【実践課題】原稿一式を客観視で添削し、最終原稿一式を完成させる
CHAPTER 4
【実践課題】原稿一式を客観視で添削し、最終原稿一式を完成させる
LESSON 4-4 3つの添削観点を、自店の原稿一式に当てはめる ⏱ 所要時間:約30分
GOAL
このレッスンのゴール
  • Chapter 1〜3で作成したキャッチコピー・クーポン名・写真構成案を、専門用語NGワードリスト・3行フレーム・情報欠落チェックリストの3観点で添削している
  • 公開用の最終原稿一式(キャッチコピー・クーポン名・メニュー構成表・写真構成案)を完成させている
  • 完成させた最終原稿一式を提出している

Chapter 1〜3で作ったSourireのキャッチコピー・クーポン名・写真構成案が、ようやく手元に揃いました。
あとはこれを公開するだけ、と思ったところで、このチャプターで学んだ3つの添削観点をまだ当てはめていないことに気づきます。
このレッスンでは、その最終チェックを実際に行い、公開用の原稿一式を完成させます。

課題概要

この実践課題では、Chapter 1〜3で作成したキャッチコピー・プロフィール文、クーポン名・メニュー構成表、写真構成案を対象に、本チャプターの3観点で添削します。
目的は、3つの添削観点を実際に自分の手で使い、公開用の最終原稿一式に仕上げる練習をすることです。

4-1では、書き手が専門用語や当たり前の情報に日常的に触れているために、自分の原稿の分かりにくさに気づきにくくなることを確認しました。
Chapter 1〜3で原稿を作っている最中は、どうしても作り手の立場に偏りやすく、この気づけない距離がそのまま残りやすくなります。原稿一式がすべて完成したこのタイミングで、専門用語NGワードリスト・3行フレーム・情報欠落チェックリストの3観点をまとめて当てはめ、読み手の立場から見直すことが必要です。

所要時間の目安は30分程度です。
3つの観点を一つずつ順番に当てはめていく作業なので、途中で中断せずに済むよう、Chapter 1〜3の成果物を手元に用意してから始めましょう。

完了条件チェック

以下の4項目がすべて完了していれば、この実践課題は完了です。
4項目はChapter 1〜3で作成した原稿ごとに区切られているので、上から順にひとつずつ確認すると、どの原稿がどの観点をまだ確認していないかが整理しやすくなります。

4項目のうち当てはまらないものがあれば、対応するレッスンの観点にいったん戻って見直すことをおすすめします。
特に情報欠落チェックリストは、サロン側では当たり前すぎて見落としやすい情報を洗い出す目的で作ったチェックリストなので、クーポン名・メニュー構成表と写真構成案の両方でこのリストと整合しているかを確認しておくと、原稿一式全体で情報の抜けがなくなります。

添削の進め方(3観点の当てはめ方)

3つの観点は、次の順番で当てはめると迷いにくくなります。

専門用語NGワードリスト→3行フレーム→情報欠落チェックリストの順で添削を進める3ステップの図解

専門用語を最初に整理するのは、そのあとに続く3行フレームの組み立てや情報の補足で使う言葉自体を、先に読み手へ伝わる状態にしておく必要があるからです。
言葉を整理する前に情報だけを補ってしまうと、追加した文章にも専門用語がそのまま混ざってしまい、結局読み手には伝わらない原稿になりかねません。

💼 実践事例:情報を補うだけで決定率が変わった例

初めての方へ向けた情報(当日の流れ・アクセス・所要時間等)を補っただけで、新規予約の決定率が14%から21%に伸びた例があります。
初めて来店する方は当日の流れが分からないと予約をためらいやすいため、情報を補うだけでも安心して予約できる状態に近づいたと考えられます。
専門用語や情報欠落は軽視できない添削観点であることが分かります。

