも、レビューや実績を先に確保できれば、その後の適正価格での受注につながりやすくなります。ただし、対象条件を絞らずに募集すると、本来の価格帯で受注できたはずの購入者にまで安価な条件を提供してしまうことがあるため、対象条件を明確にしておくことが重要です。

✓ Point !
組み合わせて使うこともできる

3つの戦略は排他的なものではありません。たとえば、対象限定モニターを一定期間だけ実施し、その後は初期限定価格に切り替えるというように、組み合わせて使うこともできます。大切なのは、いずれの場合も次の通常運用へ戻る条件を決めておくことです。

Q
確認クイズ
提供する内容に自信があり、価格の安さではなく実力で選ばれたいと考えています。向いている戦略はどれか?
✓
正解です!
提供内容や説明文の質に自信がある場合は、価格の安さに頼らず、最初から適正価格で勝負する戦略が向いています。
✕
惜しい!
正解はAです。初期限定価格と対象限定モニターは、価格の安さで最初の接点や実績を確保したい場合に向いた戦略でした。

終了基準を先に決めておく

初期限定価格や対象限定モニターのように安売りを伴う戦略を使う場合は、開始前に終了基準を決めておきます。終了基準がないまま安売りを続けると、実績が増えても値上げに踏み切りにくくなる構造になるためです。

✓
終了基準の決め方
期間で区切る
公開してから一定期間が過ぎたら、通常価格に戻す基準にする
件数で区切る
初期価格での受注が一定件数に達したら、通常価格に戻す基準にする
評価で区切る
一定件数の評価が貯まったら、通常価格に戻す基準にする

どの基準を選ぶ場合も、安売りを始める前に決めておくことが重要です。安売りを始めてから終了基準を考えると、受注が途切れる不安から先延ばしにしやすくなるためです。

Q
確認クイズ
対象限定モニターを始めたものの、終了基準を決めていませんでした。とるべき対応として適切なのはどれか?
✓
正解です!
終了基準を決めていなかった場合でも、今から期間・件数・評価のいずれかで基準を決め、通常運用へ戻る道筋をつくることが重要です。
✕
惜しい!
正解はBです。無期限で続けたり、条件をさらに緩めたりすると、通常価格に戻すタイミングをますます失いやすくなります。

こんな人はこの戦略

3つの戦略を、状況別に整理すると次のようになります。

こんな人は向いている戦略
提供内容や説明文に自信があり、価格の安さに頼りたくない適正価格
できるだけ早く最初の購入や相談のきっかけを作りたい初期限定価格
レビューや実績を先に確保し、その後の適正価格につなげたい対象限定モニター

どの戦略を選ぶ場合も、実績ゼロ期はいずれ終わる前提で考え、通常運用に戻る条件を先に決めておきましょう。

SUMMARY
  1. 実績ゼロ期は適正価格・初期限定価格・対象限定モニターの3戦略で考える
  2. 安売りを伴う戦略を使う場合は、開始前に終了基準を決めておく
  3. 終了基準は期間・件数・評価のいずれかで区切る
  4. 自分の状況に合わせて戦略を選ぶ
  5. 次のレッスンでは、公開後の反応データから課題を数字で切り分ける方法を確認する
CHECK
理解度チェック
適正価格・初期限定価格・対象限定モニターの違いを説明できるか?
適正価格は最初から想定価格で勝負する戦略、初期限定価格は期間を決めて安く出品する戦略、対象限定モニターは対象を絞って割引や無料に近い条件でモニターを募る戦略です。
自分の状況に合う戦略を選べるか?
提供内容に自信があるか、早く接点を作りたいか、レビューや実績を先に確保したいかによって、選ぶべき戦略が変わります。
安売りを伴う戦略で終了基準を先に決める理由を説明できるか?
終了基準がないまま安売りを続けると、実績が増えても値上げに踏み切りにくくなるためです。
終了基準を区切る3つの切り口を答えられるか?
期間・件数・評価のいずれかで区切ります。どの基準を選ぶ場合も、安売りを始める前に決めておくことが重要です。

