発注判断に役立つ記事を作る
CHAPTER 2
発注判断に役立つ記事を作る
全4レッスン 仕事依頼記事の構成から制作事例記事、専門性が伝わる記事、読了後の導線と安全な公開までを一気通貫で整理する ⏱ 所要時間:約65分
CHAPTER 2
仕事依頼記事の構成
LESSON 2-1 発注判断に役立つ記事を作る ⏱ 所要時間:約15分
レッスン解説動画
GOAL
このレッスンのゴール
  • 仕事依頼記事に必要な7つの要素を挙げられる
  • 依頼前の不安を減らす書き方を判断できる
  • 自分の仕事依頼記事の構成を、要素ごとに書き起こせる

プロフィールと自己紹介は整えたものの、仕事依頼記事に何を書けばいいか分からず、公開できていない受講生を思い浮かべてみましょう。できることは頭の中にあっても、それを依頼者が発注を判断できる形に並べ替える作業は、意外と手が止まりやすい工程です。

このレッスンでは、仕事依頼記事に必要な7つの要素と、それぞれの書き方を確認します。要素を1つずつ埋めていけば、初めてでも発注判断に必要な情報がそろった記事に仕上がります。

仕事依頼記事の7つの要素

仕事依頼記事は、依頼者が発注を検討するときに知りたい情報を、1本の記事にまとめたものです。含めるべき要素は、次の7つです。

仕事依頼記事に含める7要素
対象顧客
どんな業種・規模の相手を想定しているか。
提供サービス
対応できる作業内容と範囲。
制作例
学習作品や制作事例へのリンク。
担当範囲
どこまでを自分が担当し、どこからは対応外か。
参考価格
作業範囲ごとの価格帯の目安。
進行
依頼からやり取り、納品までの流れ。
連絡方法
問い合わせをどこから送ればよいか。

7要素のうち1つでも欠けると、依頼者はその部分を想像で補うしかありません。想像で補われた条件は、実際の希望と食い違いやすく、問い合わせ後のやり取りで手間が増える原因になります。7要素をそろえておくほど、依頼者は発注前の不安なく問い合わせに進めます。

✓ Point !
7要素は箇条書きでも、文章でもよい

7要素は必ず表や箇条書きにする必要はありません。読みやすければ、文章の中に自然に組み込んでも構いません。大切なのは、7要素の情報が記事のどこかに必ず書かれていることです。

Q
確認クイズ
仕事依頼記事に提供サービス・制作例・参考価格・連絡方法を書いたが、担当範囲を書き忘れました。この記事を読んだ依頼者に起こりやすいことはどれか?
正解です!
担当範囲が書かれていないと、依頼者は対応範囲を想像で補うしかなく、実際の希望と食い違いやすくなります。
惜しい!
正解はBです。担当範囲が書かれていないと、依頼者は対応範囲を想像で補うしかなく、実際の希望と食い違いやすくなります。

要素ごとの書き方

7要素はそれぞれ、書き方の型が異なります。順番に確認しましょう。

対象顧客・提供サービス

対象顧客は、業種や規模を絞って書くほど、依頼者は自分に関係のある記事だと判断しやすくなります。対応範囲を挙げるだけの広い書き方では、店舗・中小企業・制作会社のどこにも刺さらない記事になりがちです。

Before
対象が広すぎる例

Web制作・Webデザイン・SNS運用・動画編集まで幅広く対応します。

After
対象を絞った例

飲食店・美容室等の店舗様向けに、Instagram投稿画像の制作とホームページの更新作業を承ります。

制作例・担当範囲

制作例は、学習作品であっても正直に学習作品と明記したうえで掲載します。担当範囲は、依頼者が発注後に困らないよう、対応する作業と対応しない作業を分けて書きます。

参考価格・進行・連絡方法

参考価格は、作業範囲ごとに幅を持たせて示します。進行は、問い合わせから納品までの流れを順番に示し、連絡方法は、問い合わせをどこから送ればよいかを1か所に明記します。

要素ごとの型を守って書くと、依頼者は記事を読み進めるだけで、発注に必要な判断材料を順番に受け取れます。書き方に迷ったら、まずこの3つの型に沿って書き進めましょう。

