仕事用の土台をInstagram上に作る
CHAPTER 1
仕事用の土台をInstagram上に作る
全3レッスン 案件獲得の特性を理解し、アカウント設定からプロフィール・問い合わせ導線までを一気通貫で整理する ⏱ 所要時間:約55分
CHAPTER 1
Instagram案件獲得の特性
LESSON 1-1 仕事用の土台をInstagram上に作る ⏱ 所要時間:約20分
レッスン解説動画
GOAL
このレッスンのゴール
  • Instagramでの案件獲得における2つのルート(問い合わせ型・営業DM型)を説明できる
  • 視覚的な発信が店舗・サービス業と相性がよい理由を説明できる
  • 短期間で反応がなくても改善を続ける前提を理解している
  • Instagramで活用できる案件領域を挙げられる

Webデザインやショート動画編集を学び終えて、自主制作の作品はいくつか手元にあるものの、有償の案件実績はまだない受講生を思い浮かべてみましょう。Instagramで仕事につなげられると聞いてアカウントは作ってみたものの、プロフィールも投稿も手つかずのまま、次に何をすればよいか分からず止まっている場面はよくあります。

このレッスンでは、Instagramで案件を獲得するときに動いている2つのルートと、Instagramという媒体ならではの特性を確認します。実際のアカウント設定やプロフィール作りは次のレッスン以降で扱うため、まずは全体の流れをつかみましょう。

問い合わせ型と営業DM型、2つの案件獲得ルート

Instagramで案件を獲得する流れは、大きく2つのルートに分かれます。

1つ目は、相手から連絡が来る問い合わせ型です。投稿とプロフィールを整えておくと、それを見た相手が先に興味を持った状態でDMが届きます。相手はすでに投稿や実績を見ているため、初回のやり取りが具体的な相談から始まりやすくなります。

2つ目は、こちらから連絡する営業DM型です。見込み客となりそうな相手を検索や巡回で見つけ、個別にDMを送ります。相手はまだあなたのことを知らない状態からの接触になるため、投稿や実績を見て信頼してもらうための準備が先に必要です。営業DMの具体的な組み立て方は、Chapter3で扱います。

✓ Point !
2つのルートは両方とも育てる

問い合わせ型と営業DM型は、どちらか一方を選ぶものではありません。プロフィールと投稿を整えるほど問い合わせ型からの連絡が増え、同じ投稿や実績が営業DMを送るときの信頼材料にもなります。片方だけに絞らず、両方を並行して育てていく意識を持ちましょう。

Q
確認クイズ
投稿とプロフィールを見た店舗のオーナーから、Instagramのダイレクトメッセージで問い合わせが届きました。これはどちらのルートに当たるか?
正解です!
相手が先に投稿とプロフィールを見て、興味を持った状態で連絡してきているため、問い合わせ型に当たります。
惜しい!
正解はAです。相手が先に投稿・プロフィールを見て連絡してきているため、問い合わせ型に当たります。

視覚的な発信が店舗・サービスと相性がよい理由

Instagramは写真と動画を中心にしたプラットフォームです。この特性は、見た目の情報が判断材料になりやすい仕事との相性がよいという特徴につながります。

店舗やサービス業では、内装、商品の仕上がり、施術後の状態など、見た目の情報が依頼者の意思決定に直結します。投稿を数枚見るだけである程度の判断ができるため、文章で説明するより先に興味を持ってもらいやすくなります。

Webデザイン、Web制作、SNS運用代行、ショート動画のような視覚的な成果物を扱う仕事も同じです。制作物そのものを投稿として見せられるため、実力を言葉で説明する前に、投稿1枚が実績の証明として機能します。

✓ Point !
見た目で伝わる仕事ほど効果が出やすい

文章だけで実力を伝えようとすると、依頼者は実際の仕上がりを想像するしかありません。投稿で先に見せておけば、依頼者は具体的なイメージを持った状態で問い合わせや商談に進めます。

