- ✓架空美容サロンの依頼書を読み解き、A4チラシ用のプロンプトを自分で組み立てられる
- ✓A4チラシを生成・Magic Layersで仕上げ、印刷用PDFとポートフォリオ用PNGで書き出せる
- ✓暮らし系アカウントのカルーセルを、GPTでテンプレートを作り→要望を流し込む方式で制作し、表紙→中身→CTAの流れを設計できる
チラシとカルーセル投稿の違いを整理する
このレッスンでは2つの案件を扱います。1つは美容サロン Beauty Salon Nayuta のA4チラシ、もう1つは暮らし系アカウントのInstagramカルーセル投稿です。チラシとカルーセルは役割も作り方も違うので、最初に整理しておきます。
| 項目 | A4チラシ | Instagramカルーセル投稿 |
|---|---|---|
| サイズ | 210 × 297 mm | 1080 × 1350 px × 5枚 |
| 用途 | ポスティング・手渡し・折込 | Instagramフィードで保存・拡散・回遊させる |
| 情報量 | 1枚で多め(料金・地図・連絡先まで完結) | 複数枚に分けて配分(1枚あたりは少なめ・段階的に読ませる) |
| 読まれ方 | 手に持って読む(近距離) | 1枚目で止める → スワイプで読み進める → 最後にCTA |
| 構成の鍵 | 視線誘導とテキスト階層 | 1枚目(表紙)の引きの強さ・各ページの役割分担・最後のCTA |
| キャッチ目安 | 30〜40pt | 60〜90px(1枚目)/ 40〜70px(2枚目以降) |
カルーセルは、1枚目でスクロールを止める → 中身で読ませる → 最後にCTA(行動を促す) という流れで1つのストーリーを作ります。同じデザインをただ繰り返すのではなく、各ページに役割を持たせて情報量とトーンを切り替えてください。
カルーセルの基本構成(暮らし系・保存される型)
暮らし系・ノート系のカルーセルは、5枚を目安に次の役割で組み立てると保存されやすくなります。この型は、このあとのカルーセル制作(セクション6)で実際に使います。
| 役割 | 含める内容・ねらい |
|---|---|
| 1枚目:表紙(フック) | スクロールの指を止める1枚。ベネフィットが一目で伝わる短いタイトルに、数字(「3つの〇〇」)や問いかけ(「やっていませんか?」)を入れる。半数近くが1枚目で離脱するので、ここがいちばん重要。1枚目では保存・フォローを促さず、離脱を防ぐことに集中する |
| 2〜4枚目:中身(テンプレを使い回す) | 1つのテンプレートに、番号・タイトル・写真・本文を差し替えて並べる。1枚1メッセージで、読み進める理由をつなげる |
| 5枚目:まとめ+CTA | 要点を3〜5行で振り返り、いいね・コメント・シェア・保存を促す。アイコンで分かりやすく示し、保存して見返す価値を高める |
クライアントの依頼書を確認する
美容サロン Beauty Salon Nayuta の依頼書を読み解きます。今回は標準型で、テキストやカラー・雰囲気がほぼ指定済みです。
ご覧いただきありがとうございます。
美容サロン Beauty Salon Nayuta の新規キャンペーンに合わせて、A4チラシ1点を制作してくださる方を募集しております。
【ターゲット】20〜30代女性、丁寧なケアを求める方
【テーマ】新規限定 初回50%OFFキャンペーンの告知
【カラー】くすみピンク × ホワイト × ゴールド
【雰囲気】高級感がありながら親しみやすい大人向けサロンの空気感
【サロンのこだわり(必ず訴求してほしいポイント)】
① 完全予約制で待ち時間なし
② 完全個室でリラックスできる空間
③ 国家資格保持スタッフによる施術
④ 初回カウンセリング無料(30分)
※チラシには①〜④すべてを盛り込んでください
【人気メニュー(3種類・すべてキャンペーン対象)】
・まつ毛エクステ:¥4,000(通常 ¥8,000)
・ジェルネイル:¥5,500(通常 ¥10,000)
・フェイシャルエステ:¥6,000(通常 ¥12,000)
【成果物】
・A4縦チラシ(210×297mm・印刷用PDF納品)
