カスタマージャーニー
LP制作総合演習
カスタマージャーニー
LESSON 6 LPが担う段階を1つに絞る ⏱ 目安時間:180分
GOAL
このレッスンのゴール
  • カスタマージャーニーの結論を、LPが担うべき役割の特定に変換できる
  • LPが働きかける段階を1つに絞り、その段階で最も必要な情報を特定できる
  • 利用後の体験まで考えることが、差別化の説得力にどうつながるかを説明できる
  • カスタマージャーニーの結論を、企画書に書ける形でまとめられる

このレッスンについて

目安の学習時間:10分

カスタマージャーニーを5段階(認知・情報収集・比較検討・申込/購入・利用後の体験)で作る手順は、マーケティングですでに学習しています。
このレッスンでは、その知識をLP制作にどう生かすかを説明します。

このレッスンのテーマは、カスタマージャーニーの結論から、1ページで完結するLPが担うべき役割を1つに絞り込むことです。
ジャーニーは5段階すべてを描きますが、LPという1ページの中で全段階に対応することはできません。
ここで「LPはどこを担うのか」を決め切ることが、次のLesson7での企画書のまとめ方、Lesson8での情報設計の精度を大きく左右します。

5段階を、これまでの材料と突き合わせる

目安の学習時間:55分

マーケティングの手順で、自分の題材のカスタマージャーニーを作成してください(すでに作成済みであれば見直してください)。
各段階について、行動・経緯・思考・感情・必要情報を整理します。

架空題材「オンライン語学レッスンのお試しプラン」で、これまでの材料(提供価値・ペルソナ)を踏まえて埋めると、次のような表になります。

段階行動経緯・思考感情必要情報
認知SNSの広告で偶然見かける「通勤中の10分」という言葉が目に留まる少し気になるが、まだ本気ではないこのサービスが何をしてくれるのか
情報収集サービス名で検索し、公式サイトを見る本当に自分の生活に合うか確かめたい半信半疑、期待と不安が混在具体的な学習の流れ、対象年齢・レベル
比較検討他のオンライン英会話・独学アプリと比べる時間の使い方が一番の決め手になっているどれも似ていて選びにくいと感じている他社との違い、続けやすさの根拠
申込・購入無料体験や初回限定プランに申し込む「まず試してから決めたい」という気持ち申込に踏み切る決断への軽い緊張申込の手順、キャンセル・返金の条件
利用後の体験実際に10分の学習を続けてみる続けられるかどうかを試している続けられた達成感、続かなければ不安継続のコツ、次のステップの案内

このように埋めてみると、「比較検討」の段階で他社との違いが決め手になっていること「利用後の体験」で続けられるかどうかが最大の関心事であることが見えてきます。
この2点は、後のLesson9・Lesson11でデザイン・検証を行う際にも参照する材料になります。

埋め終えたら、Lesson4で決めた「認知段階」(AIDMAのどこを狙うか)と、このジャーニーの5段階が対応しているかを確認します。
AIDMAとカスタマージャーニーは段階の呼び方が異なりますが(例:AIDMAの「関心」はジャーニーの「情報収集」に近い)、狙う段階が矛盾していないかを照らし合わせてください。

Q
確認クイズ
カスタマージャーニーの各段階で必ず整理する5項目は何か。
正解です!
この5項目を段階ごとに埋めることで、各段階でLPが何を伝えるべきかが具体的に見えてきます。
惜しい!
正解はAです。
BはLPに載せる情報の種類、Cは3C分析の視点、DはAIDMAの段階名です。

LPが担う段階を1つに絞る

目安の学習時間:40分

5段階すべてに対応しようとするLPは、結局どの段階の相手にも刺さらないLPになります。
カスタマージャーニーの中から、このLPが最も強く働きかける段階を1つ選んでください。

LPが担う段階LPで重視すべきこと
認知サービスの存在と、何をしてくれるのかを分かりやすく伝えることを最優先にする
情報収集・比較検討競合との違い、具体的な特徴・実績を厚く見せることを優先する
申込直前迷いを解消する情報(価格の明確さ、申込のしやすさ、不安への回答)を優先する