Q
✏️ 確認クイズ
3つの添削観点を当てはめるとき、最も迷いにくい順番はどれですか?
正解です!
まず言葉を整理し、次に訴求を組み立て、最後に情報を補うという順番なら、見落としが起きにくくなります。
惜しい!
専門用語NGワードリスト→3行フレーム→情報欠落チェックリストの順に進めると、言葉の整理から訴求の組み立て、情報の補完へと段階的に進められます。
Q
✏️ 確認クイズ
Sourireのクーポン名「カラー+トリートメント」を添削しています。専門用語は含まれていませんが、情報欠落チェックリストの観点で見ると何が足りませんか?
正解です!
「カラー+トリートメント」には所要時間が書かれていません。
4-3のチェックリストに沿って「約120分」のように追記しましょう。
惜しい!
クーポン名自体には専門用語は含まれていません。
情報欠落チェックリストで見ると、所要時間が書かれていない点が課題です。

3つの観点を実際に当てはめてみると、自分の原稿のどこに専門用語や情報欠落が残っているかが具体的に見えてきます。
次は、添削の途中で判断に迷ったときの考え方と、この課題を完了させたあとにすべきことを確認します。

ヒントと完了報告

迷ったときは、4-2・4-3で確認したチェックリストにいつでも戻って構いません。
専門用語は完全にゼロにする必要はなく、お客様が読んで意味が分かる範囲であれば残しても問題ありません。
専門用語を無理に全部言い換えてしまうと、サロンとしての専門性が伝わりにくくなる場合もあるため、ゼロにすることを目的にしないことが大切です。

その言葉が専門用語かどうかで迷ったときは、美容室に詳しくない人がその言葉だけを読んで、意味をおおよそ推測できるかどうかを基準にすると判断しやすくなります。
推測できる言葉はそのまま残し、推測できない言葉だけを言い換えの対象にすると、原稿全体の専門性を落とさずに読みやすさを上げられます。

! 注意
予約率の変化は経験則であり断定はできない

HPBの掲載順位を決める仕組みは公開されていません。
添削によって予約率や決定率が改善した事例はありますが、これは経験則にもとづくものであり、同じ結果を保証するものではない点に注意してください。

掲載順位の仕組みが非公開であっても、専門用語や情報欠落を減らす添削そのものには意味があります。
原稿を読んだお客様がその場で内容を理解しやすくなるという効果は、掲載順位とは関係なく得られるためです。
公開前のこのタイミングで、一度きちんと仕上げておきましょう。

これで実践課題は完了です
セクション2の完了条件チェックがすべて満たされたら、公開用の最終原稿一式を自店またはクライアント店舗の運用フローに沿って保管・共有しましょう。
次のレッスンでは、この原稿を公開した後にどう見直していくか、運用フェーズの考え方を学びます。
SUMMARY
  1. この実践課題は、Chapter 1〜3で作成した原稿一式を3観点で添削し、公開用の最終原稿一式を完成させることが目的である
  2. 添削は専門用語NGワードリスト→3行フレーム→情報欠落チェックリストの順で進めると迷いにくい
  3. 完了条件は、キャッチコピー・クーポン名・写真構成案がそれぞれ該当する観点で見直し済みであること
  4. 情報を補うだけで新規予約の決定率が伸びた例があるが、専門用語をゼロにする必要はない
  5. 予約率やランキングに関わる数値は経験則であり、断定的な一般化はできない
チェック
理解度チェック
この実践課題の完了条件を説明できる
キャッチコピー・クーポン名・写真構成案がそれぞれ該当する添削観点で見直され、公開用の最終原稿一式としてまとまっていることが完了条件です。
3つの添削観点を当てはめる順番を説明できる
専門用語NGワードリスト→3行フレーム→情報欠落チェックリストの順で進めると、言葉の整理から訴求の組み立て、情報の補完へと段階的に見直せます。
専門用語をどこまで残してよいか判断できる
専門用語は完全にゼロにする必要はなく、お客様が読んで意味が分かる範囲であれば残しても問題ありません。
予約率や決定率の数値をどう扱うべきか説明できる
HPBの掲載順位アルゴリズムは非公開のため、こうした数値は経験則であり、同じ結果を保証するものではありません。