CHAPTER 3
数字で原因を切り分ける
LESSON 3-2 評価・リピート・単価向上へ改善する ⏱ 所要時間:約20〜25分
レッスン解説動画
GOAL
このレッスンのゴール
  • ✓
    表示から閲覧・相談・見積り・購入・評価・リピートまでの流れを7段階で説明できる
  • ✓
    各段階で確認する指標を答えられる
  • ✓
    自分の反応データからどの段階に課題があるかを特定できる

段階で反応データを見る理由

売れない理由を感覚だけで判断せず、表示→閲覧→相談→見積り→購入→評価→リピートの7段階に分けて数字を確認すると、どこに課題があるかを具体的に特定できます。段階を分けずに全体の受注件数だけを見ていると、価格を下げるべきなのか、説明文を直すべきなのか、判断がつかない状態になるからです。

このファネルは、上の段階から下の段階に進むごとに数が絞られていく構造になっています。どこで大きく絞られているかを見ることで、次に何を見直すべきかが分かります。

✕
数字を確認するときに避けたい進め方
指標を確認せず、感覚だけで値下げする
どの段階に課題があるか分からないまま値下げすると、下げる必要のない段階まで価格を下げてしまうことがある
1つの指標だけで結論を出す
表示回数が多くても閲覧数が少なければ課題は別の段階にあるため、複数の段階を順番に確認する必要がある

事前準備

数字を確認する前に、次の状態を整えておきましょう。

📋 事前準備
  • ●出品ページの管理画面で、表示回数・閲覧数などの指標を確認できる状態にしておく
  • ●直近の相談・見積り・購入・評価の件数を確認できる状態にしておく

表示・閲覧・相談を確認する

まず、購入者の目に触れる入口となる表示・閲覧・相談の3段階を確認します。

Step1:表示

確認する指標数値が伸びないときに疑う原因
表示回数検索キーワードとの一致、カテゴリ選択、出品者ランクや新着表示の影響

表示回数が伸びない場合、購入者が使う検索キーワードとタイトル・説明文の言葉が一致していない可能性があります。カテゴリの選び方や、出品者ランク・新着表示の扱いも表示のされやすさに影響するため、あわせて確認しましょう。

Step2:閲覧

確認する指標数値が伸びないときに疑う原因
閲覧数、表示に対する閲覧の比率サムネイル画像、タイトルの内容

表示回数に対して閲覧数の比率が低い場合、購入者は一覧の中でサムネイルやタイトルを見て、クリックするかどうかを判断しています。表示はされていてもクリックされていないなら、サムネイルとタイトルを見直す必要があります。

Step3:相談

確認する指標数値が伸びないときに疑う原因
閲覧に対する相談・購入前相談の比率説明文の情報不足、価格とのミスマッチ、プロフィールの信頼性

閲覧に対して相談の比率が低い場合、説明文を読んでも対応範囲や納品物のイメージがつかめていないか、価格と内容が見合っていないと感じられている可能性があります。プロフィールに実績や対応領域の説明が不足していることも、相談への踏み出しにくさにつながります。

Q
確認クイズ
表示回数は十分にあるが、閲覧数の比率が低い状態です。最初に見直すべきなのはどれか?
✓
正解です!
表示に対して閲覧の比率が低い場合、購入者は一覧の中でサムネイルやタイトルを見てクリックを判断しているため、そこを見直します。
✕
惜しい!
正解はBです。価格や評価依頼の文面は、閲覧より後の段階(相談・購入・評価)に関わる要素でした。

見積り・購入を確認する

次に、相談から先に進んだあとの見積り・購入の2段階を確認します。

Step4:見積り

確認する指標数値が伸びないときに疑う原因
見積り提案数、見積りからの成約率見積り内容の曖昧さ、金額と内容のバランス、返信の速さ

見積りを提案しても成約に至らない場合、対応内容や対象外の範囲が曖昧なままになっていないかを確認しましょう。金額と提供内容のバランスが取れていない場合や、返信が遅く購入者の検討熱が下がっている場合も、成約率に影響します。