短期間で反応がなくても改善を続ける前提

Instagramでの発信は、投稿を始めてすぐに問い合わせが増えるとは限りません。

アカウントを見た人が投稿主を信頼して連絡するまでには、投稿や交流が積み重なっている状態が必要だからです。投稿が1本や2本だけでは、依頼者から見てまだ実態のよく分からないアカウントに映ります。

反応が薄い期間があっても、それ自体は珍しいことではありません。投稿を続けながらプロフィールや投稿内容を見直し、少しずつ改善していく前提で取り組みましょう。

✓ Point !
焦って一斉送信に頼らない

短期間で反応が出ないからといって、一度に大量の営業DMを送って挽回しようとするのは避けてください。相手ごとの状況を確認しないまま数を送る営業は、規約違反につながるうえ、かえって信頼を損ねる可能性があります。

Q
確認クイズ
投稿を始めて2週間が経ちましたが、問い合わせはまだ1件も届いていません。次にとる行動として適切なのはどれか?
正解です!
Instagramでの信頼は投稿や交流の積み重ねから生まれるため、短期間で反応がなくても見直しながら続けることが基本です。
惜しい!
正解はBです。フォロワーの購入や一斉送信は規約違反や信頼低下につながるため避けてください。投稿・プロフィールを見直しながら続けましょう。

Instagramで活用できる案件領域

Instagramでの案件獲得は、視覚的な成果物や運用ノウハウを扱う仕事と特に相性がよく、次の4つの領域で活用されています。

領域 主な内容 Instagramでの見せ方
Webデザイン バナー・LP・ホームページデザイン 完成物をそのまま投稿として見せられる
Web制作 サイト改善・WordPress・更新修正 着手前後の変化を見せて説得力を出せる
SNS運用代行 投稿企画・フィード制作・運用改善 自分のアカウント運用の実績そのものが提案の材料になる
ショート動画 店舗紹介・サービス紹介・採用広告 リール等で制作物を直接再生して見せられる

共通しているのは、制作物や運用の結果を投稿としてそのまま見せられる点です。文章で説明する場合と比べて、依頼者が完成イメージを持ちやすくなります。

次のレッスンでは、この2つのルートと相性のよい発信を行うための土台として、仕事用アカウントの作成とプロアカウント設定を進めます。

SUMMARY
  1. 問い合わせ型 — 投稿・プロフィールを見た相手からの連絡
  2. 営業DM型 — こちらから見込み客に接触する連絡
  3. 視覚的な発信 — 店舗・サービス業や制作系の仕事と相性がよい
  4. 反応が薄い期間 — 投稿・交流の積み重ねを前提に改善を続ける
  5. 活用領域 — Webデザイン・Web制作・SNS運用代行・ショート動画
CHECK
理解度チェック
問い合わせ型と営業DM型の違いを説明できるか?
問い合わせ型は相手からの連絡、営業DM型はこちらからの接触です。プロフィールと投稿を整えるほど問い合わせ型が増え、同じ内容が営業DMを送るときの信頼材料にもなります。
視覚的な発信が店舗・サービス業と相性がよい理由を説明できるか?
見た目の情報が意思決定に直結する仕事だからです。投稿を見るだけである程度の判断ができ、投稿1枚が実績の証明として機能します。
短期間で反応がなくても改善を続ける前提を理解しているか?
信頼は投稿や交流の積み重ねから生まれるため、反応が薄い期間があっても投稿・プロフィールを見直しながら続けます。
Instagramで活用できる案件領域を挙げられるか?
Webデザイン・Web制作・SNS運用代行・ショート動画の4領域です。いずれも制作物や運用結果を投稿としてそのまま見せられます。

CHAPTER 1
アカウント作成とプロアカウント
LESSON 1-2 仕事用の土台をInstagram上に作る ⏱ 所要時間:約20分
レッスン解説動画
GOAL
このレッスンのゴール
  • 仕事用に適した新規アカウントを作成し、公開設定を判断できる
  • 自分のアカウントに合ったセキュリティ設定を行える
  • ビジネス・クリエイターアカウントの違いを踏まえて選択できる
  • カテゴリ・連絡先ボタンを設定できる
  • プロ機能(インサイト等)の有効化を確認できる