【使用テキスト(全成果物共通)】
・キャッチ:あなたを一番きれいにする場所
・店名:Beauty Salon Nayuta
・新規限定 初回50%OFF
・〇月〇日まで
・LINE: @nayuta-salon / TEL: 000-0000-0000
・営業時間:10:00〜20:00(最終受付19:00)
・住所:東京都渋谷区〇〇1-2-3 サロンナユタ2F
【ツール】Canva使用OK
【予算】12,000円(A4チラシ1点) 【修正】3回まで 【納期】10日以内
依頼書の読み解き方(標準型):標準型は転記できる情報が多く、補完すべき要素を見極めやすいタイプです。テキスト・カラー・雰囲気・ターゲット・サイズは依頼書から転記、具体的な被写体・構図・余白配分は自分で補完します。チラシは情報量が多いので、視線が「キャッチ → メニュー → こだわり → 連絡先」と自然に流れるレイアウトを自分で設計します。
依頼書を読み解いてプロンプトを組み立てる
依頼書の情報を6要素フレームワークに当てはめて、転記と自分補完を仕分けます。チラシは情報量が多いので、依頼書のテキストを土台にしつつ、印象・構図・余白配分を自分で補ってプロンプトを組み立てます。
依頼書を見ながら6要素を埋めます。書かれているものはそのまま転記、書かれていないものは自分のデザイン判断で言葉にします。
| 要素 | 出どころ | 今回の内容 |
|---|---|---|
| ①印象 | 依頼書 + 自分で補完 | 美容サロンのプロフェッショナル広告写真・高級感がありながら親しみやすい大人向けの空気感・清潔感のある仕上がり |
| ②配色 | 依頼書に記載 | くすみピンク × ホワイト × ゴールド |
| ③サイズ | 依頼書に記載 | A4縦(210×297mm) |
| ④テキスト | 依頼書に記載 | 依頼書のテキストを全量チラシに配置。キャッチ・メニュー・こだわり・連絡先を段組みで整理する |
| ⑤対象 | 依頼書に記載 | 20〜30代女性・丁寧なケアを求める人 |
| ⑥構図 | 自分で補完 | キャッチ・メニュー・こだわり・連絡先が自然に読める段組みと、視線の流れに合った被写体・余白を決める |
依頼書のテキストをそのまま貼り付け、①印象と⑥構図、印刷向けである旨を追記します。
完成例を読む前に、自分ならどう書きたいかを考えてチラシ用プロンプトを組み立ててみましょう。STEP1の6要素フレームワーク表を見ながら、①印象・⑥構図に入れたい文言を自分の言葉で補い、自分なりの完成形を一度つくります。書き終わったら下の完成例と読み比べて、押さえられた点と抜けた点を確認してください。
あなたはプロのデザイナーです。 以下の要件にそってチラシのデザインを作成してください。 美容サロンの新規キャンペーンチラシ(A4縦・印刷向け)。 業種:まつ毛エクステ・ネイル・フェイシャル。ターゲット:20〜30代女性。 カラー:くすみピンク × ホワイト × ゴールド。 雰囲気:高級感がありながら親しみやすい大人向けサロンの空気感。 テキスト(すべて使用): 「あなたを一番きれいにする場所」/ Beauty Salon Nayuta / 新規限定 初回50%OFF(〇月〇日まで)/ ▼人気メニュー3種類(すべてキャンペーン対象): まつ毛エクステ ¥4,000(通常 ¥8,000)/ ジェルネイル ¥5,500(通常 ¥10,000)/ フェイシャルエステ ¥6,000(通常 ¥12,000)/ ▼サロンのこだわり: 完全予約制 / 完全個室 / 国家資格保持スタッフ / 初回カウンセリング無料 ▼連絡先:LINE: @nayuta-salon / TEL: 000-0000-0000 営業時間:10:00〜20:00(最終受付19:00)/ 住所:東京都渋谷区〇〇1-2-3 サロンナユタ2F (自分で追記) 印象:プロフェッショナル広告写真・清潔感のある仕上がり・鮮明で印刷映えする。 構図:施術スペース・美容ツール・ドライフラワーを配したサロン内観。 キャッチを上部・メニュー3種類を中段に整列・こだわり4点をその下・連絡先を最下部、と情報を段組みで整理。 下部に連絡先のための余白を確保。 すべてのテキストは背景と高いコントラストで確実に読めるようにしてください。