Step5:購入

確認する指標数値が伸びないときに疑う原因
購入率見積り後のやり取りでの不安、納期・修正条件の不透明さ

見積りまで進んでも購入に至らない場合、やり取りの中で購入者が不安を感じている可能性があります。納期や修正回数の条件がはっきり示されていないと、購入の最後の一歩を踏み出しにくくなります。

評価・リピートを確認する

最後に、納品が終わったあとの評価・リピートの2段階を確認します。

Step6:評価

確認する指標数値が伸びないときに疑う原因
評価件数、評価内容進行中の説明不足、納品物の期待値ギャップ

評価が集まらない、または評価内容に不満が見られる場合、進行中の説明が不足していたか、納品物が事前に伝えていた内容と食い違っていた可能性があります。次のレッスンで、評価とリピートを生む進行の詳細を確認します。

Step7:リピート

確認する指標数値が伸びないときに疑う原因
リピート率、継続・追加提案の有無次回相談の入口が用意されていない、納品後の関係が切れている

納品物には満足してもらえても、次回相談の入口が用意されていなければリピートにはつながりにくくなります。納品後に関係を切らず、次の相談先として思い出してもらえる状態を作れているかを確認しましょう。

Q
確認クイズ
納品物への評価は高いが、同じ購入者からのリピートがありません。最初に疑うべき原因はどれか?
✓
正解です!
評価が高いのにリピートがない場合は、表示や閲覧より後の段階、つまり納品後に次回相談の入口が用意されているかを確認します。
✕
惜しい!
正解はCです。表示・サムネイル・見積りは、いずれもリピートより前の段階に関わる原因でした。

課題を1つ選んで次の行動を決める

7段階を確認したら、最も数値が落ち込んでいる段階を1つ選び、対応する行動から着手します。

✓
段階別の対応の目安
表示が少ない
検索キーワードとの一致やカテゴリ選択を見直す
閲覧が少ない
サムネイルとタイトルを見直す
相談が少ない
説明文とプロフィールを見直す
見積りからの成約が少ない
見積り内容の明確さと返信の速さを見直す
購入が少ない
やり取りでの不安や条件の不透明さを見直す
評価が少ない・低い
進行中の説明と納品物の期待値をそろえる
リピートが少ない
次回相談の入口を用意する
✓ Point !
複数の段階が同時に低いこともある

複数の段階で数値が落ち込んでいる場合は、すべてを同時に直そうとせず、最も入口に近い段階(表示・閲覧)から順番に見直すと、原因を切り分けやすくなります。

よくあるつまずき Q&A
指標がすべて低い場合はどうすればいいですか?
すべてを同時に直そうとせず、最も入口に近い表示・閲覧から順番に見直しましょう。入口の数字が改善されないと、後の段階の数字も正しく評価できません。
1つの段階を直したら、すぐに次の段階に進んでいいですか?
直した内容が数字に反映されるまで一定の期間を置いてから、次の段階に進みましょう。変更直後の数字だけで判断すると、まだ反映されていない変化を見落とすことがあります。
数値がそもそも少なく、比率で判断しにくい場合はどうすればいいですか?
件数が少ないうちは、比率よりも各段階の絶対数(表示回数や閲覧数そのもの)の変化を追いかけ、件数が増えてきたら比率での判断に切り替えましょう。
SUMMARY
  1. 反応データは表示→閲覧→相談→見積り→購入→評価→リピートの7段階で確認する
  2. 段階ごとに確認する指標と、数値が低いときに疑う原因が異なる
  3. 最も数値が落ち込んでいる段階を1つ選び、対応する行動から着手する
  4. 複数の段階が同時に低い場合は、入口に近い段階から順番に見直す
  5. 次のレッスンでは、評価とリピートを生む進行の詳細を確認する
CHECK
理解度チェック
表示から評価・リピートまでの7段階を順番に答えられるか?
表示→閲覧→相談→見積り→購入→評価→リピートの順です。
閲覧の比率が低いときに疑う原因を答えられるか?
サムネイル画像やタイトルの内容が、購入者のクリックを引き出せていない可能性があります。
複数の段階が同時に低いとき、どの段階から見直すか説明できるか?
最も入口に近い表示・閲覧の段階から順番に見直します。入口が改善されないと、後の段階の数字も正しく評価できないためです。
評価は高いのにリピートがない場合、何を見直すか答えられるか?
次回相談の入口が用意されているかを見直します。納品物に満足しても、その先の相談経路がなければリピートにはつながりにくくなります。

