カバー写真設定と基本の撮影テクニックのやり方を知る
CHAPTER 2
カバー写真設定と基本の撮影テクニックのやり方を知る
LESSON 2-2 ストリートビュー表示を防ぎ、自然光・三分割構図で撮る ⏱ 所要時間:約15分
GOAL
このレッスンのゴール
  • カバー写真を未設定のままにするとストリートビューが表示される仕組みを説明できる
  • カバー写真の設定・変更手順を説明できる
  • 自然光と三分割構図を意識した撮影のコツを説明できる

完成イメージ:カバー写真が正しく表示されている状態

カバー写真が正しく設定されている店舗は、検索結果やGoogleマップを開いた瞬間に、その店の雰囲気が伝わる写真が表示されます。
逆に写真が一枚も登録されていない店舗では、Googleが代わりに周辺のストリートビュー画像を表示することがあります。

優先順位 表示される画像 状態
1最優先 オーナーが設定したカバー写真 店舗の雰囲気が意図どおりに伝わる
2次点 ユーザーの反応をもとにGoogleが選ぶ写真 カバー写真が未設定でも、登録済みの写真から自動で選ばれる
3最終手段 周辺道路のストリートビュー画像 写真が一枚も登録されていない

この順番を知っておくと、カバー写真を先に決めて設定することが、ストリートビュー表示を避ける一番確実な対策だと分かります。

カバー写真を設定する

カバー写真は、Googleビジネスプロフィールの「写真」タブから設定できます。
パソコンとスマートフォンで操作の入り口が少し異なります。

  1. パソコンの場合は、Google検索またはGoogleマップで担当店舗を検索し、店舗情報の「写真」を開く。
  2. 表示された写真一覧から使いたい写真を選び、「カバー写真として設定」を選ぶ。
    候補になる写真がまだない場合は、先に撮影した写真をアップロードする。
  3. スマートフォン(Android)の場合は、Googleマップアプリで担当店舗のプロフィールを開き、「ビジネス」から「その他」を選び、「カバー写真」から変更する。
  4. 設定後、プロフィール画面を開き直して、意図した写真が表示されているかを確認する。
! 注意
推奨される画像仕様を確認する

カバー写真はJPGまたはPNG形式で、720ピクセル以上の解像度を用意しましょう。
比率は16:9の横長が推奨されており、正方形の写真だと左右が不自然にトリミングされることがあります。

✓ Point !
カバー写真を固定して表示させ続けるコツ

カバー写真として使う1枚を決めたら、それ以外のカテゴリの写真も継続してアップロードしましょう。
複数カテゴリの高品質な写真を揃えておくことが、狙った写真を表示させ続ける一番のポイントです。
あわせて、担当店舗のオーナー確認が完了しているかも確認しておくことが重要です。

自然光を活かして撮る

スマートフォンでも、光の向きを意識するだけで写真の印象が大きく変わります。
自然光を使う場合は、午前10時から午後2時ごろの時間帯が窓からの光が安定しやすいとされています。

! 注意
光にまつわる2つの落とし穴
  • 逆光(被写体の後ろに光源がある状態)で撮ると、被写体が暗く沈んでしまいます。
    窓を背にせず、窓に向かって立つ位置で撮影しましょう。
  • 店内の照明とスマホのホワイトバランスが合わないと、写真全体が色かぶりしてしまいます。
    可能な範囲で照明を消し、自然光だけで撮れる場所を選びましょう。

美容室Lumièreでは、髪質改善トリートメント後の仕上がりを撮る際、窓際の自然光が入る位置にお客様に立ってもらい、撮影者は窓を背にしないアングルを選びます。
この一手間だけで、仕上がりの色や質感がより正確に伝わる写真になります。

✓ Point !
昼と夕方で撮り比べておく

自然光は時間帯によって表情が変わります。
同じアングルでも昼と夕方で撮り比べておくと、店の雰囲気に合う一枚を選びやすくなります。

Q
確認クイズ
美容室Lumièreで髪質改善トリートメント後の仕上がりを撮ろうとしたところ、大きな窓を背にしてお客様の正面から撮影しました。仕上がりの写真として、この撮り方の問題点は何ですか?
正解です!
窓を背にすると逆光になり、被写体が暗く沈んでしまいます。
撮影者ではなくお客様が窓のほうを向くか、光を横から受ける位置に立ち位置を変えましょう。
惜しい!
このケースでは窓を背にしたことによる逆光が主な問題です。
色かぶりや構図の問題ではなく、光の向きを変えることが解決策になります。