依頼前の不安を減らす書き方

依頼者が発注前に感じる不安の多くは、情報が足りないことから生まれます。7要素をそろえるだけでなく、書き方の細部で不安をさらに減らせます。

参考価格は、幅を持たせて書いておくと、依頼者は自分の予算感と合っているかを事前に判断できます。価格を書かないままにすると、依頼者は問い合わせるまで価格が分からず、そのハードルの高さから問い合わせを避けてしまう場合があります。

担当範囲は、対応する作業だけでなく、対応しない作業も書いておくと、依頼者は自分の依頼内容が担当範囲に収まっているかを事前に確認できます。進行も同様に、依頼から納品までの流れを順番に示しておくと、依頼者はやり取りの見通しを持った状態で問い合わせに進めます。

✓ Point !
不安は情報の不足から生まれる

依頼者が問い合わせをためらう理由の多くは、能力への疑いではなく、価格・範囲・進行が分からないという情報不足です。7要素を具体的に書くほど、依頼者は問い合わせ前の不安なく連絡できます。

Q
確認クイズ
参考価格を書かず、価格はご相談くださいとだけ書いた仕事依頼記事があります。この書き方が依頼者に与える影響として適切なものはどれか?
正解です!
価格が分からないと、依頼者は予算感が合っているかを事前に判断できず、問い合わせのハードルが上がります。
惜しい!
正解はBです。価格が分からないと、依頼者は予算感が合っているかを事前に判断できず、問い合わせのハードルが上がります。

今すぐ書き起こしてみよう

ここまで確認した7要素と書き方の型を使って、自分の仕事依頼記事の下書きを作りましょう。

演習 2-1

STEP 1:対象顧客と提供サービスを1文で書く

誰に、何を提供するかを1文にまとめます。対象は業種や規模を絞って書きましょう。

STEP 2:残り5要素を書き起こす

制作例、担当範囲、参考価格、進行、連絡方法を、それぞれ1〜3行で書き起こします。

  1. 制作例:どの学習作品・制作事例を紹介するか。
  2. 担当範囲:対応する作業と対応しない作業。
  3. 参考価格:作業範囲ごとの価格帯。
  4. 進行:問い合わせから納品までの流れ。
  5. 連絡方法:問い合わせをどこから送ればよいか。

できあがるもの

  • 7要素がそろった仕事依頼記事の下書き
書けたら下の理解度チェックと照らして読み返し、不安なところがあれば、コーチに相談してみましょう。
SUMMARY
  1. 7要素 — 対象顧客・提供サービス・制作例・担当範囲・参考価格・進行・連絡方法
  2. 対象顧客 — 業種や規模を絞るほど、依頼者が自分に関係のある記事だと判断しやすくなる
  3. 参考価格 — 幅を持たせて書き、予算感の判断材料にする
  4. 担当範囲 — 対応する作業と対応しない作業の両方を書く
  5. 不安の正体 — 能力への疑いではなく、価格・範囲・進行の情報不足であることが多い
CHECK
理解度チェック
仕事依頼記事に必要な7つの要素を挙げられるか?
対象顧客・提供サービス・制作例・担当範囲・参考価格・進行・連絡方法の7つです。
依頼前の不安を減らす書き方を判断できるか?
参考価格に幅を持たせ、担当範囲を対応/対応外の両方で示し、進行の流れを順番に書くことで、依頼者は問い合わせ前の不安を減らせます。
自分の仕事依頼記事の構成を、要素ごとに書き起こせるか?
7要素それぞれに書き方の型があります。型に沿って1つずつ埋めれば、発注判断に必要な情報がそろった記事になります。

CHAPTER 2
制作事例記事
LESSON 2-2 発注判断に役立つ記事を作る ⏱ 所要時間:約15分
レッスン解説動画
GOAL
このレッスンのゴール
  • 制作事例記事に必要な9つの要素を挙げられる
  • 学習作品を使って、発注判断に役立つ制作事例記事を完成できる
  • 業種別の事例テーマに合わせて、記事の書き方を調整できる

仕事依頼記事だけでは、依頼者は書かれている内容が本当にできるのかを確かめる手段がありません。制作事例記事は、実際にどう考え、どう作ったかを見せることで、仕事依頼記事に書いた内容の裏付けになります。