CHAPTER 3
評価とリピートを生む案件の進め方
LESSON 3-3 評価・リピート・単価向上へ改善する ⏱ 所要時間:約15〜20分
レッスン解説動画
GOAL
このレッスンのゴール
  • ✓
    良い進行と避けたい進行の違いを5つの要素で説明できる
  • ✓
    評価を強要しない適切な進め方を判断できる
  • ✓
    場面に応じて次に何を意識すべきかを選べる

評価とリピートを分ける分岐点

納品して終わりではなく、納品までの進め方が評価とリピートを大きく左右します。前のレッスンで確認したとおり、評価やリピートの数字が伸びない場合、その原因は納品後の進行そのものにあることが少なくありません。

✕
評価を求めるときに避けたい行動
評価を書いてほしいと繰り返し催促する
催促されて書かれた評価は購入者の本音を反映しにくく、次の購入者の参考にもなりにくい
星の数や評価内容を指定して依頼する
実態と異なる評価はプラットフォームの規約に触れる可能性があり、信頼を損なう

評価とリピートは、進行の質が伴って初めて自然に生まれるものです。次のセクションで、進行を左右する5つの要素を比較しましょう。

進行の5つの要素を比較する

案件の進行は、次の5つの要素で良し悪しが分かれます。

要素良い進行避けたい進行
期待値調整着手前に対応範囲・納期・修正回数をすり合わせる曖昧なまま着手し、後から追加対応を求められる
進捗共有途中経過を購入者へ共有する納品直前まで連絡がない
納期遵守約束した納期を守り、遅れる場合は早めに連絡する連絡なく納期を過ぎる
納品時説明納品物の意図や使い方を説明するファイルだけを送って終える
次回相談の入口設計次回相談や追加依頼の窓口を伝える納品後は連絡を絶つ

期待値調整

着手前に対応範囲・納期・修正回数をすり合わせておくと、購入者との認識のズレを防げます。曖昧なまま着手すると、後から想定外の追加対応を求められ、双方に負担がかかる進行になりやすいためです。

進捗共有

制作の途中経過を共有すると、購入者は安心して進行を待てます。納品直前まで連絡がないと、進んでいるのかが分からず不安を感じさせてしまい、評価にも影響します。

納期遵守

約束した納期を守り、遅れる場合は早めに連絡することが信頼につながります。連絡のないまま納期を過ぎると、その後どれだけ丁寧に対応しても、信頼を取り戻すのに時間がかかるからです。

納品時説明

納品物をただ送るのではなく、意図や使い方を説明すると、購入者は納品物の価値を実感しやすくなります。説明がないまま送ると、期待していた内容と受け取った印象がずれてしまうことがあるためです。

次回相談の入口設計

納品後に次回相談や追加依頼の窓口を伝えておくと、購入者は次に困ったときにまず相談してくれるようになります。納品後に連絡を絶ってしまうと、せっかく築いた信頼が次の機会につながらないままになります。

Q
確認クイズ
制作期間が1週間ほどかかる案件で、購入者から「進んでいますか」という問い合わせが届きました。今後の進行で意識すべきことはどれか?
✓
正解です!
問い合わせが届く前に、こちらから途中経過を共有していれば、購入者を不安にさせずに進行できます。
✕
惜しい!
正解はBです。納期や価格の変更、評価の早期依頼は、進捗を不安に感じさせている今の状況への直接的な対応にはなりません。

こんな場面ではこう進める

5つの要素を、場面別に整理すると次のようになります。

こんな場面では意識すること
着手前の依頼内容がやや曖昧なまま進んでいる期待値調整を丁寧に行う
制作期間が数日以上かかる案件を進めている進捗共有を1回以上入れる
予定より作業が遅れそうになっている早めに連絡し納期遵守の姿勢を示す
納品物の使い方が伝わりにくい内容である納品時説明を厚くする
良い評価をもらえた、または高い満足を感じてもらえた次回相談の入口を案内する