カルーセル投稿は、チラシとは作り方が大きく違います。このあとのセクション6で、別案件(暮らし系アカウント)として、テンプレートを作って要望を流し込む方式で制作します。ここではチラシのプロンプトに集中してください。
プロンプトのコツ(チラシ向け)
| コツ | 狙い・書き方 |
|---|---|
| ①必要なテキストだけを書く | チラシに載せるテキストを取捨選択し、優先順位をつける。詰め込みすぎず、重要な情報が目立つようにする |
| ②サイズと向きを明示する | A4縦(210×297mm)のように、ページサイズと向きを必ず指定する |
| ③テキスト階層を指定する | キャッチ・価格(最大)→ 補足情報(中)→ 連絡先(最小)と差を明示する |
| ④末尾にコントラスト指定 | すべてのテキストは背景と高いコントラストで確実に読める、を最後の1行として必ず追加する |
生成 → 逆画像検索 → 壁打ち
3つのプロンプトでそれぞれ生成し、逆画像検索を経て、ChatGPTと壁打ちして画像本体(被写体・構図・ビジュアルトーン)の修正を完了させます。
プロンプトをChatGPT Images 2.0に入力します。テキスト階層・縦長構図・印刷映えを確認します。
生成画像を保存 → images.google.com のカメラアイコンからアップロード → 視覚的に類似した画像を目視確認します。著名な商業作品との酷似がなければ次へ進みます。
被写体をもっと前面に、背景をシンプルに、全体のトーンを暖かくなど、構図・ビジュアルの修正指示を出して再生成します。テキストのサイズ・フォント・色はCanvaで変えられるので、ここでは画像本体の確定に集中します。なぜこのデザインにしたかを1文で説明できる状態になったら完了です。
ロゴを入れる必要がある案件では、最初のプロンプトでロゴ用の余白を細かく指定しなくてかまいません。ChatGPTの出力を見た段階で、どこにロゴを挿入するかを考えておきましょう。挿入するスペースがなければ、壁打ちやCanvaで調整します。
CanvaでA4チラシを仕上げる
確定したチラシ用画像を Canva に取り込み、以下の6ステップで仕上げます。chap2 lesson-05 で学んだ正本フローに、背景・要素のレイヤー分け(Step 3)を加えた手順です(3-1 と同一構成)。
3-1 に続いて、このレッスンでもCanvaで仕上げていきます。操作で「ボタンが見つからない」「やり方がわからない」と詰まったら、chapter 2 で紹介した下記のCanva教材を開いてみてください。レベル別に3つあります。制作を重ねるほど使える操作は自然と増えていくので、ここでも一度に覚えようとせず、必要になった操作から少しずつ学んでいけば大丈夫です。
Canvaを初めて触る方向けの入門編です。
基本操作を覚えた次のステップの実践編です。
さらに使いこなしたい方向けの応用編です。
Step 1:画像をCanvaにアップロード
| 操作 | 手順 |
|---|---|
| サイズ指定 | Canvaトップ画面の左上にあるデザインを作成をクリック → 検索バーに「A4」と入力 → 「A4 文書(縦・210×297mm)」をクリックしてキャンバスを開く |
| 画像配置 | 左パネルのアップロードから確定したチラシ用画像を取り込み、キャンバスにドラッグ&ドロップで配置する |
Step 2:Magic Layersを適用する
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 操作 | 画像を選択 → 編集(画像上部メニュー)→ Magic Layers → 3〜5秒待機 → レイヤー分解を確認 |
| 確認ポイント | テキストがテキストレイヤーとして分離されているか |
Step 3:背景・写真・各ブロックを独立したレイヤーに分ける