すでに個人でInstagramのアカウントを使っている場合でも、そのまま仕事用として使うかどうかは迷うところです。このレッスンでは、新規アカウントの作成から、ビジネス・クリエイターアカウントの選択、カテゴリや連絡先ボタンの設定、プロ機能の有効化まで、仕事用の土台を1つずつ整えます。

完成イメージを確認する

設定が完了すると、プロフィール画面は次のような状態になります。

名前・肩書き、カテゴリ、連絡先ボタン、ハイライト、投稿が一通り整っている状態です。この後のステップで、この状態まで1つずつ設定を進めます。

事前準備

設定を始める前に、次の2点を用意しておきましょう。

📋 事前準備
  • 仕事用として新規登録できるメールアドレス:個人のプライベートアカウントとは別のものを用意する
  • 本人確認や連絡先として使える電話番号:セキュリティ設定の登録に使う

個人のアカウントと仕事用アカウントを分けておくと、依頼者にプライベートな投稿まで見られる心配がなくなり、投稿内容も仕事向けに統一しやすくなります。

Step1:新規アカウントを作成し、公開設定を選ぶ

最初のステップは、仕事用の新規アカウントを作成し、公開設定を選ぶことです。

1
仕事用のメールアドレスで新規登録する

用意したメールアドレスで新規登録します。個人のプライベートアカウントと同じメールアドレスを使うと、切り替えの手間が増えたり、投稿内容が混在したりしやすくなるため、別のアドレスで登録しましょう。

2
公開アカウントに設定する

アカウントの公開範囲は公開アカウントを選びます。非公開のままだと、依頼者になりうる相手が投稿やプロフィールを確認できず、実績を見て判断してもらう機会自体が生まれません。

アカウント作成時のこの2つの選択が、後から依頼者に見てもらえるかどうかを左右します。最初の設定を丁寧に行いましょう。

Q
確認クイズ
仕事用に作成したInstagramアカウントを、非公開アカウントのままにしています。この状態について適切な説明はどれか?
正解です!
非公開のままだと、依頼者になりうる相手が投稿やプロフィールを確認できず、実績を見て判断してもらう機会自体が生まれません。
惜しい!
正解はBです。仕事用アカウントは公開アカウントに設定し、依頼者になりうる相手が投稿やプロフィールを確認できる状態にしておきましょう。

Step2:セキュリティを設定する

2つ目のステップは、アカウントを守るセキュリティの設定です。

1
2段階認証を有効にする

ログイン時にコードなどによる追加の確認を求める設定です。パスワードだけで守られている状態と比べて、第三者にアカウントを乗っ取られるリスクを抑えられます。

2
連絡用のメールアドレス・電話番号を登録する

ログインできなくなった場合の本人確認に使われます。仕事用アカウントが乗っ取られると、進行中のやり取りやこれまでの実績投稿が失われるリスクがあるため、必ず登録しておきましょう。

! 注意
仕事用アカウントほどセキュリティを優先する

仕事用アカウントは、依頼者とのやり取りや実績投稿が集まる場所です。個人のアカウント以上にセキュリティ設定を優先しておきましょう。

Step3:ビジネス・クリエイターアカウントを選ぶ

3つ目のステップは、ビジネスアカウントとクリエイターアカウントのどちらを選ぶかです。

比較項目 ビジネスアカウント クリエイターアカウント
向いている人 実店舗を運営している、複数人でアカウントを管理する、問い合わせを増やしたい人 1人で発信し、作品づくりや表現を中心にしたい人
連絡先ボタンに追加できる項目 メール・電話番号に加えて住所も追加できる メール・電話番号を追加できる
カテゴリの選び方 共通の選択肢から、提供するサービスに近いカテゴリを選ぶ 共通の選択肢から、対応する内容に近いカテゴリを選ぶ