どの場面でも共通しているのは、評価やリピートを目的にした特別な働きかけではなく、通常の進行を丁寧に行うことです。丁寧な進行を積み重ねた結果として、評価やリピートは自然に生まれます。

Q
確認クイズ
納品時に、購入者が納品物をどう使えばよいか分からない様子でした。次に意識すべきことはどれか?
✓
正解です!
納品時説明を厚くし、意図や使い方を伝えることで、購入者は納品物の価値を実感しやすくなります。
✕
惜しい!
正解はCです。追加料金の提案や値引きの約束、評価の依頼は、いずれも今伝わっていない使い方の説明にはなりません。
SUMMARY
  1. 進行は期待値調整・進捗共有・納期遵守・納品時説明・次回相談の入口設計の5要素で決まる
  2. 評価は催促や指定で求めず、丁寧な進行の結果として自然に生まれるものと捉える
  3. 場面に応じて、5要素のどこを強めるかを判断する
  4. 次のレッスンでは、単発商品を継続商品へ広げ、単価を見直す考え方を確認する
CHECK
理解度チェック
進行を左右する5つの要素を答えられるか?
期待値調整、進捗共有、納期遵守、納品時説明、次回相談の入口設計の5つです。
評価を催促してはいけない理由を説明できるか?
催促されて書かれた評価は本音を反映しにくく、次の購入者の参考にもなりにくいためです。星の数や内容を指定する依頼は、規約違反や信頼低下にもつながります。
進捗共有がない進行で購入者にどんな影響が出るか説明できるか?
進んでいるのか分からず不安を感じさせてしまい、評価にも影響します。
納品時説明がなぜ重要か説明できるか?
意図や使い方を説明することで、購入者は納品物の価値を実感しやすくなります。説明がないと、期待していた内容と受け取った印象がずれてしまうことがあります。

CHAPTER 3
継続商品への広げ方と単価の見直し方
LESSON 3-4 評価・リピート・単価向上へ改善する ⏱ 所要時間:約15〜20分
レッスン解説動画
GOAL
このレッスンのゴール
  • ✓
    単発商品から継続商品への広げ方を領域別に説明できる
  • ✓
    単価を見直す4つの根拠を答えられる
  • ✓
    自分の状況に合わせて単価見直しの判断ができる

単発の先に継続商品を考える理由

単発の案件を積み重ねるだけでなく、保守や運用のような継続商品へ広げると、案件ごとに新しい購入者を探し続ける負担を減らせます。同じ購入者との関係が続くことで、都度の営業活動をかけなくても次の受注につながる状態を作れるためです。

継続商品は、実績のない状態からいきなり提案するものではありません。まずは単発案件で信頼を積み、その実績を土台にして継続商品を提案する流れが基本です。

継続商品の例を比較する

単発商品から継続商品への広げ方は、領域ごとに次のような例があります。

領域単発商品の例継続商品への広げ方
WebデザインLP・バナー1点の制作定期的なバナー更新、季節ごとのデザイン差し替え
Web制作サイト1件の制作・公開保守・更新、フォームや掲載情報の定期更新
SNS運用代行投稿1回分の制作投稿・企画・分析・返信対応を含む月次の運用代行
ショート動画動画1本の制作定期投稿用の動画継続制作

4つの領域とも、最初の単発案件で信頼を得たあと、同じ購入者に対して定期的な業務として提案できる継続商品を持っています。単発案件で積んだ実績は、そのまま継続提案の材料として使えます。

単価を見直す根拠

単価を見直すときは、次の4つの根拠がそろっているかを確認します。

✓
単価を見直す4つの根拠
実績
同種の案件で評価や実績が積み上がっているか
需要
同様の依頼が続けて届いているか
稼働率
依頼に対応しきれないほど埋まっているか
提供範囲
対応範囲や納品物を広げているか
! 注意
値上げは根拠なしに行わない

値上げは、実績・需要・稼働率・提供範囲のいずれかの根拠がそろってから行います。根拠のないまま値上げすると、購入者に理由を説明できず、既存の購入者との関係にも影響することがあります。