チラシはメニュー写真・装飾・テキストブロックがいくつも重なります。AIが生成したチラシ画像をそのまま1枚絵として扱うと、あとから一部だけを直すのが難しくなります。背景として1枚の画像を敷き、その上に写真や各セクション・ブロックを独立したレイヤーとして配置する構造にしておくと、修正が自由自在になります。
① 背景画像だけを用意する
画像を出力したチャット欄で、そのまま「この画像の背景だけを出力して」と指示します。うまくいかない場合は、別タブでGPTの新規チャットを立ち上げ、作成した画像を貼り付けてから同じ指示を出してください。
② Canvaで背景に差し替え、要素を独立レイヤーで重ねる
| 手順 | 操作 |
|---|---|
| ①レイヤーを開く | Magic Layersでレイヤー分解したあと、編集画面の「配置」→「レイヤー」をクリックする |
| ②背景を差し替え | もとの背景になっている要素をすべて選択して削除し、①で出力した背景画像を挿入する。挿入した画像を右クリック →「レイヤー」→「最背面へ移動」でいちばん下に配置する |
| ③写真を独立レイヤーで配置 | メニュー写真など個別の写真は、アップロードから挿入して背景の上に重ねる。1枚ずつ独立したレイヤーにしておく |
| ④各ブロックを独立レイヤーで配置 | キャッチ・メニュー・こだわり・連絡先などの各セクションやブロックも、それぞれ独立したレイヤーとして背景の上に配置する |
背景・写真・各ブロックがそれぞれ独立したレイヤーになっていれば、あとから位置・サイズ・内容を自由に調整できます。
Step 4:画像生成・Magic Layers後の意図しない変化を修正する
画像生成やMagic Layers適用後には、いくつかの意図しない変化が起きます。文字化け・英語圏フォント・揃えズレ・図形欠けなど、起きやすいものはほぼ決まっているので、以下の表で一気にチェックして修正してください。
| カテゴリ | 起きやすい変化 | 対処法 |
|---|---|---|
| 文字化け | テキストレイヤーとして抽出された日本語が崩れている | テキストレイヤーをダブルクリックして、正しい日本語に直接書き換える |
| 文字化け | テキストが画像に焼き込まれていて、レイヤー化されていない | Magic Eraser(Pro機能)で塗りつぶす → Canvaのテキストレイヤーを新規追加して正しい文字を配置する |
| フォント | ChatGPT Images 2.0の生成フォントが英語圏向けで、日本語表示に不適 | テキストレイヤーを選択 → 上部のフォント名をクリック → 日本語フォントに置き換える。 推奨フォント例: ・セリフ系(上品・高級感):Noto Serif JP / Shippori Mincho / はんなり明朝 ・サンセリフ系(現代的・汎用):Noto Sans JP / Zen Kaku Gothic New / BIZ UDPGothic ・手書き系(温かみ・親しみ):Zen Kurenaido / Hachi Maru Pop |
| 配置 | 左揃え・中央揃えがズレた | テキストレイヤーを選択 → 整列パネルで揃え直す |
| 配置 | 文字が一部消えた | Canva側で改めてテキストとして配置する |
| 配置 | 図形が途中で切れた・消えた | スポイトツールで隣接色を取得 → 同色の図形を補って追加する |
| サイズ | 文字サイズが意図せず統一されてしまう | テキストレイヤーを選択 → 手動でフォントサイズを変更する |
Step 5:AI出力をデザイナーとして修正して完成させる(最重要)
AIが生成した素材をそのまま納品するのはデザイナーの仕事ではありません。次の修正カテゴリから複数を選んで実施してください。どれを選ぶかもデザイナーとしての判断です。
| 修正カテゴリ | 具体的な修正内容 |
|---|---|
| ①テキストの配置変更 | キャッチや詳細情報の位置・余白・揃え方をデザイナーとして意図的に選択する |
| ②フォント・あしらいのこだわり | フォントの組み合わせ・ドロップシャドウ・背景バーなどで、ブランドに合った雰囲気に仕上げる |
| ③オブジェクト配置の調整 | 被写体・装飾の位置やレイヤー順序を調整して、視線誘導を意図的に設計する |
