動画編集
CapCut|2章 CapCutの基本操作
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目次
この章ではCapCutの基本操作を学ぶことで、動画編集において必要最低限の操作ができるようになることを目標とします。
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【2-1】CapCutの基本的な機能の紹介

CapCutには、初心者でも簡単に使いこなせるたくさんの便利な機能があります。

この基本的な機能をマスターするだけでも、動画の質は大きく向上します。

特に頻繁に使う基本的な編集機能を以下に紹介します。

動画のカットとトリミング

カット
  ・ 動画の不要な部分を切り取る機能です。
    ┗ 例えば、動画の冒頭や最後に不要なシーンがあれば、その部分をカットして削除することができます。
  ・ これにより、動画のテンポを整えたり、無駄な部分を省いて視聴者にとってわかりやすいコンテンツに仕上げられます。
トリミング
  ・ カットよりも短いクリップを微調整したい場合に使います。
  ・ 数フレームだけを短くしたり、特定のシーンだけを強調することができます。
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テキストテンプレートの挿入

・ こちらは4章で詳しく学びます。
動画に文字を入れる機能は、タイトルや説明を加えたい時に役立ちます。
・ 簡単に好きな場所に文字を追加でき、フォントや色も豊富に選べるため、スタイリッシュな動画が作成できます。
   ・ 例えば、YouTubeのオープニングタイトルや、視聴者へのメッセージを目立たせたい場合に、効果的にテキストテンプレートを使用しましょう。
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フィルターやエフェクトの適用

こちらは4章で詳しく学びます。
フィルター
  • フィルターは、動画全体の色調や明るさ、コントラストを一括で変更し、特定の雰囲気やスタイルを演出する機能です。
  • CapCutには多様なフィルターが用意されており、動画のテーマや目的に合わせて選択できます。
エフェクト
  • エフェクトは、動画に特殊効果を加える機能で、視覚的なインパクトや演出効果を高めるために使用されます。
  • エフェクトを使うことで、動画に強弱をつけたり、視聴者にインパクトを与えることが可能です。
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音楽や効果音の追加

・ こちらは5章で詳しく学びます。
・ CapCutでは、動画にバックグラウンドミュージックや効果音を簡単に追加できます。
   ・ アプリ内にあるライブラリから選択した音楽を挿入するだけで、自身の望む方向に視聴者の感情を誘導し、惹きつけることができます。
・ また、自分で録音したナレーションや、他の音声ファイルを取り込むことも可能です。
   ・ これにより、動画のストーリーを音でも強調することができます。
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【2-2】プロジェクトの作成と管理

CapCutを使って新しい動画を編集する際、最初のステップはプロジェクトの作成です。

作業を保存したり、複数のプロジェクトを効率的に管理する方法を理解することが大切です。

新しいプロジェクトの作成

キーポイント
  • 動画編集を始めるには、まず新しいプロジェクトを作成します。
  • プロジェクトの設定(解像度や縦横比)は、最終的な動画の品質やサイズに影響を与えるため、適切に行いましょう。

操作手順

1. 新規プロジェクトを開始
   ・ CapCutを起動後、メインメニューから「新しいプロジェクト」ボタンをクリックします。
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2. プロジェクト名の入力
  ・ 新しいウィンドウが開いたら、プロジェクト名を入力します。
      ※後で編集する際にわかりやすい名前にしましょう。
3. 解像度と縦横比の選択
   ・ 詳細欄右下の「修正する」>「プロジェクト設定」を開きます。
目的のプラットフォームに合わせて解像度(例: 1080p)と縦横比(例: 16:9や9:16)を選択します。
   ・ 例えば、YouTube向けなら16:9、Instagram向けなら1:1や9:16を選ぶのが一般的です。
解像度
  • 解像度は、画像や動画の細かさや鮮明さを示す指標で、画面上に表示されるピクセル(画素)の数で表されます。
    ピクセル数が多いほど、映像はより詳細で高品質になります。
    • HD(ハイビジョン): 1280×720ピクセル
    • フルHD: 1920×1080ピクセル
    • 4K: 3840×2160ピクセル
  • これらの数値は、横×縦のピクセル数を示しており、例えばフルHDの場合、横に1920ピクセル、縦に1080ピクセルの解像度を意味します。
縦横比(アスペクト比)
  • 縦横比は、画面の横幅と縦幅の比率を示す数値で、「横:縦」の形式で表されます。
    この比率は、映像や画像の形状や表示形式を決定します。
    • 16:9: ワイドスクリーン形式で、主にテレビや横型YouTube動画などで一般的に使用されます。
    • 4:3: 昔のテレビ放送や一部のコンピューターモニターで使用されていた比率です。
    • 1:1: 正方形の比率で、主にInstagramのフィード投稿などに適しています。
    • 9:16: 16:9を縦にした縦長の比率で、スマートフォン向けの縦型動画(TikTokやInstagramストーリーズ、Youtube Short)で使用されます。
  • 縦横比は、視聴するデバイスやプラットフォームに合わせて選択することが重要です。
4. 保存場所の設定
  ・ PC画面左上のメニューバー>「CapCut」>「設定」から保存場所を指定します。
  ・ パソコンのフォルダやクラウドサービス(Google DriveやDropbox)を選択することができます。
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プロジェクトの保存と開き方