Q
確認クイズ
最近、同じ内容の依頼への申し込みが増え、対応しきれないほど予定が埋まっています。単価を見直す根拠として最も当てはまるのはどれか?
✓
正解です!
依頼に対応しきれないほど予定が埋まっている状態は、稼働率を根拠にした値上げの検討材料になります。
✕
惜しい!
正解はCです。実績・需要・提供範囲もそれぞれ独立した根拠ですが、この場面で最も直接的に当てはまるのは稼働率です。

こんな状態ならこの見直し

4つの根拠を、状態別に整理すると次のようになります。

こんな状態なら検討する見直し
同種案件の評価・実績が積み上がっている実績を根拠に値上げを検討する
同じような依頼が続けて届いている需要を根拠に値上げや継続商品化を検討する
依頼に対応しきれないほど予定が埋まっている稼働率を根拠に値上げして依頼数を調整する
対応範囲や納品物を広げた提供範囲の拡大を根拠に価格を見直す

複数の根拠が同時にそろっている場合は、値上げの説明もしやすくなります。自分の状態を照らし合わせ、根拠が言葉で説明できる状態になってから、単価の見直しに進みましょう。

Q
確認クイズ
まだ実績も需要も乏しい段階で、単価を上げたいと考えています。適切な進め方はどれか?
✓
正解です!
根拠がそろっていない段階での値上げは、購入者に理由を説明できません。4つの根拠のいずれかがそろうまで待ちましょう。
✕
惜しい!
正解はBです。根拠のないまま値上げすると、既存の購入者との関係にも影響することがあります。
SUMMARY
  1. 単発商品は、信頼を積んだあと保守・更新・運用代行・継続制作のような継続商品へ広げる
  2. 単価の見直しは実績・需要・稼働率・提供範囲の4根拠がそろってから行う
  3. 根拠のない値上げは既存の購入者との関係に影響することがある
  4. 複数の根拠が同時にそろうと、値上げの説明がしやすくなる
  5. 次のレッスンでは、自分用の出品・案件獲得計画を完成させる
CHECK
理解度チェック
単発商品から継続商品への広げ方を、自分の領域に当てはめて答えられるか?
Webデザインなら定期的な更新、Web制作なら保守・更新、SNS運用代行なら月次の運用代行、ショート動画なら定期投稿用の継続制作へ広げます。
単価を見直す4つの根拠を答えられるか?
実績・需要・稼働率・提供範囲の4つです。
根拠のない値上げがなぜ避けたほうがよいか説明できるか?
購入者に理由を説明できず、既存の購入者との関係にも影響することがあるためです。
自分の今の状態が、どの根拠に当てはまるか答えられるか?
実績・需要・稼働率・提供範囲のうち、自分の状態に当てはまる根拠を確認し、単価見直しの判断材料にします。

CHAPTER 3
自分用の出品・案件獲得計画を完成させよう
LESSON 3-5 評価・リピート・単価向上へ改善する ⏱ 所要時間:約20〜30分
レッスン解説動画
GOAL
このレッスンのゴール
  • ✓
    計画に含める6項目を説明できる
  • ✓
    自分用の出品・案件獲得計画を完成できる
  • ✓
    完成した計画をコーチに提出できる

課題概要

何を:ここまでの章で学んだ内容を踏まえ、自分用の出品・案件獲得計画を1枚にまとめます。

なぜ:この計画は、これまでのレッスンで扱った判断軸(商品設計・価格・相談対応・改善行動)を1つに統合しておく作業です。まとめておくことで、実際に登録・出品するときに迷わず動ける状態になります。

所要時間:20〜30分程度です。実際の登録・公開・応募は必須ではなく、計画を完成させることがこのレッスンのゴールです。

完了条件

次の6点が決まっていれば、このレッスンの完了条件を満たしています。

✓
完了条件
優先商品が決まっている
最初に出品する商品を1つ以上決めている
経路が決まっている
出品型・相談型・募集提案型のうち、中心にする経路を決めている
公開前準備が確認できている
価格・プロフィール・出品ページの準備状況を確認している
観察指標が決まっている
公開後に確認する指標を決めている
改善周期が決まっている
いつ、どのくらいの頻度で見直すかを決めている
次の行動が決まっている
直近で取り組む行動を決めている

