【3-1】オブジェクトを作成しよう
■ まずはツールバー(画面下部)から、図形ツールやテキストツールを選択
- ツールバーにFigmaの基本的な作業ツールが集約されています。
まずは簡単に扱える「図形ツール」や「テキストツール」を使ってみよう。
※「移動ツール」は、デフォルトの状態です。
■ キャンバスに図形を描いてみよう
- ツールバーから図形ツールを選択して、図形を描いてみよう。
Figma 3−1

【3-2】オブジェクトの大きさや向きを変えてみよう
■ オブジェクト選択時に表示されるポイントの解説
- 図形を選択すると、角の部分(円の場合は四方向)に小さな正方形”ポインタ”と、それを結ぶ水色のラインが確認出来ます。
ここをドラッグしながら動かすと自由自在に拡大縮小させる事が出来ます。
ここをドラッグしながら動かすと、ラインのある方向のみ拡大縮小させる事が出来ます。
Figma 3-2-1

■ 縦横比率を保持して拡大縮小
-
ポインタをドラッグしながら動かすと自由自在に拡大縮小させる事が出来ますが、そのままでは縦横比を保つ事は出来ません。
以下の2つの方法で縦横比を保ちながら拡大縮小させる事が出来ます。
移動ツールと同じ枠にあります。このツールを使っても縦横比を保つ事が出来ます。
※ショートカットは、キーボードの K
■ 数値でサイズを設定
- 右パネルの「レイアウト」欄より、数値でサイズを設定する事も出来ます。
数値を入力して設定できます。
※クリックして、設定できます。
■ オブジェクトの向きを変える(回転 / 反転)
Figma 3-2-2

- 作成した図形の向きを変えてみよう。以下のいずれかの方法で回転できます。
- 回転欄の右隣の3つのアイコンで、手早く向きを変えられます。
■ 透明度の調整
- 右側のパネルの「外見」欄にある不透明度の項目で、透明度を設定できます。
■ 角丸の調整
- 右側のパネルの「外見」欄の右側フォームより、角丸を設定出来ます。(角の半径)
- 図形内の4隅にある、〇 (青の枠線) を操作しても、角丸の調整が出来ます。
【3-3】オブジェクトの色を変えてみよう
■ カラーパレットの解説
作成した図形やテキストの色を変えてみよう。右パネルの「塗り」を選択すると、カラーパレットが開きます。このカラーパレットで自由に色を選ぶ事が出来ます。
Figma 3-3-1

■ スポイトツールの解説
他の色を抽出するツールです。
スポイトツールを使って色を選ぶ事で、「統一した色選び」をする事が容易になります。
Figma 3-3-2

■ グラデーションの解説
Figmaでは容易にグラデーションを付ける事が出来ます。図形だけでなくテキストでもOK。
1 . 塗りパネルにある、グラデーション・アイコン(4つのアイコンの内、左から2番目)を選択します。
2 . グラデーションの始点色と終点色を選ぶ事で、グラデーションの設定が出来ます。※透明度の設定も可能です。
【3-4】テキストを編集してみよう
Figma 3-4-1

■ フォントサイズの変更
Figma 3-4-2

- テキストを選択すると、右パネルにテキストパネルが表示されます。
- フォントサイズの値を変更する事で、フォントのサイズを変更出来ます。
- プルダウンに用意されているサイズの他、直接数字を入力したり、キーボードの上下ボタンでも変更出来ます。
※この数字の単位は”ピクセル”になります。
⭕️ フォントサイズを小さく
- 【windows】
Ctrl + Shift + <
- 【mac】
Cmd + Shift + <
- 【windows】
Ctrl + Shift + >
- 【mac】
Cmd + Shift + >
■ フォント(書体)の変更
タイポグラフィーパネルのフォント選択欄より、PCにインストールされているフォントを自由に選択する事が出来ます。
※ウェブブラウザ版の場合は、Figmaのウェブサイトからフォントインストーラを選択する必要があります。
✅ 使えるフォントを無料で増やしてみたい場合は、Googleフォントから探せます。日本語もたくさんあります。
Googleフォント以外にも、ネット上にフォントは探せば色々あります。
実務で使う場合は「商用利用可能か?」等の権利を確認してから使うようにしましょう。
■ 文字間隔(トラッキング)や、行間の調整
Figma 3-4-3