キーポイント
  • 作業を進める中でプロジェクトの保存と再開が必要です。
  • 自動的に保存されるため、編集データが消失するリスクを回避できます。

操作手順

1. プロジェクトの保存
   ・ 編集作業中は自動的に保存されます。
   ・ 保存場所とファイル名を確認するには設定から確認します。
2. プロジェクトの開き方
   ・ 後で作業を再開する場合は、メインメニューからプロジェクトを選択し、保存したファイルを選びます。
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【2-3】インターフェース

CapCutの編集画面を理解することは、スムーズな作業を進めるための基本です。

各部分の役割(キーポイント)と、それぞれの細かい操作手順を段階ごとに解説していきます。

プレビューウィンドウ

・ プレビューウィンドウは、タイムラインで行った編集結果をリアルタイムで確認するための画面です。
・ 常に編集内容を視覚的にチェックすることができます。
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再生・一時停止

・ 再生ボタンを押して、タイムライン上の編集内容を確認します。
・ 再度押すと、一時停止します。
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プレビュー表示範囲の選択

再生ヘッドをドラッグして、動画の任意のポイントから再生を始めます。
正確な編集が必要な場合に便利です。
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フルスクリーンモード

・プレビューウィンドウ右下にあるフルスクリーンアイコンをクリックすると、動画を大画面で確認できます。

プレビュー品質、縦横比の調整

・ プレビュー画面下にある設定ボタンから、解像度や縦横比を変更できます。
   
   ※これはプレビューにおける解像度や縦横比の変更であり、エクスポートされる動画には影響しません。そのためパソコンの動作環境に合わせて調節すればOKです。
   
・ パソコンの性能に応じて、プレビューのスムーズさを調整できます。
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・同様にパソコンの性能に応じて、プレビューの縦横比を調整できます。
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タイムライン

・ タイムラインは、動画クリップや音声、エフェクトなどを並べ、編集するための主要なエリアです。
   ・ ここで動画を切り取ったり、順番を調整したりして、最終的な動画を構築します。
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クリップの追加

・ 素材をインポートすると、タイムラインにドラッグ&ドロップで追加できます。
ドラッグ&ドロップとは?
  • 以下の操作を組み合わせたものです。
    1. ドラッグ:マウスポインターを対象の項目に合わせて、マウスの左ボタン(タッチパッドの場合は指)を押したまま保持します。
    2. ドロップ:そのまま項目を目的の場所まで移動させ、マウスボタン(または指)を離します。
  • Premiere Proをはじめ、さまざまなソフトやPCの基本的な動作としてよく使用されています。

【2-4】ツールバー

ツールバーは、カット、トリミング、音量調整、テキスト追加、エフェクトなど、編集に必要なツールが集まった場所です。

これらの機能を利用して、動画の各要素を編集します。

カットツールの選択

・ 画像の赤枠の通りに分割アイコンをクリックして、タイムライン上でクリップをカットできます。
・ 再生ヘッドを置いた場所で分割されます。

音量調整ツール

・クリップを選択した状態で、ツールバーの音量バーをクリックし、スライダーを使って音量を上げ下げします。
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テキスト追加

・「テキスト」アイコンをクリックし、好きなフォーマットを選んで、画面上にタイトルや説明文を挿入します。
・表示されるフォーマット一覧から、好みのスタイルを選びます。
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・画面上に表示されたテキストボックスをダブルクリックし、入力欄にタイトルや説明文を入力します。
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・タイムライン上の表示時間も自由に設定が可能です

エフェクト追加

・「エフェクト」アイコンを選び、リストから効果を選ぶとタイムライン上に追加されます。
・ エフェクトの適用範囲はタイムラインで調整できます。
・ エフェクトの強度はタイムライン上のエフェクトをクリックすると出てくる「特殊効果」のパネルで調整できます。
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