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目次
第12章:トランジションのある映像を作ろう!
この章ではトランジションの作り方を学ぶことで、印象的なトランジション(画面切り替え)演出をできるようにすることを目標とします。
使用素材(あらかじめダウンロードしておきましょう)
動画素材「m1.mp4」「m2.mp4」
完成見本
【12-1】トランジションの作り方
目安の学習時間:30分
「トランジション」とは、前のカットと後ろのカットをつなぎ合わせて、画面を切り替えたいときに適用する効果のことです。
Premiere Proにもトランジションのエフェクトは用意されていますが、今回はオリジナルのトランジションを作っていきます。
Premiere Proにもトランジションのエフェクトは用意されていますが、今回はオリジナルのトランジションを作っていきます。
新規プロジェクト・シーケンスを作成
1. 【ファイル】>【新規】>【プロジェクト】を選択します。
2. すると、新規プロジェクト設定パネルが表示されるので、名前と場所を設定します。
ここでは名前は「C12」場所は「デスクトップ」にして【作成】ボタンをクリックします。
ここでは名前は「C12」場所は「デスクトップ」にして【作成】ボタンをクリックします。
3. 【ファイル】>【新規】>【シーケンス】を選択します。
4. 新規シーケンス設定パネルの【シーケンスプリセット】のタブから【HD1080p】を開いて、【HD 1080p 29.97 fps】を選択します。
5. 【シーケンス名】に「program」と入力して【OK】をクリックするとタイムラインが開きます。
素材を読み込む
ファイルを読み込みます。
1. 【ファイル】>【読み込み】を選択すると、読み込み設定パネルが表示されます。
2. 映像素材ファイルが保存されているフォルダを選択して、読み込むファイルを選択します。
3. 【開く】をクリックすると、プロジェクトパネルに選択した映像素材ファイルが入っています。
4. プロジェクトパネルからクリップm1.mp4、m2.mp4を選択して、タイムラインパネルの【V1】トラックの0秒の位置にドラッグ&ドロップして配置します。
【調整レイヤー】を配置する
1. プロジェクトパネルの何も無い箇所を右クリックするとメニューが表示されるので、【新規項目】>【調整レイヤー】を選択します。
2. 調整レイヤー設定パネルが表示されるので【OK】をクリックします。
3. すると、プロジェクトパネル内に調整レイヤーが作成されました。
4. この調整レイヤーのテキストの部分をクリックすると文字が入力できる状態になるので、「調整レイヤー01」に変更します。
5. この調整レイヤー01を選択してコピー&ペーストをすると、「調整レイヤー01」が複製されました。
6. 複製した「調整レイヤー01」を「調整レイヤー02」に名前を変更します。
7. これでプロジェクトパネル内に「調整レイヤー01」と「調整レイヤー02」の2つの調整レイヤーが作成されました。
8. 調整レイヤー01を【V2】トラック、調整レイヤー02を【V3】トラックに下記のタイムコードにそれぞれ配置します。
調整レイヤー01→(00;00;04;00)~(00;00;04;04)
調整レイヤー02→(00;00;03;26)~(00;00;04;04)
調整レイヤー01→(00;00;04;00)~(00;00;04;04)
調整レイヤー02→(00;00;03;26)~(00;00;04;04)
トランジションを作成する
1. 調整レイヤー01に【ビデオエフェクト】>【スタイライズ】>【複製】をダブルクリックして適用します。
2. 【カウント】の数値を【3】にします。
3. すると画面が9分割されました。
4. 次に調整レイヤー01クリップを選択した状態で、【ビデオエフェクト】>【ディストーション】>【ミラー】を適用します。
5. 【反射角度】を【90°】、【反射の中心】のY軸を【719】に設定します。
6. すると継ぎ目が消えるくらいに設定することができます。
7. 調整レイヤー01クリップを選択した状態で、【ビデオエフェクト】>【ディストーション】>【ミラー】を適用します。
8. 【反射角度】を【-90°】、【反射の中心】のY軸を【360】に設定します。
9. すると継ぎ目が消えるくらいに設定できます。
10. 調整レイヤー01クリップを選択した状態で、【ビデオエフェクト】>【ディストーション】>【ミラー】を適用します。
11. 【反射角度】を【180°】、【反射の中心】のX軸を【640】に設定します。
12. すると継ぎ目が消えるくらいに設定できます。
13. さらに調整レイヤー01クリップを選択した状態で、【ビデオエフェクト】>【ディストーション】>【ミラー】をもう一度適用します。
14. 【反射角度】を【360°】、【反射の中心】のX軸を【1279】に設定します。
15. すると継ぎ目が消えるくらいに設定できます。
※【360°】と入力した場合は表記が【1×0.0°】となります
※【360°】と入力した場合は表記が【1×0.0°】となります
ここまでで【ミラー】エフェクトを4回適用しています。
下図のようになっているかを確認してください。
下図のようになっているかを確認してください。
これで調整レイヤー01のエフェクトの設定が完了しました。
1. 続いて調整レイヤー02に【ビデオエフェクト】>【ディストーション】>【トランスフォーム】をダブルクリックして適用します。
2. 時間インジケーターを調整レイヤー02の左端に合わせた状態で、【スケール】の左にある【ストップウォッチ】アイコンをクリックしてアニメーションをオンにします。
3. これで調整レイヤー02の最初にキーフレームが設定されました。
4. 時間インジケーターを調整レイヤー02の右端に移動して【スケール】の数値を【300】と入力します。
5. すると調整レイヤー02の最初と最後にキーフレームを設定することができます。
6. 【コンポジションのシャッター角度を使用】のチェックを外して【シャッター角度】を【360】に設定します。
これで、インパクトのあるズームトランジションができました。
トランジション部分(スロー表示)
完成動画
これで「第12章:トランジションのある映像を作ろう!」の解説を終わります。
次の章に進みましょう。
次の章に進みましょう。