NEWS②|一覧と詳細ページをつなぐ
CHAPTER 3
NEWS②|一覧と詳細ページをつなぐ
LESSON 3-5 見本サイトを上から順に作って公開する ⏱ 所要時間:約24分
レッスン解説動画
GOAL
このレッスンのゴール
  • ✓
    データを作っただけではサイトに表示されないことを理解し、データソースの指定とプロパティの結びつけの2ステップで、お知らせの一覧を表示できる
  • ✓
    動的ページで記事の詳細を作り、一覧のカードから、記事ごとの詳細ページへ移動できる
  • ✓
    記事ごとのメタ情報をプロパティに結びつけ、ホームに戻るボタンまで備えた詳細ページにできる

3-4で、お知らせの記事を4件登録しましたが、実はこの時点で、見本サイトのNEWSの位置には、まだ何も表示されていません。このレッスンでは、登録した記事を、サイト上の一覧として表示する方法と、記事1件ごとの詳細ページを、自動で作る動的ページの仕組みを扱います。ここまでで学んだリスト、スタイル、コンポーネントが、そのまま使えます。

データを作っただけでは表示されない

まず、3-4で登録した記事4件が、現時点でサイトのどこにも表示されていないことを確認します。エディタを開いても、ライブプレビューを開いても、お知らせに関する表示は、どこにもありません。

! 注意
CMSは、作る作業と、表示する作業が別になっている

CMSにデータを登録する作業と、そのデータをページ上に表示する作業は、STUDIOでは別の作業です。データを登録しただけでは、サイトの見た目には、何も反映されません。

これは、CMSがデータの保管庫であり、そのデータをどう見せるかは、ページ側で別に設計する必要があるためです。同じ記事のデータでも、トップページでは小さなカードに、詳細ページでは大きな見出しと本文に、というように、見せ方を自由に選べます。

ここから、①データを表示する場所(カード)を作る → ②データソースを指定する → ③プロパティを結びつけるという順序で、お知らせを一覧に表示します。

操作動画

NEWSのセクションとカード1枚を作る

NEWSのセクションの土台には、3-1で置いた、2つ目の仮セクションを使います。SERVICEと同じように、全幅のセクションの内側に、幅1280px・高さ100%のコンテンツ用ボックスを入れます。上下のパディングは80pxにして、高さはautoにします。

見出しエリアは、SERVICEで作ったものを、コンポーネントにして使い回します。見出しエリアを選んで、メニューからコンポーネント化し、英字と日本語のテキストを、プロパティにします。NEWSのセクションに同じコンポーネントを置き、データのタブで、英字を NEWS、日本語を お知らせ に書き換えます。複製ではなくコンポーネントにしておくと、あとで見出しのデザインを直したときに、SERVICEとNEWSの両方に、まとめて反映されます。

見本サイトのNEWSは、記事が縦に並ぶ一覧です。1件分のカードは、横並びで、左にサムネイル画像、右に、日付・タイトル・カテゴリー・本文の冒頭を縦に並べます。まず、カード1枚を、仮の内容で組みます。

1
カードの外枠を、横並びで作る
横並びのボックスを置き、ギャップを32pxにします。カードどうしの間は、下に24pxの余白を取って離します。
2
左にサムネイルを置く
画像ボックスをBoxモードで置き、幅を300px、高さを300pxの正方形にして、角丸を12pxにします。仮の画像を設定します。
3
右に文字を縦に並べる
縦並びのボックスの中に、日付、タイトル、カテゴリー、本文の冒頭の順で、テキストを置きます。日付は13px、タイトルは24px・ウェイト700、カテゴリーは13px、本文の冒頭は14pxにします。解説動画では、カテゴリーのテキストを、リストにしたあとで足しています。
4
登録済みのスタイルを適用する
文字の色には、カラースタイルのブラックとテキストグレーを、本文の冒頭には本文のテキストスタイルを適用します。なお、スタイルの適用は、解説動画では実演していません。

この時点のカードの中身は、仮のテキストと仮の画像のままで構いません。次の手順で、CMSの実際のデータに置き換えます。

操作動画

①データソースを指定する

カードが1枚できたら、外枠のボックスを選択し、Ctrl/⌘+L でリストにします。3-3でSERVICEのカードを3枚に増やしたときと同じ操作です。解説動画では、左のパネルのCMSのタブから、お知らせのモデルをNEWSのセクションに置いて、リストを作っています。次に、右パネルの[データ]タブを開いて、データソースにお知らせのモデルを指定します。すると、カードが自動的に、登録した記事の件数と同じ、4枚に増えます。

3-3のリストでは、データを手作業で入力しましたが、今回は、CMSに登録済みのデータを、データソースとして指定します。同じリストの仕組みを使いながら、データの出どころが、自分で入力した値から、CMSの記事に変わったと考えるとわかりやすくなります。

