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Adobe Photoshop|6章 塗りつぶしツールとグラデーションツールで描画してみよう
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6章 塗りつぶしツールとグラデーションツールで描画してみよう

この章では、Photoshopの塗りつぶしツールとグラデーションツールを使い、線画イラストを彩色する演習を行います。
以下の「Photoshop教材6・7章配布素材」フォルダをダウンロードし、「魚イラスト.psd」をダブルクリックしてPhotoshopで開いてください。
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【6-1】塗りつぶしツールの使用方法

  • まずは、こちらの画像素材を「塗りつぶしツール」で彩色してみましょう。
  • 「塗りつぶしツール」は、 画像内の領域を単色やパターンで塗りつぶすことができるツール です。
    • このような白黒の線画イラストは、線で閉じられた領域を比較的簡単に塗りつぶすことができます。
作業手順(詳細な手順は下部に記載)
  1. ツールパネルから塗りつぶしツールを選択する
  2. カラーパネルで色を選ぶ
  3. 塗りつぶしツールで線の閉じられた領域をクリックして彩色する
  4. 保存する
完成画像
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塗りつぶしツールを選択する

まずは、ツールパネルの「塗りつぶしツール」を選択してください。
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塗りつぶす色を選ぶ

カラーパネルを使う方法

1. カラーパネルから、塗りつぶす色を選択します。
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2. 画面右にカラーパネルのタブが見つからない場合は、メニューバーの「ウィンドウ」から「カラー」を選ぶと、カラーパネルが表示されます。
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3. カラーパネルの色相のスライダー(虹色のバー)横のつまみを上下に動かして色相を決め、隣の明度と彩度のボックス内をクリックして塗りつぶしに使いたい色を選択します。
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カラーピッカーを使う方法

1. ツールパネルの「描画色」をクリックすると、カラーピッカーが表示されます。
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2. カラーパネルと同じように、塗りつぶしに使いたい色を選択することができます。
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選択した色で塗りつぶす

線画の白い領域をマウスカーソルでクリックすると、線が閉じられた部分が選択した色で塗りつぶされます。
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他の色を選んでから塗りつぶす

・ 塗り残した部分は他の色で塗りつぶします。
・ カラーパネルで別の色を選択してから、塗り残した白い領域をクリックして下さい。
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保存する

これで、「塗りつぶしツール」による単色の塗りつぶしは完了です。
ショートカットキー
  • Macの場合
    • ⌘+Sでファイルを保存しましょう。
  • Windowsの場合
    • Ctrl+Sでファイルを保存しましょう。

【6-2】グラデーションツールの使用方法

  • 次に、グラデーションツールを使い、線画イラストを彩色してみましょう。
  • 「グラデーションツール」は、画像内の領域をグラデーションで塗りつぶすことができるツールです。
  • 「グラデーションツール」には、「塗りつぶしツール」のように、 線が閉じられた領域を自動で検出する機能がありませんので、彩色したい部分に選択範囲を作成してから色をつける必要があります。
  • 「Photoshop教材6章配布素材」フォルダを開き、「ミツバチイラスト.psd」をダブルクリックしてPhotoshopで開いて下さい。
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作業手順(詳細な手順は下部に記載)
  1. ツールパネルからグラデーションツールを選択する
  2. グラデーションパネルで新規グラデーションを作成する
  3. 自動選択ツールで彩色したい部分に選択範囲を作成する
  4. グラデーションツールで選択範囲内をドラッグして彩色する
完成画像
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グラデーションツールを選択する

・ ツールパネルの「グラデーションツール」を選択してください。
・ 「塗りつぶしツール」のツールアイコンを長押しすると、隠れていた「グラデーションツール」のツールアイコンが表示され、選択できます。
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グラデーションを選ぶ