三分割構図を意識して撮る

三分割構図とは、画面を縦横に3分割し、その線が交わる点の上に被写体を置く撮り方です。
被写体を画面の真ん中に置くよりも、余白が生まれて写真に奥行きが出ます。

三分割構図で撮る:交点に被写体を置く

美容室Lumièreの内観を撮るときも、セット面を画面の中央ではなく格子の交点あたりに配置すると、背景の雰囲気も含めて伝わりやすくなります。

✓ Point !
カメラの格子線表示を使う

スマホのカメラアプリには、画面に格子線を表示する設定があります。
設定をオンにしておくと、交点を目安にしながら撮影できます。

Q
確認クイズ
美容室Lumièreの外観写真を撮るとき、看板と入口の両方を画面に収めようとして、思わず被写体を画面のど真ん中に置いてしまいました。撮り直すとしたら、どう直せばよいですか?
正解です!
被写体を画面の交点あたりにずらすと余白が生まれ、看板と入口の両方が窮屈にならずに収まります。
惜しい!
このケースの問題は構図です。
カバー写真への設定や光の向きではなく、被写体の位置を画面の交点にずらすことがポイントです。

写真カテゴリ別に揃えてアップロードする

カバー写真と撮影のコツが分かったら、次はカテゴリ別に写真を揃えていきます。
カテゴリが偏っていると、来店前のお客様が知りたい情報の一部が伝わらないままになってしまいます。

カテゴリ 撮影する内容 撮影のポイント
外観 看板・入口・駐車場の有無 昼と夜、両方の見え方を残す
内観 シャンプー台・セット面・待合スペース 三分割構図で奥行きを出す
スタッフ 施術中の自然な様子 業務中の表情を自然光で撮る
施術(ビフォーアフター) トリートメント前後の仕上がり 同じ角度・同じ光で撮り比べる
メニュー・価格 施術メニューと価格表 文字が読み取れる明るさで撮る
使用商材・設備 使用しているシャンプーやトリートメント剤 商品ラベルが分かる距離で撮る
✓ Point !
各カテゴリ、最低3枚以上を目安に

1カテゴリに1枚だけでは、来店前のお客様の不安を十分に減らせません。
各カテゴリ、最低3枚以上を目安に揃えておきましょう。

! 注意
継続更新の目安を知っておく

写真は一度にたくさん登録するよりも、初期にまとめて20枚程度を登録し、その後は月に3〜5枚のペースで追加していきましょう。
継続的に更新されているプロフィールとして扱われやすくなります。

判断に迷ったときのQ&A

ここまでの手順とコツを押さえていても、担当店舗の状況によって細かい疑問が出てきます。
よくある質問をまとめました。

よくあるつまずき Q&A
カバー写真を設定したのに、まだストリートビューが表示されるのはなぜですか?
設定の反映には数分から数時間程度かかることがあります。
時間をおいて再度確認し、それでも変わらない場合は、意図した写真がカバー写真として選択されているかを「写真」タブで見直しましょう。
全カテゴリの写真を揃える時間がない場合はどうすればいいですか?
外観・内観・スタッフの3カテゴリだけでも先に揃えると、来店前の不安を大きく減らせます。
残りのカテゴリは、次回の撮影機会に少しずつ追加していきましょう。
三分割構図の格子線を表示する設定が見つかりません。
多くのスマホのカメラアプリでは、設定メニューの中に「グリッド」や「格子線」という項目があります。
見つからない場合は、画面に薄い格子が入った状態で撮影できる別のカメラアプリを使う方法もあります。
曇りの日や店内が暗い場合、自然光は使えませんか?
曇りの日でも窓際であれば十分な明るさが確保できることが多く、直射日光より色かぶりが少なくなる場合もあります。
店内が暗い場合は、照明を消して被写体を窓際に移動させるだけで印象が変わります。
SUMMARY
  1. カバー写真を設定していない店舗は、Googleが自動でストリートビュー画像を表示することがある
  2. カバー写真は「写真」タブから設定・変更でき、720ピクセル以上・16:9の横長画像を用意する
  3. 自然光を使い、逆光と照明の色かぶりを避けて撮影する
  4. 三分割構図を意識し、被写体を画面の交点あたりに配置する
  5. 外観・内観・スタッフ・施術・メニュー・設備の6カテゴリを揃えて継続的にアップロードする
チェック
理解度チェック
カバー写真を未設定のままにするとストリートビューが表示される仕組みを説明できる
写真が一枚も登録されていない店舗では、Googleが表示する画像の優先順位に従って、周辺の道路のストリートビュー画像を代わりに表示することがあります。
カバー写真を先に設定しておくことが、この表示を避ける対策になります。
カバー写真の設定・変更手順を説明できる
「写真」タブから使いたい写真を選び、カバー写真として設定します。
スマートフォン(Android)ではGoogleマップアプリの「その他」からも変更できます。
自然光を活かした撮影の注意点を説明できる
窓を背にせず、逆光にならない位置で撮影します。
店内の照明とスマホのホワイトバランスが合わないと色かぶりが起きるため、可能な範囲で照明を消して自然光だけで撮ります。
三分割構図を意識した撮影のポイントを説明できる
画面を三分割する格子の交点あたりに被写体を配置し、中央に置きすぎないようにします。
スマホのカメラ設定で格子線を表示すると、目安にしながら撮影できます。

写真撮影についてもっと本格的に学びたい方は、実機カメラの使い方を扱う実機カメラ Chapter 3もあわせてご覧ください。