テキストパネルより、調整できます。
⭕️ 文字間隔を狭める
- 【windows】
Alt + <
- 【mac】
Option + <
- 【windows】
Alt + >
- 【mac】
Option + >
テキストパネルより、調整できます。
⭕️ 行間隔を狭める
- 【windows】
Alt + Shift + <
- 【mac】
Option + Shift + <
- 【windows】
Alt + Shift + >
- 【mac】
Option + Shift + >
■ 文字幅・高さの自動調整や固定幅
※右パネルの「レイアウト」欄にあります。
幅の自動調整
改行ポイントの設定なく、自由にテキストを記載できます。
※改行する場合は、Returnキー。
高さの自動調整
改行ポイントを設定します。テキストの記載する幅を決められます。決めた幅に到達すると自動改行されます。
高さはテキストの記載内容によって、自動で調整されます。
固定サイズ
こちらも改行ポイントを設定します。ある範囲だけにテキストを記載したい場合に使用します。
四角形のボックス内にテキストを記載するイメージです。
※テキストがはみ出る事もあります。
■ 配置や装飾
テキストパネル以下画像アイコンより、変更出来ます。
テキストパネル右下のアイコン、「タイプの設定」より変更出来ます。
【3-5】オブジェクトを複製してみよう
■ 複製する3つの方法
以下3通りのショートカットがあります。
- 複製したいオブジェクトを選択、
Ctrl + C
でコピー >Ctrl + V
でペースト。 - 複製したいオブジェクトを選択、
Ctrl + D
。 Altキー
を押しながら、複製したいオブジェクトを動かす。
- 複製したいオブジェクトを選択、
Cmd + C
でコピー >Cmd + V
でペースト。 - 複製したいオブジェクトを選択、
Cmd + D
。 Optionキー
を押しながら、複製したいオブジェクトを動かす。
【3-6】レイヤーを覚えよう
■ レイヤーとは?
レイヤーとは、「配置したオブジェクトの確認や管理ができる一覧」となります。
■ レイヤーの特徴
※例えばオブジェクト同士が重なった場合、レイヤーが上のものが優先的に表示されます。
※複数選択の場合は、Shift キー
を押しながら選択。
■ 表示・非表示とロック
オブジェクトを幾らか配置し作業していると、オブジェクト選択時に予期せぬオブジェクトを選択してしまう事も多々あります。
※ ロック解除したい場合は、再度この鍵アイコンを選択すればOK。
オブジェクトを非表示させたい場合に使います。
ロックと同じく、選択するとアイコンの形も変わります。
※非表示したレイヤーを再度表示させる場合は、同じく再度この目アイコンを選択すればOK。
【3-7】フレームツールを覚えよう
■ フレームとは?
デザイン制作する際のベースとなるものです。
※初期の段階では「絵を描く時の画用紙」のような認識で良いです。
※フレームレイヤーは「 # マーク」のアイコンが付きます。
■ フレームを配置してみよう
Figma 3-7

■ フレームの特徴
この他にもフレームの利点は様々あります。
- デザインしたものをプレビューする時、フレーム単位でプレビュー表示される。
- プロトタイプ(第6章で説明)では、フレームが基準となる。
詳しくは実際の作業を説明する際に説明していきます。
■ デバイスフレーム
フレームを選択時、右パネルに「フレーム」パネルが表示されます。ここからある程度決められたサイズのフレームを配置する事ができます。デバイスフレームを使用する事で、必要なサイズのフレームを直ぐに配置する事ができます。
WEBやアプリをデザイン作業する場合や、プレゼンする場合の資料作りに便利です。
【3-8】レイヤーをグループ化してみよう
■ グループ化とは?
必須では無いですが、グループ化をする事でレイヤーを整理整頓し見やすくする事ができます。
※ロックや非表示等も、一括できます。
※グループにしたレイヤーは開閉する事が出来ます。
1 . グループにしたいオブジェクトを選択し、右クリックから「選択範囲のグループ化」を選択。
2 . グループにしたいオブジェクトを選択し、以下のショートカット。
【windows】Ctrl + G
【mac】Cmd + G
■ フレームとの違い
フレーム
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機能付きの枠組みプレビューやコンテンツの表示範囲指定など、機能を持つレイアウトの土台。
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グループ
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複数のレイヤーをまとめるためのフォルダのようなもの。
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【3-9】画像をFigmaにおいてみよう
■ 画像を配置する方法
Figma 3-9-1