✓ Point !
増えたのは枚数だけ。中身はまだ仮のまま

データソースを指定した直後は、カードの枚数が、登録件数と一致するように増えます。ただし、カードの中身は、最初に作った仮のものが、繰り返されているだけです。中身を実際のデータに変えるには、次の、プロパティの結びつけが必要です。

②プロパティを結びつける

カードの中の各パーツを選択して、[データ]タブで、対応するプロパティに結びつけます。結びつけるたびに、そのパーツが、1枚ずつ実際のデータの内容に変わります。

サムネイル画像
サムネイルのプロパティに結びつける
›
タイトル・本文
タイトルと本文のプロパティに結びつける
›
日付・カテゴリー
公開日時と、参照経由のカテゴリーに結びつける
結びつけを1つ済ませるごとに、そのパーツだけが、実際のデータに変わる。
1
サムネイル画像を結びつける
画像ボックスを選択して、[データ]タブで、サムネイルのプロパティに結びつけます。
2
タイトルと本文を結びつける
タイトルのテキストをタイトルのプロパティに、本文の冒頭のテキストを本文のプロパティに結びつけます。
3
日付を結びつけて、表示形式を設定する
日付のテキストを、公開日時のプロパティに結びつけます。表示形式は、年・月・日の順に並ぶ形式のうち、見本サイトの一覧の 2026/10/11 にいちばん近いものを選びます。詳細ページでは、同じ公開日時を、時刻まで表示する形式にします。
4
カテゴリーを結びつける
カテゴリーのテキストを、参照のプロパティ経由で、カテゴリーのモデルのタイトルに結びつけます。

すべての結びつけが終わると、4枚のカードが、それぞれ別々の内容になります。この、データソースの指定と、プロパティの結びつけの2ステップが、CMSのデータを、実際にページへ表示するための、基本の型です。

Q
確認クイズ
リストのデータソースをお知らせに指定したところ、カードは4枚に増えましたが、4枚とも同じ仮の画像とタイトルのままでした。次に行うことはどれでしょうか。
✓
正解です!
データソースの指定は、カードの枚数を、登録件数に合わせる操作です。中身を変えるには、各パーツを、対応するプロパティに結びつけます。
✕
惜しい!
正解はBです。データソースを指定し直しても、カードの中身は変わりません。複製やモデルの作り直しも必要ありません。結びつけの操作が足りていないだけです。
操作動画
操作動画
操作動画

並び順を設定して、ナビをつなぐ

リストを選択して、[データ]タブでソートを開くと、並び順を指定できます。公開日時の降順(新しい順)にすると、最新のお知らせが一番上に来ます。見本サイトのNEWSは、4件がすべて縦に並ぶため、表示件数の制限は設けません。

✓ Point !
トップページに出す件数は、記事の数に合わせて決める

記事が増えてくると、トップページには最新の数件だけを出し、すべての記事は、専用の一覧ページで見せる構成が、実務ではよく使われます。見本サイトは4件なので、全件をそのまま並べます。件数を絞りたいときは、リストの[データ]タブで、表示件数を指定します。

NEWSのセクションができたので、3-1で保留にしていた、ヘッダーのナビのお知らせも、ここでつなぎます。NEWSのセクションに、ID news を付けて、ナビのお知らせから、そのIDへのアンカーリンクを設定します。3-1のサービスと同じ、先にID、あとでリンクの順序です。

操作動画

動的ページで記事の詳細を作る

記事の詳細ページは、4件分を1つずつ手作業で作るのではなく、動的ページという仕組みを使います。ページパネルで新規ページを作るときに、ページタイプ「動的ページ」を選び、データソースにお知らせを指定します。すると、1ページ分のデザインを作るだけで、登録した記事の数だけ、詳細ページが自動で作られます。

パスは /news/{スラッグ} の形式で設定します。{スラッグ} の部分には、3-4で記事ごとに設定した、スラッグの値が入ります。たとえば、1件目の記事は /news/isms-certification のように、記事ごとに、異なるURLが自動的に割り当てられます。

1
動的ページを新規作成する
Ctrl/⌘+2 でページパネルを開き、新規ページのページタイプで、動的ページを選びます。
2
データソースとパスを設定する
データソースにお知らせを指定し、パスを /news/{スラッグ} にします。
3
ヘッダーを配置する
コンポーネントパネルから、ヘッダーのコンポーネントを、Base直下に配置します。ホームページと同じヘッダーが、そのまま使えます。
4
詳細の中身を、プロパティに結びつける
コンテンツ用のボックスの中に、見出し・日付・カテゴリー・本文を中央に寄せて配置し、それぞれ対応するプロパティに結びつけます。本文には、リッチテキストボックスを使います。見本サイトの詳細ページには、サムネイル画像を表示しません。

