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Adobe Photoshop|8章 ブラシツールで描画してみよう
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8章 ブラシツールで描画してみよう

この章では、ブラシツールで描画する場合の基本的な使用方法を学んでいきます。
ブラシツールは、イラストを描くときやマスク範囲を指定するときに使用します。
また、ブラシツール単体での使用だけではなく、他のツールと連携して使用されます。

【8-1】ブラシツールの概要

イラストを描く

イラストを描く際は、特殊なタッチを再現することが可能です。
  • エッジ(線の境目、輪郭)にぼかしをつけて滑らかな線を描くことができます。
  • ブラシの種類も豊富に準備されており、油絵、エアブラシなど画材を模した形状もあります。
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マスク範囲の指定

マスク範囲の指定では、白で塗った部分は表示、黒で塗った部分は非表示(隠す)、グレーで塗った部分は半透明になります。
(選択範囲を目的として使用する内容は非常に重要なので「17章 レイヤーマスクを使ってみよう」で詳しく学びます。)

【8-2】ブラシツールの使用方法

基本操作

ツールパネルから選択をする
※ブラシツールのショートカットは「b」キーです。
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描画方法
  • 描画方法はマウスをドラッグするか、ペンタブレットを使用することで直感的に描画できます。

オプションバーでの設定方法

  1. ブラシプリセットピッカー
  2. ブラシサイズ(直径)
  3. 硬さ(ぼかし)
  4. モード
  5. 不透明度
  6. 流量
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ブラシプリセットピッカー

ここでブラシの形状やタイプを選択できます。
Photoshopにあらかじめ用意されているプリセットブラシや、ユーザーがカスタムで作成したブラシから選ぶことができます。
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ブラシサイズ(直径)

ブラシの直径を設定します。
スライダーや数値入力でサイズを変更でき、細かい線から広範囲の塗りつぶしまで対応できます。
ショートカットキー
  • [ → ブラシサイズを段階的に小さくする
  • ] → ブラシサイズを段階的に大きくする

硬さ(ぼかし)

ブラシのエッジの硬さを設定します。
硬さが高いとエッジがシャープになり、低いとエッジがぼやけてソフトになります。
ショートカットキー
  • Shift+[ → ブラシの輪郭を段階的に柔らかくする
  • Shift+] → ブラシの輪郭を段階的に硬くする

モード

通常、乗算、オーバーレイ、ソフトライトなど、さまざまなブレンドモードが選択できます。

不透明度

・ 透明度を設定します。
・ 低い値にすると、半透明になり、重ね塗りによって色が徐々に濃くなります。

流量

・ ブラシから出るインクの量を調整します。
・ 流量が低いと、濃さが控えめになり、重ね塗りすることで徐々に濃くなります。

具体的な設定例

1.シャープな線を描く場合
ブラシサイズを小さくし、硬さを高く(100%に近づける)設定します。
不透明度と流量を高めに設定して、シャープなラインを描けるようにします。

2.柔らかく塗る場合
ブラシサイズを大きくし、硬さを低く(0%に近づける)設定します。
不透明度と流量を低めに設定して、徐々に色を重ねるようにします。

ブラシツールを使用してみよう

1. ブラシツールを選択する。
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2. マウスでドラッグする。
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これで「8章 ブラシツールで描画してみよう」の解説を終わります。
次の章に進みましょう。
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