| ④デザイン要素の追加 | 図形・ライン・アイコンをゼロから配置する。最もデザイナーとしての寄与が明確になる修正 |
| ⑤テキスト内容の調整 | AIが生成したキャッチコピーの語順や言葉を、自分の言葉で書き直す |
| ⑥配色の変更 | テキスト・背景・装飾の色をカラーピッカーで選び直し、ブランドカラーや意図に合わせる |
| ⑦ロゴ・ブランド要素の配置 | クライアントから指示があれば、Canva上でロゴ画像を取り込んで配置する。ChatGPT Images 2.0はロゴを正確に生成できないため、Canva側で必ず追加する |
ChatGPT Images 2.0が生成する画像には、デザインとして以下のような問題が含まれることがよくあります。Step 5で意識的に修正してください。
(1) スマホで見たときに文字が小さすぎる(紙のチラシでも縮小コピーで配られる可能性があるため、キャッチや訴求情報のサイズを上げる)
(2) 視線誘導が正しく設計されていない(目を引かせたい順に配置・サイズ・コントラストの差をつけ直す)
書き出し前の最終チェック
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| ①フォント | 2種類以内に収まっているか |
| ②文字サイズ階層 | キャッチ → 店名 → 詳細の順に小さくなっているか。最小フォントは8pt以上 |
| ③あしらい | 1種類以内に収まっているか(ドロップシャドウ+アウトラインの重ね掛けをしていない) |
| ④テキストの揃え | 左揃えか中央揃え、どちらかに統一されているか |
| ⑤最終3軸 | コントラスト・余白・フォント統一の3軸がすべてOKか |
| ⑥日付の置換 | 「〇月〇日まで」のプレースホルダーを実際の日付に置き換えたか |
Step 6:書き出す
A4チラシは印刷用PDFで書き出します(Canva上部の共有 → ダウンロード → ファイルの種類「PDF(印刷)」→ トリムマークと塗り足しをオン → ダウンロード)。ポートフォリオ用にPNGも同時に書き出して保存します(後述)。
暮らし系カルーセルをテンプレート方式で作る
ここからは別の案件です。暮らし系アカウントの運用者から、保存されるカルーセル投稿を作ってほしいという依頼が届きました。カルーセルはチラシと違い、1つのテンプレートを作って、テキストと写真を差し替えながら何枚も並べるのが効率的です。今回は次の流れで進めます。
| ステップ | やること |
|---|---|
| ① テンプレートを作る | GPTで、暮らし系に合うカルーセルの「型」を出力する(表紙・中身・CTAの3種) |
| ② 要望を流し込む | クライアントの要望に合わせて、テーマ・タイトル・本文・写真を考えて型に流し込む |
| ③ Canvaで仕上げる | テンプレートをCanvaに取り込み、テキストと写真を差し替えて書き出す |
はじめまして。暮らしまわりの情報を発信しているInstagramアカウントを運用しています。
「暮らしが整う小さな習慣」をテーマにした、保存されるカルーセル投稿を1本作ってほしいです。今後も同じ見た目で投稿を続けたいので、使い回せるテンプレートとして作ってもらえると助かります。
【ターゲット】20〜40代の女性。忙しいなかで暮らしを整えたい人
【トーン】ナチュラル・クリーン・やさしい・上品
【配色】白・ライトグレー・淡いラベンダー/ピンク/ベージュ系
【今回の投稿テーマ(例)】「毎日が楽になる習慣3選」
【枚数】5枚(表紙+中身3枚+CTA)
【納品形式】PNG(各ページ)
【ツール】Canva使用OK
【予算】5,000円 【修正】3回まで 【納期】7日以内
このテーマは正解が1つではありません。表紙のタイトルや中身の習慣3つは、自分で考えて決めます。ここがデザイナーとしての腕の見せどころです。構成は、セクション1で整理した 表紙(フック)→ 中身(テンプレを使い回す)→ 5枚目のまとめ+CTA の流れで組みます。
① 3種類のテンプレートをGPTで作る