ヘッダーを、コンポーネントとして配置するために、解説動画では、ホームのヘッダーを選んで、ここでコンポーネント化しています。コンポーネントにしておけば、ホームページのヘッダーを変更したときに、記事の詳細ページのヘッダーにも反映されます。ここで、コンポーネント化の意味が、実際に確認できます。3-1の時点でコンポーネントにしている場合は、そのまま使います。

! 注意
動的ページを作っていないと、リンクが動かない

リストのカードから詳細ページへのリンクを設定しても、動的ページ自体を作っていなければ、リンク先が存在しません。公式の20のチェックリストでも、リンクが動かない原因の1つとして挙げられています。リンクを設定する前に、動的ページがあるかを確認しましょう。

✓ Point !
本文の装飾も、そのまま反映される

本文にリッチテキストボックスを結びつけると、3-4で入力した、見出しや箇条書きの装飾も含めて、そのまま表示されます。プレビューでスクロールして、本文全体が正しく表示されているかを確認しましょう。

操作動画
操作動画

一覧から詳細へリンクする

最後に、一覧のカードから、詳細ページへ移動できるようにリンクを設定します。一覧のカードの外枠を選択して、右パネルの[設定]タブでリンクの設定を開き、リンク先に、動的ページを指定します。

動的ページへのリンクは、カード1枚ごとに、個別のURLを設定する必要がありません。リストの各カードが、結びついているアイテムに応じて、対応する記事の詳細ページへ、自動的に移動します。プレビューで、4枚それぞれをクリックして、違う記事に移動することを確認しましょう。

リンクは、カードの中の一部の文字ではなく、カード全体の外枠に付けます。外枠に付けると、サムネイルをクリックしても、タイトルをクリックしても、同じ記事に移動できて、押しやすくなるからです。

Q
確認クイズ
NEWSの一覧のカードを、記事ごとに違う詳細ページへ移動させたいです。リンクの設定として正しいのはどれでしょうか。
✓
正解です!
リストのカードに、動的ページへのリンクを1つ設定すると、各カードが結びついている記事に応じて、移動先が自動で変わります。
✕
惜しい!
正解はBです。URLを手入力すると、記事が増えるたびに設定が必要になり、CMSの利点を活かせません。動的ページへのリンクなら、1つの設定で、記事の数だけ移動先が変わります。
操作動画

記事ごとのメタ情報とホームに戻るボタンを設定する

動的ページの右パネルの[ページ]タブでも、ページごとの、タイトルと説明文と、ソーシャルカバー画像を設定できます。ここでも、プロパティに結びつけると、記事ごとに自動で内容が変わるメタ情報になります。

設定項目結びつけるプロパティ
タイトルタイトルのプロパティ
説明文本文のプロパティ
ソーシャルカバー画像(OG画像)サムネイルのプロパティ

この設定により、記事が増えるたびに、メタ情報を手作業で入力し直す必要がなくなります。動的ページを1つ作っておけば、記事ごとに、タイトルや説明文が自動で変わる仕組みになります。メタ情報の意味や役割は、3-6で、サイト全体の設定とあわせて学びます。

詳細ページの本文の下には、一覧へ戻るためのホームに戻るボタンを置きます。3-3で作ったボタンのコンポーネントを、コンポーネントのパネルから置いて、データのタブで、テキストのプロパティを ホームに戻る、リンクのプロパティを、ホームページにします。ボタンの見た目は、3-3の「詳しくはこちら」と同じです。1つのコンポーネントを、文字もリンク先も違う場所で、使い回せます。

記事を読み終えた人が、迷わずサイトの入り口に戻れるように、詳細ページにも、戻り道を用意しておくことが大切です。2つ以上の記事を開いて、どの記事からもホームへ戻れることを、プレビューで確認しましょう。

操作動画

(余力があれば)カテゴリーで絞り込む

このセクションは、見本サイトの完成に必須ではありません。時間に余裕があるときに、カテゴリーで記事を絞り込む方法を、確認しておきましょう。絞り込みには、フィルターの機能を使います。フィルターには、3つの種類があり、目的によって使い分けます。

✓
3種類のフィルターの使い分け
常に同じ条件で絞り込みたい
固定フィルターを使います。たとえば、プレスリリースのカテゴリーの記事だけを、常に表示する一覧に向いています。
ユーザーの操作(タブのクリックなど)で条件を切り替えたい
URLクエリフィルターを使います。カテゴリーごとのタブがあり、クリックすると、表示される記事が切り替わる画面に向いています。
閲覧中の記事の値に連動して、自動で条件を変えたい
ダイナミックフィルターを使います。記事の詳細ページの下に、同じカテゴリーの関連記事を出すときなどに向いています。