※ 2026年8月時点のInstagram公式ヘルプセンターの記載をもとに作成。仕様は変更される場合があるため、設定前に最新の公式ヘルプセンターも確認しましょう。

実店舗を持ち複数人で運用する予定がある場合や、住所を連絡先として示したい場合は、ビジネスアカウントが選びやすくなります。1人で制作や発信を続ける場合は、クリエイターアカウントでも仕事用として十分に機能します。どちらを選んでも、この後のカテゴリや連絡先ボタンの設定は同じ手順で行えます。

Q
確認クイズ
1人でWebデザインの受注を目指しており、複数人でアカウントを管理する予定はありません。連絡先には電話番号だけを表示できれば十分だと考えています。選択の基準として適切なのはどれか?
正解です!
1人での運用で、連絡先も基本項目で足りる場合は、クリエイターアカウントでも仕事用として必要な設定を行えます。
惜しい!
正解はBです。ビジネス・クリエイターのどちらでも、カテゴリや連絡先ボタンなどの基本設定は行えます。案件獲得を保証するものではなく、自分の運用スタイルに合わせて選ぶことが基準です。

Step4:カテゴリと連絡先ボタンを設定する

4つ目のステップは、カテゴリと連絡先ボタンの設定です。

1
カテゴリを選ぶ

プロフィールに表示される業種ラベルです。自分が対応する仕事内容に近いカテゴリを選びます。実際の対応範囲とかけ離れたカテゴリを選ぶと、依頼者が抱くイメージと実際の仕事内容がずれやすくなります。

2
連絡先ボタンを設定する

メールアドレスや電話番号など、DM以外の連絡手段をプロフィールに表示できます。DMでのやり取りに抵抗がある依頼者にも対応できるよう、実際に対応できる連絡先だけを設定しましょう。

Step5:プロ機能を有効にする

最後のステップは、プロ機能を有効にすることです。

ビジネス・クリエイターのいずれかに切り替えると、インサイトが確認できるようになります。インサイトでは、投稿ごとのプロフィールへのアクセス数など、投稿がどれだけ次の行動につながっているかを数字で確認できます。

✓ Point !
感覚ではなく数字で見極める

投稿の手応えは感覚だけで判断しがちですが、インサイトを確認すると、どの投稿がプロフィールへのアクセスにつながっているかを具体的に把握できます。数値の水準はアカウントの状態や投稿内容によって変わるため、自分の投稿を継続的に見比べる材料として活用しましょう。

CHECK
完了チェック
仕事用に適した新規アカウントを作成し、公開設定を判断できるか?
個人のプライベートアカウントとは別に新規登録し、依頼者が投稿やプロフィールを確認できるよう公開アカウントに設定します。
自分のアカウントに合ったセキュリティ設定を行えるか?
2段階認証を有効にし、連絡用のメールアドレス・電話番号を登録します。仕事用アカウントは実績投稿とやり取りが集まる場所のため優先します。
ビジネス・クリエイターアカウントの違いを踏まえて選択できるか?
連絡先に追加できる項目(住所の有無)と運用体制の違いを基準に選びます。どちらでも案件獲得を保証するものではありません。
カテゴリ・連絡先ボタンを設定できるか?
対応する仕事内容に近いカテゴリを選び、実際に対応できる連絡先だけをボタンとして表示します。
プロ機能(インサイト等)の有効化を確認できるか?
ビジネス・クリエイターへの切り替えでインサイトが有効になり、プロフィールへのアクセス数などを数字で確認できます。
よくあるつまずき Q&A
今使っている個人アカウントを、そのまま仕事用に変えてもいいですか?
変更自体はできますが、プライベートな投稿が依頼者に見られる状態になります。新規アカウントを分けて作成するほうが、投稿内容や公開範囲を仕事用として管理しやすくなります。
カテゴリは後から変更できますか?
設定画面からいつでも変更できます。対応する仕事内容が変わったときは、そのタイミングでカテゴリも見直しましょう。
ビジネスとクリエイター、どちらが有利ですか?
現在は機能差がほとんどなく、どちらか一方が有利というわけではありません。運用体制や連絡先の見せ方に合わせて選びましょう。
連絡先ボタンは必ず設定しないといけませんか?
必須ではありませんが、DM以外の連絡手段を用意しておくと、依頼者側の連絡のハードルを下げられます。実際に対応できる連絡先だけを設定しましょう。