カルーセルは「表紙」「中身」「最後(CTA)」で役割が違うので、テンプレートも3種類作ります。それぞれ次のプロンプトをChatGPT Images 2.0に送ってください。テキストはダミーで出力されるので、あとからCanvaで差し替えます。
表紙(1枚目)テンプレート:スクロールを止めるフックの1枚。数字や問いかけでテーマを一目で伝えます。
あなたはプロのデザイナーです。 以下の要件にそって、Instagram投稿用の4:5縦長カルーセルの【表紙(1枚目)】テンプレート画像を作成してください。 1枚目の役割は、ベネフィットを一目で伝えてスクロールを止め、離脱を防ぐことです。これは完成投稿ではなく、タイトルを差し替えて使えるテンプレートです(テキストはダミーで可)。 ①印象:ナチュラル・クリーン・やさしい・上品。シンプルさは保ちつつ、タイトルや数字にアクセントを効かせて目線を引く、ほどよく華やかなデザイン ②配色:白・ライトグレー・薄いラベンダー・淡いピンク・淡いベージュを中心に、ごく控えめなアクセントカラー ③サイズ:1080×1350px(4:5縦長) ④テキスト:短く端的なベネフィットタイトルを主役に(例:「毎日が楽になる習慣3選」/1〜2行)。「3選」の数字を特に大きく。1枚目では保存・フォローの文言は入れない ⑤対象:暮らし系・ノート系アカウントの読者(忙しいなかで暮らしを整えたい20〜40代) ⑥構図:白ベース+薄いグリッド背景、上部に細い2色のアクセントライン。中央にタイトルを大きく配置し、タイトルのキーワードに淡いカラーのマーカーハイライトを引く。数字「3」は色付きの丸バッジで囲んで強調する。背景の角や余白に、淡い大きな円形シェイプを1〜2点だけ控えめにあしらう。右下にスワイプを促す手書き風の英語文字「Swipe」と手書き風の矢印を添える。余白は保ちつつ、詰め込みすぎない範囲でアクセントを加える。文字は背景と高いコントラストで読みやすく
中身テンプレート:2枚目以降で使い回す型。番号・タイトル・写真・本文を差し替えて並べます。
あなたはプロのデザイナーです。 以下の要件にそって、Instagram投稿用の4:5縦長カルーセルの【中身】テンプレート画像を作成してください。 これは2枚目以降で使い回す型で、あとから写真・タイトル・本文を差し替えて使えるテンプレートです(テキストはダミーで可)。 ①印象:シンプルで洗練された、静かで整った上品なライフスタイル。ナチュラル・クリーン・やさしく、生活感がありつつ洗練されている。Canvaで編集しやすい構成 ②配色:白・ライトグレー・薄いラベンダー・淡いピンク・淡いベージュを中心に、ごく控えめなアクセントカラー ③サイズ:1080×1350px(4:5縦長) ④テキスト:小ラベル(Point / Topic など)/大きい番号を1つ/メインタイトル(ダミー)/本文3〜5行(ダミー)/下部のCTAボタン「Next →」。ダミーテキストは日本語で入れる。意味より、差し替えやすいレイアウトを優先 ⑤対象:暮らし系・ノート系・学び系アカウントの読者 ⑥構図:白ベース+薄いグリッド(方眼紙)背景、上部に細い2色のアクセントライン。左上に小さく「Point」表記、大きな番号を配置し右側にタイトル見出しエリア、中央に大きな写真エリア(一般的な写真サイズに合わせて4:3の横長、または1:1の正方形の比率にし、写真を差し替えてもトリミングしすぎずに収まるようにする。写真の上下の角をマスキングテープで留めたような見せ方にする)、その下に本文エリア、右下に丸みのある「Next →」ボタン。余白を広めにとり、見出し・本文・写真・ボタンが差し替えやすいミニマルな構造に。ボタニカル(葉・花)などの装飾は入れない。文字は背景と高いコントラストで読みやすく
最後(CTA)テンプレート:いいね・コメント・シェア・保存を促す締めの1枚です。
