月次運用チェックリストを完成させる
CHAPTER 4
月次運用チェックリストを完成させる
LESSON 4-3 4本柱を1枚のテンプレートに統合する ⏱ 所要時間:約15分
GOAL
このレッスンのゴール
  • ローカルSEO・写真動画・口コミ・インサイトの4本柱を統合した月次運用チェックリストの構成を理解している
  • 各柱のチェック項目に何を記入すればよいか、記入例を踏まえて判断できる
  • デモ店舗Lumière用の月次運用チェックリストを完成できる

月次チェックリストの全体像

月次運用チェックリストは、これまで学んだローカルSEO・写真動画・口コミ・インサイトの4本柱を1枚に統合したテンプレートです。
月1回、決まった日にまとめて確認する運用に使います。

月次運用チェックリストの構成
項目 確認したこと(記入欄) 済/未
(例)ローカルSEOの柱の項目 (例:2026年8月) (例:確認した具体的な内容を記入)
(例)インサイトの柱の項目 (例:2026年8月) (例:確認した具体的な内容を記入)

各行には項目・月・確認したこと・済/未の4列があり、月が変わるごとに新しい行を追加して記録を積み重ねていきます。
まずは4本柱それぞれにどんな項目が入るかを見ましょう。

4本柱ごとの記入ルールと記入例

ここからは4本柱それぞれのチェック項目と、記入時に気をつけたいポイントを確認します。
済マークを付ける基準を先に決めておくと、後から見返したときに何を確認したかが分かりやすくなります。

①ローカルSEOの柱

ローカルSEOの柱では、カテゴリ・NAP(店名・住所・電話番号の表記のこと)・キーワードの反映が、公開時の状態のまま保たれているかを確認します。

項目 確認したこと(Lumièreの記入例) 済/未
カテゴリ・NAPに変更がないか 2026年8月 カテゴリはヘアサロンで変更なし。NAPも本店表記で統一済み
プロフィール文・サービス欄にキーワードが反映された状態か 2026年8月 「髪質改善トリートメント」等のキーワードを維持
検索キーワードインサイトを確認し、新しい検索語を反映したか 2026年8月 「縮毛矯正 駅名」という新語を発見。反映は来月に持ち越し
営業時間・臨時休業情報が最新か 2026年8月 変更・臨時休業なし

「変更なし」とだけ書くと、後で見返したときに何を確認したのか分からなくなります。
「カテゴリ:ヘアサロンで変更なし/NAP:本店表記で統一済み」のように、確認した内容を具体的に書きましょう。

Q
確認クイズ
月次運用チェックリストの中で「古くなった写真を削除したか」という項目は、4本柱のうちどの柱に属しますか?
正解です!
写真・動画の柱には、新しい素材の追加だけでなく古い素材の整理も含まれます。
惜しい!
写真の追加・削除はどちらも写真・動画の柱に含まれる確認項目です。

②写真・動画の柱

写真・動画の柱では、新しい素材の追加と、古くなった素材の整理ができているかを確認します。

項目 確認したこと(Lumièreの記入例) 済/未
新しい写真を1枚以上追加したか 2026年8月 トリートメント後の艶感が伝わるカットを2枚追加
短尺動画を追加したか 2026年8月 施術の様子を紹介する20秒の動画を1本追加
カバー写真が季節やキャンペーンに合っているか 2026年8月 夏メニューの案内に合わせたカットに変更
古くなった写真を削除したか 2026年8月 開業時の内装写真を1枚削除

「写真を追加した」だけでは何を追加したか分かりません。
「メニュー写真2枚追加(トリートメント後の艶感が伝わるカット)」のように、内容まで書くことが重要です。

③口コミの柱

口コミの柱では、新規口コミへの対応状況と、問題のある口コミの扱いを確認します。

項目 確認したこと(Lumièreの記入例) 済/未
新規の口コミすべてに返信したか 2026年8月 新規3件(星5×2件、星3×1件)に返信済み
低評価に「謝罪→事実確認→改善策提示」の型で対応したか 2026年8月 星2の口コミにこの型で返信
口コミ依頼導線(QRコード等)が正しく機能しているか 2026年8月 来店時にスタッフが提示、読み取りを確認
ポリシー違反の口コミがあれば削除申請を行ったか 2026年8月 該当する口コミなし

④インサイトの柱

インサイトの柱では、表示回数とインタラクション(通話・ルート検索・ウェブサイトのクリックなど、ユーザーがとった行動のこと)の比率を見て、露出が実際の行動につながっているかを判断します。
表示回数だけが伸びてインタラクションが伸びていない場合は、写真や口コミなど他の柱に課題がある可能性を疑います。

項目 確認したこと(Lumièreの記入例) 済/未
表示回数とインタラクションの比率を確認したか 2026年8月 表示回数は増加したが、通話・ルート検索の増加は限定的
前月と比べて大きく変化した数値がないか 2026年8月 表示回数の伸びに対し、通話数はほぼ横ばい
ルート検索数・通話数など行動指標の傾向を記録したか 2026年8月 ルート検索は緩やかに増加、通話数は変化なしと記録
数値から見えた課題を1つメモに残したか 2026年8月 「表示回数の伸びに通話・ルート検索が追いついていない」と記録
🔍 もっと深掘り! — インサイトの仕様は変わることがある