計画に含める6項目

出品・案件獲得計画には、次の6項目を含めます。

✓
出品・案件獲得計画に含める6項目
優先商品
最初に出品する商品を1つ選ぶ
経路
出品型・相談型・募集提案型のうち、中心にする経路を選ぶ
公開前準備
価格・プロフィール・出品ページの準備状況を確認する
観察指標
公開後に確認する指標を選ぶ
改善周期
いつ、どのくらいの頻度で見直すかを決める
次の行動
直近で取り組む行動を決める

この6項目は、Chapter0からChapter3までで確認してきた内容をそのまま並べたものです。新しく考える必要はなく、各レッスンで書き出した内容を、1つの計画として整理し直す作業になります。

記入のヒント

各項目を記入するときに迷ったら、次のレッスンを振り返ってみましょう。

優先商品や経路に迷ったときは

Chapter1の商品設計と、Chapter0で比較した出品型・相談型・募集提案型の3経路を振り返り、自分が対応できる商品と、重視したい経路を選びましょう。

観察指標に迷ったときは

3-2で確認した表示・閲覧・相談・見積り・購入・評価・リピートの7段階から、今の自分に合う指標を選びましょう。

改善周期に迷ったときは

3-1で確認した終了基準の考え方と同じように、期間・件数・評価のいずれかで区切ると決めやすくなります。

出品・案件獲得計画シートに記入しよう

ここまでの内容とこれまでのレッスンのワークシートを参考に、自分用の出品・案件獲得計画を完成させましょう。

6項目にそって記入してください。

項目記入欄
優先商品
経路
公開前準備
観察指標
改善周期
次の行動

入力内容はこのブラウザに保存され、次回このページを開いたときに復元されます。別の端末・ブラウザからは見れません。
ただしブラウザのキャッシュをクリアすると消えてしまうため、大事な内容はメモやNotionにも控えておくと安心です。

Q
確認クイズ
出品・案件獲得計画シートに記入する内容として適切なのはどれか?
✓
正解です!
出品・案件獲得計画は、各章のレッスンで確認してきた内容を1つにまとめたものです。新しく考える必要はありません。
✕
惜しい!
正解はBです。ここまでのレッスンの内容を整理し直すことが、計画を完成させる作業になります。
Q
確認クイズ
計画シートをすべて埋めきれなかった場合の対応として適切なのはどれか?
✓
正解です!
計画は、今分かる範囲で記入し、実際に公開・応募を始めてから結果に応じて更新していく前提のものです。
✕
惜しい!
正解はBです。すべてを厳密に埋めきる必要はなく、動き出しながら内容を更新していきましょう。
SUMMARY
  1. 出品・案件獲得計画には優先商品・経路・公開前準備・観察指標・改善周期・次の行動の6項目を含める
  2. 6項目はChapter0〜3の内容をそのまま整理し直したもの
  3. 今分かる範囲で記入し、動き出しながら更新していく
  4. 計画が完成したら、コーチへ提出する
  5. 修了後は、案件獲得攻略プログラムの模擬トライアル案件へ進む
CHECK
理解度チェック
計画に含める6項目を答えられるか?
優先商品、経路、公開前準備、観察指標、改善周期、次の行動の6項目です。
この計画がこれまでの章とどう関係しているか説明できるか?
Chapter0からChapter3までのレッスンで確認してきた内容を、1つの計画として整理し直したものです。
計画を完成させたあと何をすべきか説明できるか?
完成した計画をコーチへ提出します。修了後は、案件獲得攻略プログラムの模擬トライアル案件へ進みます。

コースの最終成果物を提出しよう

計画シートの記入が終わったら、次の項目を確認し、コーチへ提出しましょう。

提出 コースの最終成果物 — コーチに提出しよう

出品・案件獲得計画の6項目が決まったら、まとめてコーチへ提出します。コーチが確認したら、案件獲得攻略プログラムの模擬トライアル案件へ進みます。