このレッスンでは、制作事例記事に必要な9つの要素と、業種別の事例テーマの選び方を確認します。

テンプレ全体像:制作事例記事の9要素

制作事例記事は、次の9つの要素で構成します。

仕事依頼記事が対応できることの一覧であるのに対して、制作事例記事は実際にどう対応したかの記録です。同じ制作物でも、この9要素をそろえて書くと、完成物だけでは伝わらない判断力や進め方まで示すことができます。

要素ごとの書き方

顧客想定・課題

顧客想定は、学習作品であれば架空の設定であることを明記した上で、どんな相手を想定した制作物かを書きます。課題は、その相手が抱えていた(あるいは抱えていると仮定した)問題を具体的に書きます。課題が曖昧だと、後述の設計意図も説得力を持ちません。

Before・After・設計意図

Beforeは着手前の状態、Afterは完成後の状態です。見た目の変化だけでなく、その変化を選んだ理由である設計意図をあわせて書くことで、依頼者はなぜこの結果になったかという判断過程まで読み取れます。

✓ Point !
設計意図が制作事例記事の核心

Before・Afterの画像だけでは、他の制作事例と並んでも印象に残りにくくなります。なぜその配色・レイアウト・構成を選んだのかという設計意図を書き添えることで、同じような完成物を作る相手との違いが明確になります。

制作過程・担当範囲・使用ツール・期間

制作過程は、着手から納品までの主な工程を順番に書きます。担当範囲は、どこまでを自分が担当したかを明記し、使用ツールと期間は、依頼者が実務を依頼する際の目安になる情報として書きます。

振り返り

振り返りは、完成後に見えてきた改善点や、次に活かしたい気づきを書く要素です。うまくいった点だけを並べるより、改善点にも触れておくほうが、自分の制作物を客観的に評価できる姿勢が伝わります。

Q
確認クイズ
制作事例記事に、うまくいった点だけを並べ、振り返りの要素を書きませんでした。この記事について適切な説明はどれか?
正解です!
改善点にも触れておくことで、自分の制作物を客観的に評価できる姿勢が伝わります。
惜しい!
正解はBです。振り返りを書かないと、自分の制作物を客観的に評価できる姿勢が伝わりにくくなります。

業種別の事例テーマ

制作事例のテーマは、営業先として想定する業種に合わせて選びます。特に次の3テーマは、多くの営業先に共通して伝わりやすいテーマです。

店舗 × SNS・ショート動画

店舗の集客課題を想定し、投稿画像やショート動画の改善提案をまとめた事例。担当範囲は制作物単体か、企画・分析まで含むかを明記する。

中小企業 × Webサイト・LP

中小企業の商品・サービス紹介を想定し、サイトやLPの制作事例をまとめる。設計意図には、ターゲット層に合わせた構成の理由を書く。

制作会社・代理店 × 協業

制作会社や代理店からの発注を想定し、対応可能な業務範囲・制作工程・進行の丁寧さを中心にまとめる。担当範囲と使用ツールの明記が特に重要になる。

すべてのテーマを一度に用意する必要はありません。まずは自分が優先したい営業先に近いテーマから、1本の制作事例記事を完成させましょう。

Q
確認クイズ
制作会社・代理店からの協業案件を優先営業先に選んでいます。制作事例記事で特に丁寧に書くべき要素はどれか?
正解です!
制作会社・代理店は協業のしやすさを重視するため、担当範囲・制作過程・使用ツールを丁寧に書くと伝わりやすくなります。
惜しい!
正解はBです。制作会社・代理店向けには、担当範囲・制作過程・使用ツールなど協業のしやすさが伝わる要素を丁寧に書きましょう。