インサイト機能は2023年2月に名称が「パフォーマンス」に変更され、集計方法もユーザー単位で重複を除いた計測に変わりました。
今後も名称や仕様が変わる可能性がありますが、表示回数とインタラクションの比率を見るという基本的な考え方は変わりません。

Q
確認クイズ
Lumièreの8月のインサイトを確認したところ、表示回数は増えていましたが、通話数・ルート検索数はほとんど増えていませんでした。インサイトの柱のチェック項目のうち、この状況に最も関係するのはどれですか?
正解です!
表示回数だけが伸びてインタラクションが伸びていない状態は、まさにこの項目で気づくべきサインです。表示回数という見られている量と、通話・ルート検索という選ばれている量のズレに当たります。
惜しい!
他の柱の項目も大切ですが、このケースの手がかりはインサイト側にあります。
表示回数とインタラクションの比率を見る項目が、この状況に直接関係します。

デモ店舗Lumièreの完成例

①〜④の記入例をまとめると、Lumièreの8月分の状態が見えてきます。
ローカルSEOの1項目だけ未対応のまま残っていますが、これは翌月に持ち越すメモとして記録されている状態です。

✓ Point !
デモ店舗Lumièreの場合

Lumièreの8月分は、新しい検索キーワードの反映という1項目を除いてすべて確認済みで、この項目には来月に持ち越すメモが残っています。
業種が変わっても4本柱の型は共通なので、担当店舗の業種に応じて項目の中身だけを置き換えれば同じテンプレートが使えます。

Q
確認クイズ
Lumièreの8月のチェックでは、新しい検索キーワードの反映が未対応のまま翌月に持ち越されています。この状態への対処として適切なのはどれですか?
正解です!
月次チェックは4本柱すべてを均等に確認する設計なので、未対応の項目は無視せず、次月への持ち越しメモを残して確実に対応します。
惜しい!
未対応の項目を放置したり全体を作り直したりする必要はありません。
持ち越しメモを残し、次のチェックで確実に対応する運用が適切です。

今すぐ埋めてみよう

担当店舗のチェックリストを、下の記入欄にそのまま埋めてみましょう。
まずは今月の日付を入れ、4本柱それぞれの項目を1つずつ確認して、内容と済/未を書き込んでください。
入力内容はこのブラウザに自動保存され、リロードしても消えません(同じブラウザ・同じPCで、ブラウザのキャッシュ/閲覧データを消去しない限り保持されます)。

確認月記入欄
今月の日付
①ローカルSEOの柱
カテゴリ・NAPに変更がないか
プロフィール文・サービス欄にキーワードが反映された状態か
検索キーワードインサイトを確認し、新しい検索語を反映したか
営業時間・臨時休業情報が最新か
②写真・動画の柱
新しい写真を1枚以上追加したか
短尺動画を追加したか
カバー写真が季節やキャンペーンに合っているか
古くなった写真を削除したか
③口コミの柱
新規の口コミすべてに返信したか
低評価に「謝罪→事実確認→改善策提示」の型で対応したか
口コミ依頼導線(QRコード等)が正しく機能しているか
ポリシー違反の口コミがあれば削除申請を行ったか
④インサイトの柱
表示回数とインタラクションの比率を確認したか
前月と比べて大きく変化した数値がないか
ルート検索数・通話数など行動指標の傾向を記録したか
数値から見えた課題を1つメモに残したか

※実店舗を担当している場合は、Lumièreの想定内容の代わりにご自身の店舗の状況で記入してもかまいません(Lumièreの基本情報は0-5にまとめてあります)。
入力内容はブラウザに自動保存され、リロードしても消えません。
ただしキャッシュをクリアすると消えてしまうため、大事な内容はメモやNotionにも控えておくと安心です。

SUMMARY
  1. 月次運用チェックリストは、ローカルSEO・写真動画・口コミ・インサイトの4本柱を1枚に統合したテンプレートである
  2. 4本柱にはそれぞれ数項目のチェック項目があり、合計16項目を月1回のペースで確認する
  3. 済マークを付けるときは確認した内容を具体的に書くことで、後から見返しやすくなる
  4. インサイトの柱では表示回数とインタラクションの比率を見て、露出が行動につながっているかを判断する
  5. 完成させたチェックリストは、次の4-4の実践課題や4-7の3か月後振り返りでも使い続ける
チェック
理解度チェック
月次運用チェックリストが4本柱を統合した構成になっている理由を説明できる
ローカルSEO・写真動画・口コミ・インサイトを別々に運用すると抜け漏れが起きやすいため、1枚のテンプレートにまとめて月1回確認する構成になっています。
インサイトの柱で表示回数とインタラクションの比率を確認する理由を説明できる
表示回数は努力量、通話・ルート検索などのインタラクションは成果を表すため、比率を見ることで露出が実際の行動に結びついているかを判断できます。
記入例の済マークの基準(確認した内容を具体的に書くこと)を説明できる
「変更なし」だけでは後から見返しても確認内容が分からなくなるため、何を確認したかまで具体的に書くことが済マークを付ける基準になります。
未対応の項目が残った場合の扱い方を理解している
未対応の項目は無視せず、翌月のチェックに持ち越すメモを残し、次のチェックで必ず対応することが運用の基本です。