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目次
19章 調整レイヤーの使い方を学ぼう
この章では、Photoshopの重要な機能である「調整レイヤー」について学びます。
調整レイヤーを活用すると、元画像を直接編集することなく、色や明るさを補正できます。後から修正も可能なため、柔軟で効率的な作業が実現します。
調整レイヤーを活用すると、元画像を直接編集することなく、色や明るさを補正できます。後から修正も可能なため、柔軟で効率的な作業が実現します。
本章の学習内容
- 調整レイヤーの基本概念と利点
- 調整レイヤーの作成方法と使い方
- 色調補正との違いと活用方法
- 実践的な演習を通じた調整レイヤーの応用
【19-1】調整レイヤーとは
調整レイヤーとは、画像のレイヤーの上に色調補正を行うことができるレイヤーを重ねる機能です。
画像と色調補正の操作が別々になるため、元々の画像を保持した状態で色調補正した内容の修正や削除が簡単にできます。
18章では色調補正の使い方について学んできましたが、本章では色調補正をより効率的に使用する方法を学びます。
画像と色調補正の操作が別々になるため、元々の画像を保持した状態で色調補正した内容の修正や削除が簡単にできます。
18章では色調補正の使い方について学んできましたが、本章では色調補正をより効率的に使用する方法を学びます。
【19-2】色調補正について
18章では、メニューバーの項目「イメージ > 色調補正」 から行う方法を解説してきました。
こちらの方法は、調整をかければすぐに適用になるので簡単に設定ができるという点はメリットです。
しかし、補正を行う画像自体を書き換える方法なので、元の状態を保持することができない方法でした。
操作した直後であればCommand+z(取り消し)で戻せますが、制作物が全て完了した後に色調補正を修正する作業が発生した場合、操作を戻すことはできないので、元の状態へ戻すのは難しいという弱みがあります。
また、色調補正をかけた画像に繰り返し色調補正をかけると画像が劣化する原因ともなります。
こちらの方法は、調整をかければすぐに適用になるので簡単に設定ができるという点はメリットです。
しかし、補正を行う画像自体を書き換える方法なので、元の状態を保持することができない方法でした。
操作した直後であればCommand+z(取り消し)で戻せますが、制作物が全て完了した後に色調補正を修正する作業が発生した場合、操作を戻すことはできないので、元の状態へ戻すのは難しいという弱みがあります。
また、色調補正をかけた画像に繰り返し色調補正をかけると画像が劣化する原因ともなります。
作業動画 Adobe Photoshop 19-1

この動画はデモンストレーション動画になります。
音声は入っておりません。
【19-3】調整レイヤー
- 本章の調整レイヤーの機能を使用すると、補正を行うためのレイヤーが足されて、そのレイヤーで補正を行います。
- 調整レイヤーで加えた変更は、元の画像とは別のレイヤーとして扱われるため、元画像を書き換えることなく制作を進められます。
- 再編集や修正にも柔軟に対応できるので制作を効率的に進めることができます。
- レイヤーマスクの機能も使用することができるので、特定の部分のみ適用させることなどが可能です。
作業動画 Adobe Photoshop 19-2

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調整レイヤーの特徴
色調補正と同様に様々な機能を活用可能
- 色相彩度
- 明るさ・コントラスト
- レベル補正
- トーンカーブ
- カラーバランス
上記以外にも、下記の画像に記載されている調整機能を使用できます。
対象を選択することも可能
- 明るさの調整したい対象を選択して調整レイヤーを作成すると選択範囲にマスクが作成されます。
- 選択された犬のみ明るさの調整ができるようになります。
作業動画 Adobe Photoshop 19-3

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【19-4】調整レイヤーの作り方
方法1. レイヤーパネルから作成
作業動画 Adobe Photoshop 19-4

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方法2. ウィンドウから色調調整パネルを表示させ作成
作業動画 Adobe Photoshop 19-5

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方法3. メニューバーのレイヤー>新規調整レイヤーから作成
作業動画 Adobe Photoshop 19-6

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調整方法
調整レイヤーをクリックすると、調整内容を設定することができます。
作業動画 Adobe Photoshop 19-7

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【19-5】レイヤーの再編集の方法
1. 1度設定した調整を別の数値へ変更する
調整レイヤーをクリックすると再編集できます
調整レイヤーをクリックすると再編集できます
作業動画 Adobe Photoshop 19-8

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2. 表示と非表示の切り替えを行う
レイヤーパネルの目のアイコンをクリックすると調整レイヤーの表示を切り替えることができます。
一時的に非表示しておくことができます。
レイヤーパネルの目のアイコンをクリックすると調整レイヤーの表示を切り替えることができます。
一時的に非表示しておくことができます。
作業動画 Adobe Photoshop 19-9

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3. 不透明度の調整
調整した色味などの濃度を設定できます。レイヤーパネルの上部のレンジを動かすことで調整できます。
調整した色味などの濃度を設定できます。レイヤーパネルの上部のレンジを動かすことで調整できます。
作業動画 Adobe Photoshop 19-10

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【19-6】調整レイヤーの削除
方法1. レイヤーパネルのアイコンをドラッグ&ドロップ削除
作業動画 Adobe Photoshop 19-11

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方法2. 右クリックで調整レイヤーを削除を選択
作業動画 Adobe Photoshop 19-12

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【19-7】調整レイヤーの複数の設定
調整レイヤーは追加していくことができます。
作業動画 Adobe Photoshop 19-13

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レイヤーの重ね順序の変更
作業動画 Adobe Photoshop 19-14

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調整レイヤーの適用範囲
調整レイヤーの設定内容は下に配置されているレイヤーに適用されます。
調整レイヤーのルール
- 調整レイヤーより下にあるレイヤーが適用範囲です。
- レイヤーの重ね順の復習ですが、上が前面下は背面です。
- 色相・彩度1は最前面なので適用範囲は下にある全てのレイヤーです。
- 色相・彩度2はそれより下にあるすべてのレイヤー(この場合は「レイヤー0」と「bg」と「べた塗り1」)に適用されます。
- レイヤー0とbgとべた塗り1のレイヤーは色相・彩度01と02の両方が適用になっています。
【19-8】クリッピングマスクの利用
調整レイヤーは、その下にある全てのレイヤーに影響を与えますが、クリッピングマスクを使用すると、すぐ下にある1枚のレイヤーにのみ効果を適用させることができます。
クリッピングマスクを適用する
作業動画 Adobe Photoshop 19-15

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クリッピングマスクの操作方法
1. 調整内容を設定するパネルでアイコンをクリック
2. Option (Windows: Alt) キーを押しながら、調整レイヤーとそのすぐ下のレイヤーの境界線をクリックする
作業動画 Adobe Photoshop 19-16

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部分的に適用させる方法
1. 選択ツールを使用して調整レイヤーを作成する
作業動画 Adobe Photoshop 19-17

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2. 黒と白のブラシで表示非表示を切り替えることができる
- 白→表示
- 黒→非表示
作業動画 Adobe Photoshop 19-18

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【19-9】調整:レイヤー演習
演習課題
色調補正で、料理がより美味しそうに見えるようにレタッチする
作業動画 Adobe Photoshop 19-19

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これで「19章 調整レイヤーの使い方を学ぼう」の解説を終わります。
次の章に進みましょう。
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