今すぐ書き起こしてみよう

優先営業先に近いテーマを1つ選び、制作事例記事の下書きを作りましょう。

演習 2-2

STEP 1:顧客想定と課題を書く

3つの事例テーマから1つを選び、想定顧客と課題を2〜3行で書きます。学習作品の場合は架空の設定であることを明記します。

STEP 2:Before・After・設計意図・制作過程を書く

着手前と完成後の状態、その変化を選んだ理由、着手から納品までの流れを書き起こします。

  1. Before・After:着手前と完成後の状態。
  2. 設計意図:その変化を選んだ理由。
  3. 制作過程:着手から納品までの主な工程。

STEP 3:担当範囲・使用ツール・期間・振り返りを書く

実務の目安になる情報と、次に活かしたい気づきを書き加えて完成させます。

できあがるもの

  • 9要素がそろった制作事例記事の下書き
書けたら下の理解度チェックと照らして読み返し、不安なところがあれば、コーチに相談してみましょう。
SUMMARY
  1. 9要素 — 顧客想定・課題・Before/After・設計意図・制作過程・担当範囲・使用ツール・期間・振り返り
  2. 設計意図 — なぜその結果になったかという判断過程を伝える核心の要素
  3. 振り返り — 改善点にも触れ、客観的に評価できる姿勢を示す
  4. 業種別テーマ — 店舗×SNS・ショート動画、中小企業×Webサイト・LP、制作会社・代理店×協業
  5. 優先順位 — すべてのテーマを一度に用意せず、優先営業先に近いテーマから始める
CHECK
理解度チェック
制作事例記事に必要な9つの要素を挙げられるか?
顧客想定・課題・Before・After・設計意図・制作過程・担当範囲・使用ツール・期間・振り返りの9つです。
学習作品を使って、発注判断に役立つ制作事例記事を完成できたか?
9要素をそろえることで、完成物だけでは伝わらない判断力や進め方まで示せます。
業種別の事例テーマに合わせて、記事の書き方を調整できるか?
店舗向けは改善提案の視点、中小企業向けはターゲットに合わせた構成の理由、制作会社・代理店向けは担当範囲や制作過程を重視して書きます。

CHAPTER 2
専門性が伝わる記事
LESSON 2-3 発注判断に役立つ記事を作る ⏱ 所要時間:約15分
レッスン解説動画
GOAL
このレッスンのゴール
  • 営業先に響く記事テーマの判断軸を説明できる
  • 良いテーマと弱いテーマを見分けられる
  • 自分の専門性が伝わる記事テーマを選べる

制作事例記事を書き終えたものの、次はどんなテーマで記事を書けばいいのか分からず、更新が止まってしまう場面はよくあります。書きたいことを並べるだけでは、営業先の目に留まる記事にはなりにくいものです。

このレッスンでは、営業先に響く記事テーマを選ぶための3つの判断軸と、良いテーマ・弱いテーマの見分け方を確認します。

テーマ選びの3つの判断軸

記事テーマを選ぶときは、思いついた話題をそのまま書くのではなく、次の3つの軸で確認します。

記事テーマを選ぶときの3つの判断軸
課題解決に直結しているか
店舗・企業が実際に抱える課題への答えになっているか。
改善チェックとして使えるか
読者が自分の状況と比較しながら読める視点があるか。
検索・共有されやすいか
業種名や課題名で検索されやすく、共有したくなる内容か。

3つの軸をすべて満たすテーマでなくても構いません。1つでも当てはまる軸が多いほど、営業先の目に留まりやすい記事になります。テーマを思いついたら、この3つの軸に当てはめて確認する習慣を持ちましょう。

良いテーマ・弱いテーマの見分け方

同じデザインの知識を扱っていても、テーマの立て方によって、営業先に伝わる記事とそうでない記事に分かれます。

評価 テーマ例
良いテーマ 「予約ページでよくある3つの離脱ポイントと改善策」のように、業種の課題とチェック視点が明確なテーマ
弱いテーマ 「デザインの基本を解説します」のように、誰の課題に答えているかが分からない、知識の紹介だけのテーマ

弱いテーマは、書いている内容自体は正しくても、読んだ営業先が自分の状況に結び付けられません。テーマを立てる段階で、対象業種と課題を先に決めてから知識を当てはめると、この差を避けられます。