CHAPTER 1
プロフィールと問い合わせ導線
LESSON 1-3 仕事用の土台をInstagram上に作る ⏱ 所要時間:約15分
レッスン解説動画
GOAL
このレッスンのゴール
  • プロフィールの7パーツを説明できる
  • 名前・肩書き、実績を、依頼者に伝わる書き方で書ける
  • 実名・顔写真を出さない場合の代替設計を選べる
  • 依頼者に伝わるプロフィール文と問い合わせ導線を完成できる

レッスン1-2でアカウントの設定が整ったら、次は依頼者に伝わるプロフィール文を仕上げる番です。このレッスンでは、プロフィールを構成する7つのパーツの書き方と、実名・顔写真を出さない場合の代替設計を確認し、最後に自分のプロフィール案を実際に埋めてみます。

プロフィールの7パーツ、全体像

依頼者に伝わるプロフィールは、次の7つのパーツで構成されています。

パーツ 役割
名前・肩書き誰で、何をする人かが一目でわかる部分
対象顧客どんな人・会社に向けて発信しているかを示す部分
提供価値依頼者にとってどんな役に立つかを示す部分
対応内容具体的に何を対応できるかを示す部分
実績対応内容が実際にできることを裏付ける部分
リンクポートフォリオや外部ページへの入口
DM案内問い合わせの連絡方法を示す部分

7つのパーツのうち1つでも欠けると、依頼者は判断に必要な情報のどれかが分からないまま、問い合わせるかどうかを決めることになります。次のセクションから、パーツごとの書き方を確認します。

パーツ別の書き方(Before/After)

名前・肩書き

名前・肩書きは、誰が何をする人かを一目で伝える部分です。肩書きが抽象的だと、対応できる内容が依頼者に伝わりません。

Before
デザイナー

対応領域が分からず、依頼できる内容かどうか判断できません。

After
店舗チラシ・バナー制作 / Webデザイナー

対応領域が肩書きに含まれており、依頼できる内容かどうかがすぐに伝わります。

実績

実績は、対応内容が実際にできることを裏付ける部分です。学習作品しかない場合は、有償の実績のように見せず、実態を正確に示すことが必要です。

Before
実績多数

具体的な制作物が示されておらず、実力を判断する材料がありません。

After
学習期間中の制作物3点を掲載(学習作品と明記)

制作物が見える状態になっており、学習作品であることも明記されているため実態と合っています。

Q
確認クイズ
プロフィールの肩書き欄にデザイナーとだけ書かれています。この状態について適切な説明はどれか?
正解です!
対応領域が肩書きに含まれていないと、依頼者は何を頼めるアカウントなのか判断できません。
惜しい!
正解はBです。肩書きには対応領域を含め、依頼者が何を頼めるか一目で分かる状態にしましょう。

実名・顔写真の代替設計

実名・顔写真を出すことに抵抗がある場合は、代替の見せ方があります。

名前欄に屋号を使う方法や、プロフィール写真をイラストやロゴに置き換える方法です。Instagramではプロフィール写真・名前・自己紹介文がまとまって表示されるため、屋号やイラストで統一していても、対応内容や実績が明確であれば依頼者の判断材料として機能します。

ただし、対応内容・実績・DM案内といった他のパーツが曖昧なままだと、実名や顔写真がない分だけ信頼材料が不足しやすくなります。代替の見せ方を選ぶときほど、他のパーツを具体的に書き込むようにしましょう。

