3-2【基礎】心を動かす AIコピー&セールスライティング
2章 【設計図】AIと作る「売れるコンセプト」
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2章 【設計図】AIと作る「売れるコンセプト」

この章の目安学習時間:60分

この章で到達できるゴール:

  • 教材2で学んだペルソナ分析を、セールスライティングの「悩み」と「欲求」の深掘りに応用できる
  • 商品の強みと顧客の欲求を結びつける「UVP(独自の価値提案)」を言語化できる
  • AIと協力して、売れる文章の土台となる「コンセプトシート」を作成できる

【2-1】教材2の復習:AIペルソナ分析の応用

目安の学習時間:10分

ターゲットの心の奥底にある感情を探る

コンセプト設計の第一歩は、ターゲットを深く理解することです。
教材2で学んだペルソナ分析を、ここではさらに一歩進めて、ターゲットの心の奥底にある「悩み(Pain)」と「理想の未来(Desire)」を探っていきます。
  • 悩み(Pain):
    ターゲットが夜も眠れないほど深く悩んでいること、解決のためならお金を払っても良いと思っていること。
  • 理想の未来(Desire):
    悩みが解決された先にある、理想の状態。ターゲットが本当に手に入れたい感情や体験。
AIに以下のプロンプトを与えることで、これらの感情的な要素を効率的に引き出すことができます。
悩みと欲求を深掘りするプロンプト

あなたはプロの心理カウンセラーです。
以下のテーマのターゲット顧客が、心の奥底で抱えている「表面的な悩み」と「本質的な悩み(Pain)」、そして「本当に手に入れたい理想の未来(Desire)」を、それぞれ3つずつ具体的に書き出してください。

# テーマ
[分析したいテーマや商品名を入力]

【2-2】商品の強みを「顧客のベネフィット」に変換する

目安の学習時間:20分

「特徴(Feature)」と「便益(Benefit)」の違い

ターゲットの悩みと欲求を理解したら、次に商品の強みを整理します。
ここで重要なのが、商品の「特徴」を、顧客にとっての「便益(ベネフィット)」に変換することです。
  • 特徴(Feature): 商品が持っている機能やスペック、事実。「このドリルは毎分2000回転します」
  • 便益(Benefit): その特徴によって顧客が得られる嬉しい未来、価値。「硬い壁にも楽に、綺麗な穴を空けられます」
顧客が求めているのは商品の特徴そのものではなく、それによってもたらされる便益です。
セールスライティングでは、常にこの「便益」を語る必要があります。

UVP(Unique Value Proposition)を作ろう

ターゲットの欲求と商品の便益がわかったら、それらを結びつけて、競合にはない独自の強みを定義します。これがUVP(Unique Value Proposition)、日本語で「独自の価値提案」です。
UVP(独自の価値提案)
  • 「〇〇な人(ターゲット)に、△△(競合にはない価値)を提供し、□□(理想の未来)を実現する」という、商品コンセプトの核となる一文。
UVPは、以下の3つの要素を組み合わせて作成します。
  1. ターゲットの強い欲求は何か?
  2. その欲求を、商品はどう満たせるのか?
  3. それは、なぜ競合ではなくうちの商品でなければならないのか?
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【2-3】2章 -章末課題- [ご褒美スイーツのコンセプトシートを作ろう]

問題

「仕事で疲れた30代女性向けのご褒美フローズンヨーグルト」という架空の商品のセールスライターになったと仮定して、この商品の「コンセプトシート」を作成しましょう。
  • 提出物: AIと協力して、以下の項目を埋めた「コンセプトシート」を作成・提出してください。
    • ターゲットペルソナ: 悩み・欲求を具体的に記述
    • 商品の提供ベネフィット: 3つ記述
    • UVP(独自の価値提案)
    • コンセプトを一言で表すキャッチフレーズ

解答手順

操作手順
  1. AIに架空商品の情報を与え、2-1のプロンプトでターゲットペルソナの悩み(例:仕事のストレス、罪悪感なく甘いものを食べたい)と欲求(例:手軽にリフレッシュしたい、心も体も満たされたい)を深掘りさせます。
  2. 商品の特徴(例:低カロリー、フルーツたっぷり、高級感のあるパッケージ)を、ペルソナにとってのベネフィットに変換させます。
  3. AIにUVPのアイデアを複数出させ、最も響くものを1つに絞り込みます。
  4. すべての要素を統合し、コンセプトシートを完成させます。
制作物見本
 (33713)

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  • 思いもよらない新しいアイデアや、別の切り口のヒントがもらえることもあります。
【ポイント】
  • 作成したコンセプトシートをWEBCOACH先生に見せ、「このコンセプトで考えられる、商品の新しいネーミング案を5つ提案してください」と依頼してみましょう。
  • 「このUVPは、ターゲットに響くと思いますか?より強力にするための改善点を教えてください」と相談し、コンセプトをさらに磨き上げるのも有効です。
これで「2章 【設計図】AIと作る「売れるコンセプト」の解説を終わります。
次の章に進みましょう。
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