テーマ選びでよくある失敗
自分が話したいことだけを書く
スキル自慢になり、営業先の課題に触れないまま終わる。
対象業種を決めずに書く
誰の課題にも当てはまらず、検索されても読者が自分事として読めない。
Q
確認クイズ
「Photoshopの便利な機能を紹介します」というテーマで記事を書こうとしています。このテーマを、営業先に響くテーマに近づけるにはどうすればよいか?
正解です!
対象業種と課題を先に決め、その課題への解決策として機能を紹介すると、読んだ営業先が自分の状況に結び付けやすくなります。
惜しい!
正解はBです。対象業種と課題を先に決めてから知識を当てはめると、営業先に響くテーマに近づきます。

判断まとめ:テーマの選び方

今の状態 選ぶとよいテーマの型
優先営業先の業種が決まっている その業種特有の課題を解決するテーマ
優先営業先の業種がまだ決まっていない 複数業種に共通する改善チェック系のテーマ
どちらの型も、対象と課題を先に決めてから書き始める
Q
確認クイズ
優先営業先の業種をまだ絞り込んでいない段階です。この段階で選ぶとよいテーマの型はどれか?
正解です!
業種がまだ絞り込めていない段階では、複数業種に共通する改善チェック系のテーマが選びやすくなります。
惜しい!
正解はBです。業種を絞り込めていない段階では、複数業種に共通する改善チェック系のテーマから始めましょう。
SUMMARY
  1. 3つの判断軸 — 課題解決に直結しているか・改善チェックとして使えるか・検索・共有されやすいか
  2. 良いテーマ — 業種の課題とチェック視点が明確なテーマ
  3. 弱いテーマ — 誰の課題に答えているかが分からない知識紹介のテーマ
  4. よくある失敗 — 話したいことだけを書く、対象業種を決めずに書く
  5. 判断基準 — 業種が決まっていれば課題解決型、決まっていなければ改善チェック型
CHECK
理解度チェック
営業先に響く記事テーマの判断軸を説明できるか?
課題解決に直結しているか、改善チェックとして使えるか、検索・共有されやすいかの3軸です。
良いテーマと弱いテーマを見分けられるか?
業種の課題とチェック視点が明確なテーマが良いテーマで、知識の紹介だけで課題に触れていないテーマが弱いテーマです。
自分の専門性が伝わる記事テーマを選べるか?
優先営業先の業種が決まっているかどうかで、課題解決型か改善チェック型かを選びます。

CHAPTER 2
読了後の導線と安全な公開
LESSON 2-4 発注判断に役立つ記事を作る ⏱ 所要時間:約20分
レッスン解説動画
GOAL
このレッスンのゴール
  • 読了後の行動につながるタイトル・見出し・冒頭を書ける
  • 仕事依頼記事へのCTAリンクを設置できる
  • 公開前に確認すべき許可・権利・表現のチェックを実施できる

制作事例記事や専門性が伝わる記事を書けても、読み終えた人がそのまま離脱してしまうと、仕事依頼記事に気づいてもらえません。このレッスンでは、読了後の導線を整え、公開前に確認すべき点をチェックして、安全に記事を公開できる状態を整えます。

完成イメージを確認する

導線とチェックが整うと、記事は次のような状態になります。

見出しで内容が一覧でき、記事の最後には仕事依頼記事へのCTAが置かれている状態です。この後のステップで、この状態まで整えます。

事前準備

📋 事前準備
  • 仕事依頼記事のURL:CTAリンクの設置先として確定させておく
  • 記事に登場する顧客・案件の掲載許可の有無:実在の案件を扱う場合は、掲載してよい範囲を確認しておく

Step1:タイトルと見出しを設計する

1
検索されそうな言葉を入れたタイトルにする

業種名や課題名など、営業先が検索しそうな言葉をタイトルに入れます。専門性が伝わる記事のレッスンで確認した判断軸に沿って、誰の課題に答える記事かが分かるタイトルにしましょう。

2
見出しスタイルで区切りを作る

本文中のテキストを選択して見出しスタイルを指定すると、記事内に見出しが作られます。公開設定の目次設定にチェックを入れておくと、見出しをもとに目次が自動で作られ、読者は必要な部分から読み進められます。

✓ Point !
見出しは記事の設計図

見出しだけを読んで内容の流れが分かるように組み立てると、読者は最後まで読み進めやすくなります。見出しを先に並べてから本文を書くと、内容の抜け漏れにも気づきやすくなります。