1. グラデーションを選択します。
・ 今回は、グラデーションパネルを使い色を選択します。
・ グラデーションパネルには、あらかじめ様々な色の組み合わせが用意されていますが、今回は自分で色を組み合わせてグラデーションをカスタマイズしていきます。
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2. グラデーションパネルから、使う色を選択します。
※画面右にグラデーションパネルのタブが見つからない場合は、メニューバーの「ウィンドウ」から「グラデーション」を選ぶと、グラデーションパネルが表示されます。
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3. グラデーションパネル下部の「グラデーションを新規作成」ボタン(「+」ボタン)をクリックして下さい。
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4. グラデーションエディターダイアログボックスが表示されます。
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5. 赤枠部分のアイコンをダブルクリックして下さい。
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6. カラーピッカーが表示されますので、水色を選んでから「OK」ボタンをクリックします。
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7. 右端のアイコンもダブルクリックしてカラーピッカーを出し、白を選びます。
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8. グラデーション名を付け、「新規グラデーション」ボタンをクリックしてから、「OK」ボタンをクリックします。
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9. グラデーションパネル下部に作成した新規グラデーションが登録されます。
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選択範囲を作成する

1. ツールパネルから「自動選択ツール」を選択します。
※「自動選択ツール」は、11章 選択範囲を使ってみよう」の「自動選択ツールの使い方」の節で詳しく学びます。
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2. ミツバチの左側の羽根の中をクリックすると、選択範囲(点線の枠)が作成されます。
※選択範囲とは、画像の一部を指定する機能です。この点線で囲まれた内側だけが編集対象(この場合は彩色できる範囲)になります。
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グラデーションツールで彩色する

・ 再び、グラデーションツールに持ち替え、選択範囲内をドラッグします。
・ 羽根の内部がグラデーションで彩色されます。
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右側の羽根をグラデーションツールで彩色する

1. レイヤーパネルの「背景」をクリックして選択された状態にします。
※線画が描かれている「背景」レイヤー上に選択範囲を作成するため。
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2. 自動選択ツールで、右側の羽根の内側をクリックします。
・ 先ほどと同じように選択範囲が作成されます。
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3. ツールパネルからグラデーションツールを選び、選択範囲内をドラッグして彩色します。
・ 彩色後に角度やカラー分岐点の調整を行うこともできます。
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同じ工程で新規グラデーションを作成し、「黄色、白」の部分を彩色する

胴体の黄色と白の縞模様の部分を彩色していきましょう。

1.もう一度、グラデーションパネル下部の「グラデーションを新規作成」ボタン(「+」ボタン)をクリックして下さい。
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2. グラデーションエディターダイアログボックスが表示されますので、今度は「黄色、白」の新規グラデーションを作成します。
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3. 先ほどと同様に色を選び、「グラデーション名」を付け、「新規グラデーション」ボタンをクリックしてから、「OK」ボタンをクリックすると、グラデーションパネル下部に作成した新規グラデーションが登録されます。
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4. レイヤーパネルの「背景」をクリックして選択された状態にします。
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5. ツールパネルから「自動選択ツール」を選択します。
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6.  「黄色、白」のグラデーションで彩色したい3箇所を、Shiftキーを押しながら順番にクリックしていきます。
Shiftキーには「選択範囲を追加する」機能があり、これを使うと同時に複数の箇所を選択範囲に指定できます。
※「選択範囲の追加」は、11章 選択範囲を使ってみよう」の「選択範囲の追加と削除」の節​で詳しく学びます。
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7. ツールパネルから「グラデーションツール」を選択します。
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8. グラデーションパネルで「黄色、白」のグラデーションをクリックして選択します。
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9. 選択範囲内をドラッグして彩色します。
必要に応じて角度やカラー分岐点の調整を行いましょう。
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同じ工程で新規グラデーションを作成し、「茶色、黒」の部分を彩色する

1. これまで解説した手順通りに、まずはグラデーションエディタで新規グラデーションを作成します。
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2. グラデーションパネル下部に作成した新規グラデーションを登録します。
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3. レイヤーパネルの「背景」をクリックして選択された状態にしてから、自動選択ツールで彩色したい二箇所をShiftクリックで選択します。
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4. グラデーションパネルで「焦茶、薄茶」のグラデーションをクリックして選択します。
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5. 選択範囲内をドラッグして彩色します。
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保存する

これで、グラデーションツールによる彩色が完了しました。
ショートカットキー
  • Macの場合
    • ⌘+Sでファイルを保存しましょう。
  • Windowsの場合
    • Ctrl+Sでファイルを保存しましょう。
これで「6章 塗りつぶしツールとグラデーションツールで描画してみよう」の解説を終わります。
次の章に進みましょう。
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