架空題材「オンライン語学レッスンのお試しプラン」で、ペルソナの接点のきっかけが「SNS広告で偶然見かけた」なら、LPが担うのは「認知」に近い段階です。
この場合、LPの冒頭では詳しい機能説明よりも先に、「これは自分に関係のあるサービスだ」と気づかせることを優先します。

一方、接点のきっかけが「独学に限界を感じて比較検討中」なら、LPが担うのは「比較検討」の段階です。
この場合は、他の学習法との違いを早い段階で明確に示す必要があります。

✓ Point !
Lesson5との整合確認

Lesson5で特定した「接点のきっかけ」と、このレッスンで特定する「LPが担う段階」は、同じ現象を別の角度から見たものです。
両者が矛盾していないかを必ず確認してください。

Q
確認クイズ
LPがカスタマージャーニーのすべての段階に対応しようとすると、どうなるか。
正解です!
1ページで全段階に対応しようとすると、情報が総花的になり、誰にとっても刺さらないLPになります。
惜しい!
正解はBです。
LPは1つの段階に絞って強く働きかける方が、結果として成果につながります。

利用後の体験まで考える意味

目安の学習時間:35分

カスタマージャーニーは申込・購入(コンバージョン)で終わりではなく、利用後の体験まで含めて考えます。
これは、LP単体の制作物には直接関係ないように見えて、実は差別化の説得力に直結します。

利用後の体験まで考えると、「このサービスを使った後、顧客がどうなるか」を具体的に描けるようになります。
これは、LPの訴求の中で「利用者の声」「導入後の変化」といった要素をどう扱うかの判断材料になります。

架空題材で言えば、利用後の体験を「10分の学習が習慣になり、3ヶ月後には日常会話に自信が持てるようになる」と具体的に描けていれば、LPの訴求に「継続後の変化」を盛り込む根拠が生まれます。
逆に利用後の体験を考えていないと、「レッスンを受けられます」で終わる、成果が見えない訴求になりがちです。

Q
確認クイズ
利用後の体験まで考えることが、LP制作にどう役立つか。
正解です!
利用後の体験を具体的に描けると、LPの訴求に説得力のある「変化」を盛り込めるようになります。
惜しい!
正解はBです。
利用後の体験は直接の制作対象ではありませんが、訴求の質を左右する重要な材料です。

演習|カスタマージャーニーの結論をまとめる

目安の学習時間:40分

課題

以下を書き出してください。

  • カスタマージャーニー5段階(行動・経緯・思考・感情・必要情報)
  • Lesson4の認知段階、Lesson5の接点のきっかけとの整合確認
  • LPが担う段階とその根拠
  • 利用後の体験の具体的な内容と、それがLPの訴求にどう反映できそうか

位置づけ

ここまでのLesson3〜Lesson6の材料がそろった時点で、Lesson7に進みます。

SUMMARY
  1. カスタマージャーニーの作り方はマーケティングで学習済み。
    このレッスンはその結論からLPが担う役割を絞り込むことに焦点を当てる
  2. LPは5段階すべてに対応しようとせず、最も強く働きかける段階を1つに絞る
  3. 「接点のきっかけ」(Lesson5)と「LPが担う段階」(このレッスン)は矛盾していないか必ず確認する
  4. 利用後の体験まで考えることで、LPの訴求に説得力のある「変化」を盛り込める
  5. ここまでのLesson3〜Lesson6の材料がそろったら、Lesson7で企画書としてまとめる
CHECK
理解度チェック
カスタマージャーニーの5段階は何か?
認知・情報収集・比較検討・申込/購入・利用後の体験です。
LPがすべての段階に対応しようとするとどうなるか?
どの段階の相手にも強く刺さらない、焦点のぼやけたLPになります。
利用後の体験を考えることが訴求にどう役立つか?
「利用後にどうなるか」を具体的に描けるようになり、利用者の声や導入後の変化といった訴求内容の判断材料になります。
「接点のきっかけ」と「LPが担う段階」の関係はどう説明できるか?
同じ現象を別の角度から見たものであり、矛盾がないか必ず確認する必要があります。