あなたはプロのデザイナーです。 以下の要件にそって、Instagram投稿用の4:5縦長カルーセルの【最後のスライド(CTA)】テンプレート画像を作成してください。 最後の1枚の役割は、いいね・コメント・シェア・保存を促して反応を最大化することです。あとから文言を差し替えて使えるテンプレートです(テキストはダミーで可)。 ①印象:ナチュラル・クリーン・やさしい・上品(他スライドと統一) ②配色:白・ライトグレー・薄いラベンダー・淡いピンク・淡いベージュ(他スライドと統一) ③サイズ:1080×1350px(4:5縦長) ④テキスト:中央にCTAメインコピー「役に立ったら いいね・コメント・シェア・保存してね」(ダミー可)/フォローを促す一文+アカウント名 ⑤対象:暮らし系・ノート系アカウントの読者 ⑥構図:白ベース+薄いグリッド(方眼紙)背景、上部に細い2色のアクセントライン(他スライドと統一)。中央にCTAメッセージ、その下にいいね(ハート)・コメント(吹き出し)・シェア(紙飛行機)・保存(ブックマーク)の4アイコンを横並び。下部にアカウント名・アイコンの小エリア。余白を大きくとり、4つのアクションがアイコンで一目でわかるように。文字は背景と高いコントラストで読みやすく
表紙は半数近くがここで離脱するので、ベネフィットが一目で伝わる短いタイトルと、数字(「3つの〇〇」)や問いかけ(「やっていませんか?」)でスワイプを促します。1枚目では保存やフォローは促しません。離脱を防ぐことに集中し、保存・いいね・コメント・シェアは最後のCTAでまとめて促します。中身はテンプレを使い回すので、この表紙とCTAの2枚に特に力を入れてください。
② 要望を流し込む(テキストと写真を考える)
テンプレートができたら、依頼のテーマに合わせて中身を考えます。決まったプロンプトを使うのではなく、ChatGPTと壁打ちしながら、クライアントの要望に沿った内容(タイトル・本文)を考え、テンプレートにテキストを流し込んでいきます。今回のテーマ「毎日が楽になる習慣3選」なら、次のように1枚ずつ内容を決めます。
| ページ | 流し込む内容(例) |
|---|---|
| 1枚目:表紙 | 短く端的なベネフィットタイトル「毎日が楽になる習慣3選」+ 数字「3」を大きく。文字を詰め込まず、目を引くデザインに |
| 2〜4枚目:中身(習慣3つ) | 習慣を1枚に1つずつ。番号+短いタイトル+本文3〜5行+写真(例:朝のうちに窓を開ける/使ったらすぐ元の場所に戻す/寝る前に机をリセットする など) |
| 5枚目:まとめ+CTA | 3つの習慣を3〜5行で振り返り「1つだけでも今日から」と背中を押す +「役に立ったら いいね・コメント・シェア・保存してね」+ アカウント名 |
写真は、ChatGPTで生成したり、無料のフリー素材を活用したりして用意し、暮らしの雰囲気に合うものを選びます。生成画像を使う場合は、3-1で学んだ逆画像検索で類似を確認してから使ってください。
③ Canvaで仕上げる
3種類のテンプレートをCanvaに取り込み、ページを複製しながらテキストと写真を差し替えていきます。テンプレートそのまま使うのではなく、Magic Layersでレイヤーに分解し、最後は人の手でデザインを整えて仕上げます。考え方はセクション5(チラシ)の Step 1〜6 と同じです。
| 操作 | 手順 |
|---|---|
| キャンバスを開く | 左上デザインを作成 → 「Instagram」→「Instagramの投稿(縦長・1080×1350px)」をクリックして開く |
| テンプレを配置 | 表紙・中身・CTAの3テンプレートをアップロードから取り込み、Magic Layersでレイヤー分解する |
| 中身を複製 | 中身テンプレートのページをページを複製で必要な枚数ぶん増やし、番号・タイトル・本文・写真を1枚ずつ差し替える |
| 差し替え | テキストレイヤーを書き換え、写真は背景の上に独立レイヤーで差し替える(3-1のレイヤー分けと同じ) |
| デザイナーとして修正(重要) | テンプレそのままで終わらせない。Magic Layersで分解したレイヤーを使い、フォント・文字サイズ階層・配置・余白・あしらい・トーンを人の手で整える。文字化けや英語フォントがあれば日本語に直す。この修正は表紙からCTAまで5枚すべてのページに対して行う(チラシの Step 5・3-1のデザイナー修正と同じ) |
