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目次
5章 カラーモードを知ろう
この章では、Photoshopのカラーモード設定について解説します。
カラーモードに関する知識は、作成した画像を用途に応じて意図した色で出力するために不可欠です。
カラーモードに関する知識は、作成した画像を用途に応じて意図した色で出力するために不可欠です。
【5-1】カラーモードとは
・ カラーモードとは、画像の色を表現する際に定義された方式のことです。
・ ここでは、デザイン業務でよく使用される2種類の代表的なカラーモードを紹介します。
・ パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器で表示する画像と、印刷物として出力する画像では、適切なカラーモードが異なります。
・ ここでは、デザイン業務でよく使用される2種類の代表的なカラーモードを紹介します。
・ パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器で表示する画像と、印刷物として出力する画像では、適切なカラーモードが異なります。
カラーモードの種類
RGB
- 用途
- Web・映像などのパソコンのディスプレイで表示する。
- 特徴
- RGBモードは、光の三原色と呼ばれる「レッド」「グリーン」「ブルー」の3色の組み合わせで色を生成する方式です。
- 黒い背景にこの3色の光を当てることで色を作り出します。
- それぞれの色は0から255までの数値で表す256段階の明るさの情報を持ち、この範囲で3色を組み合わせると、合計で約1677万色を表現することができます。
- この方式のことを「加法混色」とも呼びます。
- 人間の目で見分けられる色数は100万〜1000万色程度と言われているため、RGBが表現できる全ての色を人間が識別できるわけではありません。
CMYK
- 用途
- 印刷物として出力する。
- 特徴
- CMYKモードは、印刷物で使用される「シアン」「マゼンタ」「イエロー」「ブラック」の4色のインクを重ねることで色を生成する方式です。
- 白い紙にインクを重ねていくことで色を作り出します。
- この方式のことを「減法混色」とも呼びます。
- CMYKで表現できる色の範囲は、RGBよりも狭いため、ディスプレイで発色された鮮やかな色が印刷物では再現できないことがあります。
- このため、印刷用のデザインでは、意図した色で出力されるよう、制作段階での調整が必要となります。
カラーモードの設定方法
Photoshopで画像のカラーモードを変更する場合は、次の方法で行います。
Photoshop 5-1 【使用素材】

bouquet_11zon.jpg
Photoshop 5-2【使用素材】

discusfish_11zon.jpg
CMYKからRGBへの変換
印刷用にCMYKモードで作成された画像を、Webで使用するためにRGBモードへ変換できます。
その場合、次のとおりに作業して下さい。
1. 「PS5章画像素材」フォルダ内の「discusfish.jpg」をPhotoshopで開きます。
その場合、次のとおりに作業して下さい。
1. 「PS5章画像素材」フォルダ内の「discusfish.jpg」をPhotoshopで開きます。
2. この画像の現在のカラーモードを確認します。
・ メニューバーの「イメージ」から「モード」を選んで下さい。
・ 「CMYKカラー」にチェックがついているので、この画像はCMYKモードに設定されていることが分かります。
・ メニューバーの「イメージ」から「モード」を選んで下さい。
・ 「CMYKカラー」にチェックがついているので、この画像はCMYKモードに設定されていることが分かります。
3. RGBモードに変換するためには、「RGBカラー」を選びます。
4. 「RGBカラー」となっていることを確認する
・画像の見た目に大きな変化はありませんが、念のため再度メニューバーの「イメージ」>「モード」で確認しましょう。
・「RGBカラー」にチェックがついているので、この画像はRGBモードに設定されていることが分かります。
・画像の見た目に大きな変化はありませんが、念のため再度メニューバーの「イメージ」>「モード」で確認しましょう。
・「RGBカラー」にチェックがついているので、この画像はRGBモードに設定されていることが分かります。
RGBからCMYKへの変換
Web用にRGBモードで作成された画像を、印刷に使用するためにCMYKモードへ変換できます。
その場合、次のとおりに作業して下さい。
1. 「PS5章画像素材」フォルダ内の「bouquet.jpg」をPhotoshopで開きます。
その場合、次のとおりに作業して下さい。
1. 「PS5章画像素材」フォルダ内の「bouquet.jpg」をPhotoshopで開きます。
2. この画像の現在のカラーモードを確認します。
・ メニューバーの「イメージ」から「モード」を選んで下さい。
・「RGBカラー」にチェックがついているので、この画像はRGBモードに設定されていることが分かります。
・ メニューバーの「イメージ」から「モード」を選んで下さい。
・「RGBカラー」にチェックがついているので、この画像はRGBモードに設定されていることが分かります。
3. CMYKモードに変換するためには、「CMYKカラー」を選びます。
4. 画像の色が少しくすんだ感じに変化しました。
・ 先述したように、CMYKで表現できる色の範囲は、RGBよりも狭いため、変換すると色がくすむ傾向があります。
・ 先述したように、CMYKで表現できる色の範囲は、RGBよりも狭いため、変換すると色がくすむ傾向があります。
5. 「CMYKカラー」となっていることを確認する
・再度メニューバーの「イメージ」から「モード」を選んで確認してください。
・「CMYKカラー」にチェックがついているので、この画像はCMYKモードに設定されていることが分かります。
・再度メニューバーの「イメージ」から「モード」を選んで確認してください。
・「CMYKカラー」にチェックがついているので、この画像はCMYKモードに設定されていることが分かります。
作業動画 Adobe Photoshop5

この動画はデモンストレーション動画になります。
音声は入っておりません。
これで「5章 カラーモードを知ろう」の解説を終わります。
次の章に進みましょう。
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