- 【windowsの場合】
Ctrl + Shift + K
- 【macの場合】
Cmd + Shift + K
■ 予め図形で表示範囲を決めて配置
Figma 3-9-2

1 . 図形ツールを選択し、画像を置きたい範囲を決めます。
2 . 範囲を決めたら、前述と同じ方法で画像を配置。
■ (拡大 / サイズに合わせる / トリミング / タイル )の効果や色調補正について
この”画像”を選択すると、画像の調整をする事ができます。
塗り
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普通に画像を配置した状態です。
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自動調整
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前述の「図形で表示範囲を決めて配置」で決めた表示範囲に合わせて、画像のサイズを調整します。
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トリミング
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画像の一部を表示が出来ます。
※切り取る訳では無いので、自由に調整可能です。
● 以下にトリミング方法を解説記載します。
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タイル
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画像を分身させてタイル状に表示させます。
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- トリミング方法
1 . 画像を選択し、右パネルの「塗り」→「画像」を選択。
2 . 画像パネルより「トリミング」を選択。
3 . 画像の8方向のカーソルでトリミング範囲を設定します。
4 . トリミング範囲をしたら「Enterキー」で完成。
Figma 3-9-3

【3-10】キャンバスを自由に動かしてみよう
■ ズームイン / ズームアウト
Figma 3-10

※キーボードの”+”,”-”ボタン、もしくはマウスホイールを上下でも可能です。
出力時は100%の倍率になります。
作業時は効率の為、倍率を100%より低く設定する事が多いと思われますが、100%のサイズを意識して制作すると良いです。
■ 手のひらツール
以下のいずれかの方法でできます。
1 . ツールパネル「手のひらツール」を選択後、マウスの左側ボタンをドラッグしながら動かす。
2 . Spaceキーを押しながら、同じくマウスの左側ボタンをドラッグしながら動かす。
【3-11】パスの操作を覚えよう
上手く使いこなせればオリジナルのアイコンやロゴなどを作成することも可能です。
Figma 3-11

■ アンカーポイントの配置
■ 曲線ツールのコントロール
この状態で、パスを自在にコントロールできるようになります。
※本体と口はパスで、目は楕円(図形)で作成してます。
- 曲線ツールのコントロールには、初めての方には多少難しい所もありますが、上手く調整する事が出来るようになると色々な形を作る事が出来ます。
【3-12】作成したものを画像データで書き出してみよう
png ピング |
一番良く使われる画像形式です。(ラスター画像)
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jpg ジェイペグ |
写真画像のような複雑な画像に有効です。
シンプルな画像の場合はノイズが目立つ場合もあります。(ラスター画像)
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pdf ピーディーエフ |
資料などに良く使われる画像形式です。
※基本ベクターですが、ラスターが含まれる場合もあります。
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svg エスブイジー |
ロゴやアイコン等に良く使われる画像形式です。(ベクター画像)
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表示できる色数が多く、写真など色々な表現の画像に対応する事が出来ます。
※デメリットとして、サイズ変更すると(特に拡大)、崩れたり粗くなるなど画質は落ちます。
拡大縮小しても崩れません。
簡単なイラストやアイコン等、シンプルな画像に適しています。
※デメリットとして、ある程度複雑な画像にするとデータ容量は多くなり、ウェブに使用する画像としては不利なものとなります。
■ エクスポートして書き出してみよう
こちらにあるホームページは7章で実際に制作してもらうものです。
余裕があればメインビジュアル以外の部分も一度目を通しておくと良いでしょう!
1 . 生成する画像の倍率や画像形式を選択。
※デフォルトの場合は、倍率 : 1x = 1倍 / 画像形式 : PNG
2 . 「プレビュー」で生成する画像の表示状態をチェック出来ます。
3 . 「(レイヤー名)をエクスポート」をクリックすれば、自分のPCに画像を生成できます。
Figma 3-12