完成例ギャラリー(3業種)

ここまで確認したパーツの考え方を、実際の業種に当てはめてみましょう。3つの業種について、避けたい例と改善例を比較します。

店舗向けSNS制作・運用

避けたい例
SNS頑張ってます

抽象的な肩書きで対応領域が伝わらず、学習中である点だけが強調され、提供範囲も連絡先も書かれていません。

改善例
飲食店・美容室のSNS運用サポート/投稿・ハイライト作成

対象顧客・対応内容が明確で、実績投稿とDM案内へのリンクがあり問い合わせにつながります。

中小企業向けWebデザイン・Web制作

避けたい例
Web勉強中

学習中という訴求のみで、対応内容や提供できる範囲が分からず依頼につながりません。

改善例
中小企業のコーポレートサイト制作・更新代行

対象顧客と対応内容が明記され、制作実績と問い合わせ導線が揃っています。

制作会社向けデザイン・動画外注

避けたい例
いろいろ作れます

提供範囲が不明確で、制作会社側が外注先として判断する材料に欠けています。

改善例
制作会社向けバナー・LP・ショート動画の外注対応

対応範囲・実績・DM案内が揃い、外注先としての判断材料が揃っています。

3つの例に共通しているのは、対象顧客・対応内容・実績・連絡先のいずれかが欠けると、依頼者が判断できる材料が不足するという点です。自分の状況に置き換えながら、次のワークシートで実際にプロフィール案を作成しましょう。

Q
確認クイズ
いろいろ作れますという肩書きだけを掲載しているアカウントについて、改善が必要な理由はどれか?
正解です!
対応範囲が具体的に書かれていないと、依頼者は何を任せられるアカウントなのか判断できません。
惜しい!
正解はBです。対応範囲が不明確だと、依頼者が外注先として判断するための材料が不足します。

今すぐ埋めてみよう

ここまで確認した7つのパーツに沿って、自分のプロフィール案を実際に埋めてみましょう。提出や合否判定はありません。

項目記入欄
①名前・肩書き
②対象顧客
③提供価値
④対応内容
⑤実績
⑥リンク
⑦DM案内

入力内容はこのブラウザに保存され、次回このページを開いたときに復元されます。別の端末・ブラウザからは見れません。
ただしブラウザのキャッシュをクリアすると消えてしまうため、大事な内容はメモやNotionにも控えておくと安心です。

SUMMARY
  1. 7つのパーツ — 名前・肩書き、対象顧客、提供価値、対応内容、実績、リンク、DM案内
  2. 名前・肩書き — 対応領域を含め、何を頼めるかを一目で伝える
  3. 実績 — 学習作品か有償実績かを明記し、実態と合わせる
  4. 代替設計 — 実名・顔写真が難しい場合は屋号・イラストで統一する
  5. 3業種の比較 — 対象顧客・対応内容・実績・連絡先の欠落が判断材料の不足を招く
CHECK
理解度チェック
プロフィールの7パーツを説明できるか?
名前・肩書き、対象顧客、提供価値、対応内容、実績、リンク、DM案内の7つです。1つでも欠けると依頼者の判断材料が不足します。
名前・肩書きに対応領域を含めて書けるか?
デザイナーのような抽象的な肩書きではなく、対応領域を含めた肩書きにすることで、依頼できる内容が一目で伝わります。
実績を誇張せず、学習作品か有償実績かを明記できるか?
学習作品しかない場合は、有償実績のように見せず、学習作品であることを明記したうえで制作物を掲載します。
実名・顔写真を出さない場合の代替設計を選べるか?
屋号やイラストで統一する方法があります。その場合は対応内容・実績・DM案内をより具体的に書き、信頼材料を補います。
3つの業種の改善例を踏まえて、自分のプロフィール案を作成できるか?
対象顧客・対応内容・実績・連絡先の4点が揃っているかを基準に、自分のプロフィール案を見直せます。