Step2:冒頭を書く

1
誰のための記事かを最初に示す

冒頭の数行で、どんな業種・立場の読者に向けた記事かを示します。自分に関係のある記事だと分からないまま本文が続くと、読者は途中で離脱しやすくなります。

2
結論を先に書く

記事で伝えたい結論を、冒頭で先に示します。結論を知った状態で本文を読むと、読者は各見出しの内容を結論への根拠として読み進められます。

Step3:画像を選び、CTAを設置する

1
記事内容を象徴する画像を選ぶ

記事作成画面では、カーソルを合わせた段落の+マークから画像を挿入できます。文章だけでは伝わりにくい部分に、内容を象徴する画像を添えましょう。

2
記事末尾にCTAを置く

記事の最後に、仕事依頼記事へのリンクを埋め込みで貼ります。埋め込みボタンからnoteの記事URLを入力すると、リンク先の見た目がそのままカード形式で表示され、読者が次に何を読めばよいかが一目で分かります。

Q
確認クイズ
制作事例記事の最後に、仕事依頼記事のURLをそのままテキストとして貼りました。埋め込み機能を使わなかった場合、読者にとってどんな違いが出るか?
正解です!
埋め込みでカード形式にすると、リンク先の見た目が一目で分かり、読者が次に読むべき記事だと気づきやすくなります。
惜しい!
正解はBです。埋め込みでカード形式にすることで、読者が次に読むべき記事だと一目で気づけるようになります。

Step4:公開前チェックを行う

公開ボタンを押す前に、次の4点を確認します。

公開前チェック4項目
掲載許可
実在の顧客名・写真・ロゴを使う場合は、掲載してよい範囲の許可を得ているか。
守秘義務
実在の案件を書く場合、契約上の守秘義務に反する情報を含めていないか。
素材・AI利用
他人の画像を無断で使っていないか。生成AIで作った文章は、内容を自分の言葉で見直したうえで掲載しているか。
誇大表現
「必ず受注できる」のような保証表現を使っていないか。第三者からの依頼で書いた記事には、PRであることが分かる表記を検討したか。
! 注意
画像・文章の著作権は投稿者が守る責任を負う

noteに投稿した文章・画像の著作権は投稿者本人に帰属しますが、これは自分の著作物についての話です。他人が撮影した写真や作成した画像を無断で使うと、著作権侵害になります。素材を使うときは、自分で撮影・作成したものか、使用許可のある素材かを必ず確認しましょう。

Q
確認クイズ
生成AIに書いてもらった文章を、内容を見直さずそのまま制作事例記事として公開しようとしています。公開前チェックの観点から、適切な対応はどれか?
正解です!
生成AIで作った文章も、公開前に自分の言葉で見直し、事実と異なる部分や誇大表現が残っていないかを確認します。
惜しい!
正解はBです。生成AIで作った文章であっても、公開前チェックの対象から外れることはありません。
CHECK
完了チェック
読了後の行動につながるタイトル・見出し・冒頭を書けたか?
検索されそうな言葉を入れたタイトル、内容の流れが分かる見出し、誰のための記事かと結論を示す冒頭を書いています。
仕事依頼記事へのCTAリンクを設置できたか?
記事末尾に、埋め込み機能でカード形式のリンクを設置しています。
公開前に確認すべき許可・権利・表現のチェックを実施できたか?
掲載許可・守秘義務・素材・AI利用・誇大表現の4項目を確認しています。
よくあるつまずき Q&A
学習作品を事例にする場合も、掲載許可の確認は必要ですか?
架空の設定であることを明記していれば、実在の顧客名は登場しないため、掲載許可の問題は基本的に生じません。実在の店舗・企業名を出す場合にのみ、許可の確認が必要になります。
目次は必ず設定しないといけませんか?
必須ではありませんが、見出しが3つ以上あるような長めの記事では、目次設定を有効にしておくと読者が読みたい部分にすぐ移動できます。
CTAは記事の最後以外に置いてもいいですか?
記事の途中に置くこともできますが、最後まで読んでもらう前に離脱を促してしまう場合があります。まずは記事末尾に1か所置くことを基本にしましょう。