固定フィルターの設定は、リストの[データ]タブでフィルターを開き、カテゴリーが、プレスリリースのものだけに絞る条件を設定します。1つのリストに設定できる条件は、最大5つのプロパティまでで、複数を指定した場合は、すべての条件を満たすものに絞られます。

見本サイトのNEWSは、4件がすべて表示される構成のため、このレッスンの本編では、フィルターは使いません。記事が増えて、絞り込みが必要になる場面では、この3種類のフィルターが選択肢になることを、覚えておきましょう。

ここまでの完成状態

NEWSが完成したら、見本サイトの、ヘッダーからNEWSまでが、すべてできあがります。次の3-6では、フッターを作り、スマートフォンやタブレットでの表示を整えて、最終確認をしたうえで公開します。

1 ヘッダー
前のレッスンで完成
›
2 ファーストビュー
前のレッスンで完成
›
3 SERVICE
前のレッスンで完成
›
4 NEWS
このレッスンで完成
›
5 フッター
これから作る
見本サイトを上から順に積み上げる。色が付いているのが、このレッスンで仕上げた箇所。
✓
ここまでの完成状態
NEWSの一覧に、記事4件が、新しい順に並んでいる
サムネイル・日付・カテゴリー・タイトル・本文の冒頭が、すべてCMSのデータで表示されています。
カードをクリックすると、記事ごとの詳細ページへ移動できる
動的ページのパスは /news/{スラッグ} で、記事ごとに異なるURLになっています。詳細ページのヘッダーは、コンポーネントから配置したもので、本文の下には、ホームに戻るボタンがあります。
ナビのお知らせから、NEWSのセクションへ移動できる
NEWSのセクションにID news が付いていて、ナビのお知らせからアンカーリンクで移動できます。

完成状態と違う箇所があれば、該当するセクションの手順に戻って、設定を見直しましょう。原因が見つからないときは、1つ前の状態まで戻して、操作を1つずつ確認すると、見つけやすくなります。

SUMMARY
  1. CMSは、データを登録する作業と、ページに表示する作業が別。データを登録しただけでは、サイトに反映されない
  2. 一覧の表示は、①データソースを指定する → ②プロパティを結びつけるの2ステップで行う。データソースの指定だけでは、カードの枚数が増えるだけで、中身は仮のまま
  3. 並び順は、公開日時の降順(新しい順)にする。ナビのお知らせは、NEWSのセクションにIDを付けてから、アンカーリンクで設定する
  4. 動的ページは、1ページ分のデザインを作るだけで、記事の数だけ詳細ページを自動で作る仕組み。パスは /news/{スラッグ} の形にする
  5. リストのカードの外枠に、動的ページへのリンクを1つ設定すると、カードごとに違う記事へ移動できる
  6. 動的ページの[ページ]タブも、プロパティに結びつけることで、記事ごとに自動で変わるメタ情報になる。詳細ページには、ホームに戻るボタンを置く
  7. 絞り込みには、固定・URLクエリ・ダイナミックの3種類のフィルターがある。見本サイトの本編では使わない
チェック
理解度チェック
データを作っただけでは表示されないことを理解し、2ステップでお知らせの一覧を表示できる
CMSへの登録と、ページへの表示は別の作業です。データソースを指定してカードの枚数を合わせ、各パーツをプロパティに結びつけると、中身が実際のデータに変わります。
動的ページで記事の詳細を作り、一覧のカードから、記事ごとの詳細ページへ移動できる
動的ページのデータソースを指定して、プロパティに結びつけ、一覧のカードの外枠に、動的ページへのリンクを設定します。
記事ごとのメタ情報をプロパティに結びつけ、ホームに戻るボタンまで備えた詳細ページにできる
動的ページの[ページ]タブで、タイトル・説明文・OG画像をプロパティに結びつけ、本文の下に、ホームに戻るボタンを置きます。
よくあるつまずき Q&A
データソースを指定しても、カードの中身が変わりません
データソースの指定は、カードの枚数を、実際のデータの件数に合わせる操作です。中身を変えるには、各パーツを、[データ]タブで対応するプロパティに結びつけます。
一覧のカードをクリックしても、詳細ページに移動しません
カードのリンクが未設定か、リンク先が動的ページではなく、別のページになっている可能性があります。右パネルの[設定]タブで、リンク先を確認しましょう。動的ページを作っているかも、あわせて確認します。
記事を登録したのに、一覧に出てこない記事があります
ステータスが下書きのままか、公開日時が未来になっている可能性があります。3-4で確認した、ステータスと公開日時の組み合わせを見直しましょう。
動的ページのパスは、どんな形式にすればよいですか
/news/{スラッグ} のように、固定の部分と、波かっこで囲んだスラッグを組み合わせる形式にします。スラッグの部分に、記事ごとの値が、自動で入ります。