| 書き出し | 1ページずつPNGで書き出す(共有 → ダウンロード → PNG → ページを選択) |
このテンプレートは、今回の投稿だけでなく次回以降の投稿でも使い回せます。テキストと写真を差し替えるだけで、統一感のあるカルーセルを短時間で量産できます。これが暮らし系アカウント運用の強みです。
カルーセルの最終チェック
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| ①表紙の引きの強さ | テーマが一目で伝わり、数字や問いかけでスワイプを促せているか |
| ②世界観の統一 | 全ページで配色・フォント・余白のトーンが揃っているか |
| ③1枚1メッセージ | 中身は1枚に1つの習慣だけ。詰め込みすぎていないか |
| ④まとめの保存価値 | 5枚目で要点を振り返り、保存したくなる構成になっているか |
| ⑤CTA | いいね・コメント・シェア・保存がアイコンで分かりやすく示されているか |
書き出しと完了確認
A4チラシ:印刷用PDF + ポートフォリオ用PNG
| 形式 | 手順とファイル名例 |
|---|---|
| 印刷用PDF | Canva右上共有 → ダウンロード → ファイルの種類「PDF(印刷)」→ トリムマークと塗り足し をオン → ダウンロード ファイル名例: flyer_belle_a4_v1.pdf |
| ポートフォリオ用PNG | 同じデザインを共有 → ダウンロード → PNGで書き出す。foriioやSNS掲載にはPNGを使うので、印刷PDFとPNGの2種類を常に保存する習慣をつける ファイル名例: flyer_belle_a4_v1.png |
暮らし系カルーセル:PNG(5枚)
カルーセル5枚は1ページずつ個別にPNG書き出しします。Canva上部の共有 → ダウンロード → ファイルの種類「PNG」を選び、ページを選択から1ページずつ書き出してファイル名に枚数番号を入れて保存します。
| 枚数 | 役割 | ファイル名例 |
|---|---|---|
| 1/5 | 表紙(フック) | carousel_kurashi_1_cover_v1.png |
| 2/5 | 中身:習慣① | carousel_kurashi_2_habit1_v1.png |
| 3/5 | 中身:習慣② | carousel_kurashi_3_habit2_v1.png |
| 4/5 | 中身:習慣③ | carousel_kurashi_4_habit3_v1.png |
| 5/5 | まとめ+CTA | carousel_kurashi_5_cta_v1.png |
A4チラシのPDFとPNG(計2ファイル)、暮らし系カルーセルのPNG(5枚)の合計7ファイルが揃ったら完了です。カルーセルをInstagramにアップロードする際は、5枚を順番通り(1→2→3→4→5)に並べて投稿します。
- チラシとカルーセルは、情報の1枚完結 vs 段階的なストーリーという設計思想が違う媒体
- 暮らし系カルーセルは 表紙でフックをかける → 中身で読ませる → 5枚目でまとめ+CTA の流れで1つのストーリーを作る
- 標準型の依頼書はテキスト・カラーが指定済み。チラシの不足要素は印象・構図・余白配分
- カルーセルは GPTで表紙・中身・CTAの3テンプレートを作り、テキストと写真を差し替えて流し込む方式が効率的
- チラシは印刷用PDF(トリムマーク・塗り足しオン)+ ポートフォリオ用PNGの2形式で書き出す
- カルーセルは5枚分のPNGを1枚ずつ書き出す。全ページで世界観の統一を最終チェック
チラシとカルーセルの役割の違いを説明できる
標準型の依頼書で、転記と自分補完の仕分けができる
暮らし系カルーセルをテンプレート方式で作る流れを説明できる
A4チラシを印刷用PDFで書き出す手順を説明できる
制作が終わったら、3-4(納品前チェック)と3-5(こだわりポイントの言語化)を済ませたうえで、コーチに提出してフィードバックをもらうのがおすすめです。プロの視点で見てもらうと、自分では気